Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

幽玄な夢幻

2007/07/20 08:22:51
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「ふぁ…」
眼を擦りながら寝床を出て、湖の水で顔を洗う。

頭痛が少しする。
昨日、チルノ達と屋台で酒を飲み
そのあとルーミアに焼酎を6升飲まされたような…
その後からの記憶がない。
「酔って眠ったのかな…」

濡れた顔を服の袖で拭いてのんびりとしてると
いつもの元気な声が耳に入った。
「リグル、遊びに来たよ」
「昨日あれだけ飲んだのにチルノは元気だね」


なにか違和感が…
「人の顔をジロジロみて不気味だなぁ…」
「…」


どこか変な感じがする。
「どこだろう…」
「?」


「…!!」


チルノの顔を両手で掴み
撫で回し、伸ばし、頬を抓る。
「な、なにふぉ…」
「チルノ、男?」

何を言ってるのか自分自身判らない…
「なに当たり前のことを…」
「はいっ!?」

そんなことあるわけが無いと思いチルノの身体を触ってみる。
腕の付近を摘んでみると通常より硬く少し筋肉質だった
「恥かしいよ…」
「…」

改めてチルノの顔を覗くと凛々しく美少年に…
とたんに不安になり自分の服をめくり確認する。
「良かった女だ…」
「良かったじゃない!!人前で服を捲るな!!」

私が服を元に戻すとチルノが顔を赤くし
目だけをこちらに向けてはなしかける。
「リグル、なにかおかしいよ」
「いや、チルノのほうが…」
「…」
「…」

気まずい雰囲気の中で何でこうなったのかと
考えるけれど思いあたる物がない。
思いきってチルノに質問をしてみよう…
「あのさ、チルノ…」
「ん?」

「リグルー、チルノー」
「遊びに来たよ」
声の方向を見るとルーミアとミスティアが飛んできていた。
二人ならチルノがこんな事なってるか知ってるかもと期待する。



二人とも男性でした…



「どうしたのチルノ?」
「リグルがおかしい」
「いつもどおりに見えるけど…」
二人の顔を見て見ると
ルーミアは幼さの残る美少年、ミスティアは知的な青年に見える。
私は何を考えているんだ…


「仮にも友達なのにそんな…」


三人が私の顔を覗きこみ質問をしてくるけれど答える余裕が今の私にはない。
「リグル何を悩んで…」
「リグルおかしい?」
「気分が悪いとか?」

おかしい、そうだ第一性別なんてそう簡単に変わる物なのか…
きっとこれはなにかの異変…
そう異変だ、異変なら行く場所は決っている。




「異変、どこが?」
「おかしいじゃない!!」

予想はしていた。
紅白の巫女はどうみても男性に見える。

「あんたの頭が異変じゃない?」

「霊夢、遊びに来たぜ」
「店の代金を…」

おかしいのは私の頭?
そうか私がおかしいのか、白黒も男性に見えたり
香霖堂の店主が女に見えるけど私が…


ぜったい違う…




「リグルだいじょうぶ?」
「生きてる?」
「悩みがあったら言いなよ」
「うん…」
地面に座り頭を抱えている私の横にチルノ達が座る

やっぱり見た目が違っていても中身は同じか
皆優し…


「リグルはわたしのおよめさんになるんだもん」
へっ…?
「何言ってるの!!リグルは私の…」
はい?
「私もリグルのことが好きなんだから!!」
!?


なにをこの人達は…
「やっぱりみためだよね、リグルもそうおもうでしょ」
「私なんかリグルの裸みたんだから!!」
「リグルは私のこと好きだよね?」


そのままの意味だ…
三人で言い争いしているが
その後、私の方を向き此方によって来る。
「な、なに?」
「リグルはだれがすき?」
「私でしょ!!」
「わたしだよね!!」

三人の目線が痛い
頭痛もひどくなり私はうずくまるけど
彼らは私の名前を頭上から呼び続ける。
「リグル~」
「リグル!!」
「リグル…」

リグルリグルリグルリグルリグルリグ…



「リグル!!リグルってば!!」
「あれ、私…」
瞳をあけるとそこにはいつものチルノ…

「ぶっ倒れるんだものびっくりしちゃった」
「よかった、夢だったのか…」
「?」
私の言葉の意味が判らないとチルノが首を傾ける。
あまりにも可愛いので頭を撫でてあげる

「な…!!」
「ほら、早く行こう」
「あ、うん」

チルノと二人で会話しながら道を歩く
「そういえば、変な夢見たよ」
「どんな?」

「リグルーチルノー」
「まってよルーミア!!」
ルーミアとミスティアがこっちに走ってくる。
男じゃなく性別はちゃんと女性よかった…

二人は肩で息をしながら私たちの前に止まり
私、チルノ、ルーミア、ミスティアで会話しながら足を進める。
「みんなは紫先生の宿題した?」
「まったくー」
「私はしたよ」
「あたいがするわけないじゃん」

私たちが会話をしていると横をある人物が走っていく
「あ、橙おはよー」
「四人とも早くしないと遅刻するよ!!」
「げ、本当だ」
「ちこくー」

走る橙の後ろを四人で走る。
少し走ってから、隣のチルノが私に話しかけてきた。
「ねぇどんな夢見たの?」
「チルノが妖精で私が蛍、ミスティアが雀でルーミアが…」
「なにそれー?」
「私は雀…」

今日も平和ね…
夢のほうが刺激的でいいけど平和が一番




結局、全員遅刻しました。



あとがき(ボツネタ風味)

1、馬鹿みすテクニック
「よかった女だ…」
「どれどれあたいも…」
一体なにがあたいもなの?
そう思っていると突然チルノは私の見ている目の前で
服を脱ぎはじめ、そこに見えたものは…
「やらないk(作者の体力と気力が切断されました)」

2、うっかりさん
「あ、橙おは…」
「私は橙ではない、四季映姫・ヤマザナドゥだバカルテット」
「「「「バカルテット言うなぁぁぁぁ(なー)」」」」

3、作者の深層心理の代弁
夢のほうが刺激的でいいけど平和が一番
蓮子「メリー出番無し」
メリー「うあぁぁぁん」
コメント



1.ライス削除
紫先生って……何を教えているのだろう、
と気になりました。

読みやすい作品でした。
2.名無し妖怪削除
地の文に起伏があまり感じられず、「何かおかしなことが起こっている」という雰囲気が出ていないように思う。
もう少し臨場感が欲しかった。
3.名前なんてない削除
紫先生で一瞬あずまんがを思い出したのはたぶん自分だけ…

馬鹿みすテクニック
続いてくれぇぇぇぇぇ!!
4.削除
ライスさん
 あれですよ、あれたぶん古文らへんを…
名無しさん
 ありがとうございます、今後の参考にしますね
なんてないさん
 つまりこうと…人間じゃなかった!!あれ宇宙人だ(逃走
 馬鹿みすテクニック…ウホッ、いいお馬鹿さn(回線が切断されました。