Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

東方で遊戯王34 『めくるめく死亡遊戯』

2009/07/26 19:09:37
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注意:前回の続きです。
   割と普通にデュエルします。ネタ成分低め。
   ルールが分かる方でないときついです。

















闇紫 LP3900:手札1:オレイカルコスの結界
            前衛:無し
            後衛:守護神、クロニクル(1)、独断(悪魔族)
レミ LP7100:手札4:アーミタイル、裏守備、ネクロフィア(アーミタイル装備)
霊夢 LP8000:手札3:火羽野郎



魔理沙「霊夢・・・・・・やってくれるぜ!」

アリス「決まったわね! 台詞もなにもかも」

霊夢 「(手ごたえありだわ! この一発はさすがに効いたはず・・・・・・)

闇紫「・・・・・・ふふふ、熱いわね。本当に、こっちが寒くなるくらい。
   どっちを先に涅槃に送ってやろうか悩んでいるのに、そんなだとポイントアップよ」

レミ 「(僥倖のクリーンヒットにも、応えた様子は無い・・・・・・。
    あいつにも同等以上の衝撃がいってるのは確かのはずなのに・・・・・・)」

闇紫 「ドロー。マジッククロニクルの効果発動。そうね、では今度は霊夢。あなたが選びなさい」


    つ  ニーベルングの指輪

       スパイダー・エッグ

       アストラルシフト

       幻魔の扉


霊夢 「(うーん、どれもやばそうなカードだわ。
    どれを選んでもしょうがないんだし、ここは適当に・・・・・・)アストラルシフトにするわ」

レミ 「おい、霊夢。今適当選んだわよね?」

霊夢 「ギク。そんなわけないでしょ、わたしだって、やるときは真剣よ」

アリス「(ギクって言ってるじゃない・・・・・・)」

闇紫 「魔法カード、アカシックレコードを発動。2枚ドローするわ」


《アカシックレコード》 †
通常魔法(アニメオリカ)
カードを2枚ドローする。
ドローしたカードの中に今まで自分がプレイしたカードがあった場合、
ドローしたカードを除外する。


    つ イピリア
 
      クロス・サクリファイス


闇紫 「プレイしてないカードだからそのままよ」

魔理沙「(くっ、ドローカードを公開するデメリットがあるとはいえ、あれじゃほとんど強欲と変わらないぜ・・・・・・)」

闇紫 「ふふふ・・・・・・クロス・サクリファイスを発動」


《クロス・サクリファイス》 †
速攻魔法(アニメオリカ)
互いのプレイヤーは、このターン自分の通常召喚に加えて
相手のフィールド上モンスターをリリースして
手札のモンスターをアドバンス召喚する事ができる。


レミ 「(クロスソウルの原作版! しまった・・・・・・)」

闇紫 「あなたたちの場のフレイムウィングマンと、裏守備のグレイブ・スクワーマーをリリースさせてもらうわ。
    そして手札から・・・・・・・・・・・・ダークチューナー、カタストローグをアドバンス召喚」


《DT(ダークチューナー)カオスローグ》 †
ダークチューナー(効果モンスター)(アニメオリカ)
星8/闇属性/悪魔族/攻0/守0
このカードをシンクロ召喚の素材にした場合、
相手のデッキの上からカードを5枚墓地へ送る。


魔理沙「なっ!? ダークチューナーだと!?」

霊夢 「って何?」

レミ 「知らん」

アリス「実はわたしも・・・・・・」

魔理沙「お前らな・・・・・・」

闇紫 「結構よ。無知ほど可愛い存在はないわ。
    でも、すぐに知ることとなる。光無き世界の恐ろしさを・・・・・・。
    わたしはさらに手札から、イピリアを召喚」


《イピリア》 †
効果モンスター(アニメオリカ)
星2/水属性/爬虫類族/攻500/守500
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した場合、
デッキからカードを1枚ドローする。


闇紫 「クロス・サクリファイスのアドバンス召喚は効果によるもの。
    よって通常の召喚権とは別物よ。イピリアの誘発効果で1枚ドロー。
    そして・・・・・・フフフ、レベル2のイピリアに、レベル8のカタストローグをダークチューニング!」

闇紫 「闇と闇重なりし時、冥府の扉は開かれる・・・・・・光無き世界へ!
    ダークシンクロ! 現れよ、地底のアラクネー!!」


《地底(ちてい)のアラクネー》 †
ダークシンクロ・効果モンスター(アニメ準拠)
星-6/地属性/昆虫族/攻2400/守1200
チューナー以外のモンスター1体-ダークチューナー
このカードを特殊召喚する為には、
自分フィールド上に存在する「DT(ダークチューナー)」と名のついたチューナーのレベルを、
それ以外の自分フィールド上に存在するモンスター1体から引き、
その数字がこのカードのレベルと等しくならなければならない。
1ターンに1度、相手フィールド上に存在するモンスター1体を
このカードの装備カードとして装備する事ができる。
この効果で装備したカードを墓地に送る事で、
このカードの破壊を無効にする。


レミ 「(・・・・・・ダークシンクロだって!?)」

霊夢 「なにあれ!? 黒いカード・・・・・・それも、レベルがマイナス6だなんて」

魔理沙「ダークシンクロ召喚だ。
    チューナー以外のモンスター1体のレベルから、ダークチューナーのレベルを引いた数と
    同じレベルのシンクロモンスターを特殊召喚できる。
    実物を見るのは初めてだが・・・・・・」

闇紫 「ダークシンクロモンスターは闇の力が具現化したもの。
    その能力は、ただのシンクロモンスターとは比較にならないわよ。
    まずは、シンクロ召喚に使用したカオスローグの効果発動。
    お互い5枚デッキから墓地に送りなさい」


  レミ   つ 冥王の咆哮
          軍神ガープ
          トラゴエディア
          ヘイト・バスター
          死のデッキ破壊ウイルス

  霊夢  つ E・HERO フラッシュ
         融合
         超融合
         ミラクル・フュージョン
         E・HERO ボルテック


闇紫 「そして地底のアラクネーの起動効果発動。
    地底のアラクネーは1ターンに1度、相手のモンスターを捕らえて自身に装備することができる。
    アーミタイルを捕獲するわ」

レミ 「く・・・・・・」

霊夢 「(しまったわ・・・・・・! これでフィールドはがら空き・・・・・・)」

闇紫 「さあて、どちらに攻撃してやろうかしらね。
    わたしは平等主義だから、なるべく差別はしたくないのだけれど」

レミ 「フン・・・・・・余計な時間だわ。やるならわたしをやるといい」

アリス「レミリア・・・・・・」

レミ 「だって、その方が都合がいいんじゃない? 
    いつでも隙だらけの霊夢より、このわたしからライフを早めに削っておいたほうが得策だと思うけどね」

闇紫「嘘ね」

レミ 「・・・・・・! なんだと?」

闇紫「人は嘘をつくとき、発声が音階にして半音づつの調子で上がっていく。
   今のあなたみたいに、変にうわずりながらね。
   神経感情複合としての否定的感情が、声帯の筋肉に不要な緊張を与えるせいでそうなるのよ。
   吸血鬼も原理は変わらない。大方、手札にゴーズでも忍ばせているんでしょう。
   よかったわね、学が増えて」

レミ 「(くっ、こいつ・・・・・・)」

闇紫 「そういうわけだから、悪いわね、霊夢。先に闇の洗礼を受けるのはあなたの方。
    さあ、心を闇に濯がれなさい! 地底のアラクネーで、霊夢にダイレクトアタック!」

霊夢 「う・・・・・・きゃああああっ!!」LP8000→5100

魔理沙「霊夢!」

霊夢 「く・・・・・・平気よ。このくらい・・・・・・」

闇紫 「うふふ、得意の痩せ我慢かしら。
    でも、いくら我慢好きな霊夢でも、死だけは我慢しきれなくてよ」

闇紫 「ライフを払い、わたしは手札から、このモンスターを魔法・罠ゾーンに守備で特殊召喚。
    来なさい、オレイカルコス・キュトラー」LP3900→3400


《オレイカルコス・キュトラー》 †
効果モンスター(アニメオリカ)
星3/闇属性/獣族/攻500/守 500
このカードは通常召喚できない。
自分のライフを500ポイント払うことで、
手札からこのカードを特殊召喚できる。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
モンスターの戦闘で発生した自分へのダメージは0になる。
このカードがフィールド上で破壊された時、
自分の手札・デッキ・墓地から
「オレイカルコス・シュノロス」を1体特殊召喚する。


レミ 「(魔法・罠ゾーンにだと・・・・・・!?)」

霊夢 「どういうこと!? いったい・・・・・・」

闇紫 「これぞオレイカルコスの結界の効果。
    この結界の中では、わたしは魔法・罠ゾーンにモンスターを配置することができる。
    そして前衛のモンスターゾーンにモンスターがいるかぎり、
    魔法・罠ゾーンの後衛モンスターには攻撃することができないのよ」

魔理沙「なんてこった。
    あのダークシンクロモンスターを倒さないかぎり、キュトラーには攻撃できないってわけか」

アリス「とんでもない効果だわ。ルールを無視するなんて・・・・・・」

闇紫 「まだよ。わたしはこのターン、さらなる結界を発動させる」

霊夢 「さらなる結界ですって?」

闇紫 「舞い降りよ、漆黒より生まれし第二の力。
    発動しなさい・・・・・・・・・・・・オレイカルコス・デウテロス!!」


《オレイカルコス・デウテロス》 †
フィールド魔法(アニメオリカ)
このカードはフィールド上に表側表示で存在する
「オレイカルコスの結界」を墓地に送った場合のみ発動できる。
このカードがフィールド上に存在する限り、
自分フィールド上のモンスターの攻撃力は500ポイントアップする。
自分フィールドの魔法・罠カードゾーンをモンスターカードゾーンとして扱うことができる。
その場合モンスターカードゾーンを前衛とし、魔法・罠ゾーンを後衛とする。
前衛にモンスターが存在する場合、相手は後衛に存在するモンスターを攻撃することができない。
1ターンに1度だけ、自分フィールド上のモンスター1体につき、
自分は500ポイントのライフポイントを回復する。
また、1ターンに1度だけ、相手モンスターの攻撃宣言時に
自分フィールドに存在するモンスター1体をリリースする事で、
その攻撃宣言を無効にし、そのモンスターを破壊することができる。
このカードはフィールド上で表側表示で存在する限り、
「オレイカルコス」と名がつくカード以外のカードの効果によっては破壊されず、
フィールドから取り除くことはできない。
また、「オレイカルコス」と名のつくカード以外のフィールド魔法は発動できない。
このカードをプレイしたデュエルに勝利したプレイヤーはマッチに勝利する。


レミ 「(結界が・・・・・・パワーアップした!?)」

霊夢 「・・・・・・ってか、長すぎなのよテキストが!」

魔理沙「基本はオレイカルコスの結界の能力を引き継いでいるだけだ。
    まあ、実際カード化したら説明欄に収まりきらないだろうが」

闇紫 「細かい事は気にしない。鉄則中の鉄則よ。
    オレイカルコス・デウテロスの効果発動。
    1ターンに1度、フィールドのモンスター1体につきライフを500回復する。
    よってわたしは1000ライフを回復するわ」LP3400→4400

レミ 「ライフ回復の結界・・・・・・なるほどね。長期戦がお望みってわけ。
    サディストなのは相変わらずみたいね」

闇紫 「あらぁ、あなたには及ばないわ、レミリア。
    わたしはただ、永く、永く楽しみたいだけなの。それ以外に、何も望んでなんかいないのよ」

闇紫 「カードを1枚伏せてターンエンド。
    お願いだから、長生きしてね。できるだけ、できるだけでいいから・・・・・・」



闇紫 LP4400:手札0:オレイカルコス・デウテロス
            前衛:アラクネー(攻2900)
            後衛:キュトラー(攻1000)、守護神、クロニクル、独断(悪魔族)、アーミタイル(アラクネー装備)、伏せ1
レミ LP7100:手札4:無し
霊夢 LP5100:手札3:無し



レミ 「わたしのターンだ。ドロー」

レミ 「あんまり舐めないでほしいわね。
    ダークシンクロだかなんだか知らないけど、その程度のモンスターなら百体ならんでも一掃できるわ」

レミ 「わたしは輪廻独断を墓地に送り、トラップ・イーターを特殊召喚!
    そしてトラップ・イーターをリリースし、偉大魔獣ガーゼットを召喚だ!」


《トラップ・イーター/Trap Eater》 †
チューナー(効果モンスター)
星4/闇属性/悪魔族/攻1900/守1600
このカードは通常召喚できない。
相手フィールド上に表側表示で存在する罠カード1枚を
墓地へ送った場合のみ特殊召喚する事ができる。


《偉大(グレート)魔獣(まじゅう) ガーゼット/Great Maju Garzett》 †
効果モンスター
星6/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
このカードの攻撃力は、生け贄召喚時に生け贄に捧げた
モンスター1体の元々の攻撃力を倍にした数値になる。


レミ 「ガーゼットの攻撃力は、リリースしたモンスターの攻撃力の二倍になる!」


    偉大魔獣ガーゼット    攻撃力3800


霊夢 「いきなりこれだけの攻撃力のモンスターを・・・・・・やっぱり凄いわ、レミリア!」

レミ 「霊夢なんかに言われるまでもないわね。
    偉大魔獣ガーゼットで、地底のアラクネーを攻撃! デーモンキングクレイドル!!」

闇紫 「地底のアラクネーは、装備したモンスターを墓地に送ることで破壊されない。
    そしてわたしへの戦闘ダメージは、オレイカルコス・キュトラーがいる限り全て0になるわ」

レミ 「だが、盾を失った以上そいつを守るものは無い。今なら無防備よ。
    霊夢、仕方ないから、もう一度お膳立てを整えてやったわ。感謝しなさい」

霊夢 「後でしてやるわ。気が向いたらね! ドロー!」

霊夢 「貪欲な壷を発動よ。
    墓地のフェザーマン、バーストレディ、アメジストキャット、サファイアペガサス、
    レインボードラゴンをデッキに戻し、2枚ドロー!
    そしてE・HEROエアーマンを召喚よ!」


《貪欲(どんよく)な壺(つぼ)/Pot of Avarice》 †
通常魔法
自分の墓地に存在するモンスター5体を選択し、
デッキに加えてシャッフルする。
その後、自分のデッキからカードを2枚ドローする。


《E・HERO(エレメンタルヒーロー) エアーマン/Elemental Hero Stratos》 †
効果モンスター(制限カード)
星4/風属性/戦士族/攻1800/守 300
このカードの召喚・特殊召喚に成功した時、
次の効果から1つを選択して発動する事ができる。
●自分フィールド上に存在するこのカードを除く
「HERO」と名のついたモンスターの数まで、
フィールド上の魔法または罠カードを破壊する事ができる。
●自分のデッキから「HERO」と名のついた
モンスター1体を選択して手札に加える。


魔理沙「貪欲! いいぜ霊夢の奴、乗ってきた」

アリス「よーし。くるわね、また融合が!」

霊夢 「誘発効果でデッキからオーシャンを手札に加えるわ。そして融合を発動!
    手札のオーシャンとフォレストマンを融合し、E・HEROジ・アースを融合召喚よ!!」


《E・HERO(エレメンタルヒーロー) オーシャン/Elemental Hero Ocean》 †
効果モンスター
星4/水属性/戦士族/攻1500/守1200
1ターンに1度だけ自分のスタンバイフェイズ時に発動する事ができる。
自分のフィールド上または墓地から「HERO」と
名のついたモンスター1体を持ち主の手札に戻す。


《E・HERO(エレメンタルヒーロー) フォレストマン/Elemental Hero Woodsman》 †
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1000/守2000
1ターンに1度だけ自分のスタンバイフェイズ時に発動する事ができる。
自分のデッキまたは墓地に存在する「融合」魔法カード1枚を手札に加える。


《E・HERO(エレメンタルヒーロー) ジ・アース/Elemental Hero Terra Firma》 †
融合・効果モンスター
星8/地属性/戦士族/攻2500/守2000
「E・HERO オーシャン」+「E・HERO フォレストマン」
このモンスターは融合召喚でしか特殊召喚できない。
自分フィールド上に表側表示で存在する「E・HERO」と名のついた
モンスター1体を生け贄に捧げる事で、このターンのエンドフェイズ時まで
このカードの攻撃力は生け贄に捧げたモンスターの攻撃力分だけアップする。


霊夢 「ジ・アースの起動効果発動! エアーマンをリリースして、攻撃力を4300に上昇するわ!
    地底のアラクネーに攻撃よ!!」

闇紫 「ふふふ、破壊されてあげたいところだけど、そんな単純な攻撃、この結界の前では無意味よ」

霊夢 「なんですって?」

闇紫 「オレイカルコス・デウテロスの誘発効果発動。相手がモンスターで攻撃を仕掛けてきたとき、
    わたしの場のモンスターをリリースすることで、そのモンスターを破壊するわ。
    地底のアラクネーをリリース。ジアースは破壊、返り討ちよ」

アリス「(・・・・・・オレイカルコス! あれはライフ回復だけじゃないっていうの?)」

霊夢 「なら・・・・・・! チェーンして速攻魔法よ。融合解除!」


《融合解除(ゆうごうかいじょ)/De-Fusion》 †
速攻魔法
フィールド上の融合モンスター1体を融合デッキに戻す。
さらに、融合デッキに戻したこのモンスターの融合召喚に使用した
融合素材モンスター一組が自分の墓地に揃っていれば、
この一組を自分のフィールド上に特殊召喚する事ができる。


霊夢 「オーシャンとフォレストマンに分離、攻撃表示と守備表示で特殊召喚するわ!」

レミ 「(破壊をかわした・・・・・・!)」

霊夢 「追撃よ! E・HEROオーシャン、オレイカルコス・キュトラーを破壊しなさい!」

闇紫 「ふふふ、オレイカルコスの強化結界を抜けてくるとは、さすがね、霊夢。
    でも・・・・・・トラップ発動、アストラルシフト」


《アストラルシフト》 †
通常罠(アニメオリカ)
相手モンスターが自分フィールド上のモンスターに攻撃宣言した時発動することができる。
その攻撃はプレイヤーへの直接攻撃になる。
その後、自分のデッキからカードを1枚ドローする。


闇紫 「あなたが選んでくれたカードよ。オーシャンの攻撃はわたしのダイレクトアタックとなる」

レミ 「(・・・・・・しかし、ダメージはキュトラーがいるから受けない、ということね。
    でもダメージは与えられなかったけど、アラクネーを倒した以上、
    わたしたちのモンスターは吸収されることは無い。なんとか流れを持ってこれたか。
    やはり、霊夢の融合には、勢いを逆転する天性の力がある・・・・・・)」

霊夢 「そっか。ダメージは受けないんだったわね。
    カードを1枚伏せて、ターン終了よ!」



闇紫 LP4400:手札1:オレイカルコス・デウテロス
            前衛:無し
            後衛:キュトラー(攻1000)、守護神、クロニクル
レミ LP7100:手札3:ガーゼット(攻3800)
霊夢 LP5100:手札0:海野郎、森野郎、伏せ1



闇紫 「ドロー。ふふふ、まだまだ退屈ね。
    退屈だから、少しわたしの馴れ初めの話でもしてあげましょうか」

レミ 「馴れ初め? 何のよ」

闇紫 「くすくす・・・・・・わたしと〝心の闇〟の、よ」

アリス「(心の闇・・・・・・)」

闇紫 「わたしが初めて自分の中に棲む心の闇の存在に気づいたのは、気が遠くなるほど昔の話。
    ただ、幻想郷がが生まれてしばらくしてからとだけ言っておくわ。
    元々、今のような幻想郷の形となるまでには、大変な時間と労力が必要だった。
    外界と隔離し、人と妖怪が共存できる理想郷。
    幻想郷が幻想郷としての体を為すために、わたしも当代の博麗とともに尽力したわ」

魔理沙「(幻想郷の中じゃずいぶん古株だって話は聞いてたが、あいつは幻想郷の創立にも関わっていたのか・・・・・・)」

闇紫 「そしてようやく現在のように平和といって差し支えない状態に落ち着いた。
    わたしも、これでようやく、長く奔走させた身体と精神をようやく休めることができる、そう思った。
    そんな折よ、わたしが心の裡に澱む闇を自覚したのは。
    すぐに、これはどうしようもないと悟ったわ。
    仕方ないわよね、体内に治療不能の癌細胞が見つかったようなものだもの。
    でも、わたしは日に日に肥大してゆく心の闇を恐れる反面、その力に魅かれていく自分を感じていた。
    無意識のうちにね。
    表面的な不整合や瑕疵の陰に隠れていた暗い煌めきのようなものが、
    いつまでも消えない残像となって心にこびりついていたのよ。
    そして、次第に・・・・・・」

アリス「(その暗い煌めきに魅せられていった・・・・・・か)」

レミ 「フン、情緒さも面白みも無いエピソードだったわ。嫌悪感だけが募ったよ」

闇紫 「そう、それよ。わたしも初めはただ嫌悪感しか感じられなかった。
    でも、いずれあなたも理解することでしょう。
    だから、分かち合いましょう。この至福の喜びを。
    マジッククロニクルの効果よ。じゃあ、もう一度霊夢に選んでもらおうかしら」


    つ  ニーベルングの指輪

       スパイダー・エッグ

       幻魔の扉


霊夢 「(んじゃ適当に・・・・・・)スパイダー・エッグにするわ」

魔理沙「だからお前・・・・・・」

闇紫 「では次は・・・・・・このモンスターがいいかしら。デスロードよ」


《デスロード》 †
効果モンスター(アニメオリカ)
星4/闇属性/悪魔族/攻1300/守2000
このカードが戦闘で破壊され墓地に送られた場合、
エンドフェイズにこのカードの元々の攻撃力は3000ポイントになって特殊召喚される。
この効果で特殊召喚されたこのカードはカード効果では破壊されない。


闇紫 「オレイカルコスの結界によって、攻撃力が500上昇。
    オレイカルコス・デウテロスの効果によって、ライフが回復するわ。
    デスロード、ガーゼットに攻撃しなさい」LP4400→5400


    デスロード   攻撃力1800


    偉大魔獣ガーゼット   攻撃力3800


アリス「攻撃ですって?」

レミ 「(いや、狙いは自爆特攻・・・・・・!)」

闇紫 「くすくす、わたしにダメージは無いわ。
    カードを1枚伏せ、エンドフェイズにデスロードの誘発効果発動。
    モンスターゾーンに攻撃表示で特殊召喚よ」



闇紫 LP5400:手札2:オレイカルコス・デウテロス
            前衛:デスロード(攻3500)
            後衛:キュトラー(攻1000)、守護神、クロニクル、伏せ1
レミ LP7100:手札3:ガーゼット(攻3800)
霊夢 LP5100:手札0:海野郎、森野郎、伏せ1



レミ 「(自ら強化するための特攻か。
    しかし実質カード1枚だけで攻撃力3000に耐性つきとは、さすがオリカなだけはあるわね。
    でも・・・・・・)」

レミ 「壊れカードなんてOCGにも山ほどあるってのよ! ドロー!」

レミ 「墓地の融合解除を除外し、マジック・ストライカーを特殊召喚!
    そしてこいつををリリースし、冥界の魔王ハ・デスをアドバンス召喚だ!」


《マジック・ストライカー/Spell Striker》 †
効果モンスター
星3/地属性/戦士族/攻 600/守 200
このカードは自分の墓地に存在する魔法カード1枚を
ゲームから除外し、手札から特殊召喚する事ができる。
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。
このカードの戦闘によって発生するコントローラーへの戦闘ダメージは0になる。


《冥界(めいかい)の魔王(まおう) ハ・デス/Dark Ruler Ha Des》 †
効果モンスター
星6/闇属性/悪魔族/攻2450/守1600
このカードが表側表示でフィールド上に存在する限り、
自分フィールド上の悪魔族モンスターが戦闘で破壊した
効果モンスターの効果は無効化される。
このカードは墓地からの特殊召喚はできない。


魔理沙「ハデスか!」

レミ 「ハデスがいる限り、わたしの悪魔達が戦闘で破壊したモンスターの効果は無効となる。
    フフッ、デスロードなどとるに足らないわ」

アリス「(さすがレミリア! これでデスロードはもちろん、キュトラーも誘発効果を発動できない)」

レミ 「さあ、悪魔ども! 奴を蹂躙せよ! ガーゼットで、デスロードを攻撃!」

闇紫 「ふっ、粗暴で乱暴。品が無いわね。ついでにわたしへのダメージも無いわ」

レミ 「さらにお前にはセンスも無い。とどめにもう前衛モンスターもいない!
    大人しく蹂躙されなさい!
    ハデスでオレイカルコス・キュトラーに攻撃! ブラッディマジックスクウェア!!」

闇紫 「させるわけがないわ。トラップ発動。リミット・リバース」


《リミット・リバース/Limit Reverse》 †
永続罠
自分の墓地から攻撃力1000以下のモンスター1体を選択し、
攻撃表示で特殊召喚する。
そのモンスターが守備表示になった時、そのモンスターとこのカードを破壊する。
このカードがフィールド上から離れた時、そのモンスターを破壊する。
そのモンスターが破壊された時このカードを破壊する。


霊夢 「(リミリバ・・・・・・あれは魔理沙も普通に使っているカードだけど)」

闇紫 「墓地の攻撃力1000以下のモンスターを特殊召喚。
    現れなさい。スカブ・スカーナイト」


《スカブ・スカーナイト》 †
効果モンスター(アニメオリカ)
星4/闇属性/戦士族/攻0/守0
このカードは戦闘では破壊されない。
攻撃表示のこのカードが攻撃された時、
ダメージ計算後、攻撃したモンスターのコントロールを得る。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
相手プレイヤーのライフを回復する効果は無効となる。
また、このカードが表側攻撃表示で存在する場合、
相手プレイヤーはコントロールしているモンスターが攻撃可能な状態であれば、
必ず攻撃しなければならない。


アリス「(あれは……戦闘では破壊できないモンスター?)」

闇紫 「スカブ・スカーナイトが攻撃表示でいる限り、相手は必ず攻撃しなければならない。
    そしてこのカードは前衛位置。さあ、ハデスよ。攻撃してきなさい」

レミ 「(く・・・・・・ハデスの攻撃が止まらない!?)」

闇紫 「ふふふ、わたしへのダメージは、オレイカルコス・キュトラーが吸収。
    そしてスカブ・スカーナイトの誘発効果が発動。
    このカードを攻撃したモンスターは、わたしの僕となる」

アリス「レミリアのハデスが奪われた!?」

魔理沙「この布陣は・・・・・・かなりやばいな。
    スカブ・スカーナイトの効果が使えるのは攻撃表示の時だけだが、
    後衛にキュトラーがいる限りダメージは通らない」

レミ 「(こんなカードが存在するなんて・・・・・・やはりこのデュエル、常識的な読みは通用しないわね)
    ターンエンドよ」



闇紫 LP5400:手札2:オレイカルコス・デウテロス
            前衛:スカブ・スカーナイト(攻500)、ハデス(攻2950)
            後衛:キュトラー(攻1000)、守護神、クロニクル、リミリバ(スカーナイト)
レミ LP7100:手札2:ガーゼット(攻3800)
霊夢 LP5100:手札0:海、森、伏せ1



霊夢 「わたしのターン! ドロー!」

霊夢 「スタンバイフェイズに、場のオーシャンとフォレストマンの効果が発動するわ。
    墓地のエアーマンと、デッキの融合を手札に加える!」

魔理沙「おい霊夢、一言いいか?」

霊夢 「ん? 何」

魔理沙「一応言っとくが、今回ばかりはテキスト読んどいた方がいと思うぜ」

霊夢 「わかってるわよ。スカブ・スカーナイトの強制攻撃効果は、こっちのモンスターが攻撃できる状態だけ。
    だから守備表示にしておけば、大丈夫ってことでしょ?」

闇紫 「ふふふ、霊夢も少しは聡くなったじゃない。
    嬉しいわ、ここまで育て上げたわたしとしては」

霊夢 「あんたなんかに育てられた覚えはないわ。永続魔法、カードトレーダーを発動」


《カードトレーダー/Card Trader》 †
永続魔法
自分のスタンバイフェイズ時に手札を1枚デッキに加えてシャッフルする事で、
自分のデッキからカードを1枚ドローする。この効果は1ターンに1度しか使用できない。


霊夢 「そしてオーシャンとフォレストマンを守備に変更。ターン終了よ」



闇紫 LP5400:手札2:オレイカルコス・デウテロス
            前衛:スカブ・スカーナイト(攻500)、ハデス(攻2950)
            後衛:キュトラー(攻1000)、守護神、クロニクル(1)、リミリバ(スカーナイト)
レミ LP7100:手札2:ガーゼット(攻3800)
霊夢 LP5100:手札2:海野郎、森野郎、トレーダー、伏せ1



闇紫 「とんだ言い草ね。恩を仇で返すにも程があるというものじゃない」

霊夢 「仇はともかく、あんたに恩を感じたことなんて、今まで一度たりともないわ。たぶん」

闇紫 「わたしが今日に至るまで、幻想郷のためにどれだけ博麗の手助けをしてきたかあなたは知らないでしょう。
    本来ならば、幻想郷の民全てから誠心誠意平伏してもらっても足りないくらいなのに」

闇紫 「ハァ、本当に残念だわ。
    やはりこの心の闇、あなたたちに、代わりに受けてもらうしかないみたい。
    でも案外、それも悪くないと思っているの。
    苦労して持ち帰ったババロアケーキの上に、漬け物石を置くようなこのわたしの気持ち、
    あなたたちにわかるかしら」

霊夢 「わかるわけないわね。誰がつけものよ」

レミ 「ケーキでしょ」

闇紫 「ふふふ、ドロー。手札から、闇ジェネレイターを発動」


《闇(やみ)ジェネレイター》 †
通常魔法(アニメオリカ)
闇属性モンスター1体の攻撃力を3倍にする。


レミ 「(・・・・・・なにッ!?)」

アリス「(三倍ですって・・・・・・!?)」

闇紫 「これで闇属性モンスターの攻撃力を三倍にすることができるのだけれど・・・・・・ふふふ、そうね。
    ガーゼットの攻撃力を上昇させるわ」


    偉大魔獣ガーゼット   攻撃力11400


魔理沙「(どういうことだ? なぜわざわざ相手のモンスターの攻撃力を・・・・・・。
    絶対なにかたくらんでるぜ)」

闇紫 「バトルよ。スカブ・スカーナイトで、ガーゼットに攻撃」

レミ 「返り討ち・・・・・・にはならないんだったわね。しかもダメージも無し。何のマネかしら」

闇紫 「準備、とでも言っておこうかしら。いずれ迎えるフィナーレのための・・・・・・。
    次はハデスよ。霊夢のフォレストマンを攻撃」

霊夢 「破壊されるわ」

闇紫 「メインフェイズ2で、オレイカルコス・デウテロスの効果発動。
    ライフを回復し、さらにカードを1枚伏せるわ。ターン終了」LP5400→7100



闇紫 LP7100:手札2:オレイカルコス・デウテロス
            前衛:スカブ・スカーナイト(攻500)、ハデス(攻2950)
            後衛:キュトラー(攻1000)、守護神、クロニクル(1)、リミリバ(スカーナイト)、伏せ1
レミ LP7100:手札2:ガーゼット(攻11400)
霊夢 LP5100:手札2:海野郎、トレーダー、伏せ1



レミ 「(くっ、この期に及んでまたわけのわからない戦術を・・・・・・。
    もたもたしてると、相手のライフが増えていく一方だというのに)」

レミ 「ドローよ! ガーゼットで、ハデスを攻撃!」

闇紫 「ふふふ、さすがは吸血鬼。
    ついさっきまで自分のしもべだったモンスターを、こうも簡単に粉々にできるなんて。
    血も涙も無いのね」

レミ 「わたしの前に立ちはだかるものは、何であろうと粉砕するの。当然紫、お前もね」

闇紫 「興味深いわね。期待してもいいのかしら?」

レミ 「そうね。人体を破壊する方法なら、嫌というくらい熟知してるから。ターンエンドよ」

魔理沙「うっは、あの状態の紫にメンチ切れるのはあいつぐらいのもんだぜ。
    レミリアにかかれば、この世に怖いものなんて無いんだろうな」

アリス「日光とかいろいろはどうなのかしら」

霊夢 「どうでもいいわ! ドロー!」

霊夢 「スタンバイフェイズで、カードトレーダーの効果発動。手札を1枚戻して、1枚ドローする。
    さらにオーシャンの効果で、墓地のフェザーマンを手札に加えるわ」

霊夢 「よし、きたわね。N・グラン・モールを召喚!」


《N(ネオスペーシアン)・グラン・モール/Neo-Spacian Grand Mole》 †
効果モンスター(制限カード)
星3/地属性/岩石族/攻 900/守 300
このカードが相手モンスターと戦闘を行う場合、
ダメージ計算を行わず相手モンスターとこのカードを
持ち主の手札に戻す事ができる。


霊夢 「モグラなら攻撃してもコントロールを奪われることはないわ。
    オーシャンを攻撃表示に変更。外道モグラで、スカブ・スカーナイトを攻撃!」

闇紫 「つくづく詰めが甘いわね、霊夢。
    これも、あなたが選んでくれたカードよ、忘れちゃ駄目じゃない。
    トラップ発動、スパイダー・エッグ」


《スパイダー・エッグ》 †
通常罠(アニメ準拠)
相手モンスターの攻撃宣言時に発動することができる。
その攻撃を無効にし、自分フィールドに
「スパイダー・トークン」(昆虫族・地・星1・攻/守0)を3体守備表示で特殊召喚する。


アリス「(グラン・モールの体が、からめとられた・・・・・・!)」

霊夢 「っ!? なによ、この蜘蛛の糸は・・・・・・」

闇紫 「グランモールの攻撃は無効よ。そしてわたしの場に、スパイダートークンを三体特殊召喚。
    全て前衛位置ね」

レミ 「(三体も・・・・・・。これでは、あいつのライフが回復するペースがさらに上がってしまう)」

霊夢 「しょうがないわ。わたしはメインフェイズ2で・・・・・・」

闇紫 「勝手に進めないでくれる? 
    スカブ・スカーナイトがいる限り、攻撃表示のモンスターは必ず攻撃する必要がある。
    さあ、オーシャンで攻撃してきなさい」

霊夢 「む。わかったわよ。スパイダートークンに攻撃!」

闇紫 「ふふふ、素直は美徳よ。オレイカルコス・デウテロス、誘発効果発動。
    スパイダートークンをリリースし、オーシャンを破壊するわ」

魔理沙「なんて奴だ・・・・・・ただ使うカードが強力ってだけじゃない。
    それぞれのカードのシナジーも完璧。戦術に隙が無さすぎる・・・・・・」

アリス「次のターンにモグラで攻撃しようにも、またこの結界で破壊されてしまう。
    この状況、戦闘で打開するのは不可能だわ。何か、別の手を使わないと・・・・・・」

霊夢 「(だったら・・・・・・・・・・・・やっぱり、わたし一人の力では足りない。このカードしかないわ)」

霊夢 「(輝夜・・・・・・あなたの力を借りる!)」

霊夢 「メインフェイズ2で、未来融合を発動するわ!」


《未来融合(みらいゆうごう)-フューチャー・フュージョン/Future Fusion》 †
永続魔法(制限カード)
自分のデッキから融合モンスターカードによって決められたモンスターを
墓地へ送り、融合デッキから融合モンスター1体を選択する。
発動後2回目の自分のスタンバイフェイズ時に選択した融合モンスターを
自分フィールド上に特殊召喚する(この特殊召喚は融合召喚扱いとする)。
このカードがフィールド上に存在しなくなった時、そのモンスターを破壊する。
そのモンスターが破壊された時このカードを破壊する。


霊夢 「デッキのネオス、レインボードラゴンを墓地に送り、先の未来にレインボー・ネオスを特殊召喚する!
    ターンエンドよ!」



闇紫 LP7100:手札2:オレイカルコス・デウテロス
            前衛:スカブ・スカーナイト(攻500)、スパイダートークン(攻500)2
            後衛:キュトラー(攻1000)、守護神、クロニクル(2)、リミリバ(スカーナイト)
レミ LP7100:手札2:ガーゼット(攻11400)
霊夢 LP5100:手札2:モグラ、未来融合、トレーダー、伏せ1



魔理沙「レインボー・ネオス・・・・・・・・・・・・そうか。あのカードなら・・・・・・!」

闇紫 「フフフ・・・・・・ハハハハハ。実に涙を誘う話ね。
    志半ばして倒れた仲間のカードに、一縷の希望を見出す。実に人間らしい行動原理だわ。
    単純にて根拠不在。だけどその拠り所は、自らの命すら預けるに足る確固さを持つ。
    定義づけするのであれば、こんなところだったかしら」

霊夢 「胸糞悪いわね。言ってることは意味不明だけど」

レミ 「同感ね。そうやって物事を斜めに見て、評論ぶっていれば満足?
    神にでもなったつもりかしら」

闇紫 「そこまで驕るつもりはなくてよ。でも少なくとも、同等の視点を持っていることは否定しないわ。
    それにしても、残念ね、霊夢。
    皮肉にも、仲間の力に頼ろうとしたことが、あなたを死地に陥れることとなった。
    未来融合を使ってくれたことで、マジッククロニクルにカウンターが溜まっている。
    霊夢、選びなさい。自らの運命、魂の行く先を」


    つ  ニーベルングの指輪

       幻魔の扉


霊夢 「わたしは、幻魔の扉を選ぶわ」

アリス「・・・・・・なっ!?」

魔理沙「おい待て、霊夢! そのカードは・・・・・・」

闇紫 「アーッハハハハハッ! 無知蒙昧、ここに極まれりね。
    あなたが選んだのは、引いてはならないジョーカー。すなわちデッドエンドよ!
    幻魔の扉を発動!!」


《幻魔(げんま)の扉(とびら)》 †
通常魔法(アニメオリカ)
相手フィールド上に存在するモンスターを全て破壊する。
その後、手札・デッキ・墓地からこのデュエル中に1度でもフィールド上に出された
モンスター1体を召喚条件を無視して自分フィールド上に特殊召喚する。
このカードを発動したデュエルに敗北したプレイヤーはマッチに敗北する。


レミ 「(ううっ・・・・・・幻魔の扉!)」

闇紫 「幻魔の扉が発動されたとき、相手モンスターを全て破壊し、
    そしてわたしはこのデュエルで使用したモンスターならば、どんなカードでも特殊召喚できるわ」

アリス「(アドも糞も無い効果だわ。これじゃあ・・・・・・)」

闇紫 「さあて、何を場に出そうかしらね。
    ちょっと相性は悪いけど、やっぱりコレかしら・・・・・・」

闇紫 「わたしは、墓地の混沌幻魔アーミタイルを選択!
    幻魔の扉の特殊召喚効果は、あらゆる召喚条件を無視して行うことができるわ。
    さあ今一度姿を現しなさい。そして、幻想郷を混沌の闇へ還すべく蘇りなさい!
    混沌幻魔、アーミタイル!!」

魔理沙「く・・・・・・!」

レミ 「・・・・・・・・・・・・?」

闇紫 「(!? ・・・・・・アーミタイルが来ない。それに・・・・・・)」

アリス「(・・・・・・霊夢たちのモンスターも、破壊されていない!)」

霊夢 「カウンタートラップを発動させてもらったわ。ヒーローズルール2!」


《ヒーローズルール2/Hero's Rule 2》 †
カウンター罠
墓地のカードを対象とする効果モンスターの効果・魔法・罠カードの
発動を無効にし破壊する。


霊夢 「紫。あんたが幻魔の扉の効果で、墓地のアーミタイルを蘇生させることはわかっていた。
    手札に加わったらすぐに使うってこともね。
    ヒーローズルール2の効果で、幻魔の扉は無効よ」

アリス「(まさか、狙った・・・・・・?
    ということは、相手の切り札を潰すために・・・・・・)」

魔理沙「カマかけてたのか! ほんとは、ちゃんとテキスト読めてたんだな!」

霊夢 「日本語なんだし読めるわよ、幼稚園児じゃないんだから。
    面倒だから今までちゃんと見てなかっただけ」

レミ 「(・・・・・・理由はともかく、今の防御は大きい。これでこちらにも流れが・・・・・・)」

闇紫 「・・・・・・ふふふ。幻魔の扉をかわしたくらいで、勝った気になったとでもいうの?
    わたしのデッキには、この程度のカードまだ山ほど残っている。
    虚しい抵抗がささやかな功を成しただけじゃない」

霊夢 「ささやかでも構わない。一度で駄目なら、何度でも止めてやるわ。徹底的にね」

闇紫 「驕りね。いくら博麗の巫女といえど、未熟者のあなた一人でこの心の闇を受けきれるわけがないわ」

闇紫 「オレイカルコス・デウテロスの効果発動・・・・・・の前に、手札のモンスターを召喚するわ。
    ダークネス・アイ」


《ダークネス・アイ》 †
効果モンスター(アニメオリカ)
星1/闇属性/悪魔族/攻0/守1000
このカードが表側攻撃表示でフィールドに存在する場合、
手札のモンスターをリリースなしで召喚する事ができる。
自分の魔法&罠カードゾーンにセットされたカードを
全て確認する事ができる。


闇紫 「後衛位置よ。これでわたしの場のモンスターは6体。
    よってライフは3000ポイント回復するわ。スカブ・スカーナイトで、偉大魔獣ガーゼットを攻撃。
    オレイカルコス・キュトラーの効果で、わたしはダメージを受けない」LP7100→10100

アリス「(ダメージは0・・・・・・というより、わたしには、わざとあのモンスターに吸収させているようにも・・・・・・)」

レミ 「いちいち無駄なことを・・・・・・おちょくってるの?」

闇紫 「おちょくっている? 違うわね。見下しているのよ。
    わたしのターンは、これで終了しましょう」



闇紫 LP10100:手札3:オレイカルコス・デウテロス
            前衛:スカブ・スカーナイト(攻500)、スパイダートークン(攻500)2
            後衛:ダークアイ(攻500)、キュトラー(攻1000)、守護神、クロニクル、リミリバ(スカーナイト)
レミ LP7100:手札2:ガーゼット(攻11400)
霊夢 LP5100:手札2:モグラ、未来融合、トレーダー



レミ 「(堂々と、見下している、ときたか。ぐうの音も出ないわね。
    しかし、ガーゼットを攻撃表示にしておけば、強制的にバトルフェイズに移ってしまう。
    そして攻撃した瞬間、この結界の餌食に・・・・・・)」

レミ 「クッ、わたしのターンだ! ドロー!」

レミ 「(このカード・・・・・・・・・・・・ククク、そうだわ。あるじゃない。
    わたしのデッキには、あいつの鉄壁の布陣を崩せるうってつけのモンスターが)」

レミ 「手札から、死霊騎士デスカリバー・ナイトを召喚!」


《死霊騎士(しりょうきし)デスカリバー・ナイト/Doomcaliber Knight》 †
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1900/守1800
このカードは特殊召喚できない。
効果モンスターの効果が発動した時、
フィールド上に表側表示で存在するこのカードを生け贄に捧げなければならない。
その効果モンスターの発動と効果を無効にし、そのモンスターを破壊する。


魔理沙「デスカリか!」

レミ 「オレイカルコス・デウテロスのモンスター破壊効果は、1ターンに1度しか使えない。
    自慢の結界もたいしたことないわね。ガーゼットで、スカブ・スカーナイトを攻撃!」

闇紫 「つけあがるのは結構だけど、血をのぼらせすぎるのはお肌に毒よ。
    ダメージ計算後、スカーナイトの誘発効果が発動するわ」

レミ 「ふっ、デスカリバー・ナイトの誘発即時効果発動。
    このカードをリリースすることで、モンスター効果を無効にして破壊する!」

アリス「さすがは汎用除去カード! アニメのオリカにも十分通用するわ。これで・・・・・・」

レミ 「ターンエンド! まさか三度も見せ場を譲ってあげることになるとは。
    わたしってば、今回はいつにも増して器が大きいわね。今よ、霊夢!」



闇紫 LP10100:手札3:オレイカルコス・デウテロス
            前衛:スパイダートークン(攻500)2
            後衛:ダークアイ(攻500)、キュトラー(攻1000)、守護神、クロニクル
レミ LP7100:手札2:ガーゼット(攻11400)
霊夢 LP5100:手札2:モグラ、未来融合、トレーダー



霊夢 「ええ、行くわ! ドロー!」

霊夢 「スタンバイフェイズに、カードトレーダーの効果でドロー。
    メインフェイズで、エアーマンを召喚! デッキのマリシャスエッジを手札に加えるわ!
    そして手札から・・・・・・ダーク・フュージョンを発動!!」


《ダーク・フュージョン/Dark Fusion》 †
通常魔法
手札またはフィールド上から、融合モンスターカードによって決められた
モンスターを墓地へ送り、悪魔族の融合モンスター1体を融合デッキから特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは、このターン相手の魔法・罠・効果モンスターの
効果の対象にならない。(この特殊召喚は融合召喚扱いとする)


アリス「(ダーク・フュージョン・・・・・・!)」

霊夢 「いくわよ~! 手札のマリシャスエッジと、場のグランモールをダークフュージョン!」

霊夢 「来なさい! E-HERO、ダーク・ガイアっ!!」


《E-HERO(イービルヒーロー) マリシャス・エッジ/Evil Hero Malicious Edge》 †
効果モンスター
星7/地属性/悪魔族/攻2600/守1800
相手フィールド上にモンスターが存在する場合、
このカードは生け贄1体で召喚する事ができる。
このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、
その守備力を攻撃力が越えていれば、
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。


《E-HERO(イービルヒーロー) ダーク・ガイア/Evil Hero Dark Gaia》 †
融合・効果モンスター
星8/地属性/悪魔族/攻 ?/守 0
悪魔族モンスター+岩石族モンスター
このモンスターは「ダーク・フュージョン」による融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカードの元々の攻撃力は、融合素材に使用したモンスターの攻撃力の合計の数値となる。
このカードの攻撃宣言時、相手フィールド上に存在する守備表示モンスター全てを
表側攻撃表示にする事ができる。(この時、リバース効果モンスターの効果は発動しない。)


    E-HERO ダーク・ガイア   攻撃力3500


魔理沙「(そうか! 
    ダーク・フュージョンで特殊召喚されたモンスターには、このターン結界の効果が効かない!)」

霊夢 「バトルよ! ダーク・ガイアの効果で、紫のモンスターを全て攻撃表示に変更!
    スパイダートークンを破壊しなさい! 陰陽鬼神玉!!」

闇紫 「ふふふ、破壊されてあげるわ」

霊夢 「(よっし! あとは次のターン、レインボーネオスがくれば・・・・・・)
    1枚伏せて、ターンエンドよ!」



闇紫 LP10100:手札3:オレイカルコス・デウテロス
            前衛:スパイダートークン(攻500)
            後衛:ダークアイ(攻500)、キュトラー(攻1000)、守護神、クロニクル(1)
レミ LP7100:手札2:ガーゼット(攻11400)
霊夢 LP5100:手札0:闇土野郎(攻3500)、風野郎、未来融合(1)、トレーダー、伏せ1



アリス「やっぱり来てるわ。霊夢たちに流れが!」

魔理沙「ああ。少しずつだが、紫のあの結界を攻略しつつあるぜ」

闇紫 「ふふふ、こんな弱小トークン一体破壊するにも大騒ぎね。ドロー」

闇紫 「オレイカルコスの結界を攻略? 
    そんなできもしないことに挑む暇があるなら、少しでも自分達の命を守ることを考えた方が身のためよ。
    キュトラーとトークンをを守備表示に変更。
    そして手札から、クリアー・バイス・ドラゴンを召喚」


《クリアー・バイス・ドラゴン》 †
効果モンスター(アニメ準拠)
星8/闇属性/ドラゴン族/攻 ?/守 0
このカードがフィールド上に表側表示で存在する場合、
このカードの属性は「闇」として扱わない。
このカードが相手モンスターを攻撃する場合、このカードの攻撃力は
ダメージ計算時のみ戦闘を行う相手モンスターの攻撃力の倍になる。
このカードは攻撃した場合、バトルフェイズ終了時に守備表示になる。
このカードが破壊される場合、代わりに自分の手札を1枚捨てる事ができる。


レミ 「(っ、いきなり最上級!? ・・・・・・・・・・・・あのモンスターの効果か!)」 

闇紫 「ダークネス・アイがいる限り、わたしは上級モンスターの召喚にリリースが必要無くなる。
    さらに、手札からクローン・ドラゴンを特殊召喚」


《クローン・ドラゴン》 †
効果モンスター(アニメオリカ)
星4/光属性/ドラゴン族/攻 ?/守 ?
このカードは通常召喚できない。
このカードは、自分がモンスターの召喚に成功した時のみ、
手札から特殊召喚する事ができる。
このカードが特殊召喚に成功した時、自分フィールド上に
表側表示で存在するモンスター1体の元々の
レベル・属性・種族・攻撃力・守備力・効果になる。


闇紫 「守備表示よ。クローン・ドラゴンの誘発効果発動。
    このカードが特殊召喚に成功した時、わたしのフィールドのモンスターと同じになる。
    クリアー・バイス・ドラゴンのクローンとなるわ」

闇紫 「そしてクリアー・バイス・ドラゴンが攻撃する時、その攻撃力は相手モンスターの二倍になる。
    さて・・・・・・ときにレミリア。あなたの場には伏せカードが無いわね。覚悟しなさい」


    クリアー・バイス・ドラゴン   攻撃力22800


魔理沙「なっ・・・・・・んだっ、あの攻撃力は!?」

闇紫 「これほどのダメージを受けては、いくらあなたでもバラバラになるくらいじゃ済まないかもね。
    粉微塵、いや、分子分解かしら。貴重な体験ができるわね。くすくす」

レミ 「くっ・・・・・・」

闇紫 「最後の最後まで反抗的な目つき、ありがとう。それなりに立派だったわ。
    クリアー・バイス・ドラゴンの攻撃! クリーン・マリシャス・ストリーム!!」

アリス「……レミリアっ!」

レミ 「ふっ……なんてね。かかったわね。手札のモンスターの、誘発即時効果発動!」

霊夢 「!? 誘発即時効果ですって!?」

レミ 「手札のゴーズと、場のガーゼットを墓地に送り・・・・・・・・・・・・ククク、現れるがいいわ。
    これこそ我が最強の僕。ダークネス・ネオスフィア!!!」


《ダークネス・ネオスフィア》 †
効果モンスター
星10/闇属性/悪魔族/攻4000/守4000
このカードは通常召喚できない。
相手モンスターの攻撃宣言時、自分の手札・フィールド上から
悪魔族モンスターをそれぞれ1体ずつ墓地へ送る事でのみ、
このカードを手札から特殊召喚する事ができる。
このカードは戦闘では破壊されない。
1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在する罠カードを
全て手札に戻すことができる。


魔理沙「・・・・・・攻守4000! あれがレミリアの切り札か!」

レミ 「アッハッハッハ! 我がダークネス・ネオスフィアは、戦闘で破壊することはできない。
    守備表示では攻撃してきても無意味よ」

闇紫 「ふふふ、素晴らしいわ。
    その汲めども尽きぬ不屈の闘志、わたしの心の闇を受けるに相応しい……」

闇紫 「クリアー・バイス・ドラゴンの攻撃は中断。でも、そのネオスフィアは守備表示だったわね。
    なら、代わりにダークネス・アイで攻撃しておくわ。
    デウテロスの効果でライフ回復。カードを1枚伏せて、ターン終了よ」LP10100→12600



闇紫 LP12600:手札2:オレイカルコス・デウテロス
            前衛:クリアーバイス(攻500)、クローン(クリアーバイス)、スパイダートークン(攻500)
            後衛:ダークアイ(攻500)、キュトラー(攻1000)、守護神、クロニクル(1)、伏せ1
レミ LP7100:手札0:ネオスフィア
霊夢 LP5100:手札0:闇土野郎(攻3500)、風野郎、未来融合(1)、トレーダー、伏せ1



レミ 「ドロー。クックック、本当の暴力というものが何か、見せてやるわ」

闇紫「本当の暴力、ねぇ。なかなか面白いことを言う。
   あなたのは正しい暴力だと? 綺麗事を並べるタイプじゃないと思ってたけどねぇ」

レミ 「あいにく、わたしは輝夜とは違う。正義かどうかは、至極どうでもいい話だわ。
    わたしは手札から、幻銃士を召喚!」


《幻銃士(げんじゅうし)/Phantom Skyblaster》 †
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1100/守800
このカードが召喚・反転召喚に成功した時、
自分フィールド上に存在するモンスターの数まで
「銃士トークン」(悪魔族・闇・星4・攻/守500)を特殊召喚する事ができる。
自分のスタンバイフェイズ毎に自分フィールド上に表側表示で存在する
「銃士」と名のついたモンスター1体につき300ポイントダメージを
相手ライフに与える事ができる。
この効果を発動する場合、このターン自分フィールド上に存在する
「銃士」と名のついたモンスターは攻撃宣言する事ができない。


レミ 「そのオレンジジュースとかいう結界、強力なのは認めるわ。
    でも、これだけ使うところを見せられれば、対策の一つぐらい馬鹿でも思いつくというもの。
    幻銃士の誘発効果発動! わたしのフィールドに、銃士トークン二体を攻撃表示で特殊召喚する!」


    幻銃士   攻撃力1100

    銃士トークン   攻撃力500

    銃士トークン   攻撃力500


魔理沙「・・・・・・なるほど、数か。
    オレイカルコス・デウテロスのモンスター破壊効果は、1ターンに一度のみ。
    展開力で勝ればあの結界を抜けられる」

アリス「そして、その後の相手の場のモンスターは弱小ばかり。
    これならあのトークンの群れを突破できるわ!」

レミ 「ダークネス・ネオスフィアを攻撃表示に変更。
    まずは幻銃士で、クリアー・バイス・ドラゴンに攻撃! サーヴァントフライヤー!」

闇紫 「少しは知恵を絞ってきたのね。オレイカルコス・デウテロスの効果発動よ。
    クリアー・バイス・ドラゴンをリリースし、幻銃士を破壊するわ」

レミ 「一撃目で使ってくれるとは、えらく気前がいいじゃない。
    だったら、お礼をしないとねぇ! 銃士トークンで、スパイダートークンを攻撃!」

闇紫 「ふっ、トラップ発動よ。ダブルマジックアームバインド」


《ダブルマジックアームバインド》 †
通常罠(アニメオリカ)
自分フィールドのモンスター2体をリリースして発動する。
相手フィールド上のモンスター2体のコントロールを得る。
このモンスターは表示変更できず、攻撃宣言を行うことができない。


闇紫 「クローンドラゴンとスパイダートークンをリリース。
    これで相手のモンスター2体のコントロールを得ることができる。
    わたしが奪うのは、エアーマン、そしてダークガイアよ」

霊夢 「あっ! わたしのヒーロー達が・・・・・・」

闇紫 「オレイカルコスの結界により、2体は攻撃力が上昇。攻撃はできないけどね。
    うふふ、よかったわね。見るからに貧相なヒーローだけど、
    オレイカルコスの力で少しは様になったみたいよ」

レミ 「(霊夢のモンスターなんざどうなろうと構わないけど・・・・・・・・・・・・妙だわ。
    コントロールを奪うなら、エアーマンじゃなく、わたしのネオスフィアを選ぶのが普通のはず・・・・・・)」

レミ 「(まずいわね、嫌な予感がする。幻銃トークンが攻撃表示のままなのは失敗だったかも・・・・・・)
    ターンを終了するわ」



闇紫 LP12600:手札2:オレイカルコス・デウテロス
            前衛:闇土野郎(攻4000)、風野郎(攻2300)
            後衛:ダークアイ(攻500)、キュトラー(攻1000)、守護神、クロニクル(1)
レミ LP7100:手札0:ネオスフィア、銃士トークン2
霊夢 LP5100:手札0:未来融合(1)、トレーダー、伏せ1



アリス「一気にモンスターが奪われた・・・・・・これじゃあ」

魔理沙「いや、だがこの霊夢のターンで、未来融合の効果が適用されるぜ」

アリス「(そっか。レインボーネオスの効果で、紫のモンスターを一掃できる・・・・・・。
   そうなれば、一気に形勢は逆転・・・・・・!)」

霊夢 「わたしのターン、ドローよ!」

霊夢 「二回目のスタンバイフェイズよ。カードトレーダーの効果で、1枚ドロー。
    そして未来融合の効果で、レインボー・ネオスを攻撃表示で特殊召喚するわ!!
    来て、レインボー・ネオス!!!」


《レインボー・ネオス/Rainbow Neos》 †
融合・効果モンスター
星10/光属性/戦士族/攻4500/守3000
「E・HERO ネオス」+「究極宝玉神」と名のついたモンスター1体
このモンスターの融合召喚は、上記のカードでしか行えず、
融合召喚でしか特殊召喚できない。
1ターンに1度だけ以下の効果から1つを発動できる。
●自分フィールド上のモンスター1体を墓地に送る事で、
相手フィールド上モンスターを全てデッキに戻す。
●自分フィールド上の魔法または罠カード1枚を墓地に送る事で、
相手フィールド上の魔法・罠カードを全てデッキに戻す。
●自分のデッキの一番上のカード1枚を墓地に送る事で、
相手の墓地のカードを全てデッキに戻す。


闇紫 「うふふふふ、残念ね、霊夢。
    あなたがどんな手を使ってこようと、わたしの掌から逃れる術すらない」

魔理沙「(奴の場に伏せカードは無いのに、あの余裕は・・・・・・)」

魔理沙「(・・・・・・・・・・・・あっ! まさか!)」

霊夢 「(・・・・・・しまったわ。召喚できるモンスターが引けなかった)」

アリス「霊夢・・・・・・まさか、レインボーネオスのコストが無いの?」

レミ 「(・・・・・・そうか。
    紫が霊夢のモンスターを奪ったのは、コストとするモンスターを無くし、効果を封じるため。
    わたしの攻撃の防御と、対策のための布石を同時にうつなんて・・・・・・)」

闇紫 「わたしは不確定要素を超越した視点から見下ろしているの。
    あなたたちが今目の前の攻防に頭を巡らせている間に、わたしは数億年先の未来に飛ぶことだってできる。
    造作も無いのよ、一次元上の理を理解するなんて」

霊夢 「でも・・・・・・レインボーネオスには、他にも効果があるわ。二番目の起動効果発動!」

霊夢 「(輝夜、あなたの力を貸して! この結界を消し去るために!)」

霊夢 「場のカードトレーダーを墓地に送り、紫の魔法・罠を全てデッキに戻す!!」

闇紫 「ふふふふふ・・・・・・一度発動されたオレイカルコスの結界は、
    いかなる方法をもってしても解除することはできない。このデュエルの決着がつくまではね。
    レインボー・ネオスといえども、例外ではない。
    ああ、本当に残念だわ。せっかくお友達と力を合わせて頑張っちゃったのに。アハハハハハ!」

霊夢 「(く・・・・・・駄目か。でも、他のカードは除去できたわ・・・・・・)
    一枚伏せて、ターン・・・・・・終了よ」



闇紫 LP12600:手札2:オレイカルコス・デウテロス
            前衛:闇土野郎(攻4000)、風野郎(攻2300)
            後衛:ダークアイ(攻500)、キュトラー(攻1000)
レミ LP7100:手札0:ネオスフィア、銃士トークン2
霊夢 LP5100:手札1:虹ネオス、未来融合(虹ネオス)、伏せ2



魔理沙「(結界を消すことはできなかったか・・・・・・。
    だが、他の永続魔法は片付いた。守護神の宝札が無くなった以上、もう手札を強化する手段は無い。
    これなら2対1な分、こちらに分が・・・・・・)」

闇紫 「だからいちいち矮小なのよ。あなたたちは」

魔理沙「(!? うっ、こっちを見てやがる・・・・・・心でも読めるってのか、あいつは)」

闇紫 「いい加減、自分達の常識がこの場でどれだけ役立たずか、考えを改めなさい。
    ドロー。魔法カード発動、天よりの宝札」


《天(てん)よりの宝札(ほうさつ)》 †
通常魔法(アニメ準拠)
互いのプレイヤーは手札が6枚になるようにカードを引く。


アリス「(くっ! 卑怯すぎるわ。手札の補充を、いともあっさり・・・・・・)」

闇紫 「4枚ドロー。思ったより歯ごたえがあってくれてありがとう。
    でも、そろそろあなた達の顔も見飽きたわ。強制退場させてあげる。
    この、最強のダークシンクロでね・・・・・・」

闇紫 「手札から・・・・・・・・・・・・来なさい。ダークチューナー、ナイトメア・ハンド」


《DT(ダークチューナー) ナイトメア・ハンド》 †
ダークチューナー(効果モンスター)(アニメオリカ)
星10/闇属性/悪魔族/攻0/守0
このカードが召喚に成功した時、
手札からレベル2以下のモンスター1体を特殊召喚する事ができる。


霊夢 「・・・・・・ダークチューナー!」

レミ 「(またダークシンクロか・・・・・・!)」

闇紫 「誘発効果により、手札のイピリアを特殊召喚。1枚ドローするわ。
    さらにオレイカルコス・デウテロスの効果でライフを回復」LP12600→15600


《イピリア》 †
効果モンスター(アニメオリカ)
星2/水属性/爬虫類族/攻500/守500
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した場合、
デッキからカードを1枚ドローする。


闇紫 「ふふふふふ・・・・・・レベル2のイピリアに、レベル10のナイトメアハンドをダークチューニング。
    混沌より生まれし闇の偶像、今ここに顕現するがいいわ」

闇紫 「我が古き力の盟約に従い・・・・・・虚空の門よ、開け!! ダークシンクロ!!」

闇紫 「顕現なさい! ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン!!!」


《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン》 †
ダークシンクロ・効果モンスター(アニメ準拠)
星-8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
チューナー以外のモンスター1体-ダークチューナー
このカードを特殊召喚する為には、
自分フィールド上に存在する「DT(ダークチューナー)」と名のついたチューナーのレベルを、
それ以外の自分フィールド上に存在するモンスター1体から引き、
その数字がこのカードのレベルと等しくならなければならない。
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する場合、
自分の墓地の闇属性モンスターのモンスター効果を得る。
このカードが破壊された時、自分のデッキからカードを1枚選択して手札に加える。


霊夢 「(……レベルマイナス8の、ダークシンクロモンスター!?)」

アリス「(ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン・・・・・・なんて邪悪で、禍々しい竜なの)」

闇紫 「闇より生まれしワンハンドレッド・アイ・ドラゴンは闇そのもの。
    このカードは、墓地の闇属性モンスター全ての力を得ることができる」

レミ 「(なっ、にっ・・・・・・!? 全てだと・・・・・・)」

魔理沙「ちょっと待てよ! あいつの墓地には・・・・・・」

闇紫 「さすがに察しがつかなきゃおかしいものね。
    そう、ワンハンドレッド・アイ・ドラゴンは、墓地のアーミタイルの効果を得るのよ!!」

霊夢 「そんな! レミリアの場には、攻撃表示のトークンが・・・・・・」

闇紫 「実を言うとね、レミリア。あなたのことはそんなに嫌いじゃないの。
    でもね、わたし・・・・・・生きてる奴が、大嫌いなのよ」

レミ 「く・・・・・・」

闇紫 「だから、死んで。ああ、勘違いしないでね。
    お願いしているんじゃないわ。これは命令よ」

闇紫 「ワンハンドレッド・アイ・ドラゴンの起動効果発動!!
    レミリアとともに、そのトークンを滅せよ!! 全土滅殺、天・征・波!!!」

レミ 「わたしはレミリア・スカーレットよ! 消滅などするものか!
    手札のクリボーの、誘発即時効果発動!!」


《クリボー/Kuriboh》 †
効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 300/守 200
相手ターンの戦闘ダメージ計算時、このカードを手札から捨てて発動する。
その戦闘によって発生するコントローラーへの戦闘ダメージは0になる。


魔理沙「・・・・・・クリボーか!」

レミ 「アーミタイルの効果は戦闘ダメージ扱い、よってクリボーの効果でダメージを0にできる!!」

闇紫 「くすくす、天よりの宝札であなたたちもドローしていたのよね。
    そのしぶとさはとてもマネできないわ。そこまで汚らしく生き延びるなんてことはね」

闇紫 「次はあなたよ、霊夢。
    あなたも醜く生き延びる術を持っているのかしら。とても気になるわ」

霊夢 「何を・・・・・・するつもりよ?」

闇紫 「ふふふ、ワンハンドレッド・アイ・ドラゴンは墓地の闇属性モンスター全ての能力を得ている。
    すでに墓地のクリアー・バイス・ドラゴンの力を吸収しているのよ。
    すなわち攻撃する時、このカードの攻撃力は相手モンスターの攻撃力の倍となる・・・・・・」


    ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン    攻撃力9000


レミ 「(なっ!? クリアーバイスドラゴンは、フィールド以外では闇属性……)」

アリス「(まずいわ。紫には、まだバトルフェイズが残ってる・・・・・・!)」

闇紫 「あなたも新世界へ送り届けてあげるわ。
    ワンハンドレッド・アイ・ドラゴンで、レインボー・ネオスに攻撃!!
    インフィニティ・サイト・ストリーム!!!」

霊夢 「う・・・・・・ああああああっ!!」LP5100→600

魔理沙「霊夢っ!」

霊夢 「・・・・・・平気よ。わたしはまだ・・・・・・闘える!」

霊夢 「速攻魔法発動! リバース・オブ・ネオス!!」


《リバース・オブ・ネオス/Reverse of Neos》 †
速攻魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する「ネオス」と名のついた融合モンスターが
破壊された時に発動する事ができる。
自分のデッキから「E・HERO ネオス」1体を攻撃表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚された「E・HERO ネオス」の攻撃力は
フィールド上に表側表示で存在する限り1000ポイントアップし、
このターンのエンドフェイズ時に破壊される。


霊夢 「デッキのネオスを特殊召喚するわ。来て、ネオス!!!」


《E・HERO(エレメンタルヒーロー) ネオス/Elemental Hero Neos》 †
通常モンスター
星7/光属性/戦士族/攻2500/守2000
ネオスペースからやってきた新たなるE・HERO。
ネオスペーシアンとコンタクト融合することで、未知なる力を発揮する!


アリス「ネオス・・・・・・! 霊夢の魂のカード・・・・・・。
    でも、リバース・オブ・ネオスで強化しても、3500の攻撃力じゃ・・・・・・。
    それに、このターンが終われば破壊されてしまう・・・・・・」

闇紫 「あなたはいつもそうね、霊夢。
    最後の一線、もっとも大切なところで甘さがでる。非情に徹しきれない。
    結局それが、あなたを追い詰めていく」

霊夢 「・・・・・・・・・・・・そうかもしれないわね。でも、それでいいの。
    それが自分なんだって、もうわかってしまった以上、どうしようもないじゃない。
    わたしは魔理沙とアリスに教わったわ。本質は意志に勝るってことをね!」

闇紫 「ふふふふふ、素晴らしいわ。
    そこまで自分の信念に殉じれるなら、思い残すこともなく逝けるでしょう」

闇紫 「速攻魔法よ…………時の女神の悪戯」


《時(とき)の女神(めがみ)の悪戯(いたずら)》 †
速攻魔法(アニメオリカ)
次の自分のバトルフェイズまで、全てのフェイズをスキップする。


闇紫 「1ターンスキップし、もう1度わたしのバトルフェイズから始めるわ」

レミ 「!?」

魔理沙「・・・・・・なんだと!?」

アリス「そんな、ターンをまるごとスキップするなんて・・・・・・・・・・・・霊夢!」

闇紫 「さようなら、霊夢。あなたと過ごした数年間、そんなに嫌いじゃなかったわ。
    ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン、霊夢を奈落に叩き落せ!! ネオスに攻撃!!」


    ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン    攻撃力7000


霊夢 「(く・・・・・・これが、わたしに残された最後のカード・・・・・・。
    お願い、決まって!)」

霊夢 「速攻魔法発動!! 突撃指令!!!」


《突撃指令(とつげきしれい)/Order to Charge》 †
速攻魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する
通常モンスター(トークンを除く)1体を選択して発動する。
発動後、選択した通常モンスターを生け贄に捧げ、
相手フィールド上のモンスター1体を破壊する。


霊夢 「ネオスをリリースし、その魂をもって……
    紫、あんたのワンハンドレッド・アイ・ドラゴンを破壊する!!」

闇紫 「ふふふ。さすがだわ、霊夢。
    でも・・・・・・ごめんなさいね。
    クリアー・バイス・ドラゴンの効果を持っているワンハンドレッド・アイ・ドラゴンは、
    手札を1枚捨てることで、破壊を無効にできる・・・・・・」

魔理沙「くっ・・・・・・霊夢の起死回生の策が・・・・・・」


    ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン   攻撃力3500


闇紫 「あなたは幻想郷における現神人、いや神様よ。でもね。神様は地上にいてはいけないの。
    わたしが本来あるべき天上に送り届けてあげる・・・・・・」

闇紫 「ワンハンドレット・アイ・ドラゴンで、霊夢にダイレクトアタック!!
    インフィニティ・サイト・ストリーム!!!」

霊夢 「・・・・・・きゃあああああああっっ!!!」LP600→0

アリス「(霊夢・・・・・・!)」

魔理沙「・・・・・・霊夢! おい、しっかりしろよ! 霊夢!」

霊夢 「・・・・・・」

魔理沙「くっ・・・・・・そ・・・・・・。
    お前! よくも霊夢を!」

闇紫 「アハハハハハハ! わたしのターンはまだ終わっていない!
    メインフェイズ2に移行し、ワンハンドレッド・アイ・ドラゴンの効果発動!!」

レミ 「(!? しまっ・・・・・・)」

アリス「レミリア・・・・・・! やめてぇっ!」

闇紫 「相手モンスターに、10000ポイントの戦闘ダメージを与える!
    よもやまだ手札にクリボーがあるなんて悪運は持ちえてないでしょう。
    仲良く逝かせてあげるわ! 全土滅殺……天・征・波!!!」

レミ 「ぐっ・・・・・・はっ!!」LP7100→0

魔理沙「・・・・・・レミリアっ!」

闇紫 「やがて残りの者たちも逝く・・・・・・・・・・・・お前達の血で、地獄の露払いをしてやるがいい」



    *



レミ 「・・・・・・」

アリス「(・・・・・・)」

闇紫 「意外と地味な断末魔だこと。それに品が無い。
    これが夜の帝王の最後とは、ちょっとだけ拍子抜けね。
    ねえ、あなたたちもそう思わない? くすくすくすくす」

魔理沙「・・・・・・アリス」

アリス「うん・・・・・・大丈夫。わたしは」

魔理沙「そうか。なら、わたし達の思いは一緒みたいだな」

アリス「紫を・・・・・・あいつを憎むのは簡単よ。
    でもわたしたちの怒りの刃で紫を倒したとしても、何が残るっていうの。
    何も残らない、何も解決しない。ただ、失うものが増えるだけ。
    だから、わたしはあいつを救うために戦う。心の闇から解放するために。
    それは変わらないわ」

魔理沙「その通りだ。あいつの目を完璧に覚まさない限り、またいずれ同じことが繰り返される。
    それに、霊夢達は肉体的にまだ死んだわけじゃないんだろ?
    なら紫を元に戻せば、助けることもできるかもしれない」

アリス「ふふっ、言わなくても意思疎通できてるなんて、さすがパートナーなだけあるわね。
    悪くないわ。行きましょう、最後の戦いへ」

魔理沙「ああ! これがわたしたちの、最後のデュエルだ!!」

アリス「(・・・・・・そう、これが本当に最後。わたしと魔理沙二人の力で、絶対に紫を闇から救い出す。
    そうわたしは藍と約束した。だから・・・・・・)」

アリス「(だから・・・・・・お願い。みんな、わたしに力を貸して!!)」






















                                    To be continued・・・・・・
第三十三話及び三十四話です。拝読ありがとうございましたm(_ _)m
まだ途中なのであとがきというわけでもないんですが、せっかくなので少し書かせていただきます。

当然といえば当然なのですが、この最終戦。かつてないほど創作が難航しました。
アニメ出典の全てのカードが使えるので確かにネタには困らないのですが、その分選ぶのが大変です。
まず、出典したオリカを全てチェックするため、アニメをほぼ全話見直しました。
歴代凶カードをただ詰めるだけではデッキとして成り立たないため、少しでもそれぞれシナジーのあるカードを集めたかったからです。
オリカをリストにして掲載しているサイトもたくさんあったのですが、かなり個人によってテキストの解釈が違うみたいでした。となると鵜呑みにして参考にはできないので、自分で確かめて解釈をするしかありません。
文量の多さもさながらでしたが、改めてこうしたSSの大変さを知りましたorz


あと、前回のあとがきにも書いた通り、登場したオリカは全てが全てまんまアニメに忠実というわけではなく、ほんの一部だけ変えさせてもらっています。
例えばオレイカルコスの結界などの、デュエルに敗北したら魂をとられるというのはOCG的にさすがに通用しないため、「このデュエルに勝利したプレイヤーはマッチに勝利する」としています。
ここは某サイトさんのテキストを参考にさせていただきました。

また、アーミタイルの「戦闘ダメージを与える」という起動効果はオシリスの天空竜に代表されるアニメ独特の仕様なのですが、あえて再現することにしました。
守備表示のモンスターを対象とした場合はそのまま破壊されるだけですが、攻撃表示で受けた場合は攻撃力がその数値分下がり、超過した場合はプレイヤーにダメージという裁定となっています。

あと、幻魔の扉をヒーローズルール2で止めれるかどうかというのは正直かなり怪しいのですが、展開的にこれ以上無いものだと思うので許してやってくださいorz


最後に・・・・・・コメントで今後の展開や登場カードを予想してくれるのは凄く嬉しいのですが、もし予想通りに進むとネタバレも同然になってしまいますので、すみませんが控えていただくようお願いしますm(_ _)m



と、いうわけで・・・・・・次回が最後のデュエルです。
戦闘でも効果でも破壊できない百目竜を倒し、紫を心の闇から救い出すことができるのか!?
アリス達の活躍に、ご期待ください!!





<追記>
闇紫 LP4400:手札0:オレイカルコス・デウテロス
            前衛:アラクネー(攻2900)
            後衛:キュトラー(攻1000)、守護神、クロニクル、独断(悪魔族)、アーミタイル(アラクネー装備)、伏せ1
レミ LP7100:手札4:無し
霊夢 LP5100:手札3:無し

ここでゆかりん側の魔法・罠ゾーンのカードが6枚になってますが、とりあえずそのままということでお願いしますorz
クラミ痔あ
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
やっぱりアニメオリカは壊れが多いなw
ワンハンドレッドアイドラゴンか……破壊以外の除去でもどうにかなりそうにないな。
アリス、どうするんだろ

そして相変わらず闇紫は友里佐知子。
性格も口調も知識も(ry
2.名前が無い程度の能力削除
遊戯王最大の壊れを代表するドーマ編の象徴『オレイカルコスの結界』にダークシンクロ・・・
詰め込みすぎな部分が否めないのは仕方ない。

ここからOCGのみでどうやってひっくり返すかが楽しみだ(オレイカルコスシュノロスとかどーやって倒すんだ的な意味でw)
3.名前が無い程度の能力削除
アニメオリカの凶悪コンボとそれに対抗するOCGカードの対決はとても面白いです。
次回も楽しみに待ってます。
4.名前が無い程度の能力削除
もはや決闘では無(ry
闇紫(こう書くと千年アイテム所持者みたいww)は今回原作と同じ攻撃名を使用してるんですね。オリカの凶悪さを表してるのかな?

クロスサクリファイスはそのままのテキストでは召喚権を一度使ってしまっているので、特殊召喚にしてしまってはどうでしょうか?どうせ今更変えても基から壊れカー(ry
5.クラミ痔あ削除
>>1
まさかこのネタを知る方がいるとはwwなんだか感激です。
千里眼は大好きなので、わりと随所にネタを盛り込んでます。
闇紫の性格のモチーフもかなり友里さんに近いです。

>>2>>3
ありがとうございますm(_ _)m
アニメのぶっ壊れ性能カード達を自分達のテーマデッキで倒すというのは、最終戦で最大の見所となっています。ご期待ください。

>>4
攻撃名については今までもずっとそうだったのですが、原作の名前をそのまま使ったり、本人のスペカを使ったり、あるいはどこぞのゲームや漫画の厨っぽい技を引っ張ってきたりと、かなり適当に決めてます。
今回は、たぶん原作のが一番しっくりくるかと思ったんだと思います(´∀、)

クロスサクリファイスのテキストですが、確かにわかりにくかったかもしれません。
ただ特殊召喚にすると、例えば通常召喚しかできない三邪神などに対しては使えなくなってしまうので、微妙かなと思いました。
ですのであくまで通常召喚扱いということで、テキストを修正させていただきました。
6.名前が無い程度の能力削除
とても面白かったです。ただ、こういうのよりアニメキャラとアリスや紫のデュエルも書いて欲しいです。
7.名前が無い程度の能力削除
ああーアニメオリカがえらいムカつくわー!!
オレイカルコスの結界はフィールド魔法なのに、発動者にしか効果が及ばないってのも理不尽ですよね。最近のフィールド魔法は、発動者のみ使える効果も多いですが。
主にドーマ編は、アニメ製作側はどうなってんだってほど壊れまくってましたからね。カードも、シナリオも、作画も。

ついでに、コメントにコメント失礼します。すいません。
遊戯王のキャラを出したら、東方のキャラが喰われそうです。ただでさえ、東方でやる意味を問われそうなSSなのに……。
8.名前が無い程度の能力削除
ここで次回に続く、だと・・・作者さんのじらしっぷりがたまらん。
遂に主人公タッグが参戦か、今から続きが楽しみで仕方ないぜ。
9.名前が無い程度の能力削除
ダークシンクロに満足龍とか嬉しい限りw
展開的に自爆神は満足神じゃないのがギリギリ出るか出ないかって感じかなぁ・・・
10.名前が無い程度の能力削除
もうここまでくると勝利するにはセイヴァースターくらいしかないんじゃなかろうか^^;

セイヴァーで満足龍を無効&効果を得る→おぜうが残した闇モンスターの効果を得る とか
闇紫がアニメ版ウィラコチャラスカ出す→セイヴァーで無効&効果取得 みたいな

もうみんなサンダーボルトとハーピィーの羽箒つかっちまえよ
11.名前が無い程度の能力削除
ダークシンクロきたぁ!
満足龍きた!これで満足するしかねぇ!
しかし紫の台詞は満足リーダーの台詞が良かったな…

こうやって見るとアニメは壊れカードのオンパレードだな…
やばすぎるぜ。

やっぱセイヴァースターかねぇ。期待!
12.名前が無い程度の能力削除
アニメ効果でしたら地縛神はやっぱり…。栄誉の贄も入ってるみたいだし…。
アニメ効果の鬼畜さは最上級の女神エアトス様の登場も期待していいのかな?
ああでももう墓地にモンスターがいるから無理か…。

邪神ゲーも来るかもしれないので、私はセイヴァースターよりもう一体のセイヴァーに期待してみたい!
13.名前が無い程度の能力削除
魔理沙「(こんな怪物とまともに戦えるなんて思ってない…けど私は私の為に! 震えて立ち止まる訳にいかないんだ! 決闘者だからな!)古のルール発動! 青眼召喚!」
闇紫「攻撃宣言はしなくていいわ。罠発動。奈落の落とし穴」
魔理沙「!! …フン、次だ!」
アリス「…!(魔理沙…あなたと組むといつも熱いものを感じられるわ…)」

このシリーズの各所に作者さんの兎に対する愛を感じたのでパロってみましたww
幻魔の扉は初見した感想がテラ意味フwでしたからね。ホントにアドも糞もないw
さてはて魔理沙達は闇紫を超越することができるのか…そして俊達はD.D.軍を倒すことができるのか…(ぉ
クライマックス楽しみにしてます。体調にはお気をつけてノシ
14.クラミ痔あ削除
>>13
フン、のとこで無茶苦茶笑ったww
兎おもしろいよ!