ぼんやりとした意識、暗い闇、何処までも続く闇。 弔われず未練が集まる無縁塚。 紫の桜と根元で眠る妖怪少女以外は闇が支配していた。 ル「貴女はだあれ?食べていい人類?」 Exル「貴女は私よ。見ればわかるでしょう?」 ル「本当だ、私だ。リボンが無いけど。   あ、そうだ。あの紫の桜の変な人は?私に用があるようだったけど。」 Exル「大丈夫。貴女は今まで通り暮らせばいいわ。彼女は私に用があっただけだから。」 ル「そーなのかー。」 Exル「そーなのよ。」 結局ルーミアは罪を償う気は無かった。と言うより、出来ないのだ。 彼女の罪はあらゆる混沌。万物の源であるカオスは悪をも生み出し続ける。 闇を操る能力を持つ彼女にとってそれはあまりにも膨大過ぎた。 ある本にはこう書かれている。 「聖者は全ての罪を背負い、磔にされました。」 彼女のポーズはその贖罪の現われだったのである。 無垢な少女は目を覚ます。そしてふわりと風に流れて飛んでいった。 Congratulations! Ending No.∞