Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

『子猫が甘えてきたらかわいいよね』の巻き

2009/08/08 18:03:33
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前回の『女性の声は~』の続きです。







前のマッサージ騒動もあって、霊夢と魔理沙と文が居つくようになった。

霊夢は腕が疲れる僕を案じてか、お姫様抱っこからおんぶになり、

魔理沙と言えば、膝枕から胡坐の中で寝るようになった。

「いいなあ…」

文と言えば、玄関前の掃除、倉庫の整理などを任せているが、

時々そんなことを呟くようになった。

毎日だらけに来る霊夢たちが羨ましいのであろうか。

だがこれは罰なので、甘やかすつもりはなかった。

しかし、ご褒美くらいはやってもいいだろう。

「文。ちょっとこっちに来なさい」

別に給料が出るわけでもないのに、文の顔はパァっと明るくなり、

「はい!」といつも出さないはっきりとした声を出した。

そうだな…。罰なので、給料を出すわけにもいかないので、

「罰とは言え、いつもご苦労様。引き続きがんばってくれ」

と、言って頭を撫でることにした。

最初は驚いてた文も、徐々に目を細め、いかにも気持ちよさそうだった。

「あ、あの…。もしもっと頑張ったらまた撫でてくれますか?」

おや、随分とこの褒美を気に入ったらしい。

「ああ、頑張ったらね」

お金を払わずに、頑張ってくれるならこれからもしても構わないだろう。

そう思っていた矢先…。

「香霖?私には撫でないで、文には撫でるのか?」

思いっきり不機嫌オーラを出した魔理沙は、

自分にしてくれないのに、不服を感じていた。

「文は頑張ってるからね。そのご褒美だよ」

タダとは言え、纏わりついてるだけの彼女らにする気はない、ということだ。

「だったら…働けばいいんだな?」

「そういうことになるね」

魔理沙が離れれば少し寒くはなるが、仕方ないだろう。

「じゃあご飯の用意と風呂掃除と…そ、その背中を…ゴニョゴニョ」

後半は何を言ってるか分からなかったが、

動かずに、ほとんどの作業を彼女らがやってくれるわけだ。

タダ働き様様である。

「そうだね。じゃあ頼もうかな」

「ちょっと、魔理沙ー。私の分はどうなるのよ」

霊夢まで働きたいと申してきた。明日は豪雪だろうか。

「霊夢はそのままでいいぜ。私で全部やるからよ」

「嫌よ、私も働くの。そうね…お風呂で髪とかゴニョゴニョ」

寒さで幻聴してるのだろうか。

あの何があっても、グータラな霊夢がどうしても働きたいと言っている。

明日は槍が降ってきてもおかしくはないだろう。

「じゃあ、霊夢は店番を頼めるかい?少し修理したいものがあるからね」

殆どは文と魔理沙がやってくれる為、ほとんどさせることがない。

「分かったわ、もちろんお茶はサービスよね?」

こういうところは変わらないのか。寧ろここが変わってほしかった。





修理も終わって、晩御飯の時間がやってきた。

メニューは、きのこの炒め物、川魚の塩焼き、きのこの味噌汁、大根の綯えもの

あまり食材がなかった為、メニューは少なかったが、

いつも1人で簡素な食事だったので、十分だった。

席順とかは決まってないので、皆自由に座り始める。

が、魔理沙は僕のところへ寄ってきたかと思うと、

僕の胡坐の上に座ってきた。

「ちょ、ちょっと魔理沙!ずるいわよ!」

「そうですよ!魔理沙さんだけ贔屓です!」

途端に周りからブーイングの嵐だった。

「これは私の特権だからな。譲らないぜ」

確かに昔から魔理沙はこんな風に座ってきたが、

今でもやられると、食べづらいだけだ。

「魔理沙…。食べにくいんだが…」

僕は彼女にどいてもらおうと思ったのだが…。

「じゃあ私が食べさせてやるよ」

彼女はそれが当たり前かのように言ってきた。

もちろん周りのブーイングは強まるばかりで、収まる気配がない。

「いくら昔からの馴染みとは言え、魔理沙さんばっかりずるいです!私もアーンしたいです!」

僕はいい加減腹が減ってきたので、こう提案してみることにした。

「じゃあ日替わりで変わればいいだろう…」

この提案を出して、即後悔することになった。

「じゃあ今日は私だな、ほら香霖。アーン」

自分が言い出したことなので、反抗はしない。しないが…

「あ、あーん」

恥ずかしすぎる。文も賛同してるので記事になることはないのが、

唯一の救いだろう。こんなことが、幻想郷中に広まれば、

忽ち「バカップル」だの「女たらし」だのと嫌なあだ名がつくことだろう。






さて、夕食も終わり僕は風呂に入ろうと思った。

今夜は冷えるので、できるだけ早く入りたかったのだ。

お湯の温度は熱くもなく、温くもなく丁度いい温度だった。

「冬は風呂に限るね…。あぁ気持ちいい」

極楽に身を委ね、うとうとしてたその時であった。

「香霖。湯加減はどうだ?」

「ああ、最高だよ。魔理沙」

今日お湯を沸かしたのは魔理沙だったな。いい仕事をした。

「じゃ、じゃあさ…。そ、その…入っていいかな?」

僕は、某メイド長が時を止めたのかと思った。

「…。え?嫌、だめだろ」

さすがに、少女とは言え年頃の女の子である。

襲う気は無いとは言え、いろいろと危ない。

「ツケをここで払うって名目ならいいだろう?」

それでもダメだろ。というか何故君がツケを払うタイミングを決めるんだ。

「それでもダメなものはダ…メだ…よ」

断る途中だったのに、魔理沙はもう風呂に入っていた。

バスタオルを巻いているとは言え、体のラインがとても分かりやすい。

控えめな胸、贅肉のないお腹周り、大きいとは言えないお尻。

もし僕が狼なら、即襲っているところだろう。

だが、僕は狼じゃないし理性だってある。

「ちょっと待て、魔理沙。ダメだと言ってるだろ?」

少女をここまで辱めて、断るというのは無粋だが仕方が無い。

これも彼女のためなのだから。

「どうしてダメなんだ?私がガキだからか?体が貧相だからか?」

魔理沙は真っ赤になって、目に涙を浮かべていた。

「そういうことじゃない。魔理沙はもう年頃の女の子だ。いくら幼馴染でも、許されないことだってある」

僕だって魔理沙に目を惹かれる事はある。ロリコンではないがね。

「そうか…。邪魔したな」

「確かに一緒にお風呂に入ることはまずいが…背中を洗うくらいならいいだろう」

時々人のオーラが変わる感じを覚えないだろうか。

明らかに何か変わった、と思う時がある。

それが今だ。魔理沙は目を輝かせ、今にも泣き出しそうである。

「わかったぜ!綺麗に洗ってやるからな、覚悟しとけよ」

これはほんとに覚悟が必要だった。

目の粗いスポンジで思いっきり擦ってきたからだ。

痛みに堪えきって、やっと終わった。

「ごめん、痛かったか?」

正直とても痛い。気を抜けば涙が出そうだ。

「大丈夫だよ。それより今日はいろいろと世話を焼かせたね。礼を言うよ」

と、言って魔理沙の頭を撫でてやった。

「―っ。そ、そんなことないんだぜ。じゃあ私は上がらせてもらうぜ」

今日はやけにおとなしいな。何かあったのか?

別に魔理沙に異変があるわけでもないので、放っておくことにした。





今日は特別、体を動かしたわけでもないのに、

いつもより疲労感が激しかった。

びっくりしすぎるのも、問題だな。

今日はもう疲れたので、早めに寝ることにした。

「ねぇ霖之助さん。一緒に寝ていい?」

ここまで来たらもう驚かない。

「ああ、好きにするといい」

と、言ったと同時に3人が一斉に押し寄せてきた。

「ちょっと、私が頼んだのよ。出ていきなさいよ」

「いいえ、今日一番働いたのは私です。私にこそ権利があるべきです」

君の場合は罰によるタダ働きだろう。と、突っ込みたかったがやめた。

眠すぎる。随分騒音に慣れたものだ。

この2人はまだ気づいていない。

魔理沙はとっくに僕の左を占拠して、熟睡していた。

「おやすみ、魔理沙」

そういうと、騒音が響く部屋の中で、僕は夢の世界へ旅立った。
キャラが変わりすぎですね。

妄想もここまで来るとドン引きものです。

後悔はしてませんがね。

前作でフラグー!なんてコメがあったので、

続編書こうと思いました。

せっかくのフラグですし(
だふん
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
ふ、フラグクラッシュしない霖之助さんなんて霖之助さんじゃない!
2.名前が無い程度の能力削除
まったくだ、キャラが変わりすぎだよ
もっとやれ
3.名前が無い程度の能力削除
「…。え?嫌、だめだろ」
クールw
4.名前が無い程度の能力削除
キャラ崩壊もいいとこだ、けしからん、もっとやってくれ
霊夢と魔理沙の魅力を引き出すのはやっぱ霖之助さんだな。
5.名前が無い程度の能力削除
誰こいつら
6.名前が無い程度の能力削除
なぜこの状況で霊夢と魔理沙の仲がいいのだろうか…
7.読む程度削除
んだよ、これwww
キャラ違いすぎだろうがっ!!
もっとやっちゃってっ!!