Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

紅髪

2009/05/13 07:35:24
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「わっはっはっ、悪いな中国ー」
「う、うう、私は中国じゃないのに......無念......」
魔理沙の高らかな笑い声に、美鈴の『ぐふっ』というわざとらしい声はかき消された。


紅霧異変の後、魔理沙は週二回ペースでここ、紅魔館にやってきていた。
そしてその度に門番少女紅美鈴をマスタースパークで焼き払っている。
その紅美鈴、魔理沙に対する紅魔館の門の防衛率はぶっちゃけ0%だったりする。

しかし美鈴は決して弱い妖怪ではない。
たまには魔理沙を制することもあるだろうに、なぜか美鈴はこれまで全く勝てなかった。
最初の紅霧異変時の美鈴だけは強かったと魔理沙は記憶している。
あのときだけは、本当にギリギリまで追いつめられっけ。
しかしなぜか------それ以降美鈴は魔理沙にだけは勝てなかったのだ。
魔理沙は相手をしながら不審に思ってはいたが、
「私が強すぎたってことだな!」
と、自分で自分を納得させていた。
美鈴もほかの妖怪とかは退治してるらしいし。
そのうち、自分は規格外の強さを持っているのではないか、と勘違いしだすほどに。
そんな規格外の最強技を受けた美鈴は------





「......行ったわね」



魔理沙が見えなくなるとともに、スックと立ち上がる美鈴。
マスタースパークをまともに喰らった体は、まだブスブスと焦げ臭い匂いを出している。
しかしそんなことは何でもないように、ぱんっ、ぱんっと服を二回叩く。
「んじゃ、急ぎますかね」




私は、ドアを思いっきり開いた。
「パチュリー!茶菓子持ってきたぜ!」
やっぱり友達と飲むお茶というのもいいもんだぜ。
門番には恥ずかしくていえないけれども。
「あら、ちょうど準備ができたところよ......小悪魔?」
「はい、パチュリー様。」
「うわっ!」
私の後ろから突然声が聞こえた。
驚いてみれば、そこには小悪魔が立っていた。神出鬼没すぎる。

......そういえばこいつは何なんだ?
『小悪魔』なのに、背、高いし。
美鈴と同じくらいか?
いや、頭の翼の分、小悪魔が高いか。
胸は......
いや、考えるのはよそう。泣きそうだ。
それにお茶会を最初に提案したのは小悪魔だ。赤霧異変解決後、帰る途中で誘われた。いや、まぁ、楽しいからいいんだけどな。



それにしても小悪魔、なんか焦げ臭くないか?
そういうと、小悪魔は困ったように笑っていた。
おまけ
魔理沙「しかしお茶会っていいな、今度門番も誘うか」
小悪魔「!?や、やめましょうよ、彼女はほら、忙しいですし」
パチュリー(必死ね......)


おまけ2
魔理沙「最近すごく強くなった気がするぜ」
魔理沙「というわけで霊夢、勝負ッ!」
気のせいだった




プチでは初めまして、K.ABEです。
東方は風神録あたりから入りました。
紅魔館メンバーが大好きすぎて意識せず描くといつも紅魔館メンバーになってしまいます。
ネタがかぶっていないことを祈る......。
あと、すこしだけ修正しました。
K.ABE
コメント



1.ティファーリア削除
うん、こういう話はサクッと読めて、テンポもいいのでかなり良いですね。

ただ、一点だけ気になる部分があって、3点リーダは「......」を使うのではなく、「……」こっちを使いましょう。そうすればもうちょっとスッキリ文章が見えますよ。
2.名前が無い程度の能力削除
悪魔だけど弱いから小悪魔・・・って、知ってるかw
ただ、魔法使い(魔女)が悪魔について上辺も知らなさそうなのは胸ネタに繋げる為とはいえ違和感が?
3.名前が無い程度の能力削除
こあwwwwww
これは新しい!やっぱプチのがいいよ。慣れればもっといいのが作れるから、頑張れ!応援します!
4.名前が無い程度の能力削除
美鈴コアクマ説か……。
これは新しい。はず。