いつの頃からかしら・・・
こんな気持ちになったのは・・・
私は蓬莱山輝夜。
眉目秀麗、容姿端麗とは私のためにあるような言葉。
男性であれば、私を見た者は漏れなく私の虜となった。
女性であれば、私に嫉妬の念を燃やすか私の美を羨ましがった。
それが当たり前だった。
当たり前すぎてつまらなかった。
時は過ぎ・・・
最高の美を持った私に神が罰を与えたかのように、当たり前が変わった。
この私が・・・一人の女性に恋をしてしまったのだ。
藤原妹紅・・・
私に婚約を迫ってきた男の娘。
そして蓬莱の薬を盗み、自らも私と同じ蓬莱人となった女。
私は彼女の父の仇となった。
彼女は復讐者なった。
とても悲しくて馬鹿らしい・・・
だって私達、死ねないじゃない。
殺しても私は生き返ってしまう。
返り討ちにしてもあなたは生き返ってしまう。
恨みを持った方が諦めない限り終わることはないの。
でもいいの。
そこがあなたの好きなところだから。
理由はなんでもいいの。
ここまで私を求めてくれたのはあなただけだから。
でもあなたは私をめちゃくちゃにしてくれたわ。
おかげで私がどうなっているのか、わかっているのかしら。
私は死ぬよりも辛い想いをして生きているのよ。
夜は眠れなくなったわ。
目を瞑るとあなたの顔が浮かんでしまうもの。
胸がドキドキとして、とても安心して眠れる状態じゃないわ。
起きててもあなたが頭から離れない。
ぼうっと窓の外を見ているとあなたが来ると期待してしまう。
あぁ・・・今にもあなたの声が聞こえてきそう・・・
「たのもーっ!」
「あ、妹紅さん、いらっしゃーい。」
「こんにちは、鈴仙。輝夜はいるかな?」
「姫はただいま昼寝中です。」
「そっかぁ・・・出直すか。」
「あ、よかったら一緒におやつでもどうですか?
丁度因幡たちとお餅をついていたのですよ。 」
「兎がついた餅とはいいねぇ。是非。」
「誰か、一人前持ってきて。」
「あいあいぅさー!」
食事も喉を通らない。
食べなくても死なないから大丈夫だけど・・・でもダメなの。
食欲にも勝るほどあなたへの思いが大きくなっているということなのよ。
「お、美味いな。これはイケるぞ。」
「ありがとうございます。」
「いや、本当にうま・・・むっ!?むぅぐぐぐっ!!!」
「妹紅さん!?餅なんだから気を付けて食べてくださいよ!!」
胸が苦しい・・・
すごく苦しいの・・・
「ぅむっ!むうぅ!!むぉっ!!!」
「今から掃除機で吸い上げますよ!頑張ってください!」
「あーでも、このままだと一遍死ぬっぽいなぁ。」
こんな気持ちのままじゃ・・・
体は平気でも心が崩れていってしまう・・・
「・・・っ!・っ・・っ!!・・っ・・っ!!」
「酸欠で 妹紅が変に なってるぞ。」
「ねぇ誰か お師匠様を 呼んできて。」
「お前ら落ち着きすgwwwwww」
助けて・・・
助けてよ妹紅・・・
「・・っ!・・っ・・・っ・・・・」
「あーあー、しょうがないわねぇ。」
「あ、師匠!」
「手っ取り早く首を落としちゃうわよ。みんなは外の景色でも眺めてなさい。」
「ひぃっ!!!」
死ねないのに死にそうな気分・・・
いっその事、死んだほうが楽になれそう・・・
「あ、そーれっ!」
(すぱーーんっ!!!)
あら、紅葉が・・・そっか。
もうそんな季節よね。空気も冷たいわ。
あの娘・・・今年の冬はどうするのかしら。
年末は二人っきりで過ごしたいわ。
お喋りして、ゲームして、一緒にお風呂に入って・・・
そして妹紅に私の本当の気持ちを伝えるの。
私の気持ち、受け止めてくれるかしら。
「ウドンゲ、ヘイパス!」
「ちょっ、切断した首をこっちに投げないでくださいよ!!!」
「わぁああ!!血がそこらじゅうにっ!!!」
「くっそー・・・師匠め、お返しだ!」
「甘いわ!そんなへなちょこ首、楽々キャッチよ!」
「ぐ・・・グロい・・・」
あなたが私を否定したら・・・もう立ち直れそうにないわ。
「ぴぴるぴるぴ・・・リザレクション!!!!」
「再生速っ!!」
あぁ・・・妹紅、今あなたは何をしているの?
「モコーマン!古い顔よ!」
「グロ痛っ!!人の顔に顔をぶつけるんじゃない!!」
あんまり私を不安にさせないでよ。
乙女の心はとってもデリケートなんだから。
「師匠、はしゃぎ過ぎです。」
「そういう少女なお年頃なのよ。」
「あるあ・・・ねーよ!!」
アホアホしい香りがプンプンするぜぇー!
輝夜さん、早いとこ妹紅にアタックしちまいな!
もう何が何やら。こういうアホ丸出し(褒め言葉です)な話は好きだなー
ええ、カラオケでの十八番ですが何か?オタ友達の間では好評です
アホなノリの師匠がつぼにはまったwwww
ヤゴコロ自重www
いつか輝夜の思いが届きますように…
>某苺の百合アニメ
温暖化でイカロスで赤ずきんちゃんなあのアニメか…
顔で遊ぶなあんたらwww