Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

スカーレット姉妹にとっての美鈴。

2008/10/05 19:55:53
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ある日の事。



「め~りん♪遊んで~っ♪」

「まだ仕事が終わってませんので…夜に遊びませんか?」


紅魔館の昼下がり。珍しく早起きしたフランは、美鈴の居る門に足を伸ばしていた。美鈴に遊んでもらおうとしたのだが、あっさりと断られてしまった。
普段のフランならば仕方ないと理解するのだが、今日は様子が違った。


「やだやだ~!今すぐ遊んでー!」

「困りましたねぇ……」


駄々をこねるフランに何度言い聞かせても嫌だの一点張りだった。
美鈴は木陰にフランを連れて行くと、後ろから抱き締める形で腰を下ろす。
この間にフランはジタバタと暴れていたが、後ろから抱き締められた事でピタッと動きを止めた。

「めーりん……?」

「遊ぶのは無理ですから、こうしています。これでは駄目ですか?」


首を傾げながら問いかける美鈴に、フランは首を横に振る。そして、体勢を変えて真正面から抱き付いた。


「これなら…遊ばなくても我慢する……」

「はい、ではこうしていますね?」


窒息しないように軽く抱き締める美鈴。フランは暖かな美鈴の体温を感じながら、十数分もしない内に眠りについてしまった。




フランの美鈴は優しい美鈴。どんな事があっても優しく接する。




ある日の事。



「…スゥ……スゥ…」


今日も今日とて居眠り美鈴。何時もなら額にナイフが刺さるところだが、今日は刺さらない。
メイド長はお出かけ中。だから安心して居眠りが出来る……訳ではなかった。
突然美鈴の周りに数名の妖精メイドが現れ、屋敷の中に連れて行った。


「ご苦労様。下がりなさい。」


美鈴が運ばれた部屋に居たのはレミリアだった。(余談だが美鈴は未だに爆睡中である。)
人払いを済ませると美鈴に近寄る。


「咲夜が居ると出来ないのよね、これ。」


誰に言うわけでもなく呟けば、ゆっくりと美鈴に抱き付いた。そしてふくよかな胸に顔を押し付けてスリスリする。


「ああ…幸せ…」


この時のレミリアの顔は、言うまでもなくカリスマ0の顔である。


「ん……ふぁ~…よく寝た…」


美鈴が目を覚ました。寝ぼけ眼で胸に顔を埋めるレミリアを見ると、ふわりと頭を撫でた。


「美鈴…?」

「お嬢様、寝ている間に人を拉致しないでくださいね?」


怒るわけでもなく、ただの注意で終わった。しかも微笑みながら。
雇われているから怒れないのであるのだが、普通動揺したり嫌がる素振りを見せるものである。
しかし美鈴はそのような素振りを見せず、頭を撫でた。優しく、大切な者にするように。


「…うん……」


レミリアは気品溢れるような返事ではなく、見た目相応の返事をしていた。そして、二人で夕食の時間まで眠っていた。




レミリアの美鈴は安らぎ美鈴。素直な自分が自然に出せる。



ある日の事。


「お二人とも、ちゃんとお風呂に入られましたか?」

「ええ。」 「うん!」


寝間着姿のレミリアとフランが答える。
すぐさま美鈴に抱き付くフランに、美鈴の近くに座るレミリア。
暫く黙っていたレミリアだが、意を決して口を開いた。


「ねえ…美鈴…」

「何ですか?お嬢様。」

「その…お嬢様は止めてくれない?今日は…私達のお母さんでしょ?」

「では…お嬢様も美鈴と呼ぶのを止めていただけますか?」


話を遡ること昼頃、美鈴は紅魔館のガラスを割ってしまった。その事を知ったレミリアは、表向きには減俸と、償いとして1日姉妹の母親代わりになるように命じた。
母親代わりになることはレミリアも何度か考えていたが、フランが先に提案してきた。レミリアにしてはこれに乗らない手はないと思い、フランの提案を了承したのである。


「そ…それは……」

「妹様は呼んでくれますよ?」

「おかーさん!その呼び方だめっ!」


妹様と呼ばれたフランは、頬を膨らませながら怒った。美鈴は優しくフランの頭を撫でる。


「解ってるわフラン。ただお嬢様に説明するのに呼び捨てはどうかな…って思ったの。」

「良かった~…♪」


幸せそうなフラン。それを見ていたレミリアは、どこか疎外感を感じていた。
羨ましくないと言えば嘘になる。思い切り甘えたい。抱き付いて胸に顔を埋めたい。だが、フランの前で甘えることはプライドが許さなかった。


「…レミリア。」


美鈴は、何時の間にかフランを離してレミリアを抱き締めていた。
驚きに目を見開くレミリアに、美鈴は優しく語りかける。


「子供が甘えるのに…プライドとかは関係ないわ。子供が親に甘えるのは当たり前の事よ?」

「お母…さん……」

「お姉様ばっかりズルいー!私もー!」

「はいはい、フランもいらっしゃい。」


二人纏めて抱き締める美鈴。その姿は、まさしく姉妹の母親であった。


「おかーさん……おやすみなさい…」

「はい、おやすみなさいフラン。」


フランの頬に軽くキスを落とす。美鈴の腕を抱き締めながら、フランは数分もしない内に眠りについた。


「……ねえ…お母さん…」

「レミリア?何かしら?」

「その…また…こういう風に三人で寝ましょう?」

「ええ、勿論よ。」


優しく頭を撫でると、気持ちよさそうな顔をするレミリア。同時に、猛烈な睡魔が襲ってきた。
レミリアが眠そうだと悟った美鈴は、フランにしたようにレミリアの頬にキスを落とす。


「おやすみなさい、レミリア。」

「うん…。おやすみなさい…お母さん…」


ゆっくりと瞼を閉じる。美鈴…母の腕を抱き締めて、紅い悪魔は眠りにつく。
夢でも美鈴が出るように願ながら…。




二人の美鈴は母親美鈴。二人が唯一甘えられる人。


二人は美鈴の愛娘。どんな事があっても守り抜く、大切な存在。
 
 
ああ…遂にやってしまいました。文才0が又しても駄文を綴ってしまいました…。
スカーレット姉妹にとっての美鈴を考えていたら、こんな小説になりました。
駄文で気分を害された人がおられました時の為に謝っておきます。すいませんでした。
では…またお会いしましょう。
志乃
[email protected]
コメント



1.万葉削除
正真正銘、混じりっけ無しのお母さん美鈴! しかと堪能させて頂きました。美鈴の母性溢れる優しさと、そんな美鈴に甘える可愛いレミリアとフラン。そして何者にも断てぬ紅魔の絆…素晴らしきお話を有り難うごさいました!
2.等品 骸削除
このバカバカぐっじょぶ!!
こんなもの見せられて気分が悪くなるわけないじゃんかよ!!あーもう、GJ!!
3.僻人削除
指をくわえながら
さきゅや「おかーさん……」


次の展開はこうですか? わかりません!
4.脇役削除
これに咲夜が枕持ってきて「一緒に寝て?」って言って来て
パチュリーと小悪魔もやってきたら、ビッグ・ママ美鈴の出来上がりですね!
5.名前が無い程度の能力削除
咲夜「ただいま戻りました」
美鈴「あら、あなた。おかえりなさい(はぁと)」
咲夜「め・・・美鈴!?」
美鈴「ご飯にする?お風呂が先?それとも・・・」
咲夜「なななななななにをいって!?いや、もちろん最後のがって違っ!じゃなくて!」
レミリア「あ~おとーさんお帰り~」
咲夜「お嬢様!?」

ごめんなさい。変な電波が・・・。美鈴はお母さんだよ!その他は美鈴の娘だよ!
6.名前が無い程度の能力削除
あえて言おう。いいぞもっとやれと!
むしろやって下さい!
7.名前を表示しない程度の能力削除
美鈴は紅魔館の母親的存在、否母親!
異論は一寸も認めない。
8.志乃削除
レス返しです。
>万葉様
このような稚拙な文でそこまで賞賛して頂けるとは、光栄の極みです。ありがとうございます。
>等品 骸様
賞賛のお言葉、ありがとうございます。そのお言葉を糧に、これからも精進していく所存でございます。
>僻人様
咲夜さんと美鈴で書いてみようと思います。ネタ提供、ありがとうございます。
>脇役様
それだけではありません。妖精バカルテットも入れたら…完璧です。
>5様
美鈴はみんなのお母さんです。侵入者の白黒にも母性愛を出すこともあるかもしれません。
>6様
色々と美鈴お母さんネタを考えております。出来上がったら見てください。
>7様
ええ、美鈴は紅魔館のお母さんです。異論はありません。
9.時空や空間を翔る程度の能力削除
そして廊下の隅でハンカチを銜えて涙目の「咲夜さん」が
いらっしゃるのですね、わかります

私も混ぜて~、と目で訴えるようにwww
10.名前が無い程度の能力削除
良いほのぼの