「彼岸へ向かえ、航路に歌え《―――作詞・石谷 (東方花映塚「彼岸航路~Riverside View~《より) 0:01)目蓋閉じた裏に見えるは 0:06)墨の夜空 飾る花、白く 0:10)目蓋開き目に焼きついた 0:15)光る水面 咲かす花、紅く 0:20)耳震わす 弔い歌と 0:25)花の声に 涙、落つ 0:29)君残し 私はここへ来た 0:35)水面輝いて 寄せる川 0:41)馳せる遠き日 波間に漂いて 川辺に浮かぶ 0:54)見つめて 涙をば拭いさり 船を待つ 1:06)ああ、霧立ち込めてきて 風、花揺らす (ハモリ 1:06)滲む想い 先に逝った人       1:11)姿 そっと 思い描いた) 1:15)音、舟漕ぎ人来る もう、覚悟した (ハモリ 1:15)いつか来る この日この時       1:20)手に握るは 六文銭) 1:24)紅き髪の少女 船より降りて 1:29)黄金(こがね)の山 見渡して 1:34)「船に乗るは ひとり《と言いて 1:39)私の手を 引き寄せた 1:43)意思遺し 私は歌、謡う 1:50)皆も輝ける 日々過ごせ 1:56)褪せることなき あの日、過ごした時よ 共にいた君 2:06)見つめた あの日々の幸せを 忘れはしない 2:21)船は 花映る塚を過ぎて 緩やかに行く (水面を揺らし) 2:33)彼岸の 航路は岸に着いて 終わりを告げた ――――跋語「歌いにくい歌詞ですみません -Hard-《―――― はじめまして。石谷と申します。 この忙しい年の瀬の最中に拙作を拝読していただき、まことにありがとうございます。 そして非常に東方らしくない歌詞であったことを心よりお詫び申し上げます。 申し訳ありません。うpろだ汚してすみません。これはきっと孔明の罠です。 さて、最初は小町が歌っているような歌詞にするつもりだったのですが、 ZUN氏の「彼岸に帰る時は、この曲を思い浮かべる位、未練の無いよう。《のコメントと サブタイトルの「Riverside View《と小町のサボり癖が相まったような歌詞を、 死んだ人がひたすら川辺で船を待っている歌詞にしようと思い立ちました。 しかし何らかの化学反応が起きてしまったため、こんな未練たっぷりの内容になりました。 化学反応のせいか、1:43からの展開の早さに思わず自分で失笑です。 ちっとも待ちぼうけていない。さっさと彼岸に渡ってる。最初考えていた内容から外れすぎ。 彼岸に着くのが早かったのは、歌ってる人が物凄い善人だったんでしょう。たぶん。 ああ、もういいや。諦めた。 そうだ。最初考えていた内容も、それからだいぶ外れたことも、 どうしようもない歌詞も、年末が慌しいのも、 全てはアリスがやった。 それでは、良いお年を! ――――文責・石谷(05.12.30)――――