Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

夢の中の紅いお屋敷

2006/08/22 01:35:22
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「あら珍しい。お嬢様のお客様かしら?」


思った通りこの人はお手伝いさんね。
喋り方もそうだけど、それよりも見た目の雰囲気でそんな感じがしたわ。

「いいえ、ちょっと通りかかって」

そうは言ったけれど周りが湖なのにどうやって通りかかるのか謎ね。

彼女はそんなこと気にしてる様子はないみたい。
側にある大きな傘付きのガーデンテーブルに、持っていたポットやティーカップを置いている。
もしかして今からティータイムかしら?

こんな場所で紅茶を飲むなんて素敵だわ!
見渡す限りの湖、鬱蒼と生い茂る木々、その中で奇麗な紅色を放つお屋敷。

「それ」に紅茶ですって。
きっと、とっても美味しいでしょうね。(最近は日本茶ばかりだったからたまにはいいかもしれないわ)

私も雑ぜてほしいけれど・・・きっと無理ね。
いきなりの訪問者だし、お屋敷のご主人様に挨拶もしていないもの。

「・・・よろしかったらご一緒にお茶でもいかがですか?お嬢様ももうすぐいらっしゃいますし」

・・・いいのかしら?お手伝いさんが勝手に誘っても。

「ええ、でも私なんかが、良いの?」

「大丈夫だと思います。多分お嬢様が・・・ぁ」

お手伝いさんにつられて門の方を振り向くと、
お嬢様らしき子供が日傘を差してこちらへ歩いてくるのが見える。


肌はとても白くてお人形のような容姿。
幼くも整然としておりそれでいて威厳を保つような足取りに、まさにお嬢様と思わざるをえなかったわ。

やっぱり貴族って一般人とは生まれが違うのね。

「ん。あなた今暇?よかったらお茶でもどう?」

「え、と」

いきなり話しかけられたので戸惑う。もちろんお茶は飲みたいわ。


「お嬢様、まだ準備が・・・」

「椅子が足りないんでしょう?」

「・・・はい」

「だから言ったじゃない、先に運んどいてって。主人の話はちゃんと聞いておくべきよ?」

「申し訳ありません」

「いいわ、今すぐ持ってきて」

「わかりました」


次の瞬間自分の目を疑ったわ。
だって目の前のお嬢様が椅子に座ろうとする間に

「どうぞ。座ったら?」

さっきまで椅子が一人分しかなかったけれど、突然一脚増えたんだもの。
そういえばお手伝いさんは?

いない。

「咲夜ならおやつを取りに行ったんじゃない?」

「さっきのお手伝いさんの事?」

「そうよ。彼女はうちのメイド長兼清掃係なの。よく働いてくれてるわ。ところでお茶は飲むの?」

返事がまだだったわ。


「もちろん、頂きますわ」
初めまして初投稿です。
お話とかあんまり書いたことないんですが何でも挑戦ってことで。
音楽CD「夢違科学世紀」の上海紅茶館の続き(?)な感じで書いたけど、どうでしょう?
原作っぽくしようとしたけど慣れてないと書けないのがよくわかりました。

終わり方がまだ続きそうだ。
また書くかも。
洋丹
コメント



1.名無し妖怪削除
続いて下さい。
2.洋丹削除
書く暇、とネタが手に入れば書くと思います。何時になるかはわからない・・・