Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

それは終わりなのか

2006/10/14 12:38:30
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1
ある幻想が、終わりを告げる
さらさらと消える、などと生易しいものではなかった
破壊、壊れ行く幻想の後には何も残らない

「何の話? 」

「今は昔、昔は今。何度も繰り返される絶望よ」

「それは毎朝お賽銭箱の中身を確認する私? 」

「夢見る少女も大変ね」

揶揄するように笑う妖怪を無視しながら、巫女は湯飲みにお茶を注ぐ
無視しながらも仏頂面を見せる巫女、妖怪は手元に持つ小さな箱を撫でながら微笑む

「霊夢、貴女は人や妖怪が何で死ぬのかと考えた事はある? 」

「あるわよ」

「あら、思春期なのね」

そう言って微笑む妖怪の視線に巫女は微かに頬を淡く染め、それらを誤魔化すかのようにお茶を飲む

「それで、何が言いたいの? 」

「聞かないであげる優しさもあるのよ? 」

「言いたくない? 」

微笑んでいる妖怪は、違うのだと首を振る
巫女には、何故だか妖怪の微笑みが悲しそうに見えた

「知らないほうが良い事も、あるのかしら? 」

「言いたくないのね」

「どうでしょう」

微笑み続ける妖怪は、手に持っていた箱を置いて立ち上がる
巫女は神社の物置を思い出し、置かれた箱を見て納得した

「ご愁傷様、ね」

「お疲れ様、よ」

ポツンと置かれた箱だけが、その答えを知っている
HDDクラッシュ!!
根っこ
コメント



1.名無し妖怪削除
だから外付けHDDを使えとあれほど
2.名無し妖怪削除
だからRAID1を導入しろとあれほど
3.名無し妖怪削除
だから一品もののデータはDVD-Rにでも焼き込んでおけとあれほど
4.Fimeria削除
……まさかコンp(スキマ
お疲れ様、です。
5.NEOVARS削除
焼こうと思った矢先にクラッシュするんだよなぁ。
6.名無し妖怪削除
壊れたHDDにお疲れ様 か・・・紫は優しいな。
7.ルドルフとトラ猫削除
ひとはかくもむりょくなのか