Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

幼パル!

2011/12/29 17:58:38
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「…わぁ…かわいい…」
「うんうん、分かるよキスメ!だからさ、地底の入り口の私達が預かるって!」
「いやいや、ウチに来なって!美味い酒飲ませてやるよ?」

おい

「この状態でお酒なんて飲ませたらどうなるか分かりません」
「そうそう!地霊殿に来た方が安全だよ!アタイ達も居るし!」
「うにゅ!そうだよ!私達の所に来なよ!」

いやいや、心配は有難いけど

「そうそう。その流れで私のペッtじゃなくて地霊殿の住人になっちゃおうよ!」

おいそこの悟り妖怪妹





「アンタ等の言い分は分かったわ。取り敢えず全員立ちなさい。んで並びなさい。端からローキックの刑よ」





かれこれ1時間程、橋姫こと私水橋パルスィは、この馬鹿共と言葉を飛び交わせている。
何を話題にして言葉を飛び交わしているかというと、

「「「こんな小さくて愛らしいパルスィを、こんなボロ屋に置いておける訳ないでしょ(だろ)!!!」」」

「よし、クソ姉妹とクソ鬼の所には絶対に行かないわ」

「「「すいませんでした」」」

ったくこの馬鹿共は…
え?口が悪い?放っておいてよ。

因みに今の言葉で分かったと思うが、
現在私の体は小さくなっているのだ。

むしろ縮められたと言った方が正しいか…

原因はアンのクソ妖怪のせいだ…!








──2時間程前──







今日は寝起きが良く、なんとなしに鼻歌をしつつ朝食を作っていた時の事…
奴がやって来たのだった…

「ごきげんようパルスィ、「あぁっと手が滑った」今日も貴女は可愛(サクッ)」
「………」
「が、顔面セーフっ!」
「どう見てもアウトね」

コイツは、かの有名な妖怪の賢者こと

「八雲紫です☆ゆかりんって呼んでね☆」

なのだが、初対面でこの挨拶をされた時には思わず右手が自然に八雲の顔目掛けて動いていた。
我ながら、あの時の反射神経は素晴しいモノだったと自負できる位だ。(因みにクリーンヒットした)

さて、そんな妖怪の賢者がなぜ私の家に来てるか(隙間を使用しての無断侵入だが)
誰から聞いたのか知らないが、私の作る朝食が大変美味しいとの事。

百聞は一見にしかず
いや、この場合は百聞は一食にしかず、かしら?
まぁ、とにかく飯を集りに来やがった、という事らしい。

別に断る理由も無いので、初対面の時は普通にご馳走してやった。
そしたら、噂以上に美味しかったらしく、私に嫁いで来いとぬかしやがったので今度は左手でねじ伏せた。

まぁその後、前々から集りに来てた連中が八雲がいる事に驚き
朝食一番を取られた事に怒りを感じさせ、私が八雲に嫁ぎに来いと言われた事実を伝えると
何故かブチ切れ(主に例の姉妹と鬼だけだが)、自宅近くで弾幕勝負をおっぱじめていた。(無論、3対1である)

その間私は、姉妹のペットと地底の入り口組みで朝飯を食べていた。

…とまぁとにかく、随分なやつなのである。

「あ、因みに刺した事に対しては謝らないから」
「そんなクールなパルスィも素敵!嫁ぎに来て!」
「やかましい!……はぁ……仕方が無いわね、抜いてあげるわ」
「パルスィ…」

イラッ

「少し抉れても許してね?」
「え、いや、抉れるのはちょっtいたたたた!!痛い!痛いわ!!パルスィの愛が痛い!」
「ふんっ(ぐりっ)」
「痛い!痛い!泣いちゃう!妖怪の賢者泣いちゃう!!」
「…ったく…(スポッ)」
「はぁ…はぁ…気持ちよかっt」
「ふんっ!」
「へぶっ!」

取り敢えず、後ろ回し蹴りでフィニッシュを決めておいた。

「んで?今日は何用かしら?賢者様?」
「もう…パルスィったらツンデレなんだから」
「さっきよりも激しい事してあげましょうか?」
「あら、魅力的………だけど今日はやめておくわ」

少し真剣な顔になった…
真面目に聞いてやるか…

「貴女にプレゼントを持ってきたのよ」
「うわ、胡散臭ッ!」
「やだパルスィったら…そんな事を紫お姉ちゃんに言う子は…」
「何がお姉ちゃんよ、それにアンタ何する気…」
「こうしちゃうわ!」
「え!?ちょ!?」

人が真面目に聞いてやったってのに!
目の前が真っ白に…










「…っつつ…何だってのよ全く…」

取り敢えず怪我はしてないようだ。
うん、ちゃんと腕も足も正常だ。

ただ幾つか気になる事がある…

あの箪笥ってあんなに大きかったか?
私の布団ってこんなに大きかったか?
そして私の座っている近くに一通の手紙…

………まさかまさかまさか…!

私は直ぐに手紙の封を切り、中身を読んだ。


──パルスィへ

この手紙を読んでいるという事は、貴女は目覚めたという事。
近くに大きな鏡があるから自分の姿を見てみなさい。
──



その一文の言う通り、近くに大きな鏡があった。
鏡で見た私の姿は…

「なによ…コレ…」

見事なまでに縮んでいた。

自分の体を触って確かめてみたが確かに縮んでいた。
頬も抓ってみたが、夢などではなかった。

私は再び手紙に視線を落とした。


──
小さいパルスィは大層可愛らしいなぁ…なんて思い。
小さくしちゃった☆
反省も後悔もしていない。
──

「アンのクソ妖怪…!」

しかし手紙には続きがあった。


──
今日一日はその姿のままよ。
大いに楽しみなさい。
──

「何が楽しみなさいよ…ッ!」

──
追伸
──

「ん?…追伸?」

──
追伸:その大きな鏡と手紙は貴女が私に「殺意」を抱くと消えます。
──

「さ、殺意?そんな物抱く訳…」

──
追伸2:幼女パルスィのおまたクンカクンカスーハスーハ出来て嬉しかっt
──

「殺すッ!」

"シュンッ"

あ、本当に消えた…
ってあんのクソ妖怪!
人が寝てるからって好き勝手してくださりやがって!

今度来たら包丁顔面に刺す程度じゃ済まさない…!

なんて事を考えてたのがいけなかったのか
私は来訪者の気配に気付かなかった。

「パールースィー、朝飯食わせて…よ…」
「…?…ヤマメちゃんどうしたの…って…」

「へっ?」

声がする方に振り向くと、見慣れた顔が2つ

「…ヤマメちゃん…」
「うんキスメ分かってるよ…!」
「…絶対に…!」
「捕まえるっ!」

まぁ、抵抗も無駄に終わり、私はキスメ&ヤマメペアに捕まってしまった。
その後、勇儀やら古明地姉妹やら猫と鴉やらが来て、現在に至るという訳である。

さて今現在は

「私達のところだよね?ね?」
と入り口組みから迫られ

「いんや、私の所だろっ!」
と四天王の馬鹿鬼から手を差し出され

「いいえ、私達の所です」
と古明地姉から断言され

その中心に

「はぁ…」

溜息吐く私が居て…
まぁ、この姿で家事が出来る訳ないし…
どっかにお世話になるのが得策よね…

さて…どいつン所にお世話になろうかしら…?
───
※分岐点※
1、キスメ、ヤマメの所にお世話になる
2、勇儀の所にお世話になる
3、古明地の所でお世話になる

アナタはどれを選びますか?

ねくすとしなりお?
───

・すっげー久し振りです。10度目まして、ポルタです
・\祝☆10作品目/
・まぁ、前後編の奴を一括りにしたら、まだ⑨作品ですが。
・さぁ、分岐が好きになってきた私です。
・別にコメント稼ぎって訳じゃ(ry
・あざといな流石俺あざとい

それでは、次回の作品までバイバイ!
そして、皆様、良いお年を!
ポルタ
http://twitter.com/#!/10ga
コメント



1.奇声を発する程度の能力削除
全部!って言いたい位全パターンのお話が読んでみたい…
でも、強いて言うなら3番かな
2.名前が無い程度の能力削除
乗るしかないこのサトパルのビッグウェーブに!
2番でお願いします!!
できれば全ルートでお願いします
3.名前が無い程度の能力削除
まぁ落ち着けよ。

こいしちゃんが無意識に幼児化の効果延長しちゃったり
ヤマメちゃんがうっかり幼児化しちゃう病をかけちゃったりして
それぞれの場所に居候とか…いえ、なんでもありません
4.名前が無い程度の能力削除
もちろん順番でしょ?
5.名前が無い程度の能力削除
ここはあえてパルスィ宅にみんなでお泊まりを。
6.名前を忘れた程度の能力削除
もちろんこれは全パターン期待せざるを得ないw
個人的には勇パル派だけど、他パターンも面白そう。

気長に続き待ってるよー
7.名前が無い程度の能力削除
1かな。強いていうなら。
つまり誰かの家に全員お泊まり会すれば問題なっしんぐ!
あ、ちなみにヤマパル派です
8.名前が無い程度の能力削除
これは順番にお泊りですね
9.月宮 あゆ削除
紫さんもっと自制しましょうよ…いくら小さいパススィがかわいいからって
追伸2はやっちゃいけないでしょ、けど仕方がない!

まあ、かわいいからいいか
私としては全パターン行って欲しいですが、地底に愛想つかして地上に逃げるパターンもありかなと思いました。

次回作期待しています。
10.名前が無い程度の能力削除
姉妹にもみくちゃにされる幼パルとか俺得なので、3をお願いします!
ゆかりん何してんの……w