Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

ずっと一緒

2011/05/22 16:35:02
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※このSSは、私がこれまでに投稿した拙作の設定の一部を引き継いでいます。これ単品で読んでも問題はありませんが、「さとられいむ」前提という事を念頭に置いてください。それでもよろしければ、どうぞ↓














「いやー。やっと一段落ね」
「そうね」
「にしても、結婚式ってのは色々堅苦しいわね。二度と御免だわ」
「そう?白無垢、すごく似合ってたのに」
「・・・さとりのウエディングドレスも、綺麗だったわよ」
「そ、そうかな?」
「う、うん」
「「・・・・・・」」



私とさとりは、結婚した。両関係者への挨拶やらさとりの引っ越しやら結婚式やら色々あったが一段落し、いつもの流れでの宴会も終了し、今は片付けの真っ最中である



「たくっ。なーんで祝われる側なのに片付けなんかしなきゃなんないのよ。どいつもこいつも自分勝手なんだから」
「良いじゃない。皆さんなんだかんだで祝ってくれたし」
「大半が酔った勢いみたいなもんだけど」
「ふふっ・・・魔理沙さんなんかは、霊夢に先を越されて悔しかったみたいだけど」
「ははっ・・・・・そういや、藍の奴が『ちゃんとやる事はやるんだぞ』って言ってたけど、あれってなんだったのかしら?」
「そ、それは・・・・・・」
「なんで赤くなってんの?」
「な、なんでもない!なんでもないから!さっさと片付け、済ませましょう!」
「んー。りょーかい」











「ふう。やっと終わったー」
「お疲れ様」
「なんか、こうやって二人だけでゆっくり話すの、凄く久し振りな気がする」
「そうね。ここの所、本当にバタバタしてたし」
「やっぱ、その喋り方の方が自然で良いわね」
「そう?」



霊夢から『やっぱり前の喋り方だと他人行儀な感じがする』と言われたので、今は出来るだけ砕けた口調で話す様に心がけている。正直まだ慣れないけれど・・・・・



「うん。なんかこう、夫婦って感じがする」
「夫婦、夫婦かあ。私達、本当に結婚したのね。なんか、まだ実感がわかないなあ」
「んじゃ、形から入りゃあ良いんじゃない?」
「どういう意味?」
「例えばほら。私の事、あなたって呼ぶとか」
「霊夢が旦那さんなのは、決定事項なのね」
「そりゃそうでしょ。神社じゃ私がルールなんだから」
「はいはい。まあ、そのうちね」
「へーい」
「・・・・・・・ねえ、霊夢」
「んー?」
「その・・・・・・・・本当に、「「本当に私で良かったの?」」
「あっ」
「はあ。まーたそういう事を言う」
「だ、だって、紫さんも言ってたけれど、やっぱり博麗の巫女とさとり妖怪の結婚なんて・・・・・」
「今更そんな事関係ないでしょうが。それに、あいつだって本気で言ってた訳じゃないし、他の奴らも悪くは言ってなかったでしょ」
「それは、そうだけど・・・」
「・・・・・私、さとりのそういう所は嫌いだわ」
「えっ」
「あんたはいつも、悪い事ばかり考えすぎなのよ」
「・・・・・・」
「ちょっと。聞いてる?」



ひぐっ



「―――っ!?ちょ、ちょっと!なんで泣くのよ!?」
「ふええ。霊夢に嫌われたああああ」
「ええー・・・」
「ぐすっ、うう・・・れいむにぎらわれだー!れいむばわだじがぎらいなんだー!」
「・・・・・・」
ああ。涙目のさとりもかわい・・・じゃなくて



ぎゅっ



「ふえっ・・・」
「ご、ごめん。言い過ぎた」
「ひぐっ・・・わだじ、わだじ・・・・・れいむにぎらわれだらいぎでいげない」
「ごめん」
「ばか」
「ごめん」
「バカ」
「ごめん」
「馬鹿」
「ごめん」













「落ち着いた?」
「はい・・・・・ごめんなさい、取り乱して」
「いや、私も悪かったわ。ごめんなさい。ただ、さとりのそういう所は直した方が良いと思う」
「うん、分かった。努力する」
「・・・・・・・あー。良い?一度しか言わないからよーく聞きなさい」
「はい」
「こんな事言ったら、色んな奴に怒られるかもしんないけど。私は、その・・・・・・例え幻想郷中の奴ら全部敵に回しても、さとりに嫌われなけりゃそれで良いって思ってるんだから」
「うん」
「そんで、私が大人になってもお婆ちゃんになっても・・・・・・・死ぬ時も、さとりには傍に居てもらうんだから。分かった?」
「・・・うん」
「だから、私に付いてきなさい」
「はいっ」
「ん。よろしい」
「・・・・・あの、私からも良い?」
「んー。なに?」



スッ



「?」
「・・・・・・・キス、してください」
「はっ?」
「第三の眼に、キスしてください」
「えーと・・・」
「ずっと昔の話だけれど、さとり妖怪の婚礼の場では、第三の眼に接吻するのが習わしだったの。だから」
「あー、なるほど・・・・・わかった」
「良いの?」
「良いわよ」
「怖くないの?」
「全然」
「そ、それじゃあ・・・・・はい、どうぞ」
「うい」



ちゅっ




「んう・・・・・」
「・・・・・これで良い?」
「はい・・・」
「あれ?もしかして、感覚あるの?」
「はい」
「ふーん」



つんつん



「ひうっ!?」
「おー。ほんとだ」



つんつん



「ひゃぐっ!?」
「うは、えろい」
「霊夢!!」
「あっ、ごめん」
「もうっ・・・・・・・えへへ。霊夢に傷物にされたあ」
「なっ!?」
「本当に一生かけて、責任取ってもらうんだから。覚悟してね?」
「う、うい」
いきなり結婚とか話が飛躍しすぎて、どうなるかと思いましたが、好評で驚いています
結婚したと言っても、やる事変わらないですね。すみません。これからも平時こんな感じだと思いますが、よろしくお願いします
最期に、前作等へのコメント、そして、こんな妄想の塊の駄文をここまで読んでいただき、本当にありがとうございました
さとられいむの身長差は「抱擁したときに、さとり様の頭が霊夢の胸のあたりに来る」が俺のジャスティス
特攻
コメント



1.奇声を発する程度の能力削除
程よい甘さと丁度良い身長差で良かったです
2.削除
さとり様背ちっちゃいな。
まぁそれはともかく良かったデスヨ。口かラ砂糖ガ溢れレレ(ザザザザザ