最近幻想郷は環境破壊が進んでいた 萃 「どうせ外界の人間の仕業よ」 と萃香が言ってたが、実際はそうではなかった。 文 「チルノ、車に乗らないでください」 氷 「何言ってるのよ、あたいの車はマニュアルだし、やたらめったにのらないわよ」 文 「そうですか・・・これでは記事になりません・・・」 氷 「文ちゃん、そういえば今日の仕事は何かしら?」 文 「ええっと・・・たしか博霊神社の霊夢が起こした事件の取材です」 氷 「いってきまーす」 チルノの車は捨てられていた廃車寸前の車を自分で修理したものである。[1000t.MT5F.4気筒.] チルノは車などの知識に懸けては幻想郷の誰にも負けない。もちろん運転技術も。 この車でパチュリーの高性能車に勝ったのだそうだからチルノは実はすごいのかもしれない・・・ 知識が変なところに偏っているのがバカといわれる理由である。魔理沙よりはまだましではあるが。 では環境破壊の原因は何なのか、それは紅魔館の住民であった。 小 「パチュリー様〜たまにはドライブに連れてってください〜」 パ 「リトル、仕方ないわねぇ。まあいい、出発しましょうか」 パチュリーの車はAT4F。[2500t.CAT4F.6気筒、4WD.パワーステアリング.ABS] チルノの車に比べて大量の有害物質を出す。 だが、紅魔館の連中による環境破壊はこれだけではない。 咲 「怠けるな、そこ!」 メ 「ハア!?私のどこが怠けてるって言うんですか、メイド長」 咲 「口答えするんじゃねえよ、お前なんかこうだ」 メ 「ぐはぁ・・・」 咲夜は情け容赦なくほかのメイドを殺す。ただ単に咲夜の欲望のためだけに。 ちなみに殺されたメイドは湖に捨てられる。 咲 「ふう、あ、お嬢様〜」 この生きる屍であるお嬢様も相当環境破壊をしてる。 500年生きているという表現はどう考えても不適切である。 蝙 「咲夜〜こんなに食べ残しちゃったわ。残飯の始末よろしく」 咲 「はいはい。湖に捨ててきます」 ほかにも排水やごみも湖に捨てている。 実に環境を考えない奴らである。紅魔館の奴らは。 幻想郷の自然破壊の85パーセントがこの館に原因があると言うから驚きである。 湖の主である青龍とチルノはこの事実に対して黙ってはいなかった。 氷 「許せない・・・でもどうする?1VS1なら十分勝てるけど、1VS多数なら勝てるわけがない・・・」 龍 「僕はあいつらとは戦いたくない・・・あいつらは卑怯すぎるよ・・・」 氷 「あたいが生まれる前の湖ってどんな様子だったの?きれいだったの?」 龍 「ここ500年で湖は汚くなったよ・・・」 氷 「あたいはそんなに長く生きてないからわかんないわ」 龍 「湖の底が普通に見えるくらいきれいだったのさ。でも今は5メートル見えるかどうかだね・・・」 氷 「そんなにきれいな湖だったなんて信じられないわ。やっぱりあの館のせいね」 そんなチルノの元に、自然の神が現れた。 神 「あなたに自然の力の符を授けましょう・・・」 氷 「えっ、あたいはもともと自然の一部だけど・・・」 神 「あなたの自然を愛する気持ち、私にも十分伝わりました。あの説教閻魔を倒すほどの実力ならば   このチカラをあなたに授けても十分なはずです。”自然「ナチュラルディヴィニティー」"」 氷 「えっでも、この符の使い方は分からないわ・・・」 神 「大丈夫です。わたしはこのチカラが正しい方向へ向かうことを期待しています」 氷 「ちょ、ちょっと〜」 そういって、自然の神は去っていった。 チルノはこの符の効果を知る由もなかった。 この出来事から数日が去った。チルノは橙と弾幕ごっこをしていた。 氷 「雹符 ヘイルストーム」 橙 「式神 飛翔毘沙門天」 氷 「なかなかやるわね・・・」 橙 「そっちこそ」 チルノは、あの符のことを思い出した。早速使ってみることにした。 氷 「自然 ナチュラルディヴィニティー」 蔦が伸びてきて橙を締め上げる。 橙 「く、苦しい・・・あ、あ・・・」 氷 「ちぇ、橙ー大丈夫?」 チルノはすぐさま橙を助け出した。 橙 「チルノ〜いったいこれはな〜に?」 氷 「自然の神があたいにプレゼントしてくれたのよ」 橙 「自然の神〜?」 氷 「うん」 チルノは当に自然の神とのやり取りを話した。 橙は藍にチルノの身に起こった出来事を話した。 藍 「で、チルノはあなたに何をしたのよ」 橙 「あの符で私を締め上げたの」 藍 「なんてことを・・・」 藍はチルノに決闘を申し込んだ。 藍 「橙を苛めたのはお前だな!?仲良くやっていると思っていたのに・・・」 氷 「あ、あれはわざとじゃない。あたいの単純なミスよ」 藍 「まあいい、お前を再起不能にしてやるからな」 氷 「ええっ、なんてことを・・・」 チルノと藍は戦いを始めた。 藍 「四面楚歌チャーミング」 氷 「甘い甘い。こんなものは楽勝楽勝。じゃあ、マイナスK」 藍 「うう、インビジブルで回避だ・・・」 氷 「パーフェクトフリーズ!!」 なんと、パーフェクトフリーズには対インビジがあった。 藍 「ぎゃあああああぁぁぁ・・・」 氷 「ちょ、ちょっと、これで本気なの!?」 藍 「ああ、本気だ・・・〔うそだろ、チルノがこんなに強いはずがない・・・〕」 氷 「こんな無駄な戦いはやめましょう。ね?」 藍 「ああ、そうしよう。私が悪かった。お前の強さは本物だ・・・」 氷 「で、でも、そんなにボロボロで大丈夫なの・・・」 藍 「ああ、でも、あの符を使わずにこんなに私がボロボロになるとは・・・」 藍はこの出来事を紫に話した。 藍 「ゆかりさま〜チルノが・・・」 紫 「何?橙の友達に負けただと?何をやっているの、バカテンコー」 藍 「何も言ってないのに・・・」 紫 「もういいわ。今日のことは忘れなさい」 藍 「はい・・・」 その夜、人間の里から子どもが連れ去られた。里の棟梁と慧音らが捜索していた。 棟 「そっちはどうだ、慧音」 慧 「いや、いない」 棟 「仕方ないな、今日は打ち切るか」 慧 「ああ」 そこにチルノが現れた。 氷 「子どもが連れ去られたんですって?」 慧 「ああ、私の担当しているクラスの隣の子だ。もしかしたらお前と顔見知りかもな」 棟 「私の担当するクラスの生徒なんだ。よかったら君も協力してくれないか?」 氷 「もちろん。で、どの方向に連れ去られたの?」 慧 「鬼が島だ・・・あそこに連れ去られて戻ってきたものは私くらいなものだ・・・」 氷 「じゃあ、あたいが行って来るわ」 棟 「ええっ、お前本気か?」 氷 「うん」 棟 「生きて帰って来いよ・・・」 そういうとチルノは鬼が島へ向かった。 氷 「ここか・・・なんとも不気味な場所ね・・・」 鬼 「おい、ここは鬼以外立ち入り禁止だぞ。妖精は帰ってくれよ。だいたいにして何のようだ?」 氷 「ここに連れ去られたという人間の子どもを救出しに来たのよ」 鬼 「おいおい、本気か?」 氷 「本気だよ」 チルノは鬼たちを次々と蹴散らしていった。 氷 「あ、いたいた。このおりをこわせばOKね」 萃 「ああ、私の獲物〜」 氷 「何だ、萃香か」 萃 「チルノもこの子を食べに来たの?半分くらいならあげてもいいわよ」 氷 「ちょっと待って、この子は私の学校の子なの。だいたいにしてあたいは人を食べないし」 萃 「じゃあ何の用なの?」 氷 「この子を解放しにきたの」 萃 「何だって?冗談はやめてよね」 氷 「冗談なわけないだろ!!」 萃 「言ってもムダのようね。じゃあこの子の代わりにあんたを食べようかしら?」  「はじめからそのつもりだったんでしょ。あたいが勝ったらこの子を解放してもらうからね」 チルノと萃香は戦いを始めた。 萃 「必殺、角ドリル」 氷 「ううっ、ならばこっちはアイスブーメラン」 萃 「殺戮、ひょうたんボム」 氷 「くっ、本塁打、アイシクルホームラン」 萃 「うわあっ、なかなかやるじゃない」 氷 「そっちこそね」 萃 「超必殺、チェーンダイバー」 氷 「いててっ。私の翼が・・・折れた!?」 砕け散った翼の破片が足元に散らばった。 萃 「そろそろ終わりのようね。圧死、巨大化萃香。ペチャンコになるがいいわ」 氷 「翼がなくたって・・・青剣、フロストブレード」 萃 「ぐはぁ、巨大化したのが裏目に出た!?」 氷 「危ない危ない・・・」 萃 「ならば、霧化してあんたの息の根を止めてやるわ。噴霧、霧状萃香」 氷 「霧は凝結させればいいわ。凍符、パーフェクトフリーズ」 萃 「う、う・・・」 氷 「ダイアモンドブリザード!!」 萃 「ぐふっ、わ、分かった。私の負けだ・・・」 チルノは萃香に勝ち、連れ去られた子どもを救出した。 萃 「ああ、私の獲物が〜」 氷 「約束どうり解放するからね」 萃 「だいたいにして何の意味があるのよ」 氷 「妖精という種族上、人間に対しては好意的になってしまうのよ。例を挙げると代母の妖精とかね」 萃 「あんたはまだ子どもじゃないの」 氷 「まあ・・・そうだけど・・・」 萃 「でも腋臭巫女や魔理沙とは普通に戦うじゃない。何で?」 氷 「おそらくあたいの心と脳が彼女らを人間と認識していないのよ」 萃 「ふふっ、ギャハハハハハ」 氷 「笑わないでよ〜」 萃 「あんたとはいい友達になれそうね」 チルノは連れ去られた子どもをつれて人間の里へ向かった。 棟 「おお、チルノ、ご苦労だった。ん、翼が砕け散ってる・・・?」 氷 「はい。鬼が島で萃香と戦いました」 棟 「飛べなくなるんじゃないのか?」 氷 「大丈夫よ。2ヶ月もすれば元通りに成るわよ」 慧 「よかった。それじゃあチルノ、明日の授業には遅刻するなよ!?」 氷 「はい」 家への帰り道、チルノはまた自然の神に出会った。 神 「あなたの実力見させていただきました。どうやら私の思っていた以上の実力があるみたいですね・・・」 氷 「!?、いつの間に?」 神 「でも、紅魔の奴らを倒すには不十分です・・・あなたに更なる自然の力を授けましょう・・・」 氷 「えっ、あたいがあの卑劣な紅魔館の奴らと戦わなければならないってことなの!?」 神 「ええ、それは宿命ずけられたことですから。ただしこのチカラはリスクを伴っています・・・」 氷 「何なのかしら?」 神 「あまり負荷をかけすぎるとチカラが暴走する可能性があるということです」 氷 「・・・。ほかの方法はないのかしら?」 神 「ありません。紅魔館の主を倒すことが絶対条件です」 氷 「やるっきゃないのね・・・」 神 「健闘を祈っています。それでは、さようなら」 氷 「・・・」 次の日の学校。遅刻寸前の3人がいた。 妹 「うわー遅刻だ〜」 橙 「走るの遅いよ。げっ、あと80秒だ。間に合うかな〜?」 氷 「全速力でダッシュすれば間に合うはずよ」 妹 「そういえばチルノ、昨日あなたはすごいことをしたそうね」 氷 「???、何のこと?」 妹 「子どもを助けたという話よ。慧音から聞いたわよ」 氷 「ああ。助けたよ」 慧 「・・・遅いぞ。お前ら3人はいっつも遅刻ぎりぎりだぞ」 妹 「橙がお寝坊するから私たちも巻き添えになったのよ」 橙 「今日は寝坊してないよ。藍さまがテンコーするから遅くなったんだよ」 慧 「・・・。あの素裸天狐のせいか・・・まあ、家庭訪問のときにきつく言っとくからな」 妹 「スッパテンコー?」 橙 「ああ、藍さまの悪い趣味よ」 昼休み。チルノは隣のクラスの妖夢とおしゃべりをしていた 妖 「ああ、チルノ、クラスメートから聞いたんだけど、何でもあなたにお礼をしたいんだって」 氷 「お礼はいらないわ。当然のことをしたまでよ」 妖 「実はもうここにお礼のお菓子があるのですが・・・」 氷 「それじゃあみんなで食べましょう。妹紅〜橙〜」 橙 「呼んだ〜?」 氷 「お菓子を食べましょう」 妹 「何個あるの?」 妖 「16個あります」 氷 「あたいは1個でいいわ」 妹 「じゃあ私は慧音の分も含めて2個ね」 橙 「私は藍さまと紫おばさまの分で3個〜」 妖 「残りは私と幽々子様の分としていいですよね?」 妹 「いつも思うんだけど妖夢ってまじめな振りしてちゃっかりしてるよね」 妖 「・・・滅相もございません」 橙 「早速食べようよ〜」 氷 「そうしましょうか。んん、おいしいいいい〜」 妹 「うますぎる〜」 妖 「これなら幽々子様も文句を言わないで食べてくださるでしょう」 橙 「う、う・・・」 氷 「どうしたの?橙」 橙 「ぐふっ、げほっ。がはぁ」 妹 「よく見たらイカが入ってる〜」 氷 「そ、それだ。猫は銅を含むタンパク質を消化できないってどっかで聞いたことがある・・・」 妖 「その上運が悪いと死に至るらしいですね」 妹 「すぐに吐き出させましょう。妖夢、橙を逆さづりにして橙の背中をおもいっきりたたいて。」 妖 「は、はい。橙、我慢してください。それではチルノ。おもいっきり橙の背中をたたいてください。」 氷 「それじゃあいくよ。おんどりゃぁぁぁぁ!!!」 橙 「う〜。う〜。げぇぇぇ」 氷 「ちぇ、橙〜。大丈夫?いたくなかった?」 橙 「すんごく痛い・・・でもこれでわたしは助かったのよね。ありがとう・・・」 氷 「友達として当然のことをしたまでよ」 妹 「それさえもできない輝夜のような奴はニートになるのよね」 妖 「・・・ニートになるとは限らないと思います。いったいどこまでが当然のことなんでしょうかね?」 氷 「あたいにも分からない。でも、1つ言える事がある。友情は重要であるって言うことが」 慧 「そろそろ授業が始まるぞ。教室へ戻れ」 橙 「はーい」 放課後。マヨヒガにて 橙 「藍さま〜今日私は危なく死ぬところでした」 藍 「何だって?」 橙 「イカ入りのお菓子を食べたら具合が悪くなって・・・でも、妖夢とチルノと妹紅が助けてくれたよ」 藍 「ああ、よかった。橙は私の子どもみたいなものだからな」 そのとき、紫がおきてきた。 紫 「橙の身に何があったのかしら?」 藍 「イカ入りのお菓子を食べたんですって」 紫 「私も食べてみたい〜」 橙 「はい。おみあげに2個持ってきました」 紫 「いっただきまーす。んん、おいし〜」 藍 「うう、なんか気分が・・・」 紫 「バカねえ。イカ入りだって聞いてなかったの?」 藍 「吐き出してきます・・・」 紫 「私より長く生きてる割には駄目な狐ねぇ」 藍 「駄目とは何事か!?」 紫 「あら、本音が出ちゃったのねぇ。きちんとお仕置きしなきゃね」 藍 「す、すみませーん・・・」 この夜、マヨヒガは戦場と化した・・・ 次の日、チルノは紅魔館に挑むための準備を幽々子の屋敷でしていた。 幽 「チルノ、本当に奴らに挑むの?」 氷 「うん」 妖 「そんなに気安く言わないでください〜」 幽 「で、ほしいのものは何なの?」 氷 「紅魔館の奴らのデーター」 幽 「ごめんね。あいにくあいつらとは仲が悪くてデーターはないの」 そういうと幽々子は体に刻み込まれた大きな傷を見せた。 氷 「何で幽霊なのに体に傷があるのよ」 幽 「私は一応実体化してるからね。その証拠に手で触れられるでしょう!?」 氷 「う、うん。あ、あたいよりも冷たい・・・」 妖 「萃夢想事件のときに戦った私も一応はデーターを少し持っていますが・・・」 氷 「細かい情報でもいいから教えてよ」 妖 「はい。肥満蝙蝠は闇の力で強くなっているようです」 氷 「や、闇の力で・・・」 妖 「魔女は魔本がないと全く駄目なようです」 氷 「ほかの情報は?」 妖 「鬼畜妹のデーターは全くないですし、中国っぽい奴のもないに等しいです・・・」 幽 「咲夜はあなたの知ってのとおり時間を止めてくるわ。でもあなたは奴に勝ってたから大丈夫よね」 氷 「うん。コンボ数でも防御力でも試合の結果でも勝ったよ」 幽 「よかった。あなたの健闘を祈ってるわよ」 氷 「それじゃあね。いってきま〜す」 チルノは紅魔館へと向かっていった。 氷 「改めてみると不気味な館ね・・・」 中 「こらこら、入っちゃ駄目だぞ」 氷 「でも魔理沙は自由に入っていってるじゃん!?」 中 「そりゃそうだけど・・・」 氷 「差別していいと思っているのかしら?」 中 「・・・。お嬢様が許さないからよ。館の秩序を乱すものはここで未然に排除するのが門番の務め」 氷 「あら、そうですか」 中 「チルノ、覚悟しなさい。あなたはここで消え去るのよ」 氷 「消え去るのはどっちかしら?」 中 「むき〜」 チルノは紅美鈴と戦闘を開始したが、チルノはあっさりと勝ってしまった。 氷 「弱すぎ〜」 中 「うう、チルノの癖に強すぎる〜」 氷 「チルノの癖にって何よ〜」 中 「いつもは全力の半分くらいで戦って負けていたのよ」 氷 「あら、あたいは8分の1出すか出さないかだったけどね」 中 「がーん・・・ショック大きいよ・・・」 チルノは館の中に入っていった。 氷 「本がいっぱいある〜」 パ 「荒らさないでよ〜」 氷 「あ、パチュリー」 パ 「チルノ〜何しに来たの〜?」 氷 「レミリアを倒しに来たのよ」 パ 「えっ?えっ?本気?」 氷 「本気よ。なんでも自然の神が言うには宿命づけられたことなんだってさ」 パ 「そうだったとしても、お嬢様に手を出すことは許さないわよ」 氷 「そうなの?どこにそんな決まりがあるの?」 パ 「私の中にあるのよ。チルノ、こんなことをしたことを後悔しなさい」 パチュリーはチルノに対して宣戦布告した。 パ 「キラーブック」 氷 「おおっと」 パ 「ウォーターエルフ+賢者の石」 氷 「くそう・・・よけきれない・・・」 本棚が多く、逃げ道がすぐふさがれてしまう。 氷 「フリーズアクトレス」 パ 「ムダよ。マーキュリーポイズン」 氷 「水銀は凝固させればいいわ」 パ 「うわぁぁぁ、自分に跳ね返ってきたぁ」 氷 「ダイアモンドブリザード」 パ 「氷は消せばいいわ。ロイヤルフレア」 氷 「うわあぁ」 パ 「消え去るがいいわ」 氷 「アイシクルフォール+逆パーフェクトフリーズ」 ロイヤルフレアの炎を次々と消していく パ 「まさか、消火されるなんて・・・」 氷 「マイナスK」 パ 「うごぉぉ。あ、もう本がない・・・」 なんとチルノはあのパチュリーに勝ってしまった。 パ 「本当にお嬢様に挑むの?」 氷 「ああ」 パ 「無事に帰ってくることを祈ります・・・それではさようなら」 氷 「じゃあね」 そのころ、咲夜とレミリアはというと 咲 「なんだか館が騒がしいですね、お嬢様」 蝙 「どうせ魔理沙が本を借りに来たのよ」 咲 「そうですか・・・」 蝙 「咲夜、廊下の掃除よろしく」 咲 「は〜い。今すぐやります〜」 パチュリーと戦ったチルノは、なんとアイツに遭遇した 氷 「いったいレミリアはどこにいるの〜?」 フ 「教えちゃお〜かな〜?」 氷 「教えて〜」 フ 「いいよ〜」 氷 「ありがとう。でもなぜあなたが・・・?」 チルノは、フランドールに遭遇したのである。 氷 「なぜ、妹であるはずのあなたが奴の居場所を教えてくれるの?」 フ 「ここ100年ほど前からね、以前にもまして姉さんのことが嫌になったのよ」 氷 「なぜ?」 フ 「パチュリーばっかにやさしくして、私に全然かまってくれなくなった!!」 氷 「そうなんだ・・・」 フ 「15年位前からはあの犬っぽいメイドに頼りっぱなしになった!!」 氷 「あのメイド長に?あんなのに頼るなんてダメにもほどがあるわ」 フ 「そうでしょう?あんなダメな姉さんの妹をやってたと思うと腹が立ってしょうがない!!」 氷 「まあ、落ち着いて落ち着いて」 フ 「でも私では姉さんに勝てない・・・チルノ、姉さんを倒す権利をあなたに譲ってあげる」 氷 「あたいに?いいの?」 フ 「うん。よろしく」 そういうとフランドールは地下へと帰っていった チルノはフランドールに言われた方向へと向かっていった。すると、メイド長と鉢合わせしてしまった。 咲 「あんたが館を騒がしくさせた犯人ね」 氷 「うん、そうだよ」 咲 「おとなしく出て行きなさい」 氷 「や〜だね〜」 咲 「おい、そこのクズメイドたち、奴を始末しろ」 メ 「は〜い。わかりました〜」 氷 「甘いな・・・」 メ 「ぐうぅ・・・」 チルノは咲夜が召喚したメイドを瞬時に倒してしまった 咲 「ここは私がやるしかないようね」 氷 「そうこなくっちゃ」 チルノと咲夜は戦闘を開始した 咲 「咲夜の世界」 氷 「何、今頃になって準備体操?」 咲 「奴に全然効いてない・・・仕方ない、殺人ドール+ミステリアスジャック」 氷 「早速大技?う〜ん、よけきれない・・・あたいに橙みたいな回避力があれば・・・」 咲 「アナザーマーダー乱射」 氷 「ならばこっちはアイシクルフォールEASY」 咲 「目の前が隙だらけよ」 氷 「そう来ると思ったよ・・・」 そういうと、チルノは咲夜に対して豪快な回し蹴りをした 咲 「ぐぅ、回し蹴りとは・・・花の異変のときはお前に大敗したが、今回は違う!」 氷 「何が来るのかな〜楽しみだ〜」 咲 「夜霧の幻影殺人鬼」 氷 「???、うぎゃあぁぁ」 咲 「う、はははは。お嬢様に手を出そうとするからこうなるのよ」 氷 「なーんて言うとでも思ったの?まだまだこれからよ」 咲 「まさかそのなバカな・・・奴はもう力を使い果たしたはず・・・」 氷 「ヘイルストーム」 咲 「よけきれない・・・」 氷 「トドメだ、フロストコラムス!!」 巨大な霜柱の中に咲夜は閉じ込められた。咲夜は何もできない。 氷 「なんだかんだ言って、実は花の異変のときより弱くなったんじゃない?」 ナ 「よくも咲夜さんを!!」 氷 「え、ナイフが勝手に動き出してる・・・?」 ナ 「ナイフ秘儀、ナイフの化身」 ナイフは人のような形に集まった。 ナ 「お前を切り刻んでやるから覚悟しろ」 氷 「そんなの嫌だ〜」 ナ 「咲夜さんを侮辱したことを後悔しな」 氷 「そうだ、金属は冷やせば割れやすくなる。パーフェクトフリーズ」 ナ 「や、やられた・・・」 ナイフは粉々に砕け散った。 氷 「まさかナイフが攻撃してくるなんて・・・」 チルノは、レミリアの部屋に向かった。 氷 「ここが奴の部屋?血の腐ったような悪臭が強い上に気味が悪いわね・・・」 蝙 「あら、バカ妖精。私に何の用かしら?」 氷 「少なくともあんたよりは頭いいわよ。あたいはあんたを倒しに来たの」 蝙 「何の目的で?」 氷 「湖を汚す主犯の始末するために」 蝙 「湖を汚した主犯の始末〜?いったい誰なのかしら?」 氷 「あんた以外に誰がいる?」 チルノはレミリアと戦闘を開始した 蝙 「スターオブダビデ」 氷 「何、ダビデ像?」 蝙 「ダビデ像って何かしら?食べれるの?」 氷 「食べられるの間違いよ。よく咲夜はこんな無知なお嬢様を放置しといたわねぇ」 蝙 「ぐぅ、ブラッドランス」 氷 「パーフェクトフリーズ」 蝙 「なぜ奴に反撃されなければならないのよ〜」 しばらく1人と1羽は戦った。チルノのほうが少し優勢である。 氷 「ダイアモンドブリザード」 蝙 「ブラドツェペシュの呪い」 氷 「ヅェの間違いよ」 蝙 「あー腹立つ。妖精なんかにてこずるなんて何かが変よ」 氷 「そろそろ終わりね、フリーズアクトレス!!」 蝙 「ぐっ」 レミリアは床にたたきつけられた。すると、レミリアは闇の力を吸収した 蝙 「こんなんで私がやられると思ったの?」 氷 「・・・」 蝙 「レッドマジック」 そういうとレミリアはたくさんの蝙蝠に分裂し、チルノの背後に回りこみ攻撃を仕掛けた。 氷 「背後からの攻撃なんて卑怯だぞ・・・」 蝙 「あら、卑怯って何のことかしら?」 氷 「正々堂々としてないということよ・・・」 蝙 「そろそろ終わりのようね。スカーレットディスティニー」 氷 「うう・・・」 チルノはありえないくらい傷ついていた。連戦の上に萃香との戦いで翼を失い、気力も尽きていた。 だからこんな誰がいつどんなときにやっても取れるような楽勝弾幕もよけられなかったのである。 そのとき、自然の神からもらったスペルと与えられた力が勝手に発動した 氷 「ナチュラルディヴィニティー」 蝙 「こ、これは・・・」 なんと、蔦ではなく巨大な木が生えてきたのである。その神木はレミリアを連続でたたきつける。 蝙 「そんなバカな」 氷 「冷気流、ダウンバースト」 蝙 「うぎゃぁぁぁ」 氷 「土に返りな」 チルノは神から与えられた力により、レミリアに勝つことができた。 そのとき、チルノに流れ込んだ自然の力が暴走を始めた 氷 「な、何よこれは・・・」 チルノの意思とは無関係に館を破壊していく。 そんな中、あの説教閻魔はこのことを起こした奴を探していた。 山 「全く誰でしょうね。チルノを暴走させたのは」 神 「呼びましたか?」 山 「あなたですか?チルノ暴走事件の犯人は」 神 「神を犯人扱いするとはいい身分ですね。説教閻魔さん」 山 「あなたは勝手すぎる」 神 「そうですか。ではあなたに私が説教しましょうか」 山 「何をするつもりですか?私に責められるところなぞないはず・・・」 神 「あなたは無責任すぎる」 山 「???」 神 「あなたのところのサボり魔は嘘吐きな上に、巫女や魔法使いやメイドは全然改心してない」 山 「そんなことないはずよ・・・具体例を言いなさい」 神 「小町は妖精に寿命はないと嘘をつきました・・・このことを叱らないあなたにも当然罪があります・・・」 山 「すっかり忘れていました」 神 「巫女は人の持ち物を平気で盗むことをいまだに続けています・・・そしてあの魔法使いは・・・」 山 「もういいわよ。私が悪うございました」 神 「あら、開き直りですか?」 山 「・・・そうです。チルノを止める方法はあるのですか?」 神 「残念ながら存在しません・・・エネルギーを使い果たすまでです」 山 「こういってる間にもチルノは暴走を続けていますね。対策会議を開きましょう」 チルノ対策委員会が博霊神社に設置された 霊 「何で神社に設置したのよ〜」 神 「いずれチルノはここを破壊しに来るからです」 魔 「どんな対策があるんだ?」 紫 「結界を頑丈にするってのはどうですか?」 霊 「いいわねぇ」 神 「だめです。結界はキタカゼによって消されてしまいます」 山 「合体スペルなんてのはどうでしょうか?」 幽 「いいわねえ。実行しましょう」 橙 「ちょ、ちょっと〜。チルノを消しちゃう気なの〜?」 山 「そうです。これしか方法はないのですから」 妖 「それは何でもひどすぎます。幽々子様。なんか名案はないのですか?」 幽 「妖夢、残念ながらないのよ・・・」 妖 「そ、そんな・・・」 橙 「もう2度とチルノに会えなくなっちゃうなんて嫌だ〜」 藍 「橙・・・あきらめなさい」 神 「組み合わせるスペルカードはどうしますか?」 霊 「弾幕結界+ファイナルスパーク+ラストジャッジメントなんてどうかしら?」 神 「そうしましょうか」 チルノは館を破壊し、博霊神社に向かっていた。 藍 「チルノが来たぞ」 妹 「距離800b、750b、700b・・・」 神 「だめだ。もっと近づけなさい」 そのとき、妖夢と橙がチルノのほうへ向かっていった。 藍 「ちぇ〜ん、戻って来なさ〜い」 橙はまったく藍の言葉に耳を貸さない。 氷 「邪魔だ。どけ」 橙 「チルノ〜やめて。これ以上無駄に破壊行動をして何になるの」 氷 「うるさいな」 妖 「もう目的は達成したんでしょ。もうこれ以上は・・・」 氷 「邪魔だって言ってんだろ、このムシケラ共がぁ」 そういうとチルノは2人を吹き飛ばした。 橙 「チ、チルノ・・・お願い。やめてよ・・・」 妖 「いつものあなたに戻ってください・・・」 氷 「ううっ」 2人の思いがチルノの暴走したココロとカラダを止めた。 橙 「チ、チルノ・・・」 氷 「あ、あたいは・・・?」 妖 「正気に戻ったんですね?」 橙 「よ、よかった・・・」 妖 「神社に戻りましょう」 このとき、霊夢たちはチルノたちに対して合体スペルを使った。 藍 「チルノの動きが止まったぞ」 霊 「よぉし、今よ。合体スペル照射!」 藍 「しかし、橙と妖夢が・・・」 霊 「かまわないわ。スペルを発動して」 魔 「よっしゃぁ、ファイナルスパーク!!」 山 「ラストジャッジメント」 紫 「弾幕結界」 合体攻撃が3人に襲い掛かる 妖 「え、え・・・?何でチルノは正常に戻ったのに攻撃するのですか?」 橙 「あの糞巫女、私たちを殺す気?」 氷 「2人とも下がって」 橙 「う、うん」 氷 「あたいの残りのチカラを使えば何とか防げるはずよ」 妖 「は、はい・・・」 橙 「チルノを信じましょう」 チルノは巨大な氷の壁を作り出した 霊 「どう?チルノを倒すことができた?」 魔 「む、無理だ・・・アイツは耐えているぜ・・・」 霊 「じ、神社に跳ね返された攻撃が・・・」 神社は跳ねかえさえた攻撃によってこわされていく 山 「これで限界よ・・・」 紫 「ハア、ハア」 魔 「う・・・チルノをとめることはできなかったのか・・・」 氷 「何言ってるのよ」 魔 「チ、チルノ・・・?」 藍 「正気に戻ったのか?」 妖 「はい、チルノは正気に戻りました」 神 「非常に驚きました・・・友情の力が暴走を止めたのですね・・・」 橙 「藍さまのバカぁ〜」 藍 「な、何をいってるの、橙」 橙 「せっかく私たちが暴走を止めたのに何で攻撃してきたの〜?」 藍 「そ、それはだなあ・・・おい、霊夢。こいつらにきちんと説明しろ」 霊 「・・・」 藍 「おい、責任逃れかぁ?」 紫 「実は霊夢はあなたたちに殺意があったのです。花の異変で大敗したという理由だけで」 氷 「ふざけやがって〜」 紫 「霊夢はふざけてなんかいません。本気です」 妖 「ほ、本気?」 紫 「はい。霊夢という人間はありえないくらい自己中心で傲慢で卑怯極まりないですから」 霊 「紫〜、よくも私にそんな口を聞けたわね」 紫 「あなた、何様のつもりですか?」 橙 「何で私に対して殺意があるのか分からない〜」 幽 「それは霊夢があなたのものを掠奪するために邪魔者を消すためなの」 橙 「・・・」 魔 「まあいいじゃないか。霊夢は邪道巫女だからな」 霊 「誰が邪道巫女よ〜」 魔 「いろんな意味でな。今回神社が破壊されたのは自業自得だな」 霊 「あんたたち3人が破壊したんでしょうが」 紫 「じゃあ、スペル照射を命令したのは誰かしら?」 霊 「・・・。うるさいうるさい、あ〜もう。みんな私のせいにして〜」 氷 「主人公の癖に大人気ないわね〜」 妖 「全くそうですね」 橙 「おとなげない〜」 藍 「3人の言うとおりだな」 霊 「ロリ狐”ロリコン”に言われる筋合いはない」 藍 「だ〜れがロリ狐だぁ!?」 霊夢たちが口げんかをしているとき、突然チルノは崩れるように倒れてしまった。 魔 「チルノ、いったいどうしたんだ?」 氷 「うう・・・あたいは・・・もう・・・だめなのかもしれない・・・」 魔 「なにがあったんだよ?」 妖 「チルノは私たち2人を助けるために、残っている力をすべて出したのです」 幽 「残っている力を全て出したって・・・何がどうしたのよ?」 橙 「実はね〜、あの合体スペルを跳ね返すために使ったんだよ〜」 紫 「ええっ」 山 「あの攻撃を跳ね返したのがチルノだったなんて・・・」 魔 「じょ、冗談だろ?な、なぁ」 藍 「いや、冗談ではないと思う。なぜなら、チルノは私に勝利した実力の持ち主だからな」 紫 「彼女の成長はものすごく早いです。紅魔事件のときは霊夢の足元にも及ばなかったのに    花映塚事件のときは霊夢に何とか勝利できる実力になりましたから。さらに成長していると考えれば    今の実力はさらに上がっているでしょう。紅魔館の奴らが倒されていった理由もこれで説明できます」 神 「チルノをこういう目に合わせたのも私が原因です・・・私に責任を取らせてください・・・」 チルノは瀕死状態になってしまった。 橙 「チルノ〜死なないで〜お願い〜」 神 「今からチルノを生き返らせる儀式をしようと思います・・・」 霊 「生き返る確立は?」 神 「3割弱です・・・」 幽 「ほかに方法はないのかしら?」 神 「これしかありません・・・」 魔 「何か必要なものは?」 神 「陰陽玉、手作りの人形、タイヤ、チョーク、食塩、湧き水、鉛筆、フライパンです」 藍 「橙の倉庫にあるものがあるな。橙、譲ってくれるか?」 橙 「友達のためなら当然譲るよ」 山 「手分けして探しましょう」 橙の倉庫にあるタイヤとフライパンと食塩以外のものを手分けして探すことにした。 上白沢学校にて 妹 「あっ、チョーク見っけ〜」 妖 「鉛筆もありますね」 慧 「いったい何に使うんだ?」 妹 「儀式に使うのよ」 慧 「そうか・・・」 あと探すものは3つである。 魔法の森にて 魔 「アリス。人形が1つほしいのだが」 ア 「突然何よ。アイテムは勝手に持っていく癖に」 魔 「ちょ、ちょっと儀式をしようと思ってな・・・」 ア 「何の儀式よ」 魔 「チルノを生き返らせる儀式だ」 ア 「チルノに何があったの?」 魔 「ちょっとそれは私の口からはいえないな〜。自分で見てくれ」 ア 「・・・緊急事態のようね。いいわ。私の最高級の人形をもってってよ」 魔 「サンキュー」 あと2つ。みんな急げ。 チルノの湖近辺 藍 「ゆかりさま〜湧き水はどこですか〜?」 紫 「一応陰陽玉は私が持っているけれど、湧き水はちょっとわからないわ」 みかねた青龍が八雲一族の前に現れた 龍 「何をお探しでしょうか?」 橙 「わきみず〜」 龍 「湧き水でしたら、チルノの家の裏山の崖で湧いていますが」 藍 「裏山だな?」 龍 「はい。でも・・・」 紫 「何よ」 龍 「すごく険しい上に、降りるのも大変です・・・」 藍 「紫様がスキマでワープすればいいんじゃない?」 龍 「だめです。湧き水の効果がなくなってしまいます。あの水は妖気に敏感ですから」 橙 「じゃあ私があの崖を登って取ってきます」 藍 「ほ、本気か?橙」 橙 「うん」 龍 「健闘を祈っています・・・」 橙は早速裏山の崖に登り始めた 橙 「落っこちそう〜」 藍 「がんばれ、橙」 橙は湧き水を汲み、降りようとした 橙 「きゃぁっ」 藍 「ちぇ、橙〜」 橙は崖から落っこちたが、藍のしっぽがクッションになり無事だった 橙 「はい。湧き水」 紫 「橙、ご苦労だったわ」 藍 「これで全部の道具がそろったようだな」 夜になってしまったが、博霊神社にみんな集合することにした 8つの道具がそろい、儀式を始めようとしている 神 「儀式を始めます・・・」 山 「8つの道具をチルノの周りに正八角形で並べてください」 正八角形に並べられた道具は鮮やかな光を発する・・・ 橙 「わぁ、きれい」 妖 「こんな美しいものをみたのは初めてです」 魔 「これでチルノは復活するんだな?」 慧 「ん?」 藍 「ひ、光が消えていく・・・」 光は消えようとしている・・・ 霊 「全く、こんな陰陽玉じゃだめよ」 紫 「えっ?」 霊 「この玉はもう力がないわよ。やっぱり博霊神社伝統のものを使わなくちゃね」 そういうと霊夢は懐から陰陽玉を取り出した 霊 「これで・・・大丈夫なはずよ。私にも発動命令を下した責任があるからね」 紫 「霊夢・・・」 霊夢が玉をセットしようとしたとき、紅魔館の奴らが神社に攻めてきた 蝙 「チルノの復活はさせないわ」 紫 「出ていきなさい。ストレートとカーブの夢郷」 蝙 「ぶたりんに言われる筋合いはないわ。ハートブレイク」 紫 「ちくしょう・・・ぶたりんぶたりん言いやがって・・・」 咲 「くらえ、殺人ドール」 パ 「攻撃はしたくないけどこれもお嬢様のため、魔道書ミサイル」 紫に3つの攻撃が向かっていく。紫と橙と妹紅以外の人は儀式をやっているので攻撃を防げない 橙 「咲夜、君の相手は私だよ」 妹 「パチュリー、どこに攻撃してるの?相手は私よ」 一応3VS3にはなったが、このままだと突破されそうである 妹 「うぎゃぁぁ」 蝙 「終わったわね・・・」 橙 「も、妹紅ー」 そのときである、騒ぎを聞きつけた萃香が鬼が島から駆けつけたのである。 萃 「この卑怯者・・・」 蝙 「卑怯って何かしら?」 萃 「相変わらずのようね。早く土に帰ったらどうかしら?肥満蝙蝠」 蝙 「よくもこの私にそんな暴言はけたわねぇ・・・」 萃 「だってそのまんまじゃん。見た感じ太っているコウモリだし」 蝙 「西瓜なんかに言われる筋合いはないわよ」 萃 「私は萃香であって西瓜じゃなーい!」 萃香とレミリアは戦闘を始めた 萃 「チェーンダイバー」 蝙 「バッドタックル」 萃 「鎖が蝙蝠に負けるなんて・・・」 蝙 「私に暴言はいた罰よ」 萃香はひょうたんから蛇を取り出した 萃 「これは何だか分かるかな〜?」 蝙 「たかが蛇じゃない」 萃 「そうよ。とある野生の蛇は洞窟から出てくる蝙蝠を捕らえて食べるのよ」 蝙 「食物連鎖・・・ううっ、退却よ」 咲 「お、お嬢様〜」 萃香の活躍により、紅魔館の奴らを追い払うことができた。 一方儀式のほうはというと・・・ 霊 「どうかしら?この陰陽玉のチカラは?」 藍 「なかなかだな・・・さっきとは光の質が違うな」 山 「何とかうまくいきそうね・・・」 チルノの体は、青く盛大な光に包まれた 魔 「どうだ?」 神 「うまくいきそうです・・・」 藍 「ん?」 妹 「どうしたの?」 藍 「今、チルノの左手が動いた気がする・・・」 魔 「本当か?」 神 「・・・どうやらうまくいったようです。後は安静にしましょう」 その後はというと・・・ 妹 「また遅刻〜?」 氷 「まったく。橙が寝坊するからいけないのよ」 橙 「ごめん〜」 チルノは見事に瀕死状態から回復していた 氷 「しかし、まさか萃香が助けに来てくれるとは夢にも思わなかった・・・」 妖 「まあ、いいんじゃないですか。こうしてあなたも無事に復帰できたことですし」 氷 「・・・そうね。みんなに助けられたこの命、大切にしないとね」 橙 「チルノ〜遊ぼう〜」 氷 「う、うん」 この日の夕方 氷 「萃香〜、車でどこへ行こうか?」 萃 「博霊神社までお願い」 氷 「よおし、しっかりつかまっててね」 萃 「うわっ、ものすごい加速ね・・・」 氷 「どう?あたいの整備技術は?」 萃 「サイコーだね」 氷 「そうだ。魔理沙の家に行かない?」 萃 「いいねぇ。どうやら私はあなたといい友達になれたようね」 氷 「そのようだね」 幻想郷はこの事件のおかげで今まで以上に活気にあふれていったとさ。めでたしめでたし。 ____________________________________________ 注釈 青龍:チルノの湖に古くから住んでいる龍 自然の神:幻想郷の自然の神様 棟梁:理科の先生で、元大工だった妖夢のクラスの担任 作者が感じている実力をもとに設定をしています 萃夢想:霊夢≧萃香>レミリア≧妖夢≫アリス 花映塚:魔理沙≒チルノ≧霊夢>山田≫咲夜 総合:紫≒チルノ≒魔理沙≧霊夢≧萃香>山田>レミリア≫アリス≧咲夜 萃香はレミリアより弱い、存在価値ゼロなんていわれていますが、そんなことはないともっています。 もしも東方キャラをEXEのフィールドで戦わせれば、萃香はドリルがあるし[角でのドリル攻撃]、 レミリアはあの太陽少年にあっさりと倒されるんじゃないかと思っています。 でも、そうするとチルノや橙や慧音やミスティアみたいなものがとても強くなると思います。 橙は人を驚かす程度の能力により相手からカウンターを取りやすい、慧音は獣化できる、夜雀はブラインド チルノは凍結にココロウインドウが怒りになりやすく自然能力[草むら上HP自動回復]があると思います。 東方キャラは自分のフィールドでないと力を出せないキャラが極めて多いと思われます。 実際の実力は2面3面ボスのほうが5面6面EXボスよりも明らかに上位であるのではないかと考えられます。 ほかに東方をEXEにするとどうなるかをいってくれた人とは意見が違いますが、ご了承ください。 萃香中心にするつもりがチルノ中心になってしまった・・・