砕月     作詞:SOURA  夕焼け空で輝き始める 星たちを眺めてるような  あの何処か懐かしい風景を 望んでいるのかなぁ  オレンジ色の空が沈んでく 夜を照らす金色の月  其処に映し出された情景は 僕の好きなあの世界 (開始00:31)  変わり行く日常の中 皆で笑いあっていた頃  こんな日々が続けば良いなぁ 明日もまた会えるかな (開始00:45)  遠く彼方から聞こえてくる ひぐらしの声に呼ばれるように  いつもと同じ帰り道を行く 子供達の笑い声  あの日影法師を送った空は 昔と同じ色だった  今は少し欠けた月が美しき 幻想を奏でてるけど (開始01:16)  変わらずに其処に在るもの 僕が見てきた永遠の時  生まれては消えてゆく夢よ 明日もまた晴れるかな  (EXトラック dBu Music様の『深弾奏結界 散華嬉遊曲 Flower Divertimento』より)               二度目の風葬     作曲:とぶウサギ氏     作詞:SOURA  遠い昔に何処かで聞いた あの歌を不意に思い出した  今はもう此処には咲かない 花の香りがした気がする (開始00:59)  吹きぬけた 風が運ぶメロディー 少し寂しげな音色を奏でる花  この世界の一面に咲き誇る 艶やかなる其の姿を見て  溢れ出した魂達が 空を舞い煌いていた  巡り巡る命のカケラは 一体何処へ流れ行くのだろう  見送りながら奏でた曲 あなたは覚えていますか? (頭01:35)  カタチの無い者よ 何を望んでまた生まれたいと願うのか (開始2:12)  消えて行く 夢や幻は まるで枯れて眠りに就く花の様  二度目のこの季節がやってきて 踊り出す名も無き魂よ  何処から来て何処へと行くの 眠りを忘れたこの大地で  吹き荒れる風に流されて 綿毛の様に空に溶ける  天狗が口ずさんだ歌が きっとあなたを運ぶから  きっとまた何処かで会えるだろう そう言い手を振って別れたら  もう一度あの曲を弾くよ 魂のプレリュード  止め処なく溢れ出す想いが 忘れていた物を呼び起こす  あの懐かしいメロディーは あなたが教えてくれたんだ  風に乗りこの空の果てまで 届けこの想いこの詩(うた)よ  涙色をした空模様 僅かな光が零れて  今度は私があなたへ贈る 最初で最後のセレナーデ  二度目にこの曲を聞く時は あなたが生まれ変わる季節 <東方とは別口で>  (Another Sideトラック ビートまりお氏のオリジナル楽曲より)            Destined Marionette    作曲:ビートまりお氏    作詞:SOURA  (00:05)虚ろな世界に響く哀しみのメロディー  (00:10)閉ざされた檻の中から見上げた空はすごく狭くて  (00:15)枯れ果ててしまった動かぬカラダとココロ  (00:20)いつもと同じ顔をした月に映し出されたワタシハ・・・!  (00:46)狂い始めた歯車が独りでに動き出してる  (00:51)誰も元に戻せない、戻そうともしないわ  (00:56)独りぼっちで抜け殻のように生き続けてる  (01:01)捨てられ忘れられた、誰の声も届かない  (01:07)ドウシテ私ニ命が在ルノカ?  (01:12)コンナニ辛イナラ命ナンテ要らな・い・わ  (01:21)うつろわざる生者の マリオネット  (01:23)何を以て生とし死とするか  (01:26)神の思うがままただ時を 刻むだけ命の行く先へ  (01:31)鏡に映した マリオネット  (01:33)何を求め彷徨うこの魂  (01:36)色を失ったその瞳に 何も変わらぬこの顔に問う  (01:42)私が生きる意味は、何処に在るの?  (01:49)ヨロコビを知らずにカナシミさえも 忘れてしまったこの心の中に  (01:54)非情と凄愴が暗雲の渦を巻く 縛鎖を絶てず運命に翻弄され  (01:59)それでも神に弄ばれる様に 生きる中で遠い明日を夢見てる  (02:05)静寂なる月明かりの下で 私は再び深い眠りに就くの ------------------------------------------------------------------------------------ 補足のような後書き 死んでいたかのように音沙汰の無かったSOURAです。御無沙汰しております、または初めまして。 少々浮気して多方面で作詞していたりしてなんだかんだで中々現れなかったのが現状です。 とりあえず今回の『砕月』についてですが、読んでいただけると分かるように 昔の夏を思い浮かべるような雰囲気を出して書いてみました。 時期も時期ですし、砕月の曲の雰囲気からこういったイメージを広げてみました。 萃夢想の舞台も夏ですし、丁度良いかなと思いまして。 以前に東方萃夢想も一応作詞しているのでメロディーは同じでも 曲調が違うだけでこれだけ広がるイメージも違うもんだなぁと言うのを感じた今日この頃でした。 EXとASトラックに関してはとぶウサギ氏、ビートまりお氏、この場を借りてスイマセンデシタ。(笑 どちらも御ふた方のオリジナル曲ですが個人的にとても好きなので 勢いで思わず作詞してしまいました。 ボクの感じた両曲のイメージを上手く形に出来たかな、と思います。 ----------------------------------------------------------------------------------------------------- もし御意見、御感想、苦情、批判、何か御座いましたら此方にお願いします。 E-Mail:soura_ruri@hotmail.com