Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

アリス記念日

2010/07/17 01:41:33
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「なあ、アリス?」
「何?」と小首をかしげた魔理沙に、アリスは同じ方向に首をかしげて問い返す。
「昨日はアリスの日だったらしいぜ?」
「そう・・・・?」
「なんでも『7月16日』で「ナナイロ」って事らしい。上手いこと考えるヤツも居たもんだな」と魔理沙は心底関心した様子で言う。
「あー、なるほどね」とアリスは頷いて紅茶を口に運ぶ。

昨日と言っても、それほど昨日じゃない。というのも昨日は僅か数時間前の話であり、実質、昨日と今日とは非常に曖昧である。日付を超えたからには今日は今日なのだろうが、まだ昨日という実感があり、確かに今日とはなぜか断言できないのである。やはり人間という生き物は、睡眠を挟むことによって日付の変更を認識するのだろう。

「でも、アリスは昨日がアリスの日だって知ってたか?」
「・・・・?いや、まぁ・・・・知らなかったといえば嘘になるけど、正直、忘れていたわ」
「そっか、誕生日みたいなもんなのか?」
「そうなんじゃない?」二人してフムと頷く。

「兎に角、アリス、おめでとう」
「ありがとう・・・と言っても良いのかしら?」とアリス。
「さぁ・・・?でも、おめでとうって言われたら、ありがとうとしか返答しようがないと思うぜ」
「なら、ありがとう」
「どういたしまして」魔理沙が言って笑う。


「それにしても、アリスの日を迎えると、アリスは一体どうなるんだ?」
「・・・・分からないわよ、そんなの」
「誕生日だと、一歳年をとるよな?」
「そうね、アリスの日は記念日みたいなものじゃないのかしら・・・・?」とアリスは言って頷く。
「そうよ、きっと記念日。ほら、「サラダ記念日」とか「肉の日」とかあるじゃない」
「なるほどな、じゃあ余りおめでとうじゃないかもしれないな」
「うーん」
「難しいぜ」

時刻は深夜1時45分。二人の魔法使いは今日もどうやら平和である。
私が今できることと言ったら土下座以外に他ありません。ごめんなさい、アリスの日、間に合いませんでした。

それに文章も凄く短いですね・・・・。次回こそは頑張ります!
brownkan
コメント



1.奇声を発する程度の能力削除
間に合わなくても全然オッケーですよ!!
ほのぼのしてて良かったです!
2.けやっきー削除
いいですねぇ、こんな感じ。
なんかこう、ただ普通に会話している感じが私は大好きです。

アリスの日は余裕でセーフらしいですよ!
私も遅刻者なので!
3.削除
>ごめんなさい、アリスの日、間に合いませんでした。
気にする事は無い。
アリス好きにとって、24時間365日……全てがアリスの日だ!
4.名前が無い程度の能力削除
アリスでありんす~♪