永遠の中で/書き手 たまゆら ―それは、何時の事だったか。 姫のために蓬莱の薬を作ったのは。 ―それは、何時の事だったか。 姫のために自分の任務を棄て他の皆を殺したのは。 ―それは、何時の事だったか。 外に遊びに行こうとする姫を泣いてとめたのは。 ―それは、何時の事だったか。 姫が月の兎を拾ってきてレイセンと名付け、この家に置いたのは。 ―それは、何時の事だったか。 自分が作った蓬莱の薬を飲んで永遠の命を得てしまった少女と出逢ったのは。 ―それは、何時の事だったか。 月の使者を欺くため偽りの満月を作り、天との道を絶とうとしたのは。 ―それは、何時の事だったか。 自分たちに打ち勝った者達の死を看取ったのは。 もう、あれからどれくらいの時が経つのか。 数える気すらおきない遠い年月。 永遠に生き続けて行く私達。 その先に何が待とうとも。 私は必ず、姫を守り抜いてみせる。 ―『永遠幻想郷 〜history of …』 …END… あとがき どうも、たまゆらです。 性懲りも無くもう一作書いてみました。 ちなみにこれ携帯でうってましたよん。 今回はえーりんの独り言。 永遠に生きるとはどういうことか。それが主題であります。 自分だけが生き続け、周りは変わっていく。 そんな中、えーりんが何を思うか。 そんなことを考えてみました。 もしよろしかったら感想などをブログのほうにお願いします。 それではノシ たまゆら ブログ:ときのかけら http://timepiece.exblog.jp/