Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

名探偵

2009/06/14 12:51:31
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 「そう、考えてみたらおかしかった」
 私は読んでいた本を閉じて立ち上がった。
「犯人はまず、一人ではなかった! それがこの事件の真相よ!」
「でもパチュリー様、一人ではないという事がどうして分かるんですか?」
小悪魔が小首を傾げて言った。私は脳内の整理を始めた。倉庫の咲夜の死体…落ちていた手袋…PAD
全ての情報は1つの結論となり、私を答えへと導いてくれる。
「つまり犯人は……」
「犯人は?」
私は人差し指を高く突き上げてから、二人の人物を指差した。
「貴方たちよ、妖精A、妖精B!」
『えっ! 私ですか?!』
妖精たちは声を合わせて言った。
「そうよ、貴方たちよ。まず貴方達は見た目がそっくりと言うことを利用した。一人が殺人計画を進め、もう一人がアリバイ工作で二役を演じる。あたかも二人が共同作業をしているように見せかけて、もう一人は着実に咲夜を殺す準備をしていたのよ!」
「仮にそうだとしても、私たちじゃあ咲夜さんを殺せるわけが無いじゃないですか」
確かにそうだ。この二人の妖精が一度にかかってきても、咲夜ならすぐに返り討ちにするだろう。
しかし私には得策がある!
「そう、たしかに何時も気が張っている咲夜を仕留めるのは困難な事。でもその気が別の方向へ行ってたとすれば? 後ろから背中をグサリ、赤ん坊でも殺せるわ」
「でもあの咲夜さんの気をそらせられる物が……あぁ!」
気づいたわね小悪魔、そうよ、それは――
「PADよ! 咲夜ならPADを見たら確実に拾い隠すはず!」
「うぐっ!」
「これで終わりよ! 貴方たちがこの事件の犯に……」
私が決め言葉を言ったところで、扉が開いて空気の読めない咲夜が入ってきた。
「あのパチュリー様、遊びでも私を勝手に殺すのやめて頂けませんか? それに私はPADではありません」
ここでは初投稿ですかな。 今回もまたネタです。
のろげんげ
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
どういうことなの……っ