Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

モウミンナイタズラニナリニケレバイイノニ

2006/02/17 11:02:16
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この鎖骨の流れを止めるには香霖しかいない・・

香霖なら・・香霖ならきっとやってくれる・・・・

遅かれながらバレンタインネタです。
あと、香霖が壊れてます。





○○年2月14日10;00

「さて、ついに来たか・・・。」

やあ、僕は森近 霖之助、魔法の森の近くで商店を営んでいる。

まあ、自己紹介は簡潔にしといて本題に入ろう。

どうやら今日は『ばれんたいんでー』と言う記念日で向こうの世界では『チョコ』という菓子を好きな人に送るという魔可不思議な行事を行うらしい、あの隙間妖怪から聞いたのだから間違いない。





く く  


あはは


あはははははははははははっ!!!

なんだい?これは僕のためのイベントなのかな?

おっと、皆まで言わなくていい、きっとそうなのだろう。

このダンディ&クールの気品を備え、一部の女の子にも対応できるよう眼鏡を装備、洗礼されたその姿の中にもどこか抜けた感じを見せるようなあほ毛、まったく一分の隙を見せつけない。つまりは幻想郷の女の子は僕にZOKKONなわけさ。

そして何よりこの着物の襟からちらりと見せる鎖骨!これだね!まったくこれでいくつの女性を落としてきたか分からないね。えっ?画面の前の君たちも見たいって?

まったく仕方ないな、ちょっとだけだよ。

 チラリ

おっと、また画面の前の女の子のハートを鷲掴んでしまった、閻魔様に「あなたの鎖骨は女の子を惑わしすぎる」とか言われちゃって地獄に落とされちゃうかも知れないな。

まったく罪な男だな、僕ってやつは。

おっと話が逸れたな。

さらに理由を述べると、この幻想郷、男と認められたのは僕しかいない、つまり幻想郷は僕の僕による僕のためのハーレム!

おっと、うらやましいからってジェラシーはよくない、ちなみに、この行事は天狗に言って記事にして貰ったから、すでに幻想郷中に広まってるはずだ。

ククク、今から楽しみだ。

おっと、開店の時間だ。

さて早く来ないかな。

DOKI・DOKI WAKU・WAKU




数時間後――

おかしい。

遅い、いくら何でも遅すぎる。

さすがにもう誰かが来てもいい頃だ、何故だ!?


ああ、わかった、きっと皆恥ずかしがってるんだろう。

なんだ、そうだったのか、そりゃあ、面と向かって渡すのは照れくさいしね。向こうの世界でも下駄箱や机の中に入れておくのが大層趣深いとされてるらしいしネ。

そうと決まれば、ちょっと外に出ていよう、うん、それがいい。



数時間後――

ああ、すっかり夜になってしまったな。

しかし、さすがにもういいだろう。

どうしようか、ポストあけたらドカドカとチョコが落ちてきたら。

どうしようか、家に入れなかったら。

うはっ!夢が広がる。

愛しのマイハウスよ、僕は帰ってきたよ。でも、どうやら家には入れそうだ、残念。

さて、まずはポストからだ、一見、見た目は出るときと変わっていなようだが、油断は禁物だ・・・。

カパッ




あれ?

無いよ?

おっと、こんな所で落ち込むなよ霖之助、まだゲームは始まったばかりだ。きっと、部屋には所狭しとチョコの山が!


ガラッ




あれ?

ピシャ

ごしごし

うむ、僕は目が悪くなったのかも知れないな、よもやチョコが見えないなんてね。いや、眼鏡が汚れていたのかな?念入りに眼鏡を拭いておこう。

ガラッ



・・・・・・・・・・




 捜し物は何ですか?見つけにくい物ですか?
           
   鞄の中も机の中も探したけれど見つからないのに

     まだまだ探す気ですか?それより僕と踊りませんか

       夢の中へ、ゆめ-
 

ハッ!!

いけない、少しトリップしてしまったようだ。

大丈夫だ、焦るな、まだ日付が変わるまで数時間残っている。

おちつけ、クールになれ霖之助・・・K(香霖)OOL!K(香霖)OOL!

おっといけないHOTになりすぎたようだ。

そうだ、僕は冷静だ!僕は冷静だ!



日付変更まで残り10分

まだだ!まだまだ終わらんよ!



日付変更まで残り3分

ギブミーチョッコレート!ギブミーチョッコレート!



日付変更まで残り3 2 1 0

ボーン ボーン ボーン


・・・・・・・・・・・。











ああ、きっと今頃、ある人は鼻血が吹き出るほどの量のチョコを貰い、世界では大勢のカップルはチョコより甘い一時を過ごしているのだろうな。




もうみんないたずらになりにければいいのに。





(次の日)

「なんだい魔理沙、今日は何を盗みにきたんだい?」

「お構いなくだぜ」

「話が繋がらないな」

「そういえば、私は新聞を見てなかったから知らなかったんだが、昨日は『バレンタインデー』とかいうのがあったらしいな」

「ああ、そうみたいだね(知らなかったのか?)」

「何故か大漁のチョコがポストに詰められてて、外を出歩くたびに押しつけられるんだが、なんでだろうな?」

「・・・・さあ?」

「いっぱい貰いすぎて食べられそうにないから何個か香霖にやるよ」








「(そんな施しを受ける僕ではないわ!)」





「いらないのか?」

「はい、いただきます」




その日の食べたチョコは何故かとてもしょっぱくて―――――――。


さて、俺の中ではバレンタインは既に幻想郷に行った件について・・・。
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コメント



1.月影蓮哉削除
いいなぁ、これ。90点あげたいです。
って、鎖骨の流れを止めると言って鎖骨ですか! 確かに香霖は鎖骨見えますけど(香霖堂挿絵で確認)
大丈夫さ、こーりん。ゆかりんから貰えるって(それは俺の頭の中限定だ)
2.らららくらら削除
HAHAHAこーりん、そいつぁチョコもらって当日バレンタインを知った魔理沙の
遅れた事も含めた照れ隠しの言い訳に決まってるじゃないかYO!
よく見てみるんだ、きっと魔理沙の黒いドレスの袖口に茶色い跡ががががが
頼むからそうだといってくれ同士よ(涙)
3.木製削除
この流れは止まらない…!?
誰か、鎖骨を…、鎖骨を止めてくれェェェェェ!

…否、止めなくていいです。もうこーりんの鎖骨の虜です。