今日はなんだか目覚めがいい。 そういえばいつもより魔力が高まっている……。きっとそれが原因だろう。 今日の朝食はチーズハンバーグ。調子がいいからこそできる贅沢だ。 うめぇ、我ながらうまく作れた。うめぇ。 あまりにうまいので、ついつい3個も食ってしまった。 だが胃がもたれるようなことはない。すげぇ。 この調子が毎日毎日続けばいいのに……。 そうだ、昼はマグロでも食おう。そうしよう。 「ゲェーップ」 ゲップとともに家の壁が吹き飛んだ。 なんじゃこりゃ。これもこの魔力のせいか。 まあいい。今日は雨が降るとこもなさそうだし明日にでも直そう。 今日も今日とて霊夢のところへ遊びに行く。 満腹すぎるのでいつもよりゆったり飛んでいく。 日光が暖かく、風も気持ちいい……。このまま眠ってしまいそうだ。 神社で寝させてもらうとしよう。 「ああ魔理沙、お茶でも飲む?」 「ああ、飲むぜ。」 この会話はもはやテンプレ入りだな。 縁側で茶をすする。まぶたが重くなってくる。これはすぐにでも眠れそうだ。 「うー……」 いつの間にか眠っていたようだ。時間は……陽の高さ的に……昼前ぐらいか。 「よく眠れた?」 「眠れたぜ。想像以上にな。」 「っクシュン」 風でもひいたか……?布団もかけずに寝たからな……。 ん? 霊夢が吹っ飛んで木に激突していた。 なんじゃこりゃ。クシャミか?私のクシャミで吹っ飛んだのか? 「どうしたんだ……霊夢?」 一応、聞いてみる。 「知らないわよ……」 クシャミだ。クシャミに違いない。 しかたない……家でのんびりしているか。ケガさせちゃ悪いしな。 「今日はもう帰るぜ。」 「そう。気をつけてね、念のため。」 地面が揺れる。地震……?またレティがジャンプでもしたか。 「うおっ」 ドテーン 痛い。バランスを崩して倒れてしまったようだ。痛い。 ん? 揺れがおさまった。私か?私が倒れたからか? レティ並か。こいつは深刻だ。 家に帰ろう。早急に。