このお話は、
風神録のプロローグを知っている
旧作のことを大まかにだが知っている
ことが前提となります。
以降スクロール
風神録の発売も間近。
体験版を出さないかもしれないという発言もあり、委託まで待つしかない。
そう思っていたシューターたちは体験版に触れることが可能となった。
ますます新作への希望と期待とそしてちょっとだけ恐ろしさをもって、シューターは完成品発売を待つ。
そして、それと同時にある疑惑が浮かぶのだ。
風神録は神さまとの戦いである。
巫女の理由、魔法使いの理由は違えど、最終的に神様を弾幕でねじ伏せるのだろう。
知っての通り、謎の神様は博麗神社に何かをしたがっている様子。
博麗神社と神。
そう、おまけステージでは、あの人が出るのでは?という小さな疑惑。
出てきて欲しいと思う人ばかりではない。
いや、実際に決定していないのに、ある二人にとってはある人の登場は生命の危機に値する。
博麗神社境内にて、巫女と魔法使いは無表情に立ち尽くしていた。
巫女は、いくつもの紅白の札とお払い棒。そして陰陽球が彼女の周囲を守護するように展開している。
魔法使いの方もフル装備だった。
八卦路に星を生む魔法陣、そして最高の相棒である空飛ぶ箒をもっている。
八卦路にはすでに力が宿り、いつでもその光と熱のスパークを吐き出せるぞと大気を震撼させている。
静かな気をまとった少女と今にも動きそうな少女。
互いに無表情でまったく違う少女たちの力が、この場に調和し鎮座している。
恐ろしい場だ。
今まで二人はいくつもの事件を解決してきた。
レミリア・スカーレット
西行寺幽々子
蓬莱山輝夜
三名の起した大規模な事件から、事件ではないが彼女たちの決闘に関わった全てのつわもの達がもしこの場にいたら?
恐らく全ての人間が口をそろえて言う。
「二人ともあのときよりも遥かに力を出している」と。
この世において、決闘とは死なないだろうが死ぬ可能性も多少はある決闘だ。
だが、二人は生死の境に常にたった決闘をするつもりだ。
静かなる巫女の口がはじめて開いた。
巫女は己の唇が乾いていると感じ、舌で唇をなめる。
「いい、魔理沙。
どんな手段を用いても、ここであいつを止めるのよ」
「ああ、わかってるぜ。霊夢。
ここでヤツを止めない限り、私らは終わりだぜ」
「もし、もしヤツがエキストラステージのボスになってみなさいよ」
「必ず誰かが旧作品に興味を持つ」
「旧作品の会話を知りたがる人間が増える」
「今までの東方に比べ、最近はやたらと東方を知る人間が増えた」
「その理由はおいておいて」
「なんでおいておくのかさっぱりだぜ」
「話の腰を折るな」
「早い話、これ以上黒歴史を知られたくないと」
強烈なプレッシャーが、二人の場を制圧しようとする。
どこからともなく現われた女がククッといやな笑みを浮かべ、空中に姿を現した。
「お久しぶりね、魅魔。
あんたは封印するわ」
「神主の気まぐれでうっかり出てもらうわけにはいかないんだぜ」
巫女はお払い棒を向け、魔法使いは帽子のツバをくいっと持ち上げる。
二人の目は戦意に溢れ、敵を討つことだけに集中している。
その目を見て魅魔は杖を構える。
そう、これ以上、黒歴史を知る人間を増やしてはならないのだ。
博麗の結界、霧雨魔理沙の巨大な光の矢が、悪霊を狙う。
風神録のプロローグを知っている
旧作のことを大まかにだが知っている
ことが前提となります。
以降スクロール
風神録の発売も間近。
体験版を出さないかもしれないという発言もあり、委託まで待つしかない。
そう思っていたシューターたちは体験版に触れることが可能となった。
ますます新作への希望と期待とそしてちょっとだけ恐ろしさをもって、シューターは完成品発売を待つ。
そして、それと同時にある疑惑が浮かぶのだ。
風神録は神さまとの戦いである。
巫女の理由、魔法使いの理由は違えど、最終的に神様を弾幕でねじ伏せるのだろう。
知っての通り、謎の神様は博麗神社に何かをしたがっている様子。
博麗神社と神。
そう、おまけステージでは、あの人が出るのでは?という小さな疑惑。
出てきて欲しいと思う人ばかりではない。
いや、実際に決定していないのに、ある二人にとってはある人の登場は生命の危機に値する。
博麗神社境内にて、巫女と魔法使いは無表情に立ち尽くしていた。
巫女は、いくつもの紅白の札とお払い棒。そして陰陽球が彼女の周囲を守護するように展開している。
魔法使いの方もフル装備だった。
八卦路に星を生む魔法陣、そして最高の相棒である空飛ぶ箒をもっている。
八卦路にはすでに力が宿り、いつでもその光と熱のスパークを吐き出せるぞと大気を震撼させている。
静かな気をまとった少女と今にも動きそうな少女。
互いに無表情でまったく違う少女たちの力が、この場に調和し鎮座している。
恐ろしい場だ。
今まで二人はいくつもの事件を解決してきた。
レミリア・スカーレット
西行寺幽々子
蓬莱山輝夜
三名の起した大規模な事件から、事件ではないが彼女たちの決闘に関わった全てのつわもの達がもしこの場にいたら?
恐らく全ての人間が口をそろえて言う。
「二人ともあのときよりも遥かに力を出している」と。
この世において、決闘とは死なないだろうが死ぬ可能性も多少はある決闘だ。
だが、二人は生死の境に常にたった決闘をするつもりだ。
静かなる巫女の口がはじめて開いた。
巫女は己の唇が乾いていると感じ、舌で唇をなめる。
「いい、魔理沙。
どんな手段を用いても、ここであいつを止めるのよ」
「ああ、わかってるぜ。霊夢。
ここでヤツを止めない限り、私らは終わりだぜ」
「もし、もしヤツがエキストラステージのボスになってみなさいよ」
「必ず誰かが旧作品に興味を持つ」
「旧作品の会話を知りたがる人間が増える」
「今までの東方に比べ、最近はやたらと東方を知る人間が増えた」
「その理由はおいておいて」
「なんでおいておくのかさっぱりだぜ」
「話の腰を折るな」
「早い話、これ以上黒歴史を知られたくないと」
強烈なプレッシャーが、二人の場を制圧しようとする。
どこからともなく現われた女がククッといやな笑みを浮かべ、空中に姿を現した。
「お久しぶりね、魅魔。
あんたは封印するわ」
「神主の気まぐれでうっかり出てもらうわけにはいかないんだぜ」
巫女はお払い棒を向け、魔法使いは帽子のツバをくいっと持ち上げる。
二人の目は戦意に溢れ、敵を討つことだけに集中している。
その目を見て魅魔は杖を構える。
そう、これ以上、黒歴史を知る人間を増やしてはならないのだ。
博麗の結界、霧雨魔理沙の巨大な光の矢が、悪霊を狙う。
だって彼女、戦車技師だし…orz
にげてー、超にげてー
アリスオワタ