Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

満月けーねは甘えん坊

2009/01/11 21:28:29
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※百合気味注意報


















「妹紅、お茶いれてくれ」

「ん」








「妹紅、墨変えてくれ」

「あい」







「妹紅、半紙持ってきてくれ」

「そら」







「妹紅、キスしてくれ」

「よしきた」


そうして熱烈なキッス

これでまた頑張れる
















今宵は、兎も踊りだしそうな良い満月
我らが先生慧音さんは、月に一度の大仕事
歴史の編纂に大忙し

妹紅は一体なにかというと
「一生懸命な姿の慧音も好き」などというアクロバットな理論で
のんびりと後姿を見守っているのだった



「(かわいいなぁ・・・)」



角の片方にリボンを結び
一心不乱に作業を続ける慧音

何しろ、幻想郷の歴史一月分を纏めるのだから楽じゃない
それでも慧音は後学の為、後の世の為に止めることは無い
そんな頑張っている後姿を見ながら、妹紅は思ったのだった


しかし今じゃれつこうとすると、頭突きではすまないものがやってくる
妹紅ならワンミニッツでリザレクションなので問題ないのだが
さすがに悪戯を仕掛けていい時と悪い時ぐらいは心得ているつもりである











しかし、それにしても抱きつきたい

角を撫で回しながらうなじを触りたい

腕と腕を絡めながら腰の括れをなぞりたい

髪に顔をうずめながらお尻を撫で





「終わった・・・・終わったぞ妹紅っ!」
「おー、お疲れさん」



しかし、そこは伊達に長生きはしておらず
ヨコシマな思惑を顔に出すことなく、労いの言葉をかける妹紅





「今回はまた一段と苦労したみたいだね」
「ああ、全く最近は新しいことばかり起きるからな」





うーんと思い切り伸びをする慧音
それにつられておっぱいがたゆんたゆん
そのたわわなモノに妹紅さん思わずsit


「? なにしてるんだ妹紅」
「いや、なんでもないなんでもない」


前かがみ前かがみ
妹紅さんたら女の子なのに




「・・・で、でだ」


慧音はちょっと手を握ったりほどいたり、もじもじしながら



「うん?」
「いや・・・こんな遅くまで待たせてすまなかった・・・」
「いや、いいよいいよ別に。私も見てて飽きなかったし」
「そういってもらえると有り難いな・・・そ、それでだ・・・」
「うん」
「その・・・今晩は、もう予定はないぞ?」
「よろしい。ならば戦争だ」







言葉が終わるや否や
妹紅は颯爽と立ち上がると、手を慧音のそれと絡めて抱き寄せた
慧音もそれに逆らう事はせず、そっと妹紅の背中に腕を回す






そしてネチョネチョな朝チュンでフジヤマがヴォルケイノしながらそこまでよ・・・・・・
















ぴしゅんっ!!



「ぎにゃー?!」
「妹紅ー?!」







すわ、何事と体を起こすと
妹紅の額に、思い切り一本の矢がぶち刺さっていた





「矢文だなー」

「矢文だねー」



やれやれとため息をつくと、あっさりと矢を抜き結わえてあった文を取る





「・・・・輝夜からの果たし状・・」

「えー」



ぷーと頬を膨らませ、ぺたんと座り込む慧音



「悪い、ちょっと行って済ましてくるわ」
「・・・今晩行かなくちゃ駄目なのか?」
「まぁねぇ・・・行かないと何言い出すかわかったもんじゃないし」
「・・・今晩ぐらい、私に時間を割いてはくれないか・・?」





じっと瞳を潤ませ、妹紅を見上げる慧音
妹紅さんその仕草に、鼻血を出しながらきゅんきゅんしつつ



「・・・でもなぁ慧音。盛り上がってる時にあいつが殴りこんできたら嫌だろ?」
「・・・・・・・・」
「すぐ済ませて帰ってくるから、ここで待っててよ」


理性を保つ為に、傍にあった弁当箱を開けたり閉めたりしながら説得する


「・・・なら、私もついていこう」
「慧音が? 別に来ても面白いもんないよ?」
「別にいいじゃないか。そろそろ月の姫の顔を忘れてしまいそうだしな」
「・・・ま、いいけど」


なんでもなさげに振舞う妹紅だが
頭の中は慧音と一緒にお出かけというワードで一杯

婦々出勤!そういうのもあるのか!



「それじゃあ、行こうか」
「あ、うん」




靴のリボンを結わえ、妹紅の腕を取る慧音


つくづく良い嫁をもらったと、しまりのない顔でにまにまする妹紅であった



















「でりゃりゃりゃりゃりゃりゃ!!」
「とりゃりゃりゃりゃりゃりゃ!!」




満月を背景に交差する影
血沫が舞い、激しい攻撃が交じり合う夜空を
慧音はのんびりと見上げていた

別に今更止めようとも思わない
二人共、もはや復讐の類で争っているのではなく
どちらかというとレクリエーション感覚で楽しんでいるのに近い
レクリエーションにしてはややエキサイトしすぎではあるが


「・・・はぁ」


ここからは良く見えないが、争っている二人を凝視し、ため息をつく

思えば、二人は自分が妹紅と知り合うずっと前からの関係な訳で
そういがみ合う仲でもなくなった二人は、いろいろとまぁ
主に全体的な色合いとか、同じ年頃の娘的な意味でお似合いなわけで
そうなってくると、色々と妬けてきてしまうわけで・・・


今宵はこんなに月も丸いから、慧音先生ちょっぴりセンチメンタル
じわりと目尻を滲ますと、くすんくすんと泣き出した





「なっ、慧音?!」

すかさず妹紅さんのけーねセンサーが反応
輝夜を適当にうっちゃって、急いで慧音の元へと駆け寄った


「どうしたの慧音?!」
「妹紅と輝夜が仲いいから・・・私なんか居ないほうがいいんだ・・」
「一体なんの話?!」

普段から真面目な慧音さん
思いつめると突っ走ってしまうのが玉にキズ


「ちょっと!輝夜も慰めてよ!!」
「なんで私?!」
「細かい事はどうでもいいから!!」
「そ、そんな事いわれても・・・ほ、ほーら、蓬莱の玉の枝だよー」


どうにかこうにかあやしてみても
慧音はぐすぐすとぐずったままで


「もこもこもこもこもこもこ」
「ぐやぐやぐやぐやぐやぐや」



二人の努力の甲斐なく、泣き止む事は無かった




「ちいぃっ!!一発コント『オセロ!』が効かないとは、埒が明かねぇ!」
「なにか手はあるの輝夜?!」
「こうなったら・・・」




輝夜は両手を掲げ、大きく息を吸い込み
かっと眼を見開いたかと思うと・・・




「たすけてえーりん!!」
「いざここに」



高らかに叫んだその次の瞬間には
従者の薬師が輝夜のスカートから颯爽と現れた


「さすがね永琳」

「感謝の極み」


ズパッと傍に控えるえーりん

それなんて博士?



「で、どうしたのですか?」

「実は・・・」


かくかくしかじか
もこもこぐやぐや


「ふむふむ、なーる」


腕組み頷きふむふむえーりん

しばらくうーんと唸っていると

ぎらりと眼を光らせてこういった



















「倍プッシュだ・・・・・・!」











.
4Pになりました
樽合歓
コメント



1.○○●削除
「もこもこもこもこもこもこ」
「ぐやぐやぐやぐやぐやぐや」

素晴らしいですw
笑わせてもらいましたよ^^
次作も期待していますね。
2.名前が無い程度の能力削除
これはひどいw
3.謳魚削除
トゥルーエンドですね分かりま(『貴様のっ!歴史をっ!!亡かった事にィ!!!』
4.名前を表示しない程度の能力削除
さすが月の頭脳、実に賢明な判断……というとでも思うてかwwwwww
しかし甘えん坊けーねとは実にいいものを見た。

>「さすがね永琳」
>「感謝の極み」
このやりとりで永琳がどこぞの執事にしか見えなかったZE!
5.名前が無い程度の能力削除
えーりん自重しろww
6.名前が無い程度の能力削除
>>一発コント『オセロ!』
詳細を!是非に詳細をおおおおおおお!?
7.名前が無い程度の能力削除
ぬぅ、流石は月の天才……恐るべき解決策よ
8.名前が無い程度の能力削除
なんというオチだ!!
9.名前が無い程度の能力削除
こ れ は ひ ど い
10.漢字太郎削除
その時俺に電流走る――――!!

どこから読んでもシュールさが滲み出てる。
行間の使い方は特に感服いたしました。これはひどい。もう笑うしかない。
11.名前が無い程度の能力削除
はいはいわかってますよその後に竹林であったことをぜひkwsk

オセロについてもぜひkwsk
12.芳乃奈々樹削除
ちょっとこのssで慧音の可愛さを広めてくる!
それくらい破壊力が高かったですw
てかえーりん何故そんな所からww

中々泣き止まないけーねを3人が優しく慰めるわけですね!
ちょっと妄想してきます=3
13.名前が無い程度の能力削除
けーねかわいいよw

しかし4Pとは・・・
さすがに月の頭脳は格が違った!
14.名前が無い程度の能力削除
さりげに孤独のグルメも混じってるwww

そしてこの後心配になって見にきたうどんげとてゐが混じって6Pn(ソコマデヨー
15.名前が無い程度の能力削除
もこもこぐやぐや!
16.名前が無い程度の能力削除
やっぱえーりん頭いいな…
17.名前が無い程度の能力削除
オセロが激しく気になる
18.名前が無い程度の能力削除
ちょっと待て、どういう事だコレwwwwwwww
19.名前が無い程度の能力削除
えーてるなのか?
もこけーねなのか?
・・・素晴らしい