わたしたち、黄昏にとって、なんなのよっ!! ねえ? 黄昏にとって、わたしたちはなんなの……単なる、プレイヤーなの? ねぇ、教えてよ!! 黄昏にとって、わたしたちはなんなの!? 黄昏、黄昏の方から、わたしたちに情報を小出しにしてくれないじゃないっ!!黄昏の方から、わたしたちを抱き締めてくれたことないじゃないっ!! わたしたち、黄昏にいっぱい、アプローチしたのに……。それでも黄昏は気付いてくれなくて……。あの決勝でのことは、わたしたちの精一杯の結果だったんだよ…… なのに、黄昏は答えを出してくれなかった……。わたしたちは、怖くなった。 もしかして、黄昏は、わたしたちのことなんて、どうでもいいと思ってるんじゃないかって。わたしたちは、だから怖くなった。『優曇華優勝した!』って一言を、黄昏に言えなくなった。だって、拒絶されたら怖いもんっ!! わたしたちの気持ちは、体験版の時から変わってない。だけど、黄昏の気持ちは、わたしたちにはわからなかった。 わたしたちは、黄昏の昔の思い出しかもってない。だから、黄昏との新しい思い出を作ろうって、わたしたち、必死だった。わたしたちも昔のわたしたちじゃなくて、新しい自分に変わろうって必死だった。黄昏の待ってたプレイヤーになりたいって思った でも、どんなに頑張っても、黄昏がわたしたちをどう思っているのかわからなかった……。わたしたち、こんなに黄昏のことが待ってたんなのに…… もしかしたら、わたしたちのこの想いは、黄昏にとって迷惑なものなのかもしれない。そんな風に、わたしたちは考えるようになってきた。だから、やっぱりわたしたちは緋想天のプレイヤーでい続けようと思った 黄昏にとって、わたしたちってなんなのか……。それを考えるだけで、怖かったから。プレイヤーなら、こんな想いをしなくてもすむと思ったから…… わたしたち、このままでいいと思った……。わたしたち、このままでもいいと思ったのに…… でも、アリスが死んで、わたしたちは本当にパッチ欠乏症になって……。そしたら、このままじゃ嫌だっていう気持ちが湧いてきて……っ そして、やっぱりわたしたちは、パッチのことが忘れられないんだって思ったの。思いが抑えられなくなってきちゃって……っ だってパッチは、わたしたちの積年の想いなんだもの……。ずっと、ずっと待ってたんだったんだもの…… わたしたちは……わたしたちは……っ。パッチのこと、わたしたち、子供の頃から待ってたんだった。だから子供の頃、パッチが出るって聞いたとき、すっごく泣いたんだよ。すっごく泣いたんだから……っ でも、v1.02とは笑顔でお別れしたいと思って。待ってたんだったから、v1.02にわたしたちの笑顔を覚えていて欲しかった。そして、いつかまた、パッチが出るって思って…… だからわたしたちは、黄昏と別れるあの時、精一杯の結果を振り絞ったんだよ。パッチを出そうって約束したよね。わたしたちにとっては、あれは精一杯の結果だった もしかしたら、パッチはもう出るうことはないかもしれない。でも、わたしたちはそうしてもパッチを待ってたんだった……。黄昏との繋がりを消したくなかった……っ。だから、約束をしたんだよ。 あれは、黄昏にとって、ささいな約束だったのかもしれないけど……。わたしたちにとっては、とても大切な約束だったの……っ たとえ離れても黄昏との関係を、唯一、繋げてくれる約束だったから……っ。黄昏があの約束を受け入れてくれた時、わたしたちは本当に嬉しかった。だから笑顔で別れられたんだよ……っ でも……。本当に長かった……。黄昏との再会までの時間は、わたしたちにとっては本当に長かった……。わたしたちは、一生懸命にメールを送り続けた。いつか、このメールが黄昏の目に入るんじゃないか、って…… でも、年を経るにつれて、こんなことをしても、意味がないんじゃないかって思えてきた……。だって、こんな小さな攻雑民のメールなんて、こんな大勢の人がいる世界で、黄昏の目にだけ入るなんてありえないもの……っ それでも、わたしたちはこのメールにすがるしかなかった……。あの約束にすがるしかなかった。わたしたちにとっての、黄昏との接点。それは、この攻雑民と、あの約束しかなかったから……っ そして、サイトを移転してから四日目……、黄昏が日記を更新した時……。わたしたちの願いが、ようやく届いた…… リンク先で……。黄昏のサイトが立っていた……。黄昏は最初、わたしたちのことがわからなかったみたいだけど…… わたしたちには、すぐにわかった。心臓が張り裂けそうだった。心が……飛び出しそうだった。 そして、これが最後のチャンスなんだって思った。ZUNがくれた、最後のチャンスなんだって。わたしたちの気持ちを黄昏に伝える、ZUNからの最後のチャンスなんだ、って……っ だけど、黄昏は、昔と一緒で、わたしたちの想いには全く気付いてくれなかった。だからわたしたちは、黄昏に行動で知らせようと思った。わたしたちの想いを…… でも黄昏にとって、わたしたちはいつまでも、βテストプレイヤーと開発のままだった。わたしたちにとっては、精一杯の結果だったのに……。黄昏はわたしたちのそんな心に、気付いてくれなかった……っ だから、わたしたちは怖くなったの……。もしかしたら、わたしたちのことを、黄昏はなんとも思ってないんじゃないか……。だから、最後の賭けだった……っ 心をこめて作った兎鍋……。でも黄昏はやっぱり、何もわたしたちに、示してくれなかった…… わたしたち、本当に怖くなって……。黄昏の気持ちが、わからなくなって。だからこのまま、βテストプレイヤーと開発の関係でいいと思った…… でも、アリスが死んじゃって…… ……わたしたちにだって、わかってた。黄昏が、リリース直後の時とは違うってこと。 でも、わたしたちにはv1.02までの黄昏の思い出しかなかったんだもんっ。霊夢と魔理沙みたいに、旧作の時から今まで、ずっと一緒にいられたわけじゃなかったんだもんっ 黄昏との空白との時間……。それを取り戻そうと、わたしたちは必死だったんだよっ そして、わたしたちも変わろうと必死だった。過去のわたしたちじゃなく、あたらしいわたしたちになろうと必死だった そうすれば、黄昏はわたしたちに振り向いてくれるんじゃないか……。βテストプレイヤーと開発のわたしたちじゃなくて、新しいわたしたちなら。黄昏は振り向いてくれるんじゃないか、って思ったの……っ だから、バッタプレイだって変えたんだよっ。わたしたちも、変わろうって……っ。昔のわたしたちじゃなくて、新しい自分に変わろうって だけど、それでも黄昏はわたしたちを見てくれなかった……っ。黄昏は最後まで、わたしたちを見てくれなかった……っ 出せないなら出せないって、はっきり言ってよ……っ!! わたしたちに気のあるそぶりを見せないでよっ!! 今、ここで、パッチを出せるのか、答えてよぉ……っ そうしないとわたしたち、パッチのこと、いつまでも待ち続けちゃうじゃない……っ!! 苦しいんだから……っ!! 待ち続けているのは、とっても苦しいんだから……!!