まだまだ問題だらけの永夜抄スペカ由来 けーねのみ 上白沢慧音 白沢(ハクタク 万物に通暁している、薀蓄を語る妖怪) 産霊「ファーストピラミッド」 First Pyramid(最初のピラミッド) 産霊は「むすび」と読む。コメントから考えて、『ファーストピラミッド』=おむすびという説が有力。 始符「エフェメラリティ137」 Ephemerality 137(短命な137)。 短命というのは儚さの象徴。奢れるものは久しからず。日本の美徳は儚さにあり。 137は神武天皇が137歳まで生きた、ということに由来するのではないだろうか。 野符「(武烈、将門、義満、GHQ)クライシス」 〜 Crisis(〜の転機) 武烈は天皇家25代目の武烈天皇。次代の継体天皇とは血のつながりが薄かったため、天皇の血筋の転機とも言える。 将門は平将門。関東で国司の金印を奪い取り、自らを『新皇』と名乗ったが、結局殺される。武士の発生の起源とも言われている。 義満は足利義満。南北朝対立を終わらせた。朝廷にも絶大な権力を持っていた。皇位簒奪を企てて暗殺された、ともいわれている。 GHQは、戦後日本の天皇主権時代を終わらせた。天皇の人間宣言を行わせ、新憲法で象徴の位置づけにした。 …色々あるが、これは天皇関係の転機でいいのか?それとも危険だったのか? 国符「三種の神器(剣、玉、鏡、郷)」 三種の神器とは、天皇の持つ3つの神器のこと。郷は神器じゃありません。 天叢雲剣(アマノムラクモノツルギ)、八尺瓊勾玉(ヤサカニノマガタマ)、八咫鏡(ヤタノカガミ)。 天岩戸伝説で、神々はアマテラスを岩戸から出すために、とにかくあらゆる儀式をした。その際、剣以外の2つが作られた。 剣は、ヤマタノオロチ退治の話で、倒したあとのヤマタノオロチの尾から出てくる剣で、アマテラスに献上された。 蛇足だが、生活における優雅な暮らしの象徴みたいなものの3つにつける愛称として使われることもある。白黒テレビ。 終符「幻想天皇」 「終」と「幻想」「天皇」の3つのキーワードから考えてみると、『幻想の天皇は終わった』と取れなくはないだろうか。 つまりこれは、天皇が現人神という時代が終わった昭和天皇のことをあらわしているのではないだろうか。 虚史「幻想郷伝説」 幻想郷の伝説。 文花帖の文によれば、日本史は幻想郷の歴史とは違うらしい。 そこからかんがみるに、幻想郷のとは日本とは隔絶されている世界らしい。日本の秘境の噂や伝承のことか? 未来「高天原」 たかまがはら。本来はたかあまはらと読むが、たかまがはらという発音で定着している、とのこと。 高天原は、日本の神々が住まう場所。一般に天上にあると考えられている。 しかし天上にあるという明確な記述はなく、実は九州や富士山など実在の場所だったとも考えられている。 「日出づる国の天子」 日出ずる国(日本)の皇帝、つまり天皇のこと。 もとは聖徳太子の有名な文章。小野妹子に持たせ、隋の皇帝に献上した文章。 『日出づる処の天子、書を日没する処の天子に致す。恙なきや、云々』。 当時、中国と日本の関係は主従に近いものがあった。この文章は、対等な貿易をしようという聖徳太子の試みと言われている…んだよね? 旧史「旧秘境史 オールドヒストリー」 Old History(古い歴史)。そのまんま。 幻想郷はいわゆる秘境とも言える。 転世「一条戻り橋」 一条戻り橋は、京都に実在する橋の名前。渡辺綱と一条戻り橋の鬼の言い伝えがある。 戻り橋の語源は、この橋で、熊野の僧「浄蔵」が父の三善清行の葬列に出会い、しばし観法を行ったところ、清行が蘇生したことから。 平安京の最北端にかけられており、この世とあの世の境目を意味したという。つまり世を転々とできるということだ。 新史「新幻想史 ネクストヒストリー」 Next History(新しい歴史)。そのまんま。幻想郷の新しい歴史。 「無何有浄化」 無何有とは、作為がなく自然なこと。何かあるということがないこと。 浄化とは、汚れたものを取り除くこと。社会の浄化、など。 一条戻り橋が激しくなったようなスペルに見えるので、もしかしたら原点回帰や黄泉がえりのことを表しているのかもしれない。 光符「アマテラス」 日本神話の主神。太陽の神。実は女。 有名な天岩戸伝説で岩戸に引きこもったのはこの神様。 包符「昭和の雨」 なんとなく昭和時代って雨っぽいイメージありません? (よくわからないので説明をお願いします) 葵符「水戸の光圀」 徳川光圀。御三家の水戸の人間。ドラマ『水戸黄門』でおなじみの黄門様はこの水戸光圀である。 『助さん、角さん。存分にこらしめてやりなさい』の台詞とともにちゃんばらが始まる。毎回飽きずにちゃんばらをする。 葵とは徳川家の家紋『三ツ葉葵』のこと。「これが目に入らぬか」といって出す印籠には、この紋が描かれているのだ。 倭符「邪馬台の国」 邪馬台国のこと。邪馬台国とは、かの有名な女王卑弥呼が治めたとされる国。倭とは日本のこと。 邪馬台国は、古代日本でもっとも有名なクニの名前だといってもいいだろう。