パチュリー・ノーレッジ パチュリーはハーブの一種。原語はタミール語。ノーレッジは英語で知識を表す言葉。 所持スペル(〜符 は属性として表記してあります) アグニシャイン(火) Agni Shine(アグニの光)。アグニとは、古代インドの炎の神。 人間と神の媒介として、天にあっては稲妻、地にあっては祭火として燃え盛るという。 プリンセスウンディネ(水) Princess Undine(ウンディネ姫)。ウンディネとは、水をつかさどる精霊。 湖や泉に住んでおり、多くの場合美しい女の姿をしている。ゲームなどにも召還獣として出てくるので、おなじみの人も多いはずだ。 シルフィホルン(木) Sylphy Horn(シルフのホルン)。シルフとは風をつかさどる精霊で、女性系はシルフィード。 シルフは、ラテン語で森を意味する「シルヴァ Sylva」と「ニンフ nymph」の合成語。 錬金術師の祖、パラケルススが提唱した精霊である。ウンディネもパラケルススが提唱した。 メタルファティーグ(金) Metal Fatigue(金属疲労)。専門用語では『疲労』とよばれ、体の疲れと区別するため『金属疲労』と呼ばれる。 金属は通常、その強度よりも大きい力を受けることで破壊される。しかし強度よりかなり小さい力でも繰返し加えると破壊されることがある。 このような強度より小さい力の繰り返しによる破壊を金属疲労というらしい。 レイジィトリリトン(土) Rage Trilithon(猛威を振るうトリリトン)。 トリリトンとは、ストーンヘンジの一部で、3つの石でできた鳥居のようなもののこと。 アグニレイディアンス(火) Agni Radiance(アグニの輝き)。 アグニは、姿がないものとして描かれることもある。拝火信仰の元祖となった神とも言われている。 ベリーインレイク(水) Bury In Lake(湖の中に葬る)。 いわゆる水葬? グリーンストーム(木) Green Storm(緑の嵐)。 緑とは植物のこと。つまり植物の嵐。 また、五行の木は風をあらわすものとして考えることができる。この場合は緑の嵐。 シルバードラゴン(金) Silver Dragon(銀の竜)。 銀は聖なる金属らしい。まったく関係ないが、『銀の龍の背に乗って』という中島みゆきの曲がある。 トリリトンシェイク(土) Trilithon Shake(トリリトンの振動)。 パチュリーの土符は、メガリス、クロムレク、トリリトンなど巨石遺跡系が多い。 ラーヴァクロムレク(火+土) Lava Cromlech(溶岩のクロムレク)。 クロムレクとは、フランス語でストーンサークルのこと。 フォレストブレイズ(木+火) Forest Blaze(森の炎) 森林火災のことか? ウォーターエルフ(水+木) Water Elf(水の妖精)。 シルフとウンディネは、どちらもパラケルススが提唱した精霊である。 だがアグニはインド神話の神である。 マーキュリポイズン(水+金) Mercury Poison(水銀の毒)。 水銀は人体に有毒な、常温で液体の金属。 エメラルドメガリス(土+金) Emerald Megalith(エメラルドメガリス)。 メガリスとは有史以前の巨石遺跡のこと。 サイレントセレナ(月) Silent Selena(静かなセレナ)。 セレナとは、ギリシャ神話の月の女神のこと。 さらに、月光には静かな雰囲気が…ありますよね?ありますよね? ロイヤルフレア(日) Royal Flare(荘厳たる太陽爆発)。フレアとは各種の意味があるが、ここではおそらく太陽面爆発現象(太陽フレア)のこと。 しかし紅魔郷では、朝顔形に開くという意味ともひっかけていると思われる(『フレアスカート』などに使われるのはこの意味)。 賢者の石(火水木金土) 賢者の石(philosopher's stone)とは、中世ヨーロッパの錬金術において、卑金属を金に変えることができると考えられた物質。 また、人間に不老不死を与えるものとも言われている。もちろんそのようなものは存在しない。 二次設定では、命を与えて蘇らせる効果を持っていたりする、らしい。 サマーレッド(火) Summer Red(夏の赤)。 夏は灼熱の季節。赤は灼熱の色。ダブル灼熱。 ウィンターエレメント(水) Winter Element(冬のエレメント)。 エレメントとは各種意味があるが、ここではおそらく属性のことなのではないだろうか。 スプリングウィンド(木) Spring Wind(春風)。 しかしこの攻撃はまったく春風に見えない。 オータムエッジ(金) Autumn Edge(秋の剣)。 そのまんま。 ドヨースピア(土) Doyou Spare(土用の槍)。 土用とは、五行思想に基づく季節の分類のひとつ。各季節の終わりの、約18日間のことを指す。 セントエルモピラー(火金) St. Elmo’s Pillar(セントエルモの柱)。 Pillarという言葉は火柱という意味で使われることがあるので、ここでは『セントエルモの火』のことかと思われる。 セントエルモの火は、静電気などが、尖った物体に発生させる青白いコロナ放電による発光現象のこと。 ノエキアンデリュージュ(水土) Noachian Deluge(ノアの大洪水)。 旧約聖書によると、地上に悪がはびこるのをよしとしなかった神が、大洪水によってすべての生命を洗い流そうとした。 しかし、神に選ばれたノアは、すべての動物をひとつがい箱舟に乗せ、自分の妻子たちとともに箱舟に隠れて難を逃れた。 エレメンタルハーベスター(木金) 意味はElemental Harvester(元素の伐採機)。 エレメント、というのは日本では『属性』という意味で使われることが多いため、もしかしたら『属性の伐採機』かもしれないがよくわからん。 セントエルモエクスプロージョン(火金) St. Elmo’s Explosion(セントエルモの爆発)。これもまた、セントエルモの火からとられたものかと思われる。 セントエルモの火の語源は、イタリアのセントエルモ教会でよく見られたから。 というのは俗説で、主に船のマストで見られたからである。船の守護聖人、セント・エルモの死後この名前がついた。 デリュージュフォーティディ(水) Deluge Forty day(40日の大洪水)。ノアの大洪水に関係がある。 神は40日間、大雨を降らせてすべての物を洗い流した。その後、地上から水が引いたことを知ったノアは地上に降り立つ。 そして神を祝福するために祭壇を立て、神はこれに対して二度と生物を滅ぼすことをしないと誓い、その証に虹をかけたという。 ジンジャガスト(金土) Djinn Jarrah Gust(ジンの壷の突風)。 ジンとはアラビアの精霊の総称。ジンでもっとも有名なものは、アラジンと魔法のランプに出てくるランプの精霊である。 もしかしたらハクション大魔王のことなのかもしれない。 ハイドロジェナスプロミネンス(水日) Hydrogenas Prominence(水素のプロミネンス)。 太陽の主成分は水素。 プロミネンスとは、黒点の磁場にあつまるプラズマの集まり。日本語では『紅炎』と言う。 太陽の表面に、火柱のようにして上がる。ゲームなどでも火柱化していることが多い。 フロギスティックレイン(水火) Phlogistic Rain(フロギストンの雨)。フロギストン説に関係がある。 フロギストン説とは、可燃性の物質は『フロギストン』という元素を持ち、燃えるという現象はそれが逃げることによって起こることだという説。 しかしこの説は間違いである。燃焼とは、酸素との激しい結合のこと。フロギストンは、最近では炎の精霊として描かれることも多い。 サテライトヒマワリ(月木) Satelight Himawari(衛星ひまわり)。 日本の気象衛星の愛称。 ロイヤルダイアモンドリング(月日) Royal Diamond Ring(荘厳たるダイヤモンドリング)。皆既日食時に見られるダイヤモンドリングのこと。 皆既日食の原因は、太陽と地球の間に月が入ること。その終わりに、月の谷間から太陽光球の光がもれる。 すると、漏れたところが明るく輝き、コロナとあわせてまるでダイヤモンドのように見えるのである。