※ ビデオやDVDの映画本編が始まる前に紹介される
新作映画の予告PVを頭の中に映像として流しながら読んで下さい
今宵、とっても瀟洒でちょっと不思議なサーカス団が幻想郷へやって来る――!
「――えっ!? 私がこのサーカス団の団長に……ですか?」
奇妙な運命の廻り合わせによって、老い先短い老人からオンボロサーカス団を任せられたのは売れない奇術師の少女――。
サーカス団を経営してゆくお金も無い、人脈も無い、ついでにサーカス団の知名度も無い!
これは、そんな無い無いづくしのサーカス団の観客席を一杯にしようと努力する一人の少女のハートフル頑張りストーリー。
「ふぅ……、よし! 道のりは長そうだけれど、一つやってみようかしら」
今宵あなたは、とっても瀟洒でちょっと不思議な奇術のオンパレードに目を奪われる事になる――。
「はい、お集まりの皆様。本日は『十六夜サーカス』の入団希望面接にお越し下さってありがとう御座います。
それでは、ただ今から入団面接を始めますね、まずは――くれない・みすずさん? どうぞ」
「紅・美鈴(ホン・メイリン)ですっ!」
「ああ、どうもすいません……。では、あなたは何が出来ますか?」
「はいっ! 自分は中国拳法とか出来ます! 太極拳とか!! ――ホォワチャァァアアア~!!!」
「……却下で」
「ええ~っ! そんなぁ~!!!」
「さぁさぁ、観客の皆々様! お次はサーカス団にはお付き物の『虎の火の輪くぐり』で御座います! さぁ出番よ、syou!!」
「が、がお~!!! ――って、まさか本当にこれ私がやるんですか!!? いや私確かに寅だけど! 寅の妖怪だけど!!」
「……頑張って! ご主人!!」
「う~ん、今のままでもいいんだけれど何かあと一つ欲しいわね……」
「おっ? 何かお困り? 『十六夜サーカス』の団長さん!」
「――あら? あなた達は?」
「私達は名前も売れてない、しがない演奏屋さ。今日はサーカス団のメンバー募集のチラシを見てここまで来たんだけど」
「演奏屋……」
「そう! あなたの見せる不思議な奇術ショーに私達の音楽を重ねてみない?」
「悲しい音、楽しい音、とにかく何でも任せてよ!」
「「「私達、プリズムリバー三姉妹に!!!」」」
そんな寂れたサーカス団に集まる、ちょっぴり可笑しくて飛びっきり愉快な仲間達――。
「クククッ、お前……、中々に数奇な運命をしているわね」
「あなたは……?」
「うんうん、良い良い。宵闇の時間に外に出た甲斐があったわ! 面白い運命を持つ者に出会えた」
「えっ……?」
「じゃあな、名も知らぬ人間。近いうちにまた逢おう!」
そして少しづつサーカス団が成長してゆく中で、奇術師の少女は満月の夜に不思議な少女と出逢う――。
「さてさて今宵我が『十六夜サーカス』にお越し下さった皆々様、本日の不思議なサーカスショーも次で最後となってしまいました……。
それではどうか最後まで楽しで下さいませ、これが我が『十六夜サーカス』の最後の幻想で御座います――!」
――果たして、売れない奇術師の少女が団長を務めるサーカス団の運命は!? そして満月の夜に出逢った不思議な少女の正体は?
笑いあり、涙ありのハートフル頑張りストーリー、『咲夜のサーカス!』
某月某日スキマ座シネマ系列にて一斉放映開始!
「私には人の『運命』が視えるのさ。このサーカス団は成功する、絶対にさ! ――何てたって、この私も上空からコッソリ見て楽しんでいるからな、クククッ」
――今宵あなたも、この不思議な少女と一緒にとっても瀟洒でちょっぴり不思議なサーカスを見に行きませんか?
――なんちゃって。
またまた多分続かない。
って、何気におぜうさまただ見じゃね?
……マジで本編を頼みます。
めーりんは雑技団的な技を色々やってメインメンバーになるんじゃないのーー!!
一番サーカスにうってつけじゃないかーー!!
あと頭の上にリンゴを乗せて咲夜さんのナイフを受ける役wwww
本編書くのがんばってくださいね
本編に期待