まずこのマッドティーパーティーの目的は、アリスの自立人形の研究の一環です。 配置された人形は、咲夜、霊夢、魔理沙、萃香、妖夢、優曇華、慧音。 咲夜は正直、わかりやすいと思います。はじめにレミリアは咲夜をつれていませんし、帰るときも一人で帰っています。 ほかにも咲夜に限れば、大量にヒントを入れていますが。 霊夢と魔理沙に関してはほぼノーヒント、しかし彼女らの最後の発言は、実は「レミリアが怒った」という事象に対して反応しているだけであって、中身は伴っていない空虚な反応です。 咲夜はレミリアがバグるような発言をしてしまったため、固まってしまいました。きっと、耐え切れずに咲夜との思い出を吐露してしまったんでしょうね。 次に萃香の説明に入ります。 ぶっちゃけ、宴会好きの萃香がこんなに気持ち悪い宴会に参加するでしょうか? いいやしないでしょう。 霊夢の死後、幻想郷から再度、足の遠のいた萃香。彼女に一度たりとも飲み比べで勝てなかった文は、人形の萃香でも飲み比べで負かして、溜飲を下げようとしています。 妖夢は行動をよくよく見ればわかるのではないでしょうか、ゆゆこが好き勝手に食べているのに対して、せっせと給仕をしています。 んで、ゆゆこは人形妖夢を見るのが楽しくてこの宴会に参加しています。 本物の妖夢は生きてるヨー。 そして紫は、藍の式をアリスへと提供しており、そのプログラムの流用が咲夜です。 これは以前コメントで正解者が出ましたね。 そして、優曇華。 なぜ彼女だけが参加しているのか、それは慧音の説明に加えさせていただきます。 >「私と慧音が夫婦だったら、きっと慧音が旦那さんだ。なんたって慧音は頑固だから」 「む、そんなことはないと思うがな。いつまで経っても子供っぽい妹紅のほうが旦那に相応しい。私のような内助の功がなければ一人で生きていけないだろう」 「ふん、そんなこといってるけど慧音だって、一人だとご飯が美味しくないからってすぐにうちに来るじゃないか」 「なっ!」 妹紅と慧音の会話ですが、この話では慧音は死後です(人間より若干長い程度の寿命、というのを採用しています) たとえ人形でも、温もりを求めてしまった妹紅。 彼女の姿を見るのが輝夜は辛くて、この宴会には参加していません。 しかし自立人形の製作のために、いろいろなパターンを想定しているアリスは永遠亭へと頭を下げました。 その妥協案が、優曇華人形です。 それでは、お粗末さまでした。 守矢? あそこは早苗に特別な思いいれはあっても、子孫もいるでしょうし、きっとうまくやっていけてるでしょう。 しかし、このSSは解を探すというよりも、マッドティーパーティーへと読者さまを誘うことが目的で書きました。 解の公開が遅れたことを謝罪いたします。 電気羊。