Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

東方で遊戯王29 『乾坤の戦い』<前編>

2009/04/05 23:38:39
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注意:前回の続きです。
   割と普通にデュエルします。ネタ成分低め。
   ルールが分かる方でないときついです。



















魔理沙&萃香「デュエル!!」










 魔理沙【宇宙に咲く青き瞳】LP8000

              VS
 
               萃香【太虚エナジードレイン】LP8000





永琳 「コイントスにて、先攻後攻を決めます。
    尚言い忘れましたが、この決勝戦に限り、二本目以降も全てコイントスを行います」

咲夜 「どういうことです?」

パチェ「今までは一本目で負けたチームは、次の試合先行後攻を選ぶことができたけど、
    今回だけは毎回コイントスで決めるってことでしょう」

レミ 「当然の措置ね。決勝だからこそ、公平な闘いであるべきだわ」

魔理沙「文句は無い。わたしは表を選ぶぜ」

萃香 「じゃあ、わたしも表~」

永琳 「では・・・・・・・・・・・・表ですね。霧雨魔理沙の先行で始めます」

萃香 「はあ? なんで~」

永琳 「あなたがふざけたからよ」

魔理沙「それに、先に言ったのはわたしだからな。ここは早い者勝ちだ」

魔理沙「じゃあ、ぼちぼち始めるとするぜ。ドロー!」

魔理沙「(よし、いい手札だ。これなら・・・・・・)」

魔理沙「(いや、しかし焦りは禁物だな。ここは定石から・・・・・・)
    モンスターを裏守備でセット。さらにリバースカードだ。ターンエンド」



魔理沙 LP8000:手札4:裏守備、伏せ1
萃香  LP8000:手札5:無し



萃香 「ちょうどツマミが欲しくなってきたとこなのよね。
    お前をぐちゃぐちゃに捻り潰して、かまぼこにしてやるよ! ドロー!」

萃香 「可変機獣、ガンナードラゴンを召喚!」


《可変機獣(かへんきじゅう) ガンナードラゴン/Fusilier Dragon, the Dual-Mode Beast》 †
効果モンスター
星7/闇属性/機械族/攻2800/守2000
このカードは生け贄なしで通常召喚する事ができる。
その場合、このカードの元々の攻撃力・守備力は半分になる。


パチェ「(あのカードを攻撃表示・・・・・・仕掛ける気かしら)」

萃香 「リリース無しで通常召喚した場合、このカードの攻守は半分になる。
    裏守備に攻撃!」

魔理沙「例によって仮面竜だぜ。戦闘で破壊され、墓地に送られたことで誘発効果発動。
    デッキからホワイト・オブ・レジェンドを守備表示で特殊召喚する!」


《仮面竜(マスクド・ドラゴン)/Masked Dragon》 †
効果モンスター
星3/炎属性/ドラゴン族/攻1400/守1100
このカードが戦闘によって破壊され墓地に送られた時、
デッキから攻撃力1500以下のドラゴン族モンスター1体を
自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。
その後デッキをシャッフルする。


《伝説の白石(ホワイト・オブ・レジェンド)/The White Stone of Legend》 †
チューナー(効果モンスター)
星1/光属性/ドラゴン族/攻 300/守 250
このカードが墓地へ送られた時、自分のデッキから「青眼の白龍」1体を手札に加える。


鈴仙 「あれは・・・・・・ブルーアイズをサーチするカード」

霊夢 「ブルーアイズデッキだわ! 
    あの時、わたしの目を覚まさせてくれた・・・・・・魔理沙の最強のデッキよ!」

パチェ「まだデッキを温存していたというのね。あいつは・・・・・・」

にとり「というか、ブルーアイズが最強とかいつの時代の話ですか。頭沸いてる?」

レミ 「沸いてるのはお前だろ、河童? 
    カードの強さを性能だけで測っているうちは、所詮あの域には達し得ない。
    そのデュエリストにとってもっとも魂を懸けられるカードこそが、
    真の力を発揮する。計測不能なほどの力をね」

萃香 「へぇ、わたしは知らなんだよ、そんなの。
    どれほどのもんか、いっちょ見せてもらおうかねぇ」

萃香 「2枚伏せとこうか。終了よ」



魔理沙 LP8000:手札4:白石、伏せ1
萃香  LP8000:手札3:ガンナー(攻1400守1000)、伏せ2



魔理沙「リクエストとあらば、答えないわけにはいかないな。ドロー!」

魔理沙「(ガンナードラゴンをいきなりリリース無し・・・・・・間違いない。
    あの2枚の伏せ・・・・・・そのどちらかはスキルドレインだ。
    こっちの攻撃に合わせて発動し、返り討ちにする気だな。
    問題はもう片方の方だが・・・・・・)」

魔理沙「(これでその問題も解決だぜ!)
    伝説の白石をリリースし、マテリアルドラゴンをアドバンス召喚するぜ!」


《マテリアルドラゴン/Prime Material Dragon》 †
効果モンスター
星6/光属性/ドラゴン族/攻2400/守2000
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、
ライフポイントにダメージを与える効果は、ライフポイントを回復する効果になる。
また、「フィールド上のモンスターを破壊する効果」を持つ
魔法・罠・効果モンスターの効果が発動した時、
手札を1枚墓地へ送る事でその発動を無効にし破壊する。


藍  「(破壊耐性を持つカードか・・・・・・)」

鈴仙 「しかし、あれはカード効果に対する耐性は持っていても、戦闘破壊には無力。
    萃香さんのスキルドレインを読めないはずもないですし・・・・・・」

輝夜 「確かに、あのまま攻撃したらおそらく萃香は攻撃宣言に対してスキドレを発動させるでしょう。
    あのまま攻撃したら返り討ちになるのは、魔理沙もわかっているはずだわ。
    となれば、もう一手あるはず・・・・・・」

魔理沙「伝説の白石の効果で、デッキからブルーアイズを手札に加えるぜ。
    そして、トレードインを発動。ブルーアイズを墓地に送り、2枚ドローする」


《トレード・イン/Trade In》 †
通常魔法
手札からレベル8のモンスターカードを1枚捨てる。
自分のデッキからカードを2枚ドローする。


妖夢 「おお、ブルーアイズをコストに。うまく使ってますね」

魔理沙「まだこれからだぜ。リバースカードオープン! 正統なる血統!」


《正統(せいとう)なる血統(けっとう)/Birthright》 †
永続罠
自分の墓地に存在する通常モンスター1体を選択し、攻撃表示で特殊召喚する。
このカードがフィールド上に存在しなくなった時、そのモンスターを破壊する。
そのモンスターがフィールド上に存在しなくなった時、このカードを破壊する。


魔理沙「墓地の通常モンスターを特殊召喚する。
    出番だぜ、マイフェイバリットカード! ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン!!」


《青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)/Blue-Eyes White Dragon》 †
通常モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
高い攻撃力を誇る伝説のドラゴン。
どんな相手でも粉砕する、その破壊力は計り知れない。


早苗 「ブルーアイズ! いきなり・・・・・・」

レミ 「ふふふ、猛ってるわね。冷静を装うとしても、舞台が舞台。
    いちデュエリストとしてはアツくならざるを得ないみたい」

咲夜 「でも軽率では・・・・・・。
    確かにブルーアイズならスキルドレインでステータスを戻した
    ガンナードラゴンにも勝つことができますが、いかんせん相手の伏せは2枚。
    もしミラフォあたりだったら、せっかく召喚したモンスター達は全滅します」

霊夢 「いやいや。マテリアルドラゴンがいるでしょ。
    あれがいれば、ミラフォなんて怖くないわ」

レミ 「いやいやはこっちのセリフよ。
    魔理沙の読みでは、萃香のリバースの一つはスキルドレイン。
    なら、マテドラの誘発即時効果は、チェーンして無効にされるに違いないわ」

霊夢 「あ・・・・・・そっか」

パチェ「咲夜の意見はそれを踏まえたうえでのことだろうけど、最もね。
    相手の場に伏せカードがおかれた場合、まずミラフォの可能性を疑うのは
    少し慣れたデュエリストなら当然のこと。
    だけど、魔理沙はミラフォは無いと踏んだ。
    おそらく、迎撃用はスキドレで十分だろうという推測だろうけど・・・・・・」

咲夜 「吉とでるか凶とでるかは、神のみぞ知る・・・・・・。
    伏せカードを読むだけでこれだけ緊迫するなんて・・・・・・これが決勝戦の闘いなのですね」

魔理沙「(迎撃用はスキドレで足りてる・・・・・・。この攻撃は通るぜ!)」

魔理沙「ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴンで、可変機獣ガンナードラゴンに攻撃! 
    滅びのマスター・スパーク!!」

萃香 「なるほどね~。力で勝つとか言っといて、考えもなかなかしたたかじゃない。
    とりあえず正解と言っておくよ。トラップ発動、スキルドレイン」LP8000→7000


《スキルドレイン/Skill Drain》 †
永続罠
1000ライフポイントを払う。このカードがフィールド上に存在する限り、
フィールド上に表側表示で存在する効果モンスターは全て効果が無効化される。


萃香 「ガンナードラゴンの攻撃力は、元の2800に戻るよ」

魔理沙「それでもわたしのブルーアイズには及ばない。そいつを破壊させてもらうぜ」

萃香 「どーぞどーぞ」LP7000→6800

魔理沙「まだ攻撃は残ってるんだぜ? 
    マテリアルドラゴンの攻撃。オーレリーズ・ユニバース!」

萃香 「どーぞどーぞ~」LP6800→4400

魔理沙「(チッ、食えない奴だぜ。だが、ダメージは与えた・・・・・・)
    ターンを終了する」



魔理沙 LP8000:手札5:青眼、マテドラ、血統
萃香  LP4400:手札3:スキドレ、伏せ1



霊夢 「やった! 魔理沙が先制したわ!」

神奈子「確かに先手はとれたわね。でも・・・・・・・・・・・・早苗、どう思う?」

早苗 「楽観はできませんね。おそらくここまでは、相手の思惑の内。
    ライフを犠牲にしたのも、布石であるトラップを配置するためのこと。
    つまり、これで万全、攻撃態勢は整ってしまった。勝負はこれからです」

萃香 「ドロ~。うっふふ、遊んであげるよ。
   ブルーアイズとマテリアルドラゴンをリリースし、溶岩魔人ラヴァ・ゴーレムを特殊召喚~」


《溶岩魔神(ようがんまじん)ラヴァ・ゴーレム/Lava Golem》 †
効果モンスター
星8/炎属性/悪魔族/攻3000/守2500
このカードを手札から出す場合、相手フィールド上のモンスター
2体を生け贄に捧げて相手フィールド上に特殊召喚しなければならない。
このカードはコントローラーのスタンバイフェイズ毎に、
コントローラーに1000ポイントのダメージを与える。
このモンスターを特殊召喚する場合、このターン通常召喚はできない。


アリス「(ブルーアイズ達が喰われた・・・・・・!)」

魔理沙「(くっ・・・・・・二体が同時にやられるとは。それもこうもあっさりと・・・・・・)」

萃香 「ただ高攻撃力のモンスターを渡しただけじゃないってのは、もうわかってるよね~。
    リバースカードオープン、洗脳解除だよ。
    これで、ラヴァゴーレムはわたしの場に戻ってくる」


《洗脳解除(せんのうかいじょ)/Remove Brainwashing》 †
永続罠
このカードがフィールド上に存在する限り、自分と相手の
フィールド上に存在する全てのモンスターのコントロールは、
元々の持ち主に戻る。


萃香 「モンスターを二体出したのがまずかったね。
    魔理沙にダイレクトアタック。鬼火!」

魔理沙「(・・・・・・っ! く、強烈だな・・・・・・)」LP8000→5000

萃香 「まだまだ他愛ないね。カードを2枚伏せるよ。ターン終了」



魔理沙 LP5000:手札5:無し
萃香  LP4400:手札1:ラヴァゴ、スキドレ、洗脳解除、伏せ2



妖夢 「洗脳解除だったか・・・・・・。あれを出されるとやりたい放題ですね。
    そして、今伏せたカードは十中八九場のトラップを守るカード・・・・・・迂闊に手も出せない」

幽々子「妖夢の洗脳も解除してあげましょうか?」

妖夢 「・・・・・・」

妖夢 「はい?」

幽々子「あら、お酒が切れたわね。妖夢、次持ってきて。早く」

妖夢 「(もう・・・・・・実家に帰りたい)」

魔理沙「こっちだって、本調子にはまだまだだぜ。ドロー!」

魔理沙「(とはいえ・・・・・・今は守りに徹するしかないな)
    モンスターを1枚、リバースを2枚セットだ。次いっていいぜ」



魔理沙 LP5000:手札3:裏守備、伏せ2
萃香  LP4400:手札1:ラヴァゴ、スキドレ、洗脳解除、伏せ2



萃香 「甘いねぇ。伏せ2枚なら、わたしが攻撃をためらうって~?」

萃香 「ドローするよ。手札から、ライオウを召喚~」


《ライオウ/Thunder King Rai-Oh》 †
効果モンスター
星4/光属性/雷族/攻1900/守 800
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、
お互いにドロー以外の方法でデッキからカードを手札に加える事はできない。
また、自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードを墓地に送る事で、
相手モンスター1体の特殊召喚を無効にし破壊する。


萃香 「バトルフェイズだよ。ラヴァゴーレムで裏守備に攻撃!」

魔理沙「クリッターだ。破壊され、墓地で誘発効果発動。
    デッキから、ボマードラゴンを手札に加えるぜ」


《クリッター/Sangan》 †
効果モンスター(制限カード)
星3/闇属性/悪魔族/攻1000/守 600
このカードがフィールド上から墓地へ送られた時、
自分のデッキから攻撃力1500以下のモンスター1体を手札に加える。


咲夜 「ボマードラゴン・・・・・・これで次のターン、ラヴァゴを破壊できますね」

パチェ「だけど、あくまで対策できるのは次の自分のターン、一手遅れている感は否めないわね。
    魔理沙の伏せがブラフなら、ライオウのダイレクトアタックを受けることになる。
    今のがクリッターじゃなく仮面竜だったら、状況に間に合っていたのだけれど」

紫  「うふふ。でも時として、その一手遅れで勝負が決することもある。見誤ったわね」

魔理沙「なに?」

萃香 「こういうことさ。トラップ発動! ナイトメア・デーモンズ!!」


《ナイトメア・デーモンズ》 †
通常罠
自分フィールド上に存在するモンスター1体をリリースして発動する。
相手フィールド上に「ナイトメア・デーモン・トークン」
(悪魔族・闇・星6・攻/守2000)3体を攻撃表示で特殊召喚する。
「ナイトメア・デーモン・トークン」が破壊された時、
このトークンのコントローラーは1体につき800ポイントダメージを受ける。


永琳 「なっ! あのカードは・・・・・・」

萃香 「コストでラヴァゴーレムをリリースするよ。
    魔理沙の場に、ナイトメア・デーモン・トークンを三体攻撃表示で特殊召喚! 
    そして、そのトークンたちは、もともとのコントローラーであるわたしの場に戻ってくる!」

にとり「な、なんですって! じゃあ・・・・・・」


    ナイトメア・デーモン・トークン   攻撃力2000

    ナイトメア・デーモン・トークン   攻撃力2000

    ナイトメア・デーモン・トークン   攻撃力2000

    ライオウ   攻撃力1900


咲夜 「まずいわ! 全員のダイレクトアタックが通れば・・・・・・」

霊夢 「魔理沙のライフは・・・・・・そんな!」

萃香 「案外とあっけなかったね。こっちも手加減するってのが、なかなか難しくてさぁ」

魔理沙「はん、ところがどっこいだぜ!
    モンスターの特殊召喚に反応してトラップ発動!」


《激流葬(げきりゅうそう)/Torrential Tribute》 †
通常罠(制限カード)
モンスターが召喚・反転召喚・特殊召喚された時に発動する事ができる。
フィールド上に存在するモンスターを全て破壊する。


魔理沙「はっはっはー、余裕の激流葬だぜ。
    これでお前の場のモンスター全てを破壊・・・・・・」

萃香 「当てが外れたね。魔宮の賄賂だよ」


《魔宮(まきゅう)の賄賂(わいろ)/Dark Bribe》 †
カウンター罠
相手の魔法・罠カードの発動と効果を無効にし、そのカードを破壊する。
相手はデッキからカードを1枚ドローする。


魔理沙「なっ!?」

にとり「\(^o^)/」

文  「あらあら、カウンターが決まりましたね。これはほんとに終わったかも・・・・・・」

萃香 「これだから人間は嫌なんだよね。脆くて、あっけなくて。
    ちょっと騒いだだけで、潰れちゃうから・・・・・・」

萃香 「これに懲りたら、今度からは二度とでかい顔しないでほしいね。
    モンスターで総攻撃! 百鬼夜行!!」

魔理沙「・・・・・・なんてな。当てが外れたのはそっちだったようだぜ! トラップ発動!」

萃香 「!?」

魔理沙「こっちが本命だ! ヒーロー見参!!」


《ヒーロー見参(けんざん)/A Hero Emerges》 †
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。
自分の手札から相手はカードをランダムに1枚選択する。
選択したカードがモンスターカードだった場合、自分フィールド上に特殊召喚する。
違う場合は墓地へ送る。


魔理沙「わたしの手札を1枚選んでもらうぜ。選択したのがモンスターなら、場に特殊召喚する」

永琳 「さすが。凌いだわね。
    これでモンスターを選択されたら、ダイレクトアタックは防げる」

鈴仙 「あとは、それが当たりであるかどうかですね。
    攻撃力が2000以上のものでないと・・・・・・」

萃香 「ふふふ、面白いことしてくれるね。真ん中のカードだよ」

魔理沙「ふっ、お前は運がいいぜ。こいつはモンスターカードだ!
    来い、ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン!!」


    青眼の白龍   攻撃力3000


萃香 「(あらら、最上級か・・・・・・)」

霊夢 「またブルーアイズ! ダイレクトアタックを防いだわ!」

パチェ「まさかとは思ってたけど・・・・・・手札に二枚目があったとはね」

レミ 「ふふふ。やはり、生命力だけはたいしたものだわ」

萃香 「そのしぶとさは、確かに賞賛に値するかもね。
    でも、まだあんたの言う力って奴を見せてもらってないよ」

魔理沙「言ったろ。まだまだ、これからさ」

萃香 「はっはっ、楽しいねぇ。ようやく鬼の宴らしくなってきたよ。ターンエンド」



魔理沙 LP5000:手札4:青眼
萃香  LP4400:手札1:ライオウ、デーモントークン3、スキドレ、洗脳解除



魔理沙「ブルーアイズの力、思い知った後で後悔するなよ! ドロー!」

魔理沙「来たぜ! わたしは手札から、滅びの爆裂疾風弾を発動!!」


《滅(ほろ)びの爆裂疾風弾(バーストストリーム)/Burst Stream of Destruction》 †
通常魔法
自分フィールド上に「青眼の白龍」が表側表示で
存在する場合のみ発動する事ができる。
相手フィールド上のモンスターを全て破壊する。
このカードを発動するターン「青眼の白龍」は攻撃する事ができない。


藍  「(! あのカードは・・・・・・)」

鈴仙 「ブルーアイズの技名と同じ・・・・・・なんて強力な効果なの」

魔理沙「効果は然り、相手モンスターを全て破壊するぜ!
    くらえ、滅びのバーストストリーム!!」

萃香 「(トークンを破壊されたことで追加ダメージが・・・・・・やるね)」LP4400→3600→2800→2000

霊夢 「敵モンスター達を一掃したわ!」

魔理沙「なっはっはっは。粉砕、玉砕、大喝采だぜ! 
    わたしはさらに、サファイアドラゴンを召喚。こいつでダイレクトアタックだ!」


《サファイアドラゴン/Luster Dragon》 †
通常モンスター
星4/風属性/ドラゴン族/攻1900/守1600
全身がサファイアに覆われた、非常に美しい姿をしたドラゴン。
争いは好まないが、とても高い攻撃力を備えている。


萃香  LP2000→100

咲夜 「うーん、王道の決め台詞まで出ちゃいましたね。思いもかけず優勢なせいで」

レミ 「微妙にイラッとしたのはわたしだけかしら」

パチェ「もともと、青眼デッキにスキドレは相性が悪くないからね。なにせ主力がバニラだし。
    あとは、洗脳解除によるトリッキーな戦術をどうしのぐかよ」

萃香 「・・・・・・ふふふふふ。なんだ、本当にけっこう強いんだ」

幽々子「当然。仮にもわたしに勝った人間なんだからね」

妖夢 「もはや人間とは思えない強さですけどね。そうなると」

魔理沙「人外どもにそんなこと言われたくないな。
    ひとえの努力だぜ。ターン終了だ!」



魔理沙 LP5000:手札3:青眼、サファイア
萃香  LP 100:手札1:スキドレ、洗脳解除



萃香 「んふふ~、ドローするよ」

萃香 「いいねぇ、派手なのは好きだよ。もっともっと、華やかな祭りにしようよ! 
    手札から、こいつを召喚! 来なぁ! 神獣王バルバロス!!」


《神獣王(しんじゅうおう)バルバロス/Beast King Barbaros》 †
効果モンスター
星8/地属性/獣戦士族/攻3000/守1200
このカードは生け贄なしで通常召喚する事ができる。
その場合、このカードの元々の攻撃力は1900になる。
3体の生け贄を捧げてこのカードを生け贄召喚した場合、
相手フィールド上のカードを全て破壊する。


アリス「(・・・・・・出たわね、萃香のフェイバリットカード。
    生け贄無しで魔理沙のブルーアイズと並ぶ攻撃力なんて・・・・・・)」

魔理沙「(チッ、ライフ優先でサファイアを出したが、
    バルバロスが出てくるなら召喚するんじゃなかったな。
    余計なアド損してしまったぜ)」

萃香 「わたしがこいつを出した以上、ただじゃすまないよ。
    さらに手札から、ヴィシャス・クローを発動!」


《ヴィシャス・クロー/Vicious Claw》 †
装備魔法
装備モンスターの攻撃力は300ポイントアップする。
装備モンスターが戦闘によって破壊される場合は、
代わりにこのカードを手札に戻す。
さらに戦闘を行った相手モンスター以外のモンスター1体を破壊し、
相手ライフに600ポイントダメージを与える。
その後、相手フィールド上に「イービル・トークン」
(悪魔族・闇・星7・攻/守2500)を1体特殊召喚する。
このカードが手札に戻ったターンは「ヴィシャス・クロー」を手札から使用できない。


萃香 「魔理沙のサファイアドラゴンに装備するよ」

魔理沙「(・・・・・・わたしのモンスターにだと!?)」


    サファイアドラゴン   攻撃力2200


鈴仙 「あれは・・・・・・一体どういうことなんです?」

輝夜 「一人でウィキってなさい」

鈴仙 「そのネタ前もやったじゃないですか・・・・・・」

永琳 「チッ。まあ、言ってしまえばテキストの通りよ。
    ヴィシャスクローを装備されたモンスターは破壊はされないけど、
    萃香の目的は他の効果によるものね」

鈴仙 「(し、師匠が舌打ち・・・・・・)」

萃香 「そうそ。まあ、見てればわかるよ。
    バルバロスで、サファイアドラゴンを攻撃! ミッシングパワー!!」

魔理沙「くっ。だが、破壊はされないぜ」LP5000→4200

萃香 「そう。そして、ヴィシャスクローはわたしの手札に戻る。
    でも、こいつにはまだ効果があることを忘れちゃいないよね。
    戦闘していない方の相手モンスター、すなわちブルーアイズを破壊。
    おまけで600ポイントのダメージを与えるよ」

魔理沙「ブルーアイズが・・・・・・だが、確かまだ効果はあるんだよな」LP7100→6500

萃香 「当然だね。攻守2500のイービルトークンをそっちの場に攻撃表示で特殊召喚。
    洗脳解除の効果で、わたしの場に戻ってくるよ」


    イービル・トークン   攻撃力2500


にとり「ぐあ・・・・・・やっぱあのコンボは鬼畜ですね」

文  「スキドレはともかく、洗脳解除はとっとと破壊すべきね。
    あれがある限り、好き放題フィールドを荒らされます」

萃香 「ヴィシャスクローがサファイアドラゴンから外れたことで、攻撃力は元に戻るよ。
    当然、もう戦闘の耐性も無くなる。イービルトークンで攻撃!」

魔理沙「ううっ・・・・・・!」LP4200→3600

萃香 「エンドだよ。さあ、次は何をしてくれる~?」

アリス「(・・・・・・あれだけ優勢だったのに、あっさり返された。
    それにあいつ、あとライフは100しかないっていうのに、なんて余裕・・・・・・。
    やっぱり、紫が組ませるだけはあるってことね)」



魔理沙 LP3600:手札3:無し
萃香  LP 100:手札1:バルバ、イービルトークン、スキドレ、洗脳解除



魔理沙「(くそ・・・・・・なんなんだこいつ。
    こっちがどんな手を講じても、あっさり形勢を返してくる。
    まるで本当に、掌の上で踊らされてるみたいだ・・・・・・)」

魔理沙「(だが、相手のライフはあと100。あと一歩には違いないんだ。諦められるか!)
    ドローだ。光の護封剣を発動し、ターンを終了するぜ」


《光(ひかり)の護封剣(ごふうけん)/Swords of Revealing Light》 †
通常魔法(制限カード)
相手フィールド上に存在するモンスターを全て表側表示にする。
このカードは発動後、相手のターンで数えて3ターンの間フィールド上に残り続ける。
このカードがフィールド上に存在する限り、
相手フィールド上に存在するモンスターは攻撃宣言をする事ができない。


萃香 「あ~ら、逃げる気~? 口ほどにもないねぇ」

魔理沙「弾をこめるには時間が必要なのさ。お前の言う、でかい花火を上げるためにはな」

萃香 「ならわたしもドロー。エンドするよ」



魔理沙 LP3600:手札3:護封剣(1)
萃香  LP 100:手札2:バルバ、イービルトークン、スキドレ、洗脳解除



魔理沙「ドローする。お前のターンだぜ」

パチェ「魔理沙はひとまず時間を稼ぐ策に出たようね。それもやむなし」

霊夢 「ううう~、もどかしいわね。相手のライフはあと100だっていうのに」

咲夜 「さすがに一度、体勢を整えないと・・・・・・・・・・・・
    スキドレビート相手なら、永続魔法系は破壊されにくいはずですし」

紫  「(ふふふ・・・・・・体勢を整える、ね。体勢を整えさせる、ともとれるわよ)」

萃香 「ふっふふ、今度は減らず口ときたか。
    よく変わる口だけど、嘘だけは吐かないでほしいねぇ」

萃香 「ドロー。んじゃこっちもトレードインを使うよ。
    手札の獣神機王バルバロスUrを捨て、2枚ドロー。
    でもって、トーチ・ゴーレムを特殊召喚~」


《トーチ・ゴーレム/Grinder Golem》 †
効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻3000/守 300
このカードは通常召喚できない。
このカードを手札から出す場合、自分フィールド上に「トーチトークン」
(悪魔族・闇・星1・攻/守0)を2体攻撃表示で特殊召喚し、
相手フィールド上にこのカードを特殊召喚しなければならない。
このカードを特殊召喚する場合、このターン通常召喚はできない。


萃香 「わかってると思うけど、このカードもあんたのフィールドに特殊召喚されるよ。
    わたしの場にトーチトークン二体を生み出し、攻撃表示で特殊召喚。
    でもって、洗脳解除の効果によりトーチゴーレムはわたしのモンスターになるよ」

妖夢 「い、一気にアド2・・・・・・?? しかもまた攻撃力3000を手中に・・・・・・」

萃香 「さあさあ、早くしないと、どんどん似たような奴が沸いてくるよ。
    楽しみだねぇ、百鬼夜行ができるのは。1枚伏せて、ターン終了だよ」
霊夢「後編に続くってばよ!」


だそうです。
クラミ痔あ
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、
お互いにドロー以外の方法でデッキからカードを手札に加える事はできない。

上記の効果を持つライオウがいるのに
クリッターの効果でボマードラゴンを手札に加えています
2.名前が無い程度の能力削除
そのモンスターがフィールド上に存在しなくなった時、このカードを破壊する。

正統なる血統はモンスターが破壊されたら血統も破壊されます。
ヴィシャス・クローの効果で青眼が破壊されたので、正統なる血統も場に残らず破壊されるのでは?
3.名前が無い程度の能力削除
萃香がラヴァゴを出した次の魔理沙のターン終了時、
ラヴァゴがクイーンになっています。
4.名前が無い程度の能力削除
上の方も指摘していらっしゃいますが
それ+ラヴァゴのライフに1000ダメージが発動していません。
5.名前が無い程度の能力削除
っとスキドレが発動中でしたね。お目汚し失礼。
6.クラミ痔あ削除
毎度毎度ありがとうございます。
今回はまだ致命的なミスは無いようで安心(´∀、)

>>1>>4
>>5の方の仰る通り、場にはスキドレがあるので効果は発動されません。

>>2>>3
修正しました。
何でクイーンなんて言葉が出てきてるかというと、執筆の途中までラヴァゴーレムじゃなくヴォルカニッククイーンだったからですorz
7.名前が無い程度の能力削除
>魔理沙「くっ。だが、破壊はされないぜ」LP5000→4200
>魔理沙「ブルーアイズが・・・・・・だが、確かまだ効果はあるんだよな」LP7100→6500
>魔理沙「ううっ・・・・・・!」LP4200→3600

魔理沙への600ダメージが結果的にスルーされていますね。
後半をまだ見ていませんが、致命的なミスでないことを祈るばかりです。
8.名前が無い程度の能力削除
仮面竜で伝説の白石をリクルートしたターンの終了時の状況説明魔理沙の場が裏守備になってますよー
9.クラミ痔あ削除
>>7
アウトです。ごめんなさいorz

>>8
修正致しました。
10.名前が無い程度の能力削除
あれ、ライオウでブルーアイズの召喚無効に出来ますよね?