Coolier - 新生・東方創想話

ほのぼの紅魔郷  Ex

2012/08/11 10:17:14
最終更新
サイズ
14.93KB
ページ数
1
閲覧数
2527
評価数
2/20
POINT
830
Rate
8.14

分類タグ

注意)
・この作品は作品集165の『ほのぼの紅魔郷』の続編に当たる作品です
・残念ながら前作を読んでない方にはわからない作品になっています
・読んでない方は前作を読んでからでお願いします
・前作の一週間後の設定です
・独自設定(一番大きな点としてはフランについて)があります

それでもよろしいという方はお付き合いいただけると嬉しいです























 紅魔館の地下室、薄暗く頑丈な壁に囲まれ強固な扉で閉ざされた禁断の部屋、そこが私の部屋である。特にすることもなくいつも通りくつろいでいると不意に上の方から足音が近づいてくるのが聞こえてきた。こんな部屋に長年いると足音だけで誰なのかはだいたい分かるようになってくる。だから私は急いで身だしなみを整えた。



「……フラン?いるかしら?」
「お、お姉様!ちょっと待って……」
「慌てなくてもいいわよ。待ってるから」



 訪ねてきたのはやっぱりお姉様だった。急いで服の皺をのばし、髪を整え、部屋を片付ける。お姉様には出来るだけだらしないところは見せたくない。とはいえあまり待たせるのも良くないし……



「……どうぞ」
「こんばんは、フラン。今日も可愛いわね」
「あ、ありがとう……」



 自分でも顔が赤くなるのが解る。こういうことをサラッと言えてしまうあたり、お姉様はずるい。



「今日はあなたにちょっとお話があるのよ」
「どうしたの?」
「今から私は紅魔館の代表としてちょっとした会議に参加しなきゃいけないの。だからここを留守にするんだけど……」
「……?別に留守にするのはそんなに珍しいことじゃないと思うんだけど」
「……留守の間に人間が来る運命が見えたわ」
「え!?」



 私は極度の人見知り、能力のコントロールが出来ない、感情の抑えがきかない等の理由からあまり外に出ることはなく、人間とは今まで一度もあったことがない。



「咲夜もパチェもいるし大丈夫だとは思うけど……。フランはどうして欲しい?」
「……行かないでって言ったらどうするの?」
「フランの願いだったら私は世界を敵にだって回せるのよ?当然一緒にいるわ」
「……じゃあお留守番してる」
「そう……。スペルカードルールはちゃんと理解してるわよね?」
「うん……」
「じゃあ行ってくるわ。いい子にしてるのよ?」



 そう言ってお姉様は上がっていってしまった。さてどうしようか……、とりあえずこの後について相談してみることにした。







「これはまた……すごいところだな……」



 霊夢が紅い霧の異変を解決したというのをこーりんから聞いて、早速私はその首謀者(名前はレミリア・スカーレットって言ったっけか?)のいる紅魔館という館にやってきた。特に目的があるわけではなく、単純に興味本位である。箒に乗って空高くから館を見てみたが……思ってたよりもずっと大きいし、真っ赤で趣味の悪そうな館だった。こんなとこに住む奴の気が知れない。普通はこんな所に入りたくないだろう。



「ま、私は入るけどな~♪」



 上空から館の屋上に降り立って。そこから中に入っていくことにした。後から聞いたところによると門番がいたらしいが、門を通ってないから今回は関係がなかったらしい。







「…………」
「…………」
「…………」



 『フォーオブアカインド』、私が一番最初に作ったスペルである。弾幕ごっこにも使えるだろうけどどちらかと言うと実生活に便利だろうと思って作ったスペルである。一人で寂しい時等にそばに居てくれたらいいなと思って作ったのだが、今回はどうやら良くなかったらしい。これはあくまで私の分身なのでこの子たちも私同様緊張しており、それが伝わって逆効果になってしまった。分かっていたことだが、初めて人間に会うと思うととても緊張する。







 館の中は外で見たよりも明らかに広く感じた。魔法か何か使っているのだろうか?霊夢に直接話を聞いたわけじゃないからわからないが、この館は魔法使いの一人や二人はいそうなくらい不気味な雰囲気を放っている。時折廊下にいる妖精たちに見つからないようにしながら上から順に散策することにしたのだが……



「……目ぼしいものがないな」



 高そうなものは数多くあるものの、イマイチ私の興味を引くものが見当たらない。せっかく何かあったら拝借しようと思っていたのだが、どうやらはずれのようだ。散策もほとんど終わりに差し掛かり、残念な面持ちで帰ろうかと考えているとふと地下につながる大きな扉を見つけた。







「うーん……」



 私は今自分の分身に服を着せて悩んでいるところである。第一印象は大事だとパチュリーが言っていたので(そう言ってた当の本人は私との初対面での挨拶は本を読みながらでろくに視線を合わすことがなかったが……)、身だしなみをちゃんとしようと考えたのだ。女の子のオシャレには時間がかかるのである。しかも私は吸血鬼の特性上鏡に自分の姿が映らない。実際に自分の顔がどんなものなのかを初めて見たのは『フォーオブアカインド』を使えるようになってからなのである。分身に服を着せ、髪をいじったりしながらどんな格好にするか考える。やってくる人間はどんな子なのだろうか、怖くなければいいな……。







「おぉ……」



 思わず声が上がってしまった。そこには見たことのないくらい大きな図書館があった。その量は半端なものでなく、私が人間として生を終えるなら一生を費やしても読み切れないであろう量だ。近くの本を適当に手に取ってみる。難解な文字で書かれてありすぐには全ての内容をを理解することはできないが、間違いなく魔導書の類だ。ここにある本全部がそうというわけではないだろうが、それでも十分に私の興味を引いた。



「これは思わぬお宝を見つけちまったぜ……」
「……あれ?どちら様ですか?」



 本に見とれていると後ろからいきなり声をかけられた。振り返ってみるとそこにいたのは赤い髪に黒いスーツのような服、背中に黒い羽根を生やし、人当たりのよさそうな顔をした女の子だった。見た目は強そうには見えないがもちろん油断はできない。幻想郷では可愛い女の子の好物が人間だったり、アホそうな氷精が⑨だったりするからだ。



「人に名前を尋ねる時はまず自分からって教わらなかったのか?」
「私は小悪魔です、名前はまだありません。正直なところ名前はどうでもいいのですが、あなたはここで何をしてるんですか?」
「よくわかんないけどここは図書館なんだろ?だったら私は利用者だ、本を借りに来たんだぜ!」
「すいませんがここは一見さんお断りなのでお引取り願えますか?」
「なら私は普通の魔法使いだ。魔法使いは普通は知識の探求のためなら手段を選ばないんだぜ?力づくで本を借りていくことにしよう」



 そう言って身構える。だがむこうは反応せず、そのまま立っているだけである。



「……借りちゃうぜ?」
「まぁ持ち出さないのであれば多少本を読むくらいなら構いませんよ?ただ本は大事に扱ってくださいね」
「……こいつ人の話を聞いていないのか?」



 まぁせっかく許可ももらったことだしとりあえず借りていく本を選ぶために目についた本を片っ端から呼んでいくことにした。適当に広げていくと本の最初のページと途中のページからそれぞれ1枚ずつ紙切れが落ちた。小悪魔の仕業かと後ろを振り返ってみたが、特に変わった様子はなくただ微笑んでるだけだった。とりあえず2枚の紙切れを手にとって、ポケットに入れてからまた本の続きを読むことにした。そしてその間も小悪魔はずっと私の横に静かに立っているだけだった。







「おまたせしました、フランお嬢様」
「……いや待ってないけどね?まだ私名前呼び終わってないからね?」



 準備も終わってすることがなくなり、するとますます緊張してきたのでとうとう耐え切れなくなり私は咲夜を呼んだのだ。咲夜ならきっと何とかしてくれると信じて。



「あ、あのね……」
「はい」
「えっと……」



 咲夜は急かすことなく私が要件を伝えるのを待っている。あまり話すのが上手ではない私にとってこれは助かるが、かといってなんと伝えればいいのかわからない。『緊張してるから何とかしろ』とでも言えばいいのだろうか。それはさすがに無茶苦茶すぎる気がする。
 そんなことを考えていると不意に咲夜が私にハーブティーを出してきた。



「どうぞ、フランお嬢様。ハーブティーには心を落ち着かせる効果があります。緊張する気持ちもわかりますが、あなたは一人ではありません。少なくてもここに一人、あなたのためになんだってできる従者がいます。もう少しリラックスなさってもよろしいのではないでしょうか」
「……ありがとう咲夜」



 やっぱり咲夜は優秀だ。言わなくても何を求めているかを理解し、完璧な答えを返してくれる。そしてなにより、咲夜は良い人物だ。やっぱり咲夜をここに呼んだのは正解だったようだ。



「そういえばここまでは時を止めてきたんだよね?」
「はい、そのとおりでございます」
「じゃあ……途中で人間を見なかった?」
「図書館で小悪魔となにかしゃべっているのがみえましたね」
「どんな人だった?」
「おとぎ話に出てくる魔女みたいな格好をした金髪の女の子でしたね。十分可愛い部類に入ると思いますね。どうやら本に興味津々といった様子でしたし、もう少しここまで来るのにかかるんじゃないでしょうか?」
「そっか……可愛い女の子か……」



 とりあえず見た目が怖そうな人じゃなくて少しほっとした。けどもう少し時間が掛かるんだったら……どうしようかな……。



「咲夜、何かお話ししてくれない?そしたら少し落ち着くと思うし……」
「かしこまりました、どのようなお話がいいですか?」
「咲夜に任せるよ、どんな話でも大丈夫だし」



 とりあえず咲夜の話を聞きながらその女の子を待つことにしよう。パチュリーに本を読んでもらったことはあるけど、咲夜に話をしてもらったことはない。どんな話しなんだろうか、ちょっと楽しみだ。







「ふぅ……」



 あまりに本の内容が興味深すぎて時間を忘れて熱中してしまったようだ。ふとここにある時計を見ると、どうやら数時間は本に夢中になっていたらしい。だがその甲斐あってとりあえず借りていく本は数冊選ぶことができた。



「さて……とりあえずこのへんを借りていくことにするぜ!まだまだ欲しいのはいっぱいあるからまた来ると思うけどな!」
「あのですねぇ……先程も言いましたがここの本は持ち出し禁止なんです」
「だったら力づくで防いでみたらどうだ?」
「嫌ですよ、私弱いですし。だから頭を使うことにします」
「ほう……どうするんだ?」
「この図書館の奥に更に地下に続く道があって、そこには禁断の部屋があります。そしてその中にはこの館主にとって世界で最も大事なものがあります。……ですが入っちゃダメですよ?」
「ほぅほぅ……なるほど……」
「……あれ?どちらに行かれるんですか?」
「本は借りたし家に帰るに決まってるだろ?」
「そうですか。……因みにその禁断の部屋は結構危険で本なんて持って行ったらダメになっちゃうかもしれませんね」
「そういえばここは一見さんお断りだったっけな?またくるから本はその時まで置いといてくれよ」



 とりあえず私は借りようとしていた本を置いて、出口を探すことにした。そしてその途中で地下に続く道があった。これはきっと近道に違いない!そうして私は地下に降りていった。……決して地下の部屋に興味があるわけじゃないんぜ?







「それでですね……。レミリアお嬢様が『咲夜もパチェも美鈴も小悪魔も、そしてあの子も。みんな大好きな私の家族よ』って言ってくれたんですよ~……えへへ♪」
「そ、それはよかったね……」



 咲夜が話してくれているのは一週間ほど前に人間(たしか博麗の巫女って言ってたかな?)が紅魔館に侵入してきた時の話だ。……そのはずなんだけど、話に出てくるのはほとんどが咲夜とお姉様で、しかも内容も二人のすれ違いから仲直りまでの話だった。いい話だと思うし、幸せそうに話す咲夜を見るとこっちも嬉しいけどけど……かれこれ数時間この話を聞いてると流石に疲れてくる。



「それでその後博麗の巫女がやってきてですね……」



 お、やっと博麗の巫女が出てきたようだ。



「レミリアお嬢様と弾幕ごっこをすることで異変を解決して帰ったんですよ。そしてその日の夜、また仲を深めるためにレミリアお嬢様とお話をしたのですが……♪」



 登場した博麗の巫女は一瞬で舞台袖に引っ込んでしまい、また話の筋は戻ってしまった。……まぁ咲夜が幸せそうだし、これでもいいような気がしてきた。
 そんなことを考えていると不意に私の部屋の扉が開いておとぎ話に出てくる魔女のような格好をした可愛らしい女の子が入ってきた。







 地下の薄暗い道を進んでいくと見るからに頑丈そうな巨大な扉を見つけた。よく見ると魔方陣も書かれており、どうやらこの部屋は随分頑丈に補強されているらしい。だが……そこにかかっているドアプレートに可愛らしい字で『ふらんのおへや』と書かれていた。それがごっつい扉とアンバランスでなんとも言えない違和感を感じるが、私はこういうのは嫌いじゃない。まぁなんにしてもとりあえず中に入ってからだな。



「邪魔するんだぜー♪」
「うわぁ!?」



 部屋の中にはメイド服を着た銀髪の女と羽の生えた金髪の女の子がいた。メイドの方はこちらに気づくと、パッと見何も変化がないように見えるが明らかに臨戦態勢に入っている。一方羽の生えた女の子はと言うと……なにやらパニクっているようであたふたしている。



「えーっと、えーっと……」
「……なんなんだ?」
「は、初めまして!フランドール・スカーレットっていいます!」



 そう言って女の子はスカートの端を摘んで、表情は硬いながらも上品に挨拶した。正直こういう相手はあまり慣れていないが……



「私は霧雨魔理沙、普通の魔法使いをやってるんだぜ!よろしくな、フランドール!」
「あれ、魔法使いなの?人間じゃないの?」
「ですが妹様、レミリアお嬢様は確かに『人間が来る』と言っていましたし、種族は人間なのではないでしょうか?」
「その通りだな。私は魔法を使うけど種族はあくまで人間だぜ?お前らはどうなんだ?」「わ、私は吸血鬼だよ」
「吸血鬼か、なんかかっこいいな!」
「……あ、ありがと」



 フランドールは褒められたのが嬉しかったのか、顔を赤くしている。そんな姿を微笑ましく見ているとメイドが喋り始めた。



「私は人間ですね。この館の主であるレミリア・スカーレットお嬢様に仕えるメイドで十六夜咲夜と申します。以後お見知りおきを」
「そうか……片方はお前だったのか……」
「……片方?それはどういう」
「ちょっと待って!!」
「何でしょうか、妹様?」
「咲夜って……あの……人間だったの……?」
「はい、そうですよ?」
「……何だと思ってたんだ?」
「えーっと……メイド妖怪……?」
「……妹様は人間は嫌ですか?」
「……え?……人間はちょっぴり怖いけど咲夜は家族だから平気だよ」
「……ありがとうございます」



 どうやら目の前でいい話を繰り広げられているが、私はそれよりも気になった点がある。この部屋はぬいぐるみなどの可愛いらしいものは置かれているものの特に目ぼしいものがない。そしてフランドールは名前からしてこの館の主の血縁なのは間違い無いだろう。つまり噂の大事なものはフランドールのことだろう。それともうひとつ気になる点がある。明らかに必要以上に頑丈に作られた部屋のはずなのに、部屋の中に壊れた後が幾つもある。これはどういうことなのだろうか……。



「……せっかくだし弾幕ごっこやってみないか、フランドール?そういえばお前、スペルカードルールは知ってるよな?」
「……ルールは知ってるよ」
「よし、じゃあ」
「けど駄目」
「なんでだ?」
「それはね……」



 そうしてフランドールは右手を伸ばし、握りしめた。その瞬間私の隣の壁が一瞬で粉々に吹き飛んだ。そして少しすると魔法陣の力によって壁が少しずつ再生されていく。その様子をフランドールはなんとも言えない表情で眺めていた。



「私の力は強すぎるの」
「……その言い方じゃまるで私が弱いみたいに聞こえるな」
「そういう意味じゃなくて、私は能力も弾幕に使う妖力もうまくコントロール出来ないし、カッとなると抑えが効かなくなるの。そんな状態でこんな力を使ったらもはや遊びじゃすまなくなるから」



 そう言った時のフランドールの顔はとても悲しそうだっった。その表情を見た時、頼まれたということもあるが、そんなことより私自身が何とかしてやりたいと思った。



「……今後幻想郷で生きていく限りは弾幕ごっこは絶対に避けては通れない。さっきの威力でも妖怪なら耐えれる奴もいるだろうが、皆がそうとは限らないしな。それに弾幕ごっこはあくまで『遊び』だ。今後ここでお前が友達を作りたいなら絶対に必要になってくるだろうな」
「……」
「だからとりあえず弾幕ごっこが普通にできるようになるまで、自分の力をコントロールできるようになるまでは私が友達になってやるよ」
「……え?」
「まぁもしそれが無理でもいつか弾幕ごっこはしてやるから安心しな」
「……下手したら死んじゃうかもしれないよ?」
「そうならないくらい強くなるから待ってろって。命がけの遊びってのも悪くないしな」「どうしてそこまでしてくれるの?」
「お節介だからかな。まぁそんなわけでよろしくな!フランドール」
「……フランでいいよ」
「そっか。じゃあ私も魔理沙でいいぜ!またな、フラン!」



 そう言ってとりあえず今日は帰ることにした。帰る途中に持って帰ろうとしていた魔導書はうっかり忘れてしまったが、まぁ大した問題じゃない。本はまたいつでも借りにいけるし、それよりも面白そうな奴に会えたから今日は満足だ。
 ふと思い出してポケットの中の紙切れを取り出してみる。



「……やっぱり家族ってなんかイイよな」



 そんなことを呟きながら、次にいつあの館に行けるかを考えた。
『妹のことを頼む Remilia Scarlet』
『フランドール様のことをどうかお願いします 十六夜咲夜』





感想
 はじめましてはいないはず。お久しぶりです、福哭傀のクロ略してフクロと申します。 初めて続編のある話を書いてみましたが、いろいろ難しいですね。まだいまいちスランプからも抜けられませんし……。まぁ書くのは楽しいんですけどねw。
 続編の話の筋は永夜抄までは一応あります。需要がある、もしくは気まぐれでも書きたくなったら書くつもりです。いつも通り、感想をいただけると嬉しいです。
福哭傀のクロ
簡易評価

点数のボタンをクリックしコメントなしで評価します。

コメント



0.690簡易評価
10.無評価名前が無い程度の能力削除
初めにある「ほのぼの紅魔館」という作品はどこにも見つかりませんでした。
あなたの作品の中にもありません、「ほのぼの紅魔郷」ではありませんか?
11.80名前が無い程度の能力削除
キャラの思考に一貫性が無いように思うけど、これは敢えてそうしてるんだろうか。

文章について言えば、台詞しかり地の文しかり、あまり印象に残るような特徴が無かった。良くも悪くも、という感じ。

展開構成について言えば、ストーリーラインが2本あるように見えた。1本の話をside切り替えするんじゃなくて、二本の話を画面の左右で同時上映してるような感じ。話に没入する余裕が無かった。
12.無評価福哭傀のクロ削除
10さん
……作品に対する姿勢が甘くなってるのかもしれません。さすがに自分の作品の名前を間違えるとは……、ちょっと色々と反省しないといけません。報告ありがとうございます。この誤字によって迷惑を被った方々は本当に申し訳ありませんでした。

11さん
キャラの思考に一貫性がないのは話が私の中でまとまっていないから、印象に残らない・話に没頭できないのは私の文章構成が甘いから……。まだまだですね……。一応この作品はExではありますが、多少は今後の作品への準備や前作の番外編みたいな扱いになっているかもしれませんが、それでもちゃんとした作品として仕上げるつもりだったので非常に悔しいです……。今後も精進いたします……。

感想有難う御座いました
13.60名前が無い程度の能力削除
フランが可愛らしく描かれてて好きです。ただ、何故か文章の区切り?妙に読み辛いのが気になりました。