Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

東方で遊戯王21 『散りゆくマスターピース』

2008/10/08 20:00:40
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注意:前回の続きです。
   割と普通にデュエルします。ネタ成分低め。
   ルールが分かる方でないときついです。
































レミ   LP6600:手札2:ウィルス2、苦痛、伏せ1
幽々子 LP7500:手札4:イレイザー(攻10000)、ゾンマス(攻1400)、スプリット、宝札
萃香   LP3900:手札3:裏守備、冥界、伏せ2
アリス   LP3400:手札2:リリー(攻100)、裏守備、伏せ1



アリス「わたしのターン、ドロー!」

アリス「(確かに迂闊には動けないけど・・・・・・こちらにも勝機はある。
   幽々子のイレイザー・・・・・・)」

アリス「(あのカードは破壊された時、フィールドの全てのカードを道連れにする。
   そうなれば、現状の場アドなんて関係無い。手札さえ対等なら、形勢は平たくなる。
   あいつをいかに倒すか、ね・・・・・・)」

アリス「(なるべく早いうちに対処したいけど、アバターの効果でこのターンは魔法は使えない。
   なら・・・・・・あと一巡、耐えるまで!)
   このままターンエンドよ!」

レミ 「ふふふ、やっとわたしのターンか。ドロー」

レミ 「パチェには悪いけど、わたし守ってばかりなのは好きじゃないのよ。
   どうにも攻められてるってだけで、足元を見られている気がしてね。
   足元ってのは、見られるものじゃなくてこっちから見てやるもの。違う?」

パチェ「違わないわね。文法的にも」

レミ 「ならいかせてもらおうじゃない。
   わたしは墓地のクリッター、ガープ、ウィルスを除外し・・・・・・
   ダーク・ネクロフィアを攻撃表示で特殊召喚!」


《ダーク・ネクロフィア/Dark Necrofear》 †
効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻2200/守2800
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の悪魔族モンスター3体をゲームから除外して特殊召喚する。
このカードが相手によって破壊され墓地に送られた場合、
そのターンのエンドフェイズ時に装備カード扱いになり相手モンスターに装備する。
このカードが装備されている限り、装備モンスターのコントロールを得る。


鈴仙 「・・・・・・ここでネクロフィアですって!?」

永琳 「いや、そう悪い手じゃないわ・・・・・・でも攻撃表示とは」

咲夜 「お嬢様は気が短いですから。その、いい意味で」

霊夢 「あんた今最後に慌ててフォローしたでしょ」

レミ 「さて、随分調子に乗ってくれたじゃない。
   ダークネクロフィアで、幽々子のスプリットデモンローズに攻撃!」

幽々子「痛いわねぇ。わたし、何か気に障ることしたかしら」LP7500→5300

レミ 「存在自体が癪なのよ。平たく言って、わたし以外の全ての存在がね」

魔理沙「平たすぎるぜ」

萃香 「おっと待った。忘れてもらっちゃ困るねぇ。スプリットデモンローズの誘発効果発動。
    戦闘で破壊され墓地に送られたことで、デモンローズトークン2体を
    わたしの場に特殊召喚。守備表示だよ」

レミ 「ふん。お前も刃向かう気らしいわね。
   ウィルス2体を守備表示に変更。カードを1枚伏せてターンエンド」



レミ    LP6600:手札1:ネクロ、ウィルス2、苦痛、伏せ2
幽々子 LP5300:手札4:イレイザー(攻13000)、ゾンマス(攻1400)、宝札
萃香   LP3900:手札3:ローズトークン(攻900)2、裏守備、冥界、伏せ2
アリス   LP3400:手札2:リリー(攻100)、裏守備、伏せ1



霊夢 「何でレミリアはネクロを攻撃表示にしたの? 
    イレイザーの攻撃力が、もうとんでもないことになってるのに・・・・・・」

咲夜 「ですからお嬢様は沸点が低くて・・・・・・」

永琳 「まあ、何か手があるということでしょう。おそらくはあの伏せカードね。
    アバターが召喚されて2ターンが過ぎたから、このターンからは魔法・罠が使えるわ」

幽々子「わたしのターン、ドローね」

幽々子「ふふふ。イレイザーで、レミリアのダーク・ネクロフィアを攻撃」

妖夢 「・・・・・・攻撃!? お、お待ちください幽々子様。
    あれは明らかにこちらを誘っています。
    そのようなご短慮・・・・・・」

幽々子「あら、何を言うの妖夢。
    わたしは何も考えてないように見えて、実はきちんと思考してるのよ」

妖夢 「自分でもわかってたんですね・・・・・・・・・・・・って、それはいいとして、
    さすがにネクロフィアの攻撃するのは危険では・・・・・・」

幽々子「そんなの関係ないわ。こんな魅力的なお誘い、乗らないわけにはいかないじゃない。
    こういうの何ていうか、知ってる?」

妖夢 「え? いいえ」

幽々子「渡りに船、よ」

妖夢 「(やっぱり何も考えてないんじゃ・・・・・・)」

幽々子「そんなわけで、バトルよ。イレイザー、ネクロフィアを黄泉に召してあげなさい。
    西行寺式・ダイジェスティブ・ブレーース!!」

レミ 「かかったわねぇ! 手札のクリボーの誘発即時効果発動! そのダメージは無効よ」


《クリボー/Kuriboh》 †
効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 300/守 200
相手ターンの戦闘ダメージ計算時、このカードを手札から捨てて発動する。
その戦闘によって発生するコントローラーへの戦闘ダメージは0になる。


幽々子「でも、ネクロフィアは破壊されるわ。
    メインフェイズ2で、場のゾンビマスターを守備に変更。
    さらに手札の赤鬼を捨て、起動効果で魂を削る死霊を守備表示で蘇生。
    カードを1枚ドローして、モンスターを裏守備でセット。1枚伏せて、ターン終了よ」

レミ 「終了したわね。では遠慮なく、エンドフェイズに墓地のネクロフィアの誘発効果発動。
   相手の場のモンスターに装備し、そのコントローラーを得る。その邪神をいただくわ」



レミ    LP6600:手札0:イレイザー(攻14000)、ウィルス2、苦痛、ネクロ(イレイザー装備)伏せ2
幽々子 LP5300:手札3:死霊(攻0)、ゾンマス(攻1400)、裏守備、宝札、伏せ1
萃香   LP3900:手札3:ローズトークン(攻900)2、裏守備、冥界、伏せ2
アリス   LP3400:手札2:リリー(攻100)、裏守備、伏せ1



妖夢 「ほうら、言わんこっちゃない! ほうら!」

幽々子「うるさいわね。ちょうどいいじゃない。正直あのカード使うのも、もう飽きてきてたし~」

妖夢 「(・・・・・・・・・・・・こんなとき、わたしは実家に帰りたくなる)」

萃香 「あんたらはいつ見てもおもしろいねぇ。
    ドロー。アバターを反転召喚するよ」

萃香 「アバターの攻撃力は、場で最も攻撃力の高いモンスターの攻撃力プラス100になる。
    つまりこの場合、イレイザーの攻撃力より100上回るわけだね」


    邪神アバター  攻撃力14100


魔理沙「なんじゃありゃって感じの攻撃力だな」

霊夢 「ちょっと魔理沙ー。ぼけっとしてないで、なんとかしなさいよ。
    あんたらさっきから全然いいとこないじゃない。空気よ、空気」

魔理沙「それはわかってるんだがなぁ。やってるのはアリスだし。しかも危機感感じてないし」

アリス「冷静沈着と言ってほしいわね。今わたしのブレインをフル回転させてるの。
   外野は横着しないで黙っててくれる?」

鈴仙 「あいつはいつも神経質だなぁ」

永琳 「神経質な人は器用っていうしね。あなたも少しは神経質になったら?」

鈴仙 「いや別にならんでもいいですよ」

萃香 「いつ落とすかわからないから、いい加減続けさせてもらうよ。
    手札から、抹殺の使徒を発動」


《抹殺(まっさつ)の使徒(しと)/Nobleman of Crossout》 †
通常魔法(準制限カード)
裏側表示のモンスター1体を破壊しゲームから除外する。
もしそれがリバース効果モンスターだった場合お互いのデッキを確認し、
破壊したモンスターと同名カードを全てゲームから除外する。
その後デッキをシャッフルする。


萃香 「幽々子の裏守備を破壊して、ゲームから除外するよ。
    ちなみにそれ、なんだったんだい?」

幽々子「ゴブリンゾンビよ。大正解ね」

萃香 「わたしはまだ何も言ってないけどね。
    さらに場のデモンローズトークン2体をリリースし、光神機轟龍をアドバンス召喚~」


《光神機(ライトニングギア)-轟龍(ごうりゅう)/Majestic Mech - Goryu》 †
効果モンスター
星8/光属性/天使族/攻2900/守1800
このカードは生け贄1体で召喚する事ができる。
この方法で召喚した場合、
このカードはエンドフェイズ時に墓地へ送られる。
また、このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、
その守備力を攻撃力が越えていれば、
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。


魔理沙「(また最上級・・・・・・どんどん突き放されていくな。しかも貫通つきか)」

萃香 「冥界の宝札の効果で2枚ドロー。
    バトルフェイズに入ると同時に、場のトラップを発動するよ。破壊神の系譜」


《破壊神(はかいしん)の系譜(けいふ)》 †
通常罠
相手フィールド上に守備表示で存在するモンスターを破壊したターン、
自分フィールド上に表側表示で存在するレベル8のモンスターを選択して発動する。
このターン選択したモンスターは一度のバトルフェイズで2回攻撃することができる。


萃香 「わたしは場の轟龍を選択。これでこのカードは、このターン二回攻撃ができるよ」

霊夢 「・・・・・・攻撃力2900の貫通もちが、二回攻撃ですって!?」

永琳 「正確には、強者の苦痛の効果で2100ね。それでも十分強力だけど」

萃香 「これでどこにも逃げ場は無い、と。さあ、誰に攻撃しようかねぇ。
    じゃあ攻撃してほしい奴・・・・・・手をあげて~!」

魔理沙「やっぱり酔っ払ってるぜあいつ」

アリス「いやまあ、でも意外と元からなのかもしれないわよ。ネジがとんでるのは」

萃香 「はいそこ、立候補ご苦労さん。
    轟龍で、お注射天使リリーを攻撃!」

アリス「く・・・・・・さすが鬼、地獄耳ね」LP3400→2800

萃香 「さあて、もう1回こいつでお前を攻撃してやってもいいけど・・・・・・
    それだとちょっと平等じゃあないよね。じゃあ次は・・・・・・」

パチェ「(・・・・・・こちらか。来るわね)」

萃香 「んふふ。轟龍で、ジャイアントウイルスを攻撃!」

レミ 「来たわねぇ、袋の鼠が! トラップ発動、ヘイト・バスター!」


《ヘイト・バスター/Hate Buster》 †
通常罠
自分フィールド上に表側表示で存在する悪魔族モンスターが
攻撃対象に選択された時に発動する事ができる。
相手の攻撃モンスター1体と、攻撃対象となった自分モンスター1体を破壊し、
破壊した相手モンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。


レミ 「ジャイアントウイルスと轟龍を破壊。
   そして、攻撃モンスターの攻撃力分のダメージを与える!」

萃香 「!」

魔理沙「何!? ダメージってことはわたし達も・・・・・・」

レミ 「轟龍は墓地に送られれば攻撃力は元に戻る。お前ら全員2900ダメージよ!
   これで終わりねぇ。アリス、魔理沙!」

幽々子「・・・・・・うふふ。残・念」

パチェ「!?」

幽々子「チェーンしてリバースカードオープン、王宮のお触れよ。
    そのトラップを無効にしましょうね」


《王宮(おうきゅう)のお触(ふ)れ/Royal Decree》 †
永続罠
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
このカード以外の罠カードの効果を無効にする。


レミ 「(なっ!? このタイミングで・・・・・・・・・・・・なら!)
   チェーンしてリバースカードオープン、闇霊術、欲!」


《闇霊術(やみれいじゅつ)-「欲(よく)」/Dark spirit Art - Greed》
通常罠
自分フィールド上の闇属性モンスター一体を生け贄に捧げて発動する。
相手は手札から魔法カード1枚を見せる事でこの効果を無効にする事ができる。
見せなかった場合、自分はデッキからカードを2枚ドローする。


レミ 「ジャイアントウイルス一体をリリース。もうチェーンは無いようだから処理に移るわ」

パチェ「この場合は?」

永琳 「魔法カードを公開させる相手を、一人選んでください」

レミ 「(・・・・・・萃香はまだ死者蘇生を使っていない。なら、二人のどちらか・・・・・・)」

レミ 「・・・・・・お前にしようかしら、金髪。手札を見せなさい」

アリス「くっ、魔法カードは無いわ」

レミ 「ふふふ、正直でよろしい。2枚ドローするわ」

萃香 「おっと、今度はわたしの番かねぇ。ヘイトバスターの効果は無効になった。よってバトル続行よ」

レミ 「・・・・・・・・・・・・ジャイアントウイルスを戦闘で破壊したから、
   500ダメージを与えるわ」LP6600→4600

アリス LP2800→2300

幽々子 LP5300→4800

萃香 「でもまだアバターの攻撃が残ってるんだよねぇ。
    アバターの今の攻撃力は、12100。
    攻撃表示のモンスターがいないのが残念ね」LP3900→3400

萃香 「幽々子には今軽く手助けしてもらったことだし、あんたらにしようかな。
    アバターで、アリスの裏守備に攻撃! 霧雨大江山悉皆殺し!!」

アリス「んなもんくらってたまるもんですか。これは水晶の占い師よ」


《水晶(すいしょう)の占(うらな)い師(し)/Crystal Seer》 †
効果モンスター
星1/水属性/魔法使い族/攻 100/守 100
リバース:自分のデッキの一番上から2枚をめくり、
その内の1枚を選択して手札に加える。
残りはデッキの一番下に戻す。


アリス「破壊され、リバース効果発動。デッキを上から2枚めくるわ」


    つ  マジシャンズ・サークル、魔法族の里


アリス「マジシャンズ・サークルを手札に加え、魔法族の里はデッキの一番下に置くわよ」

萃香 「カードを1枚伏せて、光の護封剣を発動。ターン終了よ」


《光(ひかり)の護封剣(ごふうけん)/Swords of Revealing Light》 †
通常魔法(制限カード)
相手フィールド上に存在する全てのモンスターを表側表示にする。
このカードは発動後(相手ターンで数えて)3ターンの間フィールド上に残り続ける。
このカードがフィールド上に存在する限り、相手フィールド上モンスターは
攻撃宣言を行う事ができない。



レミ    LP4600:手札2:イレイザー(攻10000)、苦痛、ネクロ(イレイザー装備)
幽々子 LP4800:手札3:死霊(攻0)、ゾンマス(攻1400)、宝札、お触れ
萃香   LP3400:手札2:アバター(攻10100)、轟龍(攻2100)、冥界、護封剣、伏せ1
アリス   LP2300:手札3:伏せ1



アリス「わたしのターン、ドローよ」

魔理沙「ふぅ~、さっきは危なかったぜ。幽々子に感謝しないとな。不本意ながら」

アリス「そうね。まあ助けたわけじゃないんでしょうけど。
   あそこでヘイトバスターが通ったらレミリアの独壇場になってしまうから」

魔理沙「それはそうと、いいカードがきたな。手札のお膳立ては整ったか。
    あとはタイミングだな。いつあのイレイザーを退場させるか・・・・・・」

アリス「(そうなのよね。イレイザーは自分が滅ぶ時、場の全てのカードを道連れにする。
   つまりあいつを破壊した瞬間に、全フィールドががら空きになる。
   相手ターンで破壊した場合、次の自分のターンまで無防備な姿を晒さなければならない。
   それだけは何としても避けたいところね)」

アリス「(一番望ましいのは、自分のターンで破壊すること。
   そうすれば場を一掃したうえに、三人の誰にでもダイレクトアタックをすることができる。
   でも今わたしの手札には召喚できるモンスターはこれだけ・・・・・・なら)」

アリス「(・・・・・・ここは、これしかないわね)
   カードを1枚伏せて、ターン終了よ」



レミ    LP4600:手札2:イレイザー(攻12000)、苦痛、ネクロ(イレイザー装備)
幽々子 LP4800:手札3:死霊(攻0)、ゾンマス(攻1400)、宝札、お触れ
萃香   LP3400:手札2:アバター(攻12100)、轟龍(攻2100)、冥界、護封剣、伏せ1
アリス   LP2300:手札3:伏せ2



鈴仙 「モンスターを出さない・・・・・・。
    萃香さんの場に護封剣があるからあと2ターンは攻撃されないけど、
    壁モンスターも無しとは危険すぎませんか?」

永琳 「何か策があるんでしょう。たぶん、今伏せたカードでしょうね。
    場にはお触れがあるから、たぶん速攻魔法かしら」

レミ 「(護封剣が鬱陶しい・・・・・・)ドローする」

レミ 「このままターンエンドよ」

幽々子「わたしのターンね~。ドロ~」

幽々子「うふふ。手札から、クロス・ソウルを発動するわ」


《クロス・ソウル/Soul Exchange》 †
通常魔法
相手フィールド上のモンスター1体を選択して発動する。
このターン自分のモンスターをリリースする場合、
自分のモンスター1体の代わりに選択した相手モンスターをリリースしなければならない。
このカードを発動するターン、自分はバトルフェイズを行う事ができない。


幽々子「このカードは、相手モンスター一体を食べることができるのよ」

魔理沙「リリースって言えよ」

幽々子「横文字って好きじゃないのよねぇ。そんなわけでわたしが食べるのは、イレイザーよ」

パチェ「(・・・・・・何ですって! リリースされたら、イレイザーの効果は発動しない!)」

魔理沙「(なら・・・・・・ここしかないぜ!)」

アリス「(・・・・・・わかってるわ!)
   この瞬間、リバースカードをオープン、死者への供物!」


《死者(ししゃ)への供物(くもつ)/Offerings to the Doomed》 †
速攻魔法
フィールド上の表側表示モンスター1体を破壊する。
次の自分のドローフェイズをスキップする。


妖夢 「モンスターを破壊するカード。ということは、まさか・・・・・・」

アリス「そう。わたしが破壊するのは・・・・・・・・・・・・邪神イレイザーよ!」

藍  「(場のリセットが目的か。やられたな)」

幽々子「ご指名のようね。
    イレイザーが破壊され墓地に送られたことで、その効果が発動される・・・・・・」
    
幽々子「イレイザーの効果発動! フィールドの全てのカードを破壊しましょう。
    死して全て・・・・・・大・団・円!!」

霊夢 「あれだけあった場のカードが・・・・・・・・・・・・全部無くなったわ!」

にとり「大地がまっさらに・・・・・・まさに大団円ですね」

文  「いや違うと思うけど」

鈴仙 「これで状況は全員イーブンになりましたね」

永琳 「本当にそう思ってるの? 
    場ががら空きということは、次の自分のターンがくるまでその状態が続くということ。
    つまり、この時点でターンがまわってくるのが遅い者ほど不利になる」

輝夜 「もしくは、ターンがくる前に集中攻撃でやられちゃうかもね。
    狙われるとしたらやっぱり、今しがたターンを終えたばかりのレミリアかしら」

咲夜 「そ、そんな・・・・・・・・・・・・お嬢様」

レミ 「・・・・・・」

幽々子「見渡す限り、きれいになったわね。
    クロス・ソウルを使っちゃったから、わたしは攻撃することができない。
    とりあえずモンスターを裏守備で出しておきましょうね。ターンエンド」

アリス「エンドフェイズに、墓地のモンスターの効果発動よ!」

パチェ「・・・・・・アリス!? このタイミングでですって?」

アリス「わたしが魔法・罠ゾーンに伏せていたカードはトイ・マジシャン。
   このカードが相手の効果で破壊されたターンのエンドフェイズ、
   わたしの場に特殊召喚できるわ。守備表示で特殊召喚よ」


《トイ・マジシャン/Toy Magician》 †
効果モンスター
星4/光属性/魔法使い族/攻1600/守1500
このカードは魔法カード扱いとして手札から
自分の魔法&罠カードゾーンにセットする事ができる。
魔法&罠カードゾーンにセットされたこのカードが
相手のコントロールするカードの効果によって破壊され墓地へ送られた場合、
そのターンのエンドフェイズ時にこのカードを自分フィールド上に特殊召喚する。
また、このカードの反転召喚に成功した時、フィールド上に表側表示で存在する
「トイ・マジシャン」の数だけフィールド上の魔法・罠カードを破壊する。



レミ    LP4600:手札3:無し
幽々子 LP4800:手札2:裏守備
萃香   LP3400:手札2:無し
アリス   LP2300:手札3:トイマジ



鈴仙 「エンドフェイズでの特殊召喚で、守りを固めた。
    初めから、イレイザーの効果を発動させるつもりでトイマジを伏せてたのか。
    弾幕はブレインと豪語するだけありますね」

永琳 「ブレインっていうか、パターン構築と練習量ね」

輝夜 「いずれにせよ、場は平たくなった。
    手札もライフ差もほとんど一線だし、勝負はここからということね」

萃香 「ドローするよ。おもしろくなってきたねぇ」

萃香 「増援を発動し、デッキから終末の騎士を持ってくる。こいつを召喚。
    誘発効果で、デッキからダッシュガイを墓地に送るよ」


《増援(ぞうえん)/Reinforcement of the Army》 †
通常魔法
デッキからレベル4以下の戦士族モンスター1体を手札に加え、
デッキをシャッフルする。


《終末(しゅうまつ)の騎士(きし)/Armageddon Knight》 †
効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻1400/守1200
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、
自分のデッキから闇属性モンスター1体を選択して墓地に送る事ができる。


萃香 「あんたの場は何もないねぇ。んじゃ遠慮なく攻撃させてもらうよ。
    終末の騎士で、レミリアにダイレクトアタック!」

レミ 「・・・・・・かかったわねぇ! ダメージステップに、手札誘発の誘発効果発動! 
   現れなさい、冥府の使者ゴーズ!!」LP4600→3200


《冥府(めいふ)の使者(ししゃ)ゴーズ/Gorz the Emissary of Darkness》 †
効果モンスター(制限カード)
星7/闇属性/悪魔族/攻2700/守2500
自分フィールド上にカードが存在しない場合、
相手がコントロールするカードによってダメージを受けた時、
このカードを手札から特殊召喚することができる。
この方法で特殊召喚に成功した時、
受けたダメージの種類により以下の効果を発動する。
●戦闘ダメージの場合、自分フィールド上に「冥府の使者カイエントークン」
(天使族・光・星7・攻/守?)を1体特殊召喚する。
このトークンの攻撃力・守備力は、この時受けた戦闘ダメージと同じ数値になる。
●カードの効果によるダメージの場合、
受けたダメージと同じダメージを相手ライフに与える。


魔理沙「な・・・・・・! ここでゴーズだと!?」

レミ 「守備表示よ。
   さらに誘発効果で、攻守1400のカイエントークンを守備で特殊召喚するわ」

アリス「場は何も無いと安心させておいて、きっちり防御の手段を用意していたわけか。
   やっぱりレミリア・・・・・・やるわね」

咲夜 「さすがです、お嬢様! かっこいいですわ。でもそれ以上にかわいいですわ」

レミ 「ふふふ、咲夜。それでこそわたしの従者よ」

にとり「なんだか、会話が噛み合っているのかいないのかわかりませんね」

文  「あそこの連中はいつもああなの。気にしない方がいいわ」

萃香 「そうそう、細かいことは気にしない~。伏せカードを1枚セットして、ターン終了~」



レミ    LP3200:手札2:ゴーズ、カイエン(攻守1400)
幽々子 LP4800:手札2:裏守備
萃香   LP3400:手札1:終末、伏せ1
アリス   LP2300:手札3:トイマジ



アリス「わたしのターンよ。ドローフェイズはスキップされるわ」

魔理沙「さあ、反撃の時間だ。ずいぶん長かったな」

アリス「ええ、ようやく攻撃することができそうね。
   場のトイ・マジシャンをリリースし、魔法の操り人形をアドバンス召喚するわ!」


《魔法の操り人形(マジカル・マリオネット)/Magical Marionette》 †
効果モンスター
星5/闇属性/魔法使い族/攻2000/守1000
自分または相手が魔法を発動する度に、
このカードに魔力カウンターを1個乗せる。
このカードに乗っている魔力カウンター1つにつき、
このカードの攻撃力は200ポイントアップする。
また、魔力カウンターを2個取り除く事で、
フィールド上のモンスター1体を破壊する。


アリス「さらに、手札からトゥーンのもくじを発動よ。
   デッキから、トゥーンのもくじを手札に加える」


《トゥーンのもくじ/Toon Table of Contents》 †
通常魔法
「トゥーン」という名のついたカードをデッキから1枚手札に加える。


霊夢 「あー? 同じカードを持ってきて、何しようっていうの」

アリス「あなた一人のためにいちいち説明するのも面倒だから進めるわ。
   魔法カードの発動により、マジカル・マリオネットに魔力カウンターが一つ乗る」

アリス「さらにもう一度、トゥーンのもくじを発動。デッキから三枚目のもくじを手札に加える。
   これも使っておくわ。デッキから、トゥーン・ヂェミナイエルフを手札に加える。
   これでマリオネットにはカウンターが三つ。よって、攻撃力は2600にアップするわよ」

咲夜 「と、いうわけらしいわよ」

霊夢 「全然わからないんだけど」

アリス「あなたの頭が足りないのよ。バトルフェイズに入るわ。
   マジカル・マリオネットで、萃香の終末の騎士に攻撃! 紅符、和蘭人形!!」

萃香 「破壊だね~」LP3400→2200

アリス「メインフェイズ2で、マリオネットの起動効果を使うわ。
   カウンターを二つ取り除き、モンスター一体を破壊。ゴーズを破壊よ!」

レミ 「・・・・・・チ、やってくれるね」

アリス「カードを1枚伏せて、ターン終了よ」



レミ    LP3200:手札2:カイエン(攻守1400)
幽々子 LP4800:手札2:裏守備
萃香   LP2200:手札1:伏せ1
アリス   LP2300:手札1:人形(攻2200、カウンター1)、伏せ1



レミ 「ドロー。スタンバイフェイズに、墓地の黄泉ガエルの効果を発動させる」


《黄泉(よみ)ガエル/Treeborn Frog》 †
効果モンスター(制限カード)
星1/水属性/水族/攻 100/守 100
自分のスタンバイフェイズ時にこのカードが墓地に存在し、
自分フィールド上に魔法・罠カードが存在しない場合、
このカードを自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。
この効果は自分フィールド上に「黄泉ガエル」が
表側表示で存在する場合は発動できない。


レミ 「守備表示で特殊召喚。そして・・・・・・・・・・・・ククク。
   黄泉ガエルとカイエントークンをリリースし、来なさいマイフェイバリットカード。
   ダークネス・デストロイヤー」


《ダークネス・デストロイヤー》 †
効果モンスター
星7/闇属性/悪魔族/攻2300/守1800
このカードは特殊召喚できない。
このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていれば、
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。


霊夢 「うわ~、またなんか邪悪そうなのが出たわね」

永琳 「見た目だけじゃないわ。
    攻撃力はそうでもないけど、連続攻撃にトランプル効果まで持っている。
    殺傷能力に極めて特化されたモンスターよ」

鈴仙 「というか、あれはまだ未発売のカードじゃないんですか・・・・・・」

輝夜 「今の時代、発売前に手に入れる方法なんていくらでもあるわ。
    くだらないこと気にしないの」

レミ 「さて。前のターン、お前はリバースカードを発動させなかったわね。
   デストロイヤーの一撃で終わりよ。ダークネス・デストロイヤーで、萃香にダイレクトアタック。
   悪夢に塗れろ! 全世界、ナイトメア!!」

萃香 「ほい残念。リバースカードオープン、メタルリフレクトスライムだよ~」


《メタル・リフレクト・スライム/Metal Reflect Slime》 †
永続罠
このカードは発動後モンスターカード(水族・水・星10・攻0/守3000)となり、
自分のモンスターカードゾーンに守備表示で特殊召喚する。
このカードは攻撃する事ができない。(このカードは罠カードとしても扱う)


咲夜 「守備力3000じゃあ、破壊はできないですね・・・・・・」

レミ 「ふふ、まあいいわ。だったら矛先を変えるまで。
   攻撃対象を、幽々子の裏守備に変更! ダークネス・デストロイヤーで攻撃よ!」

幽々子「・・・・・・馬頭鬼よ。破壊されるわ」LP4800→3300


《馬頭鬼(めずき)/Mezuki》 †
効果モンスター
星4/地属性/アンデット族/攻1700/守 800
墓地に存在するこのカードをゲームから除外する事で、
自分の墓地からアンデット族モンスター1体を特殊召喚する。


レミ 「アッハハハハハハハハ! 
   この期に及んで守備力たった800のモンスターだなんて、
   唯一お前を守っていた悪運も尽きたようね。
   ダークネス・デストロイヤーは、1ターンに二回攻撃ができる。
   幽々子にダイレクトアタックよ。散華なさい! 全世界、ナイトメアー!!」

幽々子 LP3300→1000

パチェ「圧倒的ね。さすがレミィ、えげつないわ」

レミ 「うふふ、そんなに褒めないでよ。カードを1枚伏せて、ターン終了」



レミ    LP3200:手札1:ダデス、伏せ1
幽々子 LP1000:手札2:無し
萃香   LP2200:手札1:メタリフ
アリス   LP2300:手札1:人形(攻2200、カウンター1)、伏せ1



幽々子「なあに? ひょっとして、今わたしが一番ライフが少ないのかしら」

妖夢 「見ての通りじゃないですか。いい加減真面目にやってくださいよ」

幽々子「困ったわねぇ。まあ、これで負けたところで敗退するわけじゃないけど、
    やっぱり敗北ってのは後々お酒の味に関わるしねぇ」

妖夢 「って、幽々子様。聞いてます?」

幽々子「ちゃんと聞いてるわよ。で、何の話だっけ?」

妖夢 「・・・・・・あのですねぇ。ですからいい加減に」

幽々子「わかってるわよ。だいたい妖夢は、思ってることが顔に出すぎなの。
    ほら、今も口許にご飯粒が・・・・・・」

妖夢 「これはただのニキビですよ。って、んなこと全然関係ないでしょ」

幽々子「さあ、わたしのターンよ。ドロー」

妖夢 「(無・・・・・・視・・・・・・?)」

幽々子「墓地の馬頭鬼の効果を発動するわ。
    このカードを除外することで、墓地のアンデット族を特殊召喚できる。
    おいでなさい、ノーブル・ド・ノワール」


《ノーブル・ド・ノワール/Patrician of Darkness》 †
効果モンスター
星5/闇属性/アンデット族/攻2000/守1400
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
相手モンスターの攻撃対象はこのカードのコントローラーが選択する。


魔理沙「・・・・・・なんだと! あのモンスターは・・・・・・」

アリス「魔理沙! 何か知っているの?」

魔理沙「いや。さっきからセリフが少なかったから、なんとなくリアクションとってみただけだぜ」

アリス「引っ込んでろ」

藍  「(だがしかし、バトルロイヤルであのモンスターは・・・・・・・・・・・・
   早めになんとかしないといけないが)」

幽々子「ほうら、あなたと同類よ。仲良くしてね、くすくす」

レミ 「不細工な吸血鬼・・・・・・・・・・・・よっぽどわたしの神経を逆撫でしたいようね」

幽々子「あらあら。この程度で腹を立てるなんて、ノルアドレナリン過剰なんじゃないの?
    本番はこれからだというのに。手札から、威圧する魔眼を発動しましょう」


《威圧(いあつ)する魔眼(まがん)/Overpowering Eye》 †
通常魔法
自分フィールド上に存在する攻撃力2000以下の
アンデット族モンスター1体を選択して発動する。
このターン選択したモンスターは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。


鈴仙 「モンスター一体がダイレクトアタックができるカード・・・・・・」

永琳 「・・・・・・! まさか!」

幽々子「わたしはノーブル・ド・ノワールを選択。
    このバトルロイヤルルールでは、相手は自分以外の全員になる。
    つまり、ノワールはあなたたち全員にダイレクトアタックができるわ」

パチェ「なんですって!?」

魔理沙「おい審判、そんなムチャクチャありなのか!?」

輝夜 「ありもなにも、テキスト通りだからねぇ。問題ないんじゃないの~?」

アリス「めんどくさそうな顔で言うな」

霊夢 「なんていうか・・・・・・ほんと、幽々子はやりたい放題ね」

幽々子「亡霊ですから~。そんなわけで、まずは伏せカードの無いあなたからね。
    ノワール、萃香にダイレクトアタックなさい」

萃香 「むぎゅ」LP2200→200

幽々子「次はあなたたちよ。アリス、次にレミリアにダイレクトアタック! 
    クリーチャーチャンネル、エス!」

アリス「くっ・・・・・・」LP2300→300

レミ 「チィ・・・・・・」LP3200→1200

鈴仙 「うわ・・・・・・一気に全員が瀕死に。とんでもないですね」

永琳 「よく抑えたわね」

鈴仙 「え? どういう意味です」

永琳 「作者のことよ。ここで邪気眼ネタを自重したのは大きいわ」

鈴仙 「・・・・・・」

幽々子「カードを1枚伏せて、ターンを終了するわ」



レミ    LP1200:手札1:ダデス、伏せ1
幽々子 LP1000:手札1:ノワール、伏せ1
萃香   LP 200:手札1:メタリフ
アリス   LP 300:手札1:人形(攻2200、カウンター2)、伏せ1



萃香 「う~ん、いい感じだねぇ。やっとやる気が出てきたかな」

魔理沙「減らず口だな。この追い詰められた局面で、よくそんなセリフ吐けたもんだぜ」

萃香 「追い詰められた~? それはあんたらのことじゃないの? ドロー」

萃香 「ふふふ~、おいでなすったねぇ。
    ドローフェイズに、墓地のダッシュガイの効果発動。
    ドローしたカードがモンスターカードだった場合、それを特殊召喚することができるよ」

萃香 「そぉら、萃まって来な~。神獣王バルバロス」


《D-HERO(デステニーヒーロー) ダッシュガイ/Destiny Hero - Dasher》 †
効果モンスター
星6/闇属性/戦士族/攻2100/守1000
自分フィールド上のモンスター1体を生け贄に捧げる事で、このターンの
エンドフェイズ時までこのカードの攻撃力は1000ポイントアップする。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
このカードは攻撃した場合、バトルフェイズ終了時に守備表示になる。
このカードが墓地に存在する場合、1度だけドローフェイズ時に
ドローしたモンスターカードをお互いに確認し特殊召喚する事ができる。


《神獣王(しんじゅうおう)バルバロス》 †
効果モンスター
星8/地属性/獣戦士族/攻3000/守1200
このカードは生け贄なしで通常召喚する事ができる。
その場合、このカードの元々の攻撃力は1900になる。
3体の生け贄を捧げてこのカードを生け贄召喚した場合、
相手フィールド上のカードを全て破壊する。


アリス「(・・・・・・攻撃力3000!)」

萃香 「あんたらのライフはあと300。少々あっけないけど、この攻撃で終わりねぇ。
    バルバロスで、マジカル・マリオネットに攻撃~・・・・・・・・・・・・って、およ?」

レミ 「・・・・・・何!? わたしのダークネス・デストロイヤーが・・・・・・」LP1200→500

霊夢 「破壊されたのは・・・・・・レミリアのモンスター??」

幽々子「うふふふふ。ノーブル・ド・ノワールの効果よ。
    このモンスターが場にいる限り、相手モンスターの攻撃対象はわたしが選ぶことになるわ」

アリス「何ですって! じゃあ・・・・・・」

魔理沙「あのモンスターを倒さない限り、
    わたし達のモンスターは幽々子に操られてしまうわけか・・・・・・」

幽々子「そういうこと。まずは先ほどの礼をさせてもらったわ。
    踊らせてあげましょう。わたしの手の平の舞台でね」

レミ 「・・・・・・あいつは血祭りじゃすまさないわ」

萃香 「ふっふふ、これはますます楽しい展開になってきたねぇ~。カードを1枚伏せて、ターンエンドだよ」



レミ    LP 500:手札1:伏せ1
幽々子 LP1000:手札1:ノワール、伏せ1
萃香   LP 200:手札1:バルバ、メタリフ、伏せ1
アリス   LP 300:手札1:人形(攻2200、カウンター2)、伏せ1



アリス「(先にダークネスデストロイヤーを潰してきたか。
   おかげで助かったけど・・・・・・バトルロイヤルルールでノワールは厄介すぎるわ。
   マリオネットの効果で破壊したいところだけど・・・・・・・・・・・・それだと今度は、
   返しのターンでバルバロスにやられてしまう)」

アリス「ドローするわ。マジカル・マリオネットの起動効果発動よ。
   カウンターを二つ取り除き、バルバロスを破壊。マリオネットを守備にして、ターン終了」

鈴仙 「ノワールじゃないのね。防御を優先したということでしょうか」

永琳 「そのようね。今のこの状況は、全員が一つの糸の橋を渡っているようなもの。
    誰か1人の軽挙な動作で、均衡は脆くも崩れ去る。
    1人が脱落すれば、連鎖的に他の者も落ちていくかもしれないわ。
    それほどに危険なのよ。
    その橋を走破するには、極限までに神経を張り詰めておかなければならない・・・・・・」

文  「ふふふ、一体誰なんでしょうねぇ。渡りきるのは」

霊夢 「(本当に・・・・・・・・・・・・ふとした弾みで、誰のライフが0になってもおかしくない。
    まったく予想がつかないわ。いったい、誰が勝ち残るの・・・・・・)」

レミ 「・・・・・・わたしのターン、ドロー」

レミ 「裏守備をセット。終了よ」



レミ    LP 500:手札1:裏守備、伏せ1
幽々子 LP1000:手札1:ノワール、伏せ1
萃香   LP 200:手札1:メタリフ、伏せ1
アリス   LP 300:手札2:人形、伏せ1



幽々子「誰も攻撃してくれないのねぇ。ドロー」

幽々子「わたしも裏守備を1枚。そして伏せも1枚。ターンエンド」

萃香 「ドローするよ~」

藍  「(む・・・・・・・・・・・・ここでこれを引いたか。さすがだな・・・・・・)」

萃香 「んー、我ながらいい引きだねぇ。
    わたしは手札から、神禽王アレクトールを特殊召喚~」


《神禽王(しんきんおう)アレクトール》 †
効果モンスター
星6/風属性/鳥獣族/攻2400/守2000
相手フィールド上に同じ属性のモンスターが表側表示で2体以上存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚する事ができる。
1ターンに1度、フィールド上に表側表示で存在するカード1枚を選択する。
選択されたカードの効果はそのターン中無効になる。
「神禽王アレクトール」はフィールド上に1体しか表側表示で存在できない。


萃香 「アレクトールは、相手の場に同じ属性のモンスターが2体いれば
    特殊召喚することができるよ」

咲夜 「そうか・・・・・・幽々子のノワールは闇属性、アリスのマリオネットも闇属性。
    バトルロイヤルだと、条件は満たしやすいわね」

萃香 「優先権を使って、アレクトールの起動効果発動よ。
    フィールド上のカード1枚を効果を、このターンのみ無効にする。
    対象はもちろん、幽々子のノーブル・ド・ノワールね」

文  「うまいですねぇ。これでこのターンは、自由に攻撃ができる」

萃香 「今のうちに息の根を止めておこうかねぇ。
    神禽王アレクトールで、幽々子のノーブル・ド・ノワールを攻撃。牙流風!」

幽々子「あら・・・・・・」LP1000→600

萃香 「どうやらその伏せカードはハリボテのようね。ターンエンド~」



レミ    LP 500:手札1:裏守備、伏せ1
幽々子 LP 600:手札0:裏守備、伏せ2
萃香   LP 200:手札1:アレクトール、メタリフ、伏せ1
アリス   LP 300:手札2:人形、伏せ1



魔理沙「これで全員、ライフが1000切った。岩壁に足がかかったか。
    ここしかないな。まとめて仕留めるチャンスだぜ」

アリス「言われなくても・・・・・・ドロー!」

アリス「バトルフェイズよ。マリオネット攻撃表示にし、幽々子の裏守備に攻撃! 
   そして攻撃宣言時に、場のリバースカードを発動! マジシャンズ・サークル!」


《マジシャンズ・サークル/Magician's Circle》 †
通常罠
魔法使い族モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。
お互いに自分のデッキから攻撃力2000以下の魔法使い族モンスター1体を選択し、
それぞれ自分のフィールド上に表側攻撃表示で特殊召喚する。


パチェ「・・・・・・!」

アリス「全てのプレイヤーは、デッキから魔法使い族を特殊召喚できるわ。
   わたしはデッキから、ブラック・マジシャン・ガールを特殊召喚よ!」


《ブラック・マジシャン・ガール/Dark Magician Girl》 †
効果モンスター
星6/闇属性/魔法使い族/攻2000/守1700
自分と相手の墓地にある「ブラック・マジシャン」と
「マジシャン・オブ・ブラックカオス」1体につき、
このカードの攻撃力は300ポイントアップする。


霊夢 「よっしゃ来たわ! BMG!」

紫  「幻想郷のメンツであれのコスプレしたら、誰が一番似合うのかしらね」

鈴仙 「あなたはいきなり何を言い出すんですか・・・・・・」

輝夜 「う~ん、いやしかし・・・・・・難題ね。難題だわ」

咲夜 「(お嬢様に着せたら・・・・・・・・・・・・・・・・・・普通にあのハネが邪魔になりそうね)」

魔理沙「というか、お前ら勝手に論争してんな」

アリス「ほっときなさいよ。ちなみに、もちろん攻撃表示だからね。
   墓地にブラック・マジシャンが一体存在することで、攻撃力は2300になるわ。
   たぶんあなたたちのデッキに魔法使い族はいないでしょうけど、
   念のためにデッキを見せてもらうわね」

レミ 「仕方ないわね。はい」

魔理沙「そっちはわたしが預かるぜ」

萃香 「あいよ~。ぐっといってぐっと」

魔理沙「おお、じゃあ遠慮なく・・・・・・・・・・・・って、これは瓢箪じゃないか。デッキ寄こせデッキ」

アリス「あんたのノリツッコミなんて初めて見たわ。ほんとに酔っ払ってんじゃないの」

魔理沙「ただの祭のノリだぜ。にしてもこのデッキ・・・・・・ほんとに最上級ばっかだな」

萃香 「ちょっと前に勇儀が使ってたデッキを真似て作ってみたのさぁ。
    わたしに文句言われても知らないね」

アリス「レミリアのは済んだわ。魔法使い族はいなかった。最後は幽々子ね」

幽々子「その必要はなくてよ。わたしのデッキには、ちゃんと魔法使いがいるもの」

霊夢 「なんですって?」

鈴仙 「アンデットに入る、攻撃力2000以下の魔法使い族って、一体・・・・・・」

魔理沙「お前なー。デッキの中身を見せるの嫌だからって、根も葉もないでっち上げはよくないぜ」

幽々子「本当よぅ。なら見せて差しあげましょうか。おいでなさい、プリーステス・オーム」


《プリーステス・オーム/Shadowpriestess of Ohm》 †
効果モンスター
星4/闇属性/魔法使い族/攻1700/守1600
自分フィールド上に表側表示で存在する
闇属性モンスター1体を生け贄に捧げる事で、
相手ライフに800ポイントダメージを与える。


藍  「(・・・・・・・・・・・・オームか!)」

パチェ「・・・・・・まずいわ、レミィ! あのモンスターは・・・・・・」

レミ 「・・・・・・ええ。闇属性モンスターをリリースして、
   相手に800ダメージを与える起動効果を持っている」

咲夜 「そんな・・・・・・! お嬢様のライフはあと500・・・・・・」

永琳 「というか、全員が終了するわね」

萃香 「甘い甘い。わたしなんか200だよ~」

魔理沙「なんで勝ち誇ってるんだ」

アリス「・・・・・・でもオームは攻撃表示。ブラマジガールの攻撃が通れば、あなたのライフは0よ!
   プリーステス・オームに攻撃! 魔符、ブラック・バーニング!!」

幽々子「うふふふふ・・・・・・残・念。リバースカードオープン、強制脱出装置よ」


《強制脱出装置(きょうせいだっしゅつそうち)/Compulsory Evacuation Device》 †
通常罠
フィールド上のモンスター1体を持ち主の手札に戻す。


魔理沙「バウンスのトラップか。
    なるほどな、アレクトールには効果が薄いから使わなかったわけだ」

アリス「ふん、お生憎様ね。BMGを手札に戻しても、わたしの場にはまだマリオネットがいるわ」

幽々子「もう。いつ、誰がそいつを戻すって言ったの。
    わたしがバウンスするのは、プリーステス・オームよ」

妖夢 「・・・・・・そうか! 
    モンスターを確保するだけなら、場に置いておくよりも手札の方が安全。
    次のわたし達のターンでオーム自身をリリースすれば、全員にダメージを与えられる。
    そういうことですね、幽々子様」

幽々子「妖夢にコスプレさせるとしたら・・・・・・・・・・・・やっぱりその半霊が邪魔ね。
    今度思い切って、切除手術でもしてみましょうか」

妖夢 「(ん、んなムチャクチャな・・・・・・)」

アリス「く・・・・・・かわされたか。なら・・・・・・その裏守備に攻撃よ!」

幽々子「うふふふふふ、何もかもが思い通り。楽しい楽しい。
    この裏守備は、精気を吸う骨の塔」


《精気(せいき)を吸(す)う骨の塔(ボーンタワー)/Soul-Absorbing Bone Tower》 †
効果モンスター
星3/闇属性/アンデット族/攻 400/守1500
自分フィールド上にこのカード以外のアンデット族モンスターが存在する場合、
このカードを攻撃する事はできない。
アンデット族モンスターが特殊召喚に成功する度に、
相手のデッキの上からカードを2枚墓地へ送る。


魔理沙「思い通りだと? 守備力がたった1500じゃ、ただ破壊されるだけだぜ」

幽々子「半分正解ね。破壊はされるけど、ただ破壊されるわけではない。
    ダメージステップ終了時に、場のリバースカードをオープン。ブロークン・ブロッカー」


《ブロークン・ブロッカー》 †
通常罠
自分フィールド上に存在する攻撃力より守備力の高い守備表示モンスターが、
戦闘によって破壊された場合に発動する事ができる。
そのモンスターと同名モンスターを2体まで
自分のデッキから表側守備表示で特殊召喚する。


幽々子「このカードの効果により、デッキから今破壊されたカードを2体、精気を吸う骨の塔ね。
    これらを守備表示で特殊召喚するわ」

咲夜 「精気を吸う骨の塔が2体・・・・・・! 
    これは・・・・・・ボーンタワーロックですか!」

妖夢 「おお、さすがです幽々子様! これでもうわたし達の勝利は確定ですね」

幽々子「それは違うわ、妖夢。わたし達の、ではなく、わたしの、よ」

妖夢 「は、はあ。確かにわたしは何もしてませんけど・・・・・・」

パチェ「(く・・・・・・あのモンスターは場に他のアンデット族がいれば、攻撃対象にできない。
   2体揃ったことで、幽々子の場には手出しができなくなった。鉄壁の守りだわ。
   このままだと・・・・・・・・・・・・次のターンでオームの効果を使われてしまう)」

レミ 「安心しなさい、パチェ。策はあるわ」

パチェ「・・・・・・本当なの? 
   でもこの手札じゃ、次のターンで幽々子を倒すことは・・・・・・」

レミ 「このままでは、ね。でも運命とは、自分の力だけで変わるものではない。
   自分以外の事象、それらが干渉することで開ける道もあるのよ」

パチェ「まさか・・・・・・! そうか。わたし達の運命は、あいつら次第ということね」

レミ 「そういうこと。たまには事象の流れに身を任せるのも、おつというものよ」

魔理沙「く・・・・・・ダメか。この手札じゃ、もう打つ手が無い・・・・・・」

アリス「(確かに・・・・・・・・・・・・どうすればいいの。
   まだマリオネットの攻撃が残ってるけど、幽々子の場は骨の塔のロックが完成している。
   いったいどうすれば・・・・・・)」

アリス「(攻撃は残っている。いや、わたしには攻撃くらいしか手が無い・・・・・・・・・・・・
   もし攻撃するとしたら、レミリアの裏守備くらいしか)」

アリス「(・・・・・・・・・・・・裏守備。そうか! わかったわ!)」

レミ 「(・・・・・・! 気づいたわね!)」

アリス「マジカル・マリオネットで、レミリアの裏守備を攻撃よ!」

文  「あらら、やけになっちゃいましたか。
   今さらそんなことして、何の意味があるというのでしょう」

レミ 「これはキラートマトよ。破壊され、墓地に送られるわ」


《キラー・トマト/Mystic Tomato》 †
効果モンスター
星4/闇属性/植物族/攻1400/守1100
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
自分のデッキから攻撃力1500以下の闇属性モンスター1体を
自分フィールド上に表側攻撃表示で特殊召喚する事ができる。


レミ 「誘発効果発動。デッキから、攻撃力1500以下の闇属性モンスターを特殊召喚する」

鈴仙 「トマトだったのね。でも、今さら何を持ってきたところで・・・・・・」

レミ 「アッハッハッハ! わたしが呼び出すのはこれよ。闇の住人シャドウキラー!」


《闇(やみ)の住人(じゅうにん) シャドウキラー/Shadowslayer》 †
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1400/守200
相手のモンスターカードゾーンに守備表示モンスターしか存在しない場合、
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。


幽々子「・・・・・・!?」

妖夢 「な・・・・・・幽々子様、あれは・・・・・・!」

咲夜 「限定条件で相手にダイレクトアタックができるモンスター。
    幽々子の場には守備表示のモンスターしかいない・・・・・・・・・・・・ということは」

パチェ「そう。たとえモンスターに攻撃はできなくとも・・・・・・」

アリス「ダイレクトアタックならできるわ」

レミ 「アッハハハハハ! 見誤ったわね。先に落ちるのはお前よ、亡霊」

魔理沙「アリス・・・・・・・・・・・・そうか。お前、これを狙って。
    いつのまにレミリアなんかと連携できるようになったんだ」

アリス「自分1人の力が及ばないなら、誰かの力を借りればいい。
   タッグデュエルと同じ理屈ね。カードを1枚伏せて、ターン終了よ」



レミ    LP 500:手札1:キラー、伏せ1
幽々子 LP 600:手札1:骨の塔2
萃香  LP 200:手札1:アレクトール、メタリフ、伏せ1
アリス   LP 300:手札2:BMG(攻2300)、人形、伏せ1



レミ 「ドロー! 終わりね、亡霊。
   結局お前がこうなるのは、始まる前から決まっていたこと。
   強固な運命の壁には、爪痕一つつけることすらできないのよ」

レミ 「シャドウキラーで、幽々子にダイレクトアタック! ヴァンパイアクロウ!!」

幽々子「あ~れ~」LP600→0

鈴仙 「入ったわ!」

霊夢 「幽々子のライフが・・・・・・0!」

輝夜 「ようやく1人落ちたか。これであと3人ね」

文  「今のライフだと、一応一番高いのはレミリアさんですが、
   この僅差じゃどう転ぶか全くわかりませんね」

レミ 「ククク、言ったでしょう。わたしの運命は磐石よ。
   メインフェイズ2に移行し、手札からメルキド四面獣を召喚」


《メルキド四面獣(しめんじゅう)/Melchid the Four-Face Beast》 †
通常モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1500/守1200
4つの仮面を切り替えながら、4種類の攻撃をしてくる化け物。


アリス「・・・・・・通常モンスターですって? 
   しかも、あんなステータスの低いカードを・・・・・・」

魔理沙「いや! あれは・・・・・・」

レミ 「場のシャドウキラーとメルキド四面獣をリリース! 
   仮面魔獣、デス・ガーディウスを特殊召喚!!」


《仮面魔獣(かめんまじゅう)デス・ガーディウス/Masked Beast Des Gardius》 †
効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻3300/守2500
「仮面呪術師カースド・ギュラ」 「メルキド四面獣」どちらかを含む
生け贄2体を捧げない限り特殊召喚できない。
このカードがフィールドから墓地に行った時、
デッキから「遺言の仮面」1枚をフィールド上モンスターに装備させ、
デッキをシャッフルする。


霊夢 「か、仮面魔獣ですって!?」

にとり「攻撃力3300・・・・・・こんな終盤で出してくるなんて」

永琳 「しかもデス・ガーディウスは、墓地に送られたときデッキから遺言の仮面を発動し、
    相手もモンスターのコントロールを得ることができる。レミリアに抜かりはないみたいね」

レミ 「恐怖で声も出ないか。ちょっとやりすぎちゃったかしら。ターンエンドよ」



レミ   LP 500:手札0:ガーディウス、伏せ1
萃香  LP 200:手札1:アレクトール、メタリフ、伏せ1
アリス  LP 300:手札2:BMG(攻2300)、人形、伏せ1



萃香 「あらら、幽々子がやられちゃったか。情けないねぇ。ドロー」

萃香 「別に仇をとってやる義理なんてさらさらないけど、同じ邪神を召喚した仲。
    せっかくだから、代わりに一矢報いてやるのもいいかもしれないね」

レミ 「へえ、わたしのガーディウスを倒すって言うのかしら。面白い冗談ね。
   でも冗談は所詮冗談。口上の蜃気楼に過ぎなくてよ。
   つまりは結局、酔っ払いの妄言でしかないわね」

萃香 「強気だねぇ。わたしには、あんたの物言いこそ虚言に聞こえるわ。
    手札から、死者蘇生を発動するよ」


《死者蘇生(ししゃそせい)/Monster Reborn》 †
通常魔法(制限カード)
自分または相手の墓地からモンスターを1体選択する。
選択したモンスターを自分のフィールド上に特殊召喚する。


萃香 「このカードで・・・・・・・・・・・・そうだねぇ。
    アリスの墓地のものマネ幻想師をもらおうか。攻撃表示で特殊召喚よ」


《ものマネ幻想師(げんそうし)/Copycat》 †
効果モンスター
星1/光属性/魔法使い族/攻 0/守 0
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、
このカードの攻撃力・守備力は、相手フィールド上に表側表示で存在する
モンスター1体の元々の攻撃力・守備力になる。


アリス「わたしの幻想師・・・・・・奪われたか」

萃香 「ものマネの誘発効果発動。モンスター一体のステータスをコピーする。
    わたしはデス・ガーディウスを選択するよ」


    ものマネ幻想師   攻撃力3300


咲夜 「お嬢様のガーディウスと並んだ・・・・・・!」

レミ 「フン。それでわたしと肩を並べたつもり? 
   仮にそいつでガーディウスと相打ちになったところで、
   デッキの遺言の仮面の効果が発動するだけよ」

萃香 「わかってるよ~。でも、わたしの場にはアレクトールがいるからねぇ。
    アレクトールは、場の表側表示のカード1枚の効果を無効にできる。
    起動効果発動。デス・ガーディウスの効果を無効化するよ」

レミ 「そうくることぐらいわかっているわ。チェーンして月の書を発動!」


《月(つき)の書(しょ)/Book of Moon》 †
速攻魔法(準制限カード)
表側表示でフィールド上に存在するモンスター1体を裏側守備表示にする。


レミ 「ガーディウスを裏守備に変更。
   アレクトールの効果対象は表側のカードのみ、よって不発よ」

パチェ「(万全ね。これで仮にガーディウスが破壊されたところで、
   遺言の仮面の効果であのモンスターを奪えばいい)」

萃香 「ふふふ、ところがどっこいってやつだよ。
    わたしは、場のアレクトールとメタルリフレクトスライムをリリースし・・・・・・・・・・・・」

萃香 「出てきな! 闇の侯爵、ベリアル!!」


《闇(やみ)の侯爵(こうしゃく)ベリアル/Belial - Marquis of Darkness》 †
効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻2800/守2400
このカードが表側表示でフィールド上に存在する限り、
相手は自分フィールド上に存在する「闇の侯爵ベリアル」を除く
他のモンスターを攻撃対象に選択できず、魔法・罠カードの効果対象にもできない。


レミ 「(な!? あれはベリアル・・・・・・!)」

パチェ「(・・・・・・しまったわ! ここであのカードは・・・・・・!)」

永琳 「なるほど・・・・・・そうきたか」

萃香 「こいつがいる限りわたしの場のモンスターは、魔法・罠の対象にできない。
    もちろん遺言の仮面も装備できないよ」

レミ 「(く・・・・・・おのれ、このわたしの裏をかくとは)」

萃香 「観念したかねぇ。あんたの場にはもう伏せカードすらない。そろそろ逝かせてやるよ。
    ベリアルでレミリアの裏守備に攻撃! 百連鉄砲!!」

咲夜 「・・・・・・お、お嬢様!」

アリス「・・・・・・・・・・・・そこよ!」

萃香 「!?」

アリス「場の伏せカードをオープン! 速攻魔法、ディメンション・マジック!!」


《ディメンション・マジック/Magical Dimension》 †
速攻魔法
自分フィールド上に魔法使い族モンスターが
表側表示で存在する場合に発動する事ができる。
自分フィールド上のモンスター1体を生け贄に捧げ、
手札から魔法使い族モンスター1体を特殊召喚する。
その後、フィールド上のモンスター1体を破壊する事ができる。


レミ 「(・・・・・・ディメマ!?)」

鈴仙 「アリスがリバースカード・・・・・・・・・・・・それも、このタイミングでですって・・・・・・?」

アリス「マジカルマリオネットをリリースし、
   手札からブラック・マジシャンを守備表示で特殊召喚するわ!!」


《ブラック・マジシャン/Dark Magician》 †
通常モンスター
星7/闇属性/魔法使い族/攻2500/守2100
魔法使いとしては、攻撃力・守備力ともに最高クラス。


藍  「(・・・・・・ブラック・マジシャン!)」

アリス「そしてさらにディメンションマジックの効果。
   特殊召喚した後に、モンスター一体を破壊できる。これは対象をとる効果ではないわ。
   ベリアルを破壊!!」

レミ 「・・・・・・」

パチェ「今のは、まさか・・・・・・・・・・・・わたし達を助けたというの?」

魔理沙「フフ。ああ言ってるが、どうなんだよ。アリス」

アリス「別に。ベリアルに装備カードが通じない以上、今の攻撃でガーディウスが破壊されれば、
   遺言の仮面はわたしたちのモンスターに装備されてしまう。それを避けたかっただけよ」

咲夜 「でもおかげで、お嬢様のガーディウスは無事。結果的とはいえ、助かったわ・・・・・・」

霊夢 「結果的ね。
    たしかに見ただけではそうかもしれないけど、助けたのはわざとじゃないかしら」

咲夜 「・・・・・・そうなの?」

霊夢 「アリスってね。
    けっこう他人には冷たいイメージがあるけど、それは自分にも厳しいからなのよ。
    感情も挙措も整然と抑制しようとするから、その厳しさがたまに外にも漏れてしまうわけね」

咲夜 「たまにって言うほど珍しくもないような気はするけど」

霊夢 「でも、それは頑固とは違う。自らを律するのは、他人への誠意のあらわれなの。
    いつ相手と向かい合っても失礼にならないように、
    秋霜烈日ともいえる意志が妥協を許さないのね。
    あいつはデュエルにおいて、常に誰よりも戦う相手をリスペクトしている。
    レミリア達とは一度紅魔館でやって、ライバルとして認め合っている。
    きっと、もう一度改めて対戦したいって、そう思ってるんじゃないかしら。
    決勝っていう、雌雄を決するにふさわしい場で」

咲夜 「・・・・・・ふうん。あの陰気そうな魔法使いが、ねぇ。
    それにしても、霊夢がそんなこというなんて、珍しいわね」

霊夢 「そうかしら」

咲夜 「だって、普段から一番何も考えてなさそうなのに。
    特に、他人の性格とか、人間関係のことなんて」

霊夢 「もう、失礼ね。まあ、いつものわたしならそうかもしれないけど・・・・・・・・・・・・
    この大会では、その、あいつらにもいろいろ教わったから・・・・・・」

輝夜 「うーむ。やはりクールなツンデレはいいわね」

鈴仙 「しみじみ言わんでくださいよ・・・・・・」

萃香 「そうくるとは思ってなかったよ。まったく、やってくれるねぇ。ターンエンドだよ」



レミ   LP 500:手札0:裏守備
萃香  LP 200:手札0:ものマネ(攻3300・守2500)、伏せ1
アリス  LP 300:手札2:BM、BMG(攻2300)



藍  「(紆余曲折あったが・・・・・・・・・・・・ここまでくれば問題は無さそうだな。
    わたし達の伏せカード、これは死霊ゾーマ。
    破壊したモンスターに攻撃力分のダメージを与えるトラップモンスター・・・・・・)」


《死霊(しりょう)ゾーマ/Zoma the Spirit》 †
永続罠
このカードは発動後モンスターカード(アンデット族・闇・星4・攻1800/守500)となり、
自分のモンスターカードゾーンに守備表示で特殊召喚する。
このカードが戦闘によって破壊された時、
このカードを破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
(このカードは罠カードとしても扱う)


藍  「(これがある以上、ものマネが破壊されたり奪われたりしても、相手の攻撃は届かない。
   なにせ、破壊した時点で負けが確定する。
   あとは、奴らが潰しあうのを待つか、いいカードを引くまで待てばいい。
   この人も遊んでいるように見えて、なかなか隙の無い戦術をなさる。
   やはり、紫様が推挙されただけはあるということか・・・・・・)」

アリス「(おそらく、これが最後のターン。次の巡目は無いわね・・・・・・)
   ドローするわ」

魔理沙「これを逃すと、次は無いな」

アリス「やっぱりあんたもそう思うのね。じゃあついでにもう一つ意見を賜りたいんだけど。
   今引いたこのカード・・・・・・これで、乗り切れると思う?」

魔理沙「わたしの意見を言うとしたなら、正直なんとも言えないというのが本音だな。
    ・・・・・・でも、お前は自信があるって言うんだろ?」

アリス「あら。わかってるじゃない。なら、あんたの意思も、わたしに託してもらうわよ」

魔理沙「元よりそのつもりだぜ。ここまでつき合わせておいて、何を今さら」

アリス「それもそうね。じゃあ話もまとまったところだし、そろそろいかせてもらうわ。
   わたしは、場のブラックマジシャンとブラックマジシャンガールの2体をリリースし・・・・・・」

パチェ「(・・・・・・ブラマジを、リリースですって!?)」

アリス「来たれ、裁きを下しし賢者! 黒の魔法神官を攻撃表示で特殊召喚!!」


《黒の魔法神官(マジック・ハイエロファント・オブ・ブラック)/Sorcerer of Dark Magic》 †
効果モンスター
星9/闇属性/魔法使い族/攻3200/守2800
このカードは通常召喚できない。
自分フィールド上に存在するレベル6以上の魔法使い族モンスター2体を
生け贄に捧げた場合のみ特殊召喚する事ができる。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
罠カードの発動を無効にし破壊する事ができる。


霊夢 「・・・・・・ここで攻撃力3200ですって!?」

輝夜 「さらにトラップを封じる誘発効果まで。なかなかやるじゃない」

永琳 「おそらく狙いはその効果の方でしょうね。
    でも、攻撃力はわずかながら、他の二人のモンスターには及ばない。
    一体、どうするつもりかしら・・・・・・」

アリス「モンスターを裏守備でセットし、ターンエンドするわ」

にとり「な・・・・・・! エンドですって!?」

文  「伏せカードは無い・・・・・・・・・・・・攻撃力では負けてるっていうのに。
   あれじゃただ破壊してくれと言ってるようなもの。
   あの裏守備は、おそらくトゥーンヂェミナイエルフでしょうし。
   あの方、一体何を考えているのでしょう・・・・・・?」



レミ   LP 500:手札0:裏守備
萃香  LP 200:手札0:ものマネ(攻3300・守2500)、伏せ1
アリス  LP 300:手札1:ハイエロ、裏守備



レミ 「(・・・・・・・・・・・・なるほどね。そういうこと、か)」

パチェ「・・・・・・レミィ?」

レミ 「ふふふ、なんでもないわ。まあ、借りは早いうちに返さないとね」

レミ 「デス・ガーディウスを反転召喚。
   攻撃対象は・・・・・・・・・・・・ものマネ幻想師よ!」

萃香 「!?」

霊夢 「えっ!? アリスのモンスターじゃないの?」

永琳 「いや、これは・・・・・・・・・・・・そういうことか」

輝夜 「永琳。何かわかったの?」

永琳 「ええ。仮にもし、この場合ガーディウスで魔法神官に攻撃したとしても、
    アリスのライフは残ります。
    でも萃香のものマネに攻撃すれば、相打ちになってガーディウスも破壊されるけど、
    その瞬間遺言の仮面が発動する・・・・・・」

咲夜 「・・・・・・そうか! 
    遺言の仮面が発動すれば、この場合魔法神官のコントロールを得ることができる。
    萃香の場にモンスターはいないから、そのまま魔法神官のダイレクトアタックで、
    お嬢様の勝ちが確定する・・・・・・」

鈴仙 「ちょっと待ってくださいよ。萃香の場にはまだ伏せカードがあるわ。
    この後に及んで、あれがブラフとは考えにくいです。あれをどうにかしない限りは・・・・・・」

妹紅 「いや、トラップはすでに封殺してあるのさ」

にとり「・・・・・・あっ! そうか、黒の魔法神官の効果・・・・・・」

藍  「(・・・・・・・・・・・・黒の魔法神官は、トラップの発動を無効にする誘発即時効果を持っている。
   あいつがいる限り、ゾーマは発動できない!)」

藍  「(・・・・・・待てよ。ということはまさか・・・・・・・・・・・・この展開を見越して、
   あの人形使いは魔法神官を召喚したというのか! 
   次のターンのレミリアの攻撃をフォローするために、最初から・・・・・・!)」

魔理沙「(とはいえ、レミリアがもう一体モンスターを召喚すれば、
    遺言の仮面で魔法神官を奪った後、2体のモンスターでわたし達に攻撃してくる
    可能性も十分にありえる。
    この裏守備がトゥーンヂェミだってことはばれてるだろうから、
    賭けには違いないが・・・・・・)」

レミ 「ふふふ、言ったでしょう。借りはつくったままにしておかない主義なの」

レミ 「バトルフェイズよ! デス・ガーディウスで、ものマネ幻想師を攻撃! 
   神鬼、レミリアストーカー!!」

萃香 「相打ちで破壊だよ~」

レミ 「そしてこの瞬間、墓地に送られたガーディウスの効果発動! 
   デッキから遺言の仮面を発動し、黒の魔法神官に装備するわ!」


《遺言(ゆいごん)の仮面(かめん)/The Mask of Remnants》 †
通常魔法
このカードをデッキに戻しシャッフルする。
また、「仮面魔獣デス・ガーディウス」の効果を使用した場合は装備カード扱いとなる。
装備モンスターのコントロールはその時点のコントローラーの対戦相手に移る。


アリス「魔法神官のコントロールを預けるわ」

レミ 「いただいておこうかしら。
   そして・・・・・・・・・・・・ククククク、覚悟はいいかしら? このチビッ子」

萃香 「ほえ? 
    別に攻撃されたって、わたしの場にはトラップが~・・・・・・・・・・・・って、ダメなんだっけ?」

藍  「は、はあ。残念ながら・・・・・・」

萃香 「あらら・・・・・・まいったねぇ」

レミ 「今さら遅いわ! 黒の魔法神官の攻撃!!」

レミ 「塵芥と成り果てろ!! スカーレット・ブラック・バーニング!!!」

萃香  LP200→0



    *



霊夢 「決まったわ!」

輝夜 「終わったわね。これにて、バトルロイヤル終了! そこまでよ!」

レミ 「アーハッハッハ! バトルロイヤルだろうがなんだろうが、勝利こそがわたしの法則。
   この圧倒的カリスマを前にしては、誰もが平伏せざるを得なくてよ!」

咲夜 「お嬢様、かっこいいですわ! でも少し近所迷惑ですわ」

魔理沙「ふぃ~、なんとか生き残ったぜ」

アリス「ふぅ。さすがに激しいバトルだったわ。
   即興だけどレミリアと連携がとれた分、他の連中を一歩出し抜けたわね。
   いやぁ、いい汗かいた」

霊夢 「こっちは嫌な汗ばかりだったわよ~。冷や冷やばっかりさせてくれちゃって」

アリス「別にいいじゃない。結果オーライよ。過程には拘らない主義なの」

魔理沙「おお、霊夢。ちょうどいいや。お茶」

アリス「わたしはギムネマ茶ね」

霊夢 「自分で持ってこい」

にとり「にしてもまさか、あそこで共同作戦をとるなんて・・・・・・」

文  「うふふ、いいじゃない。長いものには巻かれろ。短いものにも巻かれろってね」

にとり「はあ、巻かれすぎでしょ」

妖夢 「あ~あ、幽々子様。あんまり遊んでるからですよ」

幽々子「んふふ、別にいいじゃない。
    負けたところで、わたしは別に誰と戦っても構わないわ」

妖夢 「ああそっか、あくまで今の戦いは対戦相手を決めるだけのものですもんね」

幽々子「そういうこと。勝つべきところで勝ち、負けるときは負けておかないとね」

妖夢 「はあ、じゃあ今のは負けるべきところだったんですね。よくわかりませんけど」

永琳 「勝ったのはレミリアか。最後の最後でお膳をひっくり返したわね」

鈴仙 「これでようやく、本選決勝の組み合わせが決まりますね」

永琳 「ええ。残ったライフポイントから、順位を決めると・・・・・・・・・・・・
   1位レミリア組、2位アリス組、3位萃香組、そして最後が幽々子組。
   そういうことになるかしら」

輝夜 「あ~あ、わたしもここまで勝ち残りたかったわぁ」

妹紅 「お前にゃ無理だって。カリスマ的に」

輝夜 「(・・・・・・鉈か何かがあれば、こいつの手首を切り落としてやるのに)」

鈴仙 「まあまあ姫様、ここは一つ穏便に・・・・・・」

輝夜 「黙っときなさい。兎鍋にするわよ」

鈴仙 「(ひえええ・・・・・・)」

輝夜 「(今の四人、ほんと楽しそうだった・・・・・・・・・・・・
    やっぱりこんなんじゃ全然デュエルやりたりないわ。
    今日はまだ二回しか・・・・・・大会主催者なのに。主催者なのに・・・・・・)」

永琳 「(・・・・・・・・・・・・あら? 雲がまた増えてる・・・・・・)」

永琳 「ねえうどんげ、今日は予報じゃ一日中晴天だったわよね」

鈴仙 「はい一応。竜宮の使いさんに直接訊いて来ましたので。わざわざ登山までして」

永琳 「(じゃあ何なのかしら、この黒い雲は。
    これから最終トーナメントって時に、雨なんか降らなきゃいいけど・・・・・・・・・・・・
    なんだか、嫌な予感がするわね)」
第二十一話、バトルロイヤル後編です。
なんとかバトルロイヤル終了・・・・・・プロット作りながら何度頭をこんがらがせたことか。
間違いなくこれまでで書くのが一番大変な回でした。
というか、自分も一度でいいからバトルロイヤルやってみたい・・・・・・周りにOCGしている友人が皆無なのが寂しいですorz

続く次回ですがまたしても大容量なんで、前後編になります。



以下デッキまとめの続き

妹紅
Deck:ヴォルカニックバーン、爆風ロケット
FC:ヴォルカニック・デビル、ヴォルカニック・ロケット、ネフティスの鳳凰神、鳳翼の爆風


Deck:風属性鳥獣族
FC:ハーピィ・クィーン、神鳥シムルグ、ゴッドバードアタック、天狗のうちわ

にとり
Deck:水属性
FC:ギガガガギゴ、ネオダイダロス、伝説の都アトランティス、光学迷彩アーマー

リグル
Deck:昆虫族
FC:インセクト女王、虫除けバリアー、ゴキボール

中国
Deck:マスターモンク
FC:モンク・ファイター、マスターモンク、孤高の格闘家

慧音
Deck:光のピラミッド
FC:スフィンクス・アンドロジュネス、森の原人グリーン・バブーン

咲夜
Deck:デッキ破壊1キル、ワールドトランス
FC:運命の火時計

うどん
Deck:パーミッション
FC:豊穣のアルテミス、The splendid VENUS

永琳
Deck:シモッチバーン、キュアバーン
FC:堕天使ナースレフィキュル、シモッチによる副作用、ご隠居の猛毒薬

萃香
Deck:冥界軸最上級多用、トーチテンペスト、????
FC:神獣王バルバロス、岩投げアタック


Deck:スピリット、大逆転クイズ、デミスドーザー、ベンケイ1キル、ドグマブレード、????
FC:オネスト


Deck:エクゾディア、門前払い光神機
FC:レスキューキャット、金華猫、尾も白い黒猫、キャット・レディ、不幸を告げる黒猫、キャッツ・フェアリー、またたびキャット、宝玉獣アメジスト・キャット




<以下コメントへの返信>
>>1
ご指摘ありがとうございました~。修正しました。
なんでこんな間違いがあったかというと、プロット段階でこんがらがった残滓ですorz
輝夜は実はまだ出番が残ってたりしますので、ご期待下さい。

>>2
これはひどいミス・・・・・・修正しました。ありがとうございましたー。
内容が複雑になるとふいにこういう凡ミスをするから困る。

>>3
実はアレクトールについては半信半疑だったんですよね。墓地発動する効果も無効にするのかどうか・・・・・・
wiki見てもわからなかったのでテキスト通り対象にとれさえすれば無効にできると判断したのですが、仰るとおり違うみたいでしたね。じっくり見たつもりでしたが、今確認したらちゃんとwikiに書いてありましたorz
ちょっとこの辺を修正すると最後の方を丸ごと改変せざるを得なくなるので、現状放置でお願いします。申し訳ありません。

>>4
普通なら仰るとおりなのですが、今回はオリジナルルール適用で問題なしということにしています。
要は輝夜の胸三寸(ry

>>5
もともと投稿したての時が間違っていて、>>2さんの指摘のコメントをいただいてから、お触れにチェーンするように修正させてもらいました。お騒がせしましたm(_ _)m
クラミ痔あ
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
いつも楽しく読ませていただいてます。
輝夜に活躍してもらいたかったが残念、萃香に期待を賭けようと思います。

気になったところ一点。
ノーブル・ド・ノワール出した後に生者の書で黄泉ガエルで除外と書いてあるけれど、
ノーブルド・ノワールは馬頭鬼で出してますよね?生者の書発動してないと思うんですけど。
2.名前が無い程度の能力削除
トゥーンのもくじを見せたら闇霊術欲を止めれたのにそうしなかったのはわざとですか?
というか王宮のお触れが発動してますよ?
3.名前が無い程度の能力削除
バトルロワイアルお疲れ様でした。
最後のレミリアとアリスの連携は流石といった感ですね。
最後まで綱渡りで一つ上を行くというのが遊戯王なので非常に楽しかったです。

あまり展開には関係ないと思いますが、
アレクトールでデス・ガーディウスの効果を無効にしようとしていましたが、
デス・ガーディウスは墓地発動な筈なのでアレクトールでは無効に出来ないと思います。
4.名前が無い程度の能力削除
ノーブル・ド・ノワールを威圧する魔眼で他のキャラ全部に攻撃してたけど、あれって効果ダメージじゃなくて戦闘ダメージだから「相手プレイヤー」ってあっても1人だけに直接攻撃じゃないのか・・・?
5.名前が無い程度の能力削除
>>2
闇霊術欲はお触れにチェーンして発動だから通るんじゃない?
6.名前が無い程度の能力削除
ルールに無知な霊夢がかわいすぎる
7.名前が無い程度の能力削除
毎回毎回こんな熱い展開をよく考えるなあ・・・
乙でした。