※対談形式になっておりますので、言葉オンリー名前付きです
そこんとこご了承汁
レミ「やぁ!紅魔郷のラストボス。レミリア・スカーレットだ」
輝夜「わざわざ説明してくても良いでしょうけど、私が永夜抄のラストボス、蓬莱山 輝夜様よ」
幽々「・・・(むぐむぐ)」
輝夜「幽々子さんね」
レミ「妖々夢のラストボス、西行寺 幽々子だな」
輝夜「で、垢抜け切れない青少年を発狂させる、そうそうたるラストボス三人が既に揃ったわけだけれど。他には誰が来るのかしら?」
レミ「後は萃夢想、花映塚からラストボス達が集う予定よ。一応花映塚からは四季映姫とやらを呼んである。小鬼は・・・目下捜索中だな」
幽々「もぐぅっ!!」
レミ「詰らせた!」
輝夜「何故!?」
幽々「(ドンドンドン)ふぅー、やっぱりお団子はお茶と一緒じゃ無いと詰るわねぇ」
レミ「それくらい自分で用意してきたらどうだ」
幽々「いえいえ問題無いわ。よーむー、よーむーー、お茶を持ってきてー」
レミ「まぁそれにしてもアレね輝夜、花映塚では完全に存在が出なくて残念だったわね。
あまり気を落とさないで次回作はウドンゲEDに備えて頂戴」
輝夜「いえ、心配はいらないわ。あの時出なかったおかげで殿方のファンからたくさんの手紙を貰ってね。
傍目は首切りみたいに見えたかもしれなかったけれど、実は姿を現さないで心配を煽ってみたのよ。
ラストボス級は良く次回作とかに出ているでしょう?
だから合えて出ないことによって『あれ?出てないぞ?』とちょっとした駆け引きをしてみたのよ」
レミ「ああ、なるほど!アナタほどのラストボスが何処にも出ないから何かあると思ったらそういう事だったの
男性からの手紙か。血の美味しそうな奴は居たかしら?」
輝夜「いや、手紙で分かるわけ無いでしょう。まぁでもラストボス界は一見華やかだけれど、
その裏では数多に渡る謀略と策略が渦巻いてるしね。ラストボスも楽じゃないわ」
幽々「一度華やかに咲いたとしても、落ちてしまえば寒いものよねぇ」
レミ「そうだな、いくら私達みたいに絶大な地位を築いていても、
いつまた強さのインフレを起こしたラストボスが現れるとも限らないしね
水面下のラストボス候補達は必死に媚を売ってるらしいわ」
輝夜「まったく、嘆かわしいことよね」
幽香「ごめんなさい、花映塚のネットワーク対戦で遅れちゃったわ。風見 幽香よ
まだラストボス会議はやっているかしら?」
輝夜「・・・・・・!!?」
レミ「・・・・・・!?!」
幽香「あら、どうしたの…?」
輝夜「ちょ、どういうことなの吸血鬼!花映塚からはや、や、山田等?だとかそんなんじゃ無かったの!」
レミ「四季映姫、な。で、私が呼んだのはその四季映姫だ。お前は何をしに来たのかしら?」
幽香「何しにって・・・ラストボス会議じゃないの?
花映塚ラストボス代理 兼 東方幻想郷ラストボスとして来てあげたんだから。
あとそこの小娘にお前呼ばわりされる覚えはないわ」
輝夜「何が花映塚ラストボス代理 兼 東方幻想郷ラストボスよ、貴女が来たら台無しじゃない。幽々子さんも怒ってるわよ?」
幽々「・・・!(もぐもぐもぐ)」
レミ「見なさい!幽々子も怒っているだろう!」
幽香「…ハムスターみたいに頬を膨らませるのが怒っているの?
そもそもこれは各シリーズのラストボスが会議を行う集まりじゃないのかしら?」
レミ「そうだ。そうだけどお前は駄目だな」
輝夜「貴女みたいな黒歴史代表が来たらオシマイよ」
幽香「分からない事言うわね。これでもアナタ達新顔より早くラストボスと自機キャラを経験しているのよ?
それにアナタ達も忘れ去られた黒歴史の一つや二つはあるじゃない。
そこの亡霊だって、最初出た時はやたらと知的で、ラストボスに相応しいカリスマだったじゃない」
幽々「んぐっぅ!!!!」
レミ「詰らせた!」
輝夜「幽々子さんが喉を詰らせた!そ、そうだ!いけなかったんだわ!
最初は余裕と威厳タップリだったのは言ってはいけなかったんだわ!
ハラペコキャラになりたい訳じゃなかったのにハラペコキャラにされたことを突いちゃ駄目だったのよ!」
幽々「んー!んー!」
レミ「謝れ、風見 幽香!」
輝夜「幽々子さんに謝れ!」
幽香「な、何なのアナタ達!?」
幽々「みぐー!みぐぅぅぅぅぅ!!」
幽香「な、何なのよ、こっちに鼻水垂らしながら来るのはやめて!
いえ、ごめんなさい、私が悪かったわ」
レミ「解ればいい」
輝夜「解ればいいのよ」
幽香「一体、どういう会議なのよ・・・って、人の服で鼻をかむな!」
幽々「ちーん!」
レミ「やっぱり私の考えるラストボスのポジションとしては
誰にも負けないほどの絶対的な力を持っている、ここは外せないと思うな」
幽々「そうね。最低限そのポジションを得てこそ、みたいな感じはするわねぇ」
幽香「うぅ…服がデロデロに…」
レミ「そこの代理人も『自称最強』だったり『付近で最強』だったり色々変わるけど、
基本的には大妖怪の中でも10本指くらいには入る実力はあるな。
そういった力こそ、私達ラストボスの誇りでもある」
輝夜「…………」
レミ「あ…」
幽々「あ…」
幽香「そういえば永遠亭は当主を尊重する為に自分の力を抑えている、
本気を出せば当主より強いって噂の従者が居るわね」
輝夜「ガハァ!」
レミ「謝れ、風見 幽香!」
幽々「幽々子さんに謝れ!」
幽香「な、何よ?私が何か間違ったことを言ったかしら?と言うか何で亡霊の方に謝らなきゃならないのよ。
そもそも常識的に考えるなら、吸血鬼の所も普通は時間操作が使える従者の方が強いと思うわよ?」
レミ「黙りなさい、若造!」
幽香「わ、若造!?」
幽々「そうよ、何年生きたか解っていないくらいの若造はしらないのよ!ラストボス業界にはこんな言い伝えがある。
耐久値が桁違いなのがラストボス!それ以下の耐久値は全部中ボスかただのボスってことよ
永夜抄で誰が一番耐久値が高いのは誰か言って見なさい」
レミ「そうだ、輝夜だろう!」
幽香「それは一つの説としては面白いけれど、それじゃあExボスはどうなるのかしら?」
レミ「………」
幽々「………」
輝夜「………」
幽香「ちょ、急に黙り込まないでよ!」
レミ「とりあえず、私にも一つだけ譲れない主張があるの」
幽香「何、まだ何かあったの?」
幽々「聞かせて頂戴(もぐもぐ)」
輝夜「貴女にそこまで言わせる主張、私も聞きたいわ」
レミ「ええ、つまり私が言いたいのは────
『ラストボスは総じてわがままである』と言うことなんだ!」
幽々「お…おおお……!」
輝夜「そうよ!この会議で語りたかったのはまさにそれなのよ!」
幽香「いや、別にそうとは限らないでしょう」
レミ「何だ、風見。まだ屁理屈を振り翳すのか!」
幽香「いや、その主張が全部間違っているとは言わないけれど、
別に私みたくわがままじゃなくてもラストボスなのは何人も居るでしょう。
それにむしろわがままを言う主人的なラストボスの方が既に飽和状態で
もうラストボスとしての本文を果たせていないんじゃないかしら?」
輝夜「な、なんてことを!」
レミ「おま、お前は何を言っているの!」
幽香「いえ、だから自分の我侭で異変を起こすとか、そのまま従者だけが次回作に自機で出るとか
既にありきたりで飽きられているんじゃないの?って言うのが私の話の概要なんだけれど
それを話し合う会議じゃないのかしら?」
幽々「むぐぅっ!!」
レミ「あ、謝れ風見 幽香!」
輝夜「幽々子さんに謝れ!」
幽香「な、何よ、私が悪いの?本当に、何なのよこの会議………」
幽々「厭離穢土……欣求浄土……」
幽香「いや会議で成仏しないでよ!話をしただけじゃないの!」
レミ「……」
輝夜「……」
幽香「私が悪いの!?」
インスパイヤなのです!
やっぱラスボスは形態変化したりどでかかったり専用のBGMがないと。