Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

ぱんつの話。

2012/03/10 01:07:20
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某日 幻想郷 博麗神社

霧雨魔理沙とアリス・マーガトロイドは神社にてまったりとお茶を楽しんでいた。


日差しの温かい午後、異変もなく平和な午後
日の光が反射し、アリス・マーガトロイドの美しい髪は見る者を虜にさせる
ぼんやりとその美しい髪を見つめ、ため息を漏らす霧雨魔理沙も負けず劣らず美しい髪を風に靡かせていた
そんな美しい少女の片割れがぽつりと呟く


「ねぇ、魔理沙」
「なんだアリス?」
「前から気になってたんだけど、女性用ボクサーショーツって男性用ボクサーパンツとは別物よね?」

美しい少女の唇から零れたのは、残念と言っていいような質問
そんな質問を投げつけられた魔理沙は 顔が思わずゆっくりになる程の衝撃を受けた

「…はぁ?」
「穿いてみた感じが全然違うのよ」
「何言ってんだ、お前」
「女性用は食い込むのよ」
「ぶっはっ!?」
「男性用はゆとりがあって穿き心地がとてもいいの」
「本当にお前は何を言ってるんだよ」
「魔理沙は食い込んでても気にしない派?」

何を言っているのかまったく理解ができないといった顔で魔理沙はアリスを見つめてみるものの、当の本人はまったく気にしてもいない
それどころか「何を変な顔してるの?」と言い出しそうな表情をしている

「あー…殴っていいか?」
「私は食い込まれると落ち着かないわ」
「よし、殴るぞ?」

魔理沙の反論?虚しくアリスはまったく話を聞いてはいない
そこに 当然のごとく現れたのは博麗の巫女、博麗霊夢だ。
魔理沙はこのわけがわからない質問攻めから解放されると思うとほっとした、霊夢なら「バカな事言ってんじゃないわよ」と一喝してくれるはずだ。


「霊夢はどう思う?」
「私もアリスと同意見ね」
「霊夢も!?」

魔理沙の期待虚しく、霊夢もあちら側の人間だった

「ねぇ、霊夢。貴女はドロワーズの下になに穿いてる?」
「何聞いてんだよ!?」
「私は普段褌よ」
「褌!?」
「食い込み凄いんじゃない?」
「それを調節できてこそプロよ!」
「褌のプロ!?」
「興味深いわ…」
「そうでもないぜ!?」

つっこみが追いつかない、幻想郷(自称)最速(人間として)でも置き去りにされた
紅白と七色は色 ぼけになってしまった。きっとそうだ、そう信じよう、今きっと頭が大変なんだ。
魔理沙は現実から目を背けた、そうするしかなかった。

「緩め過ぎたら意味がない、締めすぎたら食い込む…完璧な装着を習得するまで相当の年月がかかったわ…」
「そんなことより修行しろよ!」
「奥が深いのね…褌って。」
「今度教えてあげましょうか?」
「本当!?」
「喜ぶな!!」
「えぇ、もちろんよ!一緒に褌を極めましょう!!」
「喜んで!」
「なんなんだよ、お前たちは!?」
「さっきから五月蝿いわねぇ、そういう魔理沙は何派なのよ?」
「何派ってなんだよ!?」
「ショーツ派?ボクサー派?褌派?」
「どれでもいいだろ!褌はないぜ!!」
「もしかして…ドロワーズ 直穿き派!?」
「ダメよ、魔理沙。それはちょっと夢が広がりすぎるわ…」
「夢は別に広がらないだろ!?」
「特に貴女は箒に跨ってるんだからもう少し気にしないと…」
「余計な御世話だ!」
「擦れたり、透けたりしちゃうわよ?」
「もう黙れよ!?」
「魔理沙…もしかしてそれが目的なの!?」
「新ジャンルの露出狂なのね!?」

止まらない二人の質問攻めに耐えられず、赤面しながら魔理沙は手足をバタバタさせている。
実に可愛らしいこと…おっと失礼思わす言ってしまったよ。

「勝手に人のこと決めつけるなよ!ショーツ穿いてるよ!!」
「そうなんだ…」
「そう…」
「何あからさまにがっかりしてんだ!!」

せっかく答えたのにこの様ですよ、可哀想 に。
きっと彼女の心はトラウマを負いましたね。さとりが見たらきっとサードアイも涙を流してくれるでしょう、残念過ぎて。

「普通すぎて」
「もっと楽しみなさいよ」
「何を楽しめばいいかまったく理解できないよ!!」
「お子様ね」
「おこさ魔理沙ね。」
「変な言葉作るな!!」
「話は戻るけど、アリスは何派?」
「私?ボクサー派、しかも男性用。」
「大胆ね!」
「攻めてる感じが伝わって嬉しいわ!」
「…帰っていいか?」
「ドロワーズだと、私のスカートぼこっとしちゃうからボクサーが一番いいのよ!」
「ドロワ穿いてないのかよ!?」
「確かにアリスのお尻のラインいつ見ても綺麗ね」
「うふふ、ありがとう霊夢。」
「それ褒めてんの!?ねぇ、褒 めてんの!?」
「最高の褒め言葉よ」
「わっかんねぇぇぇぇ!!!」

理解に苦しむ二人の会話
「なんか凄い楽しそう、どうしよう、やっぱり私が変なのかな?」と頭が悪くなる

「あらあら、盛り上がってるわね」
「紫!?」

隙間からにゅるりと上半身を出して八雲紫が現れた
「あぁ、やっとこのバカみたいな話が終わる…」魔理沙はまたも期待した、期待していいことがあった試しがないくせに

「あぁ、今アリスとパンツについて盛り上がってたの」
「せめて下着って表現できないのか!?」
「紫は何派?」
「私?私は…」
「普通に会話してるぜ…私がおかしいのか?」
「私はTバック派よ」
「!?」
「!?」
「!?」

場の空気が変わりました。
驚 きの変化、これには紫も困惑気味

「え?何か変だったかしら?」
「霊夢、敵よ」
「えぇ、アリス…敵だわ」
「なんで!?」
「紫は食い込み派よ!」
「ご名答」
「…。」
「紫のこと信じてたのに…っ!」
「敵だなんて…っ!」
「わからん、わからないぜ…」
「食い込みの良さもわからない貴女達はまだまだお子様ね」
「ゆとりを感じてこそ、真のパンツァーよ!」
「パンツァー!?」
「私達…わかり合えないのね…」
「悲しいけど…ここは幻想郷、全てを受け入れる場所よ!わかり合えない事だってあるわ!」

熱く語る紫
膝を落とすアリスと霊夢
「それに、ゆとり派は少数派よ」と紫が呟いたことで全ては始まった

「この幻想郷にゆとりパンツァーが!」
「私達だけでも!」
「「戦い抜いてみせるわ!!!」」
「そう…ならばかかって来なさい!食い込みだって正義だということをわからせてあげるわ!!!」
「…帰るぜ?」

魔理沙が帰った後も、熱い思いを胸に抱いた少女達の戦いは収まらなかった。
それどころかその戦いは幻想郷全土を巻き込み
「ゆとりパンツァー派」「食い込み派」「スパッツ派」「穿かないよ派」
4つの勢力がぶつかり合い、寝ずの7日間戦争となった
この戦いはのちに幻想郷の最大異変として歴史に刻まれたのだった……

今回霧雨魔理沙のみ異変に関わらず、天狗のインタビューにもノーコメント
しかし、今後似たような異変が起きても一切関わらないと宣言した。
アリスにボクサーパンツ穿いてると言わせたかった

魔理沙、色々ごめん。

拙い文を読んで頂きありがとうございました。
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
もう(色々と)ダメだな…
2.名前が無い程度の能力削除
あっきゅんはこんな歴史も記録せねばならんのか…
3.あかたて削除
ノリは良かったですよ。
4.名前が無い程度の能力削除
同性同士で下着の話をするのを色ぼけと表現する魔理沙が一番色ぼけしてると思うw
5.名前が無い程度の能力削除
穿かないよ派にはチルノ絶対居るな、第六感で分かった
6.名前が無い程度の能力削除
それにしてもこの少女達、ノリノリであるww
おもしろかったですよ。
7.名前が無い程度の能力削除
おこさ魔理沙のの響きがよすぎるw