Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

こんぶだしきいてるよ

2007/06/20 11:57:47
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※ご注意※
このssを読まれますと、場合によっては不快感をもよおす可能性があるやも知れません。
おまけは更にひどいと思われます。
もしこのss及びおまけを読んで何らかの被害が生じても、当方では一切の責任を負いかねます。
お読みになる方は以上をご了承の上、下へとお進みください





















私、こと博麗霊夢の朝はそれなりに早い。

別に私が規則正しい生活を心掛けているからとか、勤勉な性格であるからというわけではない。(かといってグータラではない)
私は1人暮らしであるため、朝食の支度などは全て自分でする必要がある。
だから例え面倒でも寝不足であっても、いつも通りの時間に起床する。
そんなわけで今朝もいつもの時間に目を覚ました。



目を覚ました私はしばらくの間、布団の上でぼーっとする。
昨夜は久しぶりに魔理沙が泊まっていく事になったので、かなり夜更かしをしてしまった。
おかげで楽しめたのは良かったのだが、そうとう眠い。
取り合えず頭をハッキリさせる為に顔を洗いにいく事にする。

裸足でペタペタと洗面所へ辿りつくと、冷たい水でざぶざぶと顔を洗う。
ちなみに神社には自動で地下水を汲み上げ洗面所・風呂・台所などに配水する水道設備があり、わざわざポンプを押し
たり釣瓶を落として汲み上げたりしなくても良いので非常に楽チンだ。
なんでも何代か前の巫女が山の河童を脅して作らせたらしい。そのうち私も何か作ってもらおうかしら………。
顔を洗い終わったので、ついでに手拭いを濡らして体についた汗とかを拭き取る。

スッキリしたところで自分の部屋へと戻ると、魔理沙はまだ寝ていた。
しかたないわね、今はもうしばらく寝かせてあげよう。
おヘソを出して眠る魔理沙がお腹を冷やさない様に布団を掛け直してあげ、私は箪笥からいつもの服を取り出す。
服を着て髪をリボンで結び、最後に袖を腕に括り付ける。
そうして身支度が終わると腕まくりをして朝御飯の準備をしに台所へ向かう。

………………………アレ?腕まくりするくらいなら、そもそも袖付ける必要ないんじゃ?
要らないときは外しておこうかな、コレ………。
………でもまあいいか。今まで気にしなかったくらいだし、邪魔にはならないでしょ。
それに袖が無いと何か大切な物を失う事になる、と私の勘が告げているしね。



さて、今朝は何を作ろうかしら。
いつも1人の朝は御飯とお味噌汁に漬物くらいで済ますのだが、今日は魔理沙も来ているしもう一品くらいおかずを
足してもいいかもしれない。
何かないかなぁ、と考えながら食料棚を覗く。
ん~、我ながら何もないなぁ。
あぁ、言っておくけど買うお金が無いからじゃなくて無駄な買物をしないから余分な物が残ってないだけよ、うん。

氷室の方はどうだったかな?
………お、がんもどき発見。
そういや昨日の昼に藍が来て置いて行ったんだっけ。たしか油揚げのおまけに貰ったが、紫は中の銀杏の匂いが嫌で
食べないから貰ってくれとか言ってたわね。
秋の節分にはマヨヒガで銀杏でも撒いてみようかしら。………う~ん、紫の反応は面白そうだけど臭そうね。

ま、それは置いておくとして、丁度良いからこれを煮物にでもしましょう。
何が丁度良いかというと、昨日の夜に良い“こんぶ”が手に入ったところだからよ。
煮物といえば出汁。出汁といえば“こんぶ”。
そんなわけで早速“こんぶ”を持って来ないとね。



“こんぶ”を取りに自分の部屋へと戻った私は、魔理沙の眠っている布団に近付く。

さっきは気にしなかったが、敷布団がかなりメチャクチャだ。
乱れているのは兎も角として、全体的にイロイロと湿っぽい。
これは魔理沙が起きたら干さないと駄目そうね。でもそのおかげで良い“こんぶ”を手に入れられたわけだし
仕方ないわね。

………それにしても良く寝てるわね、コイツ。
まぁ、アレだけ運動すれば疲れもするわよね。
特に最後は眠りにつく、というより失神したっていった方が良いような意識の失い方だったし…。

………………あ~、昨夜の事を思い出したら続きがしたくなってきたわ。
でも流石に朝っぱらからするのもなんだし、今は朝御飯の準備の最中なんだから我慢しないとね。
さっさと“こんぶ”を持って行かなきゃね。よし。

まずは先程自分で掛けた布団を引っぺがす。
魔理沙の服装は昨夜のままだ。
上はいわゆるTシャツで色は白、胸の辺りに『きりさめまりさ』と書かれた布地が縫い付けられている。
取り合えずそっちはいいや。必要なのは下の方だし。

その下の方はというと、いつものドロワーズではなくもっと布地の小さな、普通のショーツと同じような形をして
いるものを履かせてある。
色はもちろん紺色だ。
この服をくれた紫によると、他の色もあるらしいが紺色が王道らしい。
ともかく魔理沙を起こさない様に注意しつつ彼女の味が良く染みた“紺布”を脱がし、再度布団を掛け直してやる。



そして台所へ戻り、“紺布”を水を張った鍋に入れ出汁を取り始める。
出汁を取るのはちょっと時間が掛かるので、その間に他の準備を進めることにしましょう。
先ずはお米を研がないとね。

それにしても魔理沙で仕込んだ“紺布”を使うのは久しぶりね。
他のいろんな娘たちで試したけど、やっぱり私には彼女のが1番口に合うみたい。
それに今回の新しい“紺布”も使いやすくて良いわ。
前に使っていた『すくーる水着』とかいう“紺布”は、出汁が良く取れるのはともかく、大きくて鍋に収まり難かったしね。
それにあの形なら普段からドロワーズの下に履かせておく事も出来そうだし、もっと良い出汁が取れるかも。

そんな事を考えながらお米を研ぎ終わった私は、今度は火を起こす為に薪を取りに裏庭へ向かう。

―――そうやって朝御飯の準備をしている間、私はずっと新しい“紺布”―――『ぶるまー』の利用法を考え続けていた。
<おまけ①>
「藍、今日は私が煮物を作ってみたわ。味見して頂戴な」
「久しぶりですね紫様の手料理なんて」
「ええ、たまには藍にも私の出汁を味わって欲しくて。ほら、早く食べてみて」
「はい、頂きます―――(って、何だコレは!?)」
「どう、藍?美味しい?」
「………………は…い。………ところで紫様。これはどのような“紺布”をお使いに?」
「“紺布”?『靴下』よ、紺色の。やっぱり普段履いているものの方が良いと思って………。
 って、あれ?藍?どうしたの、急に倒れて。もしかして倒れるくらい美味しかったかしら?」

<おまけ②>
香霖堂の店主、森近霖之助も1人暮しである故に料理くらいは嗜む。
「ふむ、今日の煮物もいい出来だ」
そう言って自らの料理を口に運ぶ彼の横には、出汁に使われた“紺布”―――紺色の『褌』が干されていた。


<後書き>
某動画サイトを切欠に、海が無いはずの幻想郷ではどうやって“こんぶ”を手に入れるのか考えてみました。
ま、実際のところは妖怪の山の中の空洞辺りに海がありそうな気がします。(外の海と繋がっているのかも)
海が無いと海坊主とか船幽霊とかが幻想郷に来た時に困りそうですしね。
くると
コメント



1.SETH削除
おひwwwwwwwwwwwwww
2.名無し妖怪削除
おまえらみんな説教されろwwwwwwww
3.名無し妖怪削除
こんぶ~だ~しがきいてるよ~♪
カツオとコンブのあわせ技~♪
こんぶ~だ~しがきいてるよ~♪
カツオとコンブだよ~♪
4.名無し妖怪削除
トラウマになりそうなコンブばかりだなwww
5.卯月由羽削除
なにやってるwwww
6.名無し妖怪削除
すっげぇくいてぇwwwwww
7.名無し妖怪削除
なんだこれwwwww
ちょっと幻想郷いってくる。
8.名無し妖怪削除
これはなんというOH!MYコーンブ……
9.ぐい井戸・御簾田削除
妄想戦士ヤマモト思い出したw
10.名無し妖怪削除
こーりん!?w
美味そうに喰うなwww
11.名無し妖怪削除
注意書きがいい仕事してますねwww