Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

すずめはすずめ

2008/09/06 23:31:57
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「巫女巫女レイム~♪ 見込み子レイム~♪」
「うっさい」
ぐさっ!
「痛ぁ!!」
ひゅ~


「何するのよ!」
「針で刺したのよ、それより見込み子って何?」
「へっ?私そんなの歌ったっけ?」
ここは博麗神社。
霊夢の前で正座をさせられているみすちー。
「でもそれより、今の時間分かってるよね?」
「草木も眠る丑三つ時~♪」
「じゃあ何で刺されたのかも、分かるよね?」
「分かんない~♪ 分かんないよ~♪ 貴女の心の声が聴こえない~♪」
「ふ~ん、じゃあよく聞こえるようにこの針で耳の穴を広げてあげようか」
「ゴメンナサイ、マジ勘弁して下さい」
真夜中に、人の迷惑顧みず、大音量で歌っていたのはご存知ミスティア・ローレライ。
歌った場所が博麗神社の真上だったのがまずかった。
気持ちよく眠ろうとしていた霊夢を起こしてしまったのだ。
「とりあえず、明日の朝までお札でぐるぐる巻きにされるのと、妖怪剣山になるのとじゃどっちがいい?」
「どっちもイヤです……」
「そっか、両方かぁ」
「イヤだって!何でそんなに機嫌が悪いのよ!」
「気持ちよく寝てるトコ起こされたら誰でも機嫌が悪いわ!!」
怒る霊夢。
「それにアンタは説教しても、忘れて歌いだしそうだから返さない!」
「酷いよ!おーぼーだ!!」
「安眠妨害に比べたらまだマシよ、さぁ大人しくお縄につきなさい」
じりじり
「うぅ~イヤだぁ~……」
みすちーに近寄る霊夢。
「あ、そ、そうだ!ねぇ霊夢、目が冴えてない?」
「えぇばっちり冴えてるわよ?アンタのせいで」
じりじり
「だ、だったらさ!私をここで捕まえてもすぐに眠れないんじゃないかな?私も……ほら暴れたりするし……」
「完全に動けなくするから大丈夫」
じりじり
「ひぃっ!だ、だ、だ、だからねっ!こここ、子守唄を歌って上げるよ!」
「いらない」
じりじり
「お、お願いぃ~……許してぇ~……」
目に涙を浮かべて懇願するみすちー。
「……」
「うぅぅ~……」
「……すぐ眠れるのね?」
「ふぇっ?」
「さっさとしてよね」
布団に潜り込む霊夢。
「ほら、早く」
「う、うんっ!頑張る!!」
枕元に座るみすちー。
「それじゃあ何歌おうか?」
「子守唄でしょ」
「じゃあ…『恋色魔砲』『レザマリでもつらくないっ!』『colour me lovely』…」
「随分偏ってるわね」
「後『恋色マスタースパーク』」
「どれ歌うのよ?って言うか、何でわざわざウチで魔理沙の歌を歌うのよ?」
200曲くらいあります。
「それなら『少女綺想曲』とかさ」
「あれ地味だから」
「やっぱり剣山に……」
ゆっくりと針を取り出す霊夢。
「わー!わー!」
「マジメにやってね?」
「そ、そうだよね、マスタースパーク歌われても眠れないもんね」
「そういう訳じゃないけど、そういう訳でもある」
「じゃあね、じゃあね……そうだ!アレにしよう」
「いいの思いついたのね、じゃあ寝るから宜しく」
「まっかせて!」
すぅ~

「『一寸前なら憶えちゃいるが、一年前だとチト判らねェなあ』」
「待てゐ!完全にセリフじゃなのよ!」
「駄目かな?」
「眠れる訳ないじゃない!」
「じゃあどんなのがいいの?」
「そうねぇ……私、無重力巫女って呼ばれてるんだけど」
「うんうん」
「何かこう……空に浮かんでる気持ちになれる曲って無い?」
「おっけ、分かった」
「じゃあそれでお願い」
「はい…それじゃ」
すぅ~

「ひ~かる~くもをつきぬけ~Flyaway~♪」
「突き抜けるな!」
「だってリクエスト通りに……」
「無重力感0じゃない!!体中にパノラマが広がられて眠れるか!!」
「うぅ~ん…それじゃあ数を数える歌とかは?」
「数を数える?」
「羊が一匹~羊が二匹~…みたいな」
「なるほどね、じゃあそれでお願い」
「じゃあいくよ」
すぅ~

「一番霊夢が塁に出て~♪ 二番魔理沙がヒットエンドラン~♪」
「だから待てゐ!!何で私が立浪役なのよ!」
「霊夢もかなり古いねぇ……ちなみに三番は咲夜で四番はチルノよ」
「アイツは⑨番!!いやそれよりさっきからアップテンポな曲ばっか選ばないでよ!」
「う~ん…じゃあ寂しい曲で行くのね?」
「子守唄が元気な曲じゃ駄目でしょうに…」
「おっけー、それじゃこれで行くわ」
「大丈夫…ホントに」
「だいじょぶだいじょぶ、任せてよ」
「頼むわよ……」
すぅ~

「うぉ~お~お~♪ きみとたべるドーナツぅ♪ うぉ~お~お~♪」
「こらーっ!!」
「わぁ!」
「色々怒るところはあるけれど!何よりちょっと眠れそうだったのがイヤ!!」
「ならいいじゃない、そのまま寝ちゃえば」
「色々駄目な部分があるのよ!他のになさい!」
「分かったよ……じゃあ優しい歌でいくよ」
「今度こそ、今度こそよ?」
「はい……」
すぅ~

「家族混浴温泉旅行~♪ 化粧を落とした紫さん~♪ お湯に映るすっぴんに~♪ 気が付きゃ橙が震えてる~♪」
「あ~やんなっちゃった♪ あ~おどろいた♪ って解体されるよ?」
「ひぃぃ!!」
「分かってるならこんな歌歌うな!!大体よく知ってるわね…」
「う~ん……これでも眠れない?」
「眠れると思う?」
「じゃあ仕方ない!とっておきのをいくよ」
「あるなら最初からやんなさいよ……じゃあこれで最後よ?」
「うん、任せといて!」
すぅ~

「犬走椛とチルノが~将棋をした~♪ どっち~が~かったかな~?♪」
「……椛」
「ぶぶっー! 正解はチルノ~♪ な~んでか~♪」
「……?」
「それはね……椛の名前は全部漢字、チルノの名前は全部カタカナだから」
「どゆこと?」
「だってどっちが『カッタカナ~?』って聞いたじゃない」
「あ、なるほどねぇ……」
「あはははっ、そういう事でした♪」
「ふふふっ…」
「はは、ははは……」



~大結界「博麗弾幕結界」~












ちちち……



「……空、明るくなってきちゃったなぁ……」



神社に聞こえる雀の鳴き声と泣き声。



(おわり)
ある意味、年齢踏み絵。
欠片の屑
コメント



1.苦有楽有削除
くっ……
全部分かってしまった私は……
2.名前が無い程度の能力削除
ドーナツ以外わかってしまった……。
3.名前が無い程度の能力削除
畜生……
全部分かんなかった……。
4.名前が無い程度の能力削除
1番立浪の時代があったのか・・・