GMさん、お疲れ様でした。 都合でわずかしか参加できなかった事が悔やまれます。 で、またまたいろいろと書いてみました。 批判とかではなく、たいへん楽しませていただいたがゆえの愛のツッコミとでも思ってくださいませ。 1.厨房の扉について 「上下が見えるようになっている厨房の扉」がホールに直結している建物はあまり無いと思います。 なぜなら、厨房で料理する音やコンロの炎がお客に直接見えてしまうからです。 まず普通の扉があり、通路兼給仕の待機場があって厨房の扉というのが普通では無いでしょうか。 そういう構造の建物というのは十分ありえるとは思いますが、 どこかに少しだけ示唆するような証言を入れた方が良かったかもしれませんね。 3番テーブル辺りの客に「湯気がちらっと見えた」と証言させるとかが良さそうです。 2.ぱっちぇさんへの疑惑 実は、ぱっちぇさんを結構の間疑っていました。 それは、「雪見大福」と「シャーベット」の存在です。 秋姉妹がいるとはいえ、レティがいるからには当然季節は冬。 冬に、冷たいデザートを二種類用意するというのはどう見ても不自然です。 そして、デザートがトリックに関っていそうという流れになり 容疑者筆頭になっていました。 にとりと咲夜さんの冷凍庫修理完了時期の違いから 「犯人は咲夜さんに嘘をつかせられるor嘘を教えられる立場の人妖」と思い もうこれは間違いないかなー、と。 >>166を見ると パチェ 「ええ、そうよ。私が作ったときは、まだ壊れてたから」 にとり 「河童の技術を舐めてもらっちゃ困るよ。すぐ使えるよって言ったよ」 となっており、ここでにとりが嘘をつく必要が無いとも判断しました。 >>529は私ですが、ここではにとりは「半日使えないって言ったよ」と証言すべき場面です。 目の前で行われている尋問と食い違いますしね。 実際は、推理役へのヒントだったのでしょう。 この辺りはお見事です。 3.真相の真相編? ここで少し蛇足ででっちあげ的な推理をしてみます。 次のスープ前に急いで仕上げた文章ですので、超長文&乱文ご容赦を。 実は、ひとつ気になっている点が残っています。 『右手の中指に少しだけ白い粉』というところです。 これは、咲夜さんがまず雪見大福に触れた=先に左から二番目の冷凍庫を開けた、という証拠なのですが、 ここにわずかばかりの疑問を感じます。 魔理沙だからこそ気付いた、と本人が言っていますが 推理ゲームならば、もう少しはっきりとした証拠を残すべきではないでしょうか? さらに、中指だけというのは少し不自然です。 床に流れた水で片栗粉の大半が流れたのだとしても、 他の指先に残っていないというのはおかしいような気がします。 これはどういうことなのでしょうか? 何らかの理由で、中指の先しか粉を残せなかったと見るのは不自然でしょうか? つまり、親指と人差し指にも粉はついていたのに、水で流さざるを得なかった理由です。 ここで少し立ち返ると、今回のトリックはにとりは思いつきのぶっつけ本番だと言いましたが 実際はぱっちぇさん発案、咲夜さん協力です。 すなわち、トリックの事前練習が行われたと思われるのです。 ただし、本番前に咲夜さんに火傷をさせるわけにはいけませんから お湯は水に置き換えられ、ダイヤの指輪は適当な指輪で代用されたのでしょう。 冷凍庫のトラップも、作動を確認したはずです。 咲夜さんがこっそり協力すれば実験は簡単ですから。 ですが、本番ではうまくいかなかったとしたら? ダイヤの指輪は、練習で使った指輪よりほんの少しきつかったとか、 あるいは、本番で緊張したうえに、咲夜さんにひどい火傷を負わせたくないと考えたにとりが うまくお湯を操れなかった可能性です。 永琳の診察によれば(これは信用して良いでしょう) 咲夜さんの左手が熱湯につかっていた時間は10数秒。指輪を抜き取るだけにしては、少し長すぎます。 1番テーブルのメンバーが、音と同時に振り返って厨房をのぞき込めばそこでゲーム終了なのですから。 もっとも、1番テーブルには紅魔館に詳しく無さそうなメンバーが揃っていますけどね。 これは、咲夜さんがさりげなく席を誘導したのかもしれません。 何せ、被害者兼共犯者ですから。 で、その謎の10数秒のタイムラグに戻りますが… 実は気絶などしておらず、推理ゲームがご破算になるのを恐れた咲夜さんが、 <<自分で指輪を外した>>と見るのはどうでしょう? (気絶云々に関しては、衣玖さんばりに空気を読んだ永琳が黙っててくれた事が示唆されています) その際に、親指と人差し指の片栗粉が流れてしまったという推測です。 氷を溶かしたうえに、床に熱を奪われたお湯は、右手の指に火傷を負わせるほどの高温でなかったとしてもおかしくありません。 で、このタイムラグはある種の可能性を想像させるのです。 レミリア 「いや、それは無いわ。私の速さはよくご存知でしょ?」 これは本人の台詞ですが、レミリアはにとり達の予想より扉の近くにいました。 そして、ぱっちぇさんの想定より早く厨房の入り口に駆けつけたと思われます。 さらに、レミリアはそれほど背が高くない。 ちょっとかがめば、扉の下から厨房の中がうかがえますし、湯気の濃さはにとりの目でも見通せる程度。 河童の視力>吸血鬼の視力、ということは無いでしょう。 これはつまり… <<レミリアは、咲夜さん本人が指輪を外して  にとりが操る水に渡すところを、見てしまってるんじゃないでしょうか?>> そして何が起きてるかを把握し、あえてゲームに乗ったという流れですね。 これならば、レミリアが咲夜さんの容態を心配する様子が全く無いのが納得できます。 気絶すらしていない事を知っているわけですから。 長々と何が言いたいかというと、エピローグで格好良い台詞をおっしゃっているお嬢様は 『カリスマたっぷりに推理ゲームを楽しんだ』のではなく 『ネタバレ見ちゃって気まずくて黙ってたうー☆』なんじゃないかなー、と。 ですが、真相は闇の中にしておく方があれなんでこんなに月が紅(記述はここでとぎれている