Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

子供の名前は額に書くべきものなのかもしれないけど?

2009/08/14 00:40:06
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「お姉様。訊きたいことがあるの」
「いいわよ、云いなさい」

 妹に頼られる私。実にキュート。間違えた。クール。
 キューティクルと間違えて変なことを云ってしまった。

「それで、何かしらフラン」
「あのね」

 妹は恥ずかしげに指を突いては離している。

「えっと、あのね」
「遠慮なんてすることないわよ」
「う、うん」

 可愛い妹。しかし何を恥じているのだろう。
 訊きづらいこと。なるほど、察しが付いた。プレゼントだ。私の欲しいものでも訊こうとしているのだ。
 愛い奴。

「あのね、お姉様」
「えぇ、何?」
「子供ってどこからくるの?」
「カスタードの天然水超うめぇ」

 聞かなかったことにした。

「お、お姉様!」

 しかしそれは認められなかったみたい。

「それカスタードじゃなくてマスタードの天然水よ」

 そっちか。

「あら本当。どうも舌に優しくない味だと思ったわ」
「危なかったよ。一瓶飲んでたら舌が黄色くなるところだった」
「ありがとう、フラン」
「どういたしまして」

 こうして私は救われた。

「それで子供だけど」

 まだ救われてなかった。

「キスすると産まれるのよ」

 常套手段とも云える嘘で誤魔化してみる。

「そうなんだっ」

 予想外の反応!

「そうよ。キスで体液交換をすると、女の子の体には命が宿るの」
「へぇ」

 きらきらした瞳はキツイ。嘘吐いてるからキツイ。

「じゃあお姉様、キスしよっ」
「お姉様ちょっと南極往ってくるわ」
「お姉様が死んじゃう!」
「大丈夫、夜しか行動しないから」
「白夜だよ!」
「盲点だったわ」

 白夜って何かしら?
 さておき。私はどうにか妹の性的好奇心に打ち勝ったわ。これぞ家族愛。

「私ね、女の子が欲しいな」

 何一つ打ち倒せてなかったことに対して私は嘆く。手加減はしない。

「フラン。あなたにはまだ早いわ。せめて乳が美鈴になるまで待ちなさい」
「一生無理だ!」
「私の胸を見て云うのは止しなさい」

 乳のサイズ=母の愛というわけではないが、フランの乳では子供がかわいそう。
 というより、産まれてすぐにきゅっ☆されちゃいそうなのでさすがにそれは見たくない。

「仕方ないわね。フラン。私が一日だけあなたの娘になってあげる」
「わーい、それじゃおしめ変えるね」
「前言撤回することをここに強く宣言するわ」
「えーーー!」

 危ないところだった。さすがに妹とはいえ、そんなデンジャラスなことさせるわけにはいかないわ。

「判ったわ、フラン。こうしましょう」
「え?」

 妹は首を傾げる。

「今日の夕食に出てくるゆで卵を愛でなさい」
「わーい。私大事に温めるね」
「お湯の愛に勝てるかしら」
「大丈夫。レーヴァテインはそんなものに負けないよ」

 心底思う。
 冗談でも子供貸し与えなくて良かった。

「そう。それじゃあ夕食に行きましょうか」
「うん」

 今日の夕食。
 ゆで卵に子供の名前を書いていく妹がちょっと恐かった。
忘れないようにメモりつつ、自分の物だと主張。
これが親かっ。

良い夢を。
焼き竿
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
なんかわからんが何故か面白かった、悔しい!
2.名前が無い程度の能力削除
会話のテンポになぜか笑いが。
妹様はゆで卵になんて名付けたんだろうか。
3.七人目の名無し削除
姉妹の会話がとても可愛らしくて超グッド!
私はこういう作品好みだわ~~~♪
4.名前が無い程度の能力削除
会話が素晴らしいw
上手い漫才のようなテンポと返しに感服致したw
5.喉飴削除
軽快な会話のテンポ、読んでいて心地良かったです。
>>「一生無理だ!」
ここで笑ってしまったw
わふぁ、面白かったです!
6.Ninja削除
>>「白夜だよ!」
フランちゃん頭良いwwww
7.名前が無い程度の能力削除
会話のテンポが素晴らしい
てかマスタードの天然水って何だよw
8.灰華削除
身内にゆで卵(剥く前)に落書きをする人がいるから名前書くくらいじゃ驚かないぜ!
9.名前が無い程度の能力削除
何だこの話。実にキュート、そしてクール
10.GUNモドキ削除
マスタードの天然水・・・・・・味が気になる、甘いのかしょっぱいのか、それとも辛酸っぱいのか・・・・・・
11.名前が無い程度の能力削除
会話がウマい!
12.名前が無い程度の能力削除
「大丈夫、夜しか行動しないから」
「白夜だよ!」
噴いたwwwwww
13.奇声を発する程度の能力削除
このテンポ大好きwwww