Coolier - 新生・東方創想話

かしましい二人

2008/02/28 23:44:00
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騒がしい夢だった。
三つの楽器がそれぞれ勝手に演奏を始め、音が混ざり合い、不協和音でしかなかったそれが次第に一つの音楽となる。
この世のものとは思えない、幻想的な曲となる。
それを構成する全てが、失われた音であるかのように。


「ふんふんふん、ふふ~ん」
「……ちょっと蓮子、聞いてるの?」

ある大学の一室で、メリーは頭を抱えていた。毎度のこととはいえこの相棒は話を聞かなすぎる。
話を聞きたいと言って来たのは彼女の方だというのに、困ったものだ。
そんなメリーの苦悩を知ってか知らずか、蓮子は読んでいた本を閉じるとメリーの方に向き直った。

「聞いてるわよ。つまるところ、メリーはポルターガイストに遭遇したのね」
「ポルター……ガスト?」
「それはファミレス。ポルターガイストっていうのはね、突然物を動かしたりする霊のことよ。見たこと無い? 家の食器が突然飛んできたり……」
「あったらそれこそ私達の出番ね。蓮子は見たことあるの?」
「あるわけないじゃない」

はぁ、と息をついて机に突っ伏する。このいい加減さも蓮子らしいといえばらしいのだが。
そんなメリーを尻目に蓮子は話を続ける。

「そもそもポルターガイストっていうのはPoltergeistと書いて、ドイツ語で騒がしい霊という意味らしいわ。さっき食器の例を挙げたけど、中には子供が空中に放り投げられるようなこともあって……」

また蓮子先生の無駄知識講座が始まってしまった。
メリーは下手な話を振った自分を悔いると同時に、その話を聞き流している自分も蓮子と同類であると感 じた。
なんとも不名誉な名前が思い浮かぶ。

「非聞倶楽部ね」
「私達は秘封倶楽部でしょ。……ちょっとメリー、聞いてるの?」

ここまで来ると怒る気も失せてくる。流石は蓮子だ。

「……聞いてるわよ。つまるところ、私はポルターガイストに遭遇したのです」
「わかってるならよろしい。それで、楽器が勝手に演奏を始めてたと」
「ええ。確かバイオリンとトランペットと……キーボードだったわ」
「はい?」

具体的な楽器の名前をあげると、蓮子は怪訝な顔をした。
どうしたのかと覗き込むと、ますます不満そうな表情を浮かべている。
そのしかめっ面もまた可愛いと思ってしまったのは内緒だ。

「ねぇ、メリーはおかしいと思わないの?」
「何が?」
「楽器の組み合わせよ。キーボードだけ時代が全然違うじゃない」

言われてみればそうかもしれない。キーボードは電気楽器のはず。
そういう意味で、確かにバイオリンやトランペットからは浮いた存在だ。

「そういえばそうかも」
「でしょ? バイオリンの起源は16世紀といわれているのに対して、キーボードは1970年代。これは何かあるわ」
「何かって……」

嫌な予感がした。蓮子がこう言い出すときはロクなことがない。
以前もよくわからない廃墟に連れて来られた挙句、道に迷って数時間彷徨うことになったのだ。

「あのね、蓮子。そろそろ私……」
「こうなったら善は急げよ! 行くわよメリー!」

即行で用事を捏造しようとしたメリーだったが、やはり遅かった。
瞳を輝かせる蓮子に手を引かれ、今日もまた浪漫飛行に興じることとなった。

「ねぇ蓮子、せめてトランク一つだけは持って行きたいんだけど」
「何のこと?」
「……なんでもないわ」



「ふんふんふんふふん、ふんふんふふん、ふーふーふー」
「蓮子、さっきから何を歌ってるの?」
「少女秘封倶楽部」
「……まぁいいわ。ところで、どこへ向かってるのよ?」

二人は校内を歩いていた。
古い楽器ということで山奥のスクラップ工場にでも連れて行かれるかと思っていただけに、今の平和な景色にメリーは心底安堵していた。

「楽器といえば決まってるじゃない。ここよ」

蓮子が立ち止まったのは、今は使われていない教室の前だった。

「ここって……」
「吹奏楽部の部室よ。何年も前に廃部になったらしいけど。当時使われていた楽器がそのまま置いてあるらしいわ」

何年も前のことをどうして知っているのだろう。
首を傾げるメリーをよそに蓮子が勢いよく扉を開くと、大きな音と共に何かが崩れてきた。
溜まりに溜まった埃が舞い上がり、蓮子の黒髪を白く染め上げる。

「げほげほ……全く何よ……」

咳き込みながらも蓮子は奥に進んでいく。メリーも後を追った。

「メリー、ちゃんとついて来てる?」
「ええ。それにしても、こんな部屋があったのね……」

部屋の中は薄暗く、湿った空気が漂っていた。黴の生えた木特有の匂いが鼻をついてくるのがメリーには不快だった。

「でも、こんなところに来てどうするのよ」
「ここに何かある気がするのよ。……ちょっとこれ邪魔ね」

道を塞いでいる楽器などを、蓮子は無造作にどかしていく。

「ちょっと、そんな乱暴に……」
「いいのよ。どうせもう使わないんだから」

蓮子が最後の大太鼓を蹴り倒すと、ようやく道が出来た。無理矢理作った通路を蓮子はずんずんと進んでいく。
気は進まなかったが、置いていかれるのは嫌なので仕方なくそれに続いた。

「ほら見てメリー! やっぱりあったわ!」

蓮子が指差したのは、一台のキーボードだった。当初は鮮やかな色だったのだろうが、今では埃を被ってくすんだ色となっている。
しかしそれは、確かに夢で見たものとよく似ていた。
蓮子はそれに指先で軽く触れた後、どこから取り出したのかハンカチーフで鍵盤を拭き始める。

「私の見立ては正しかったようね」
「でも蓮子、吹奏楽部なんだからキーボードぐらいあってもおかしくはないわよ」

メリーの言葉を無視して蓮子は作業を続ける。
メリーに出来ることといえば、異変に気付いた誰かが部屋に入って来ないか見張るぐらいのものである。
一通り手入れを終えると蓮子は満足そうに頷き、今度はその鍵盤を軽く押した。乾いた音が鳴る。これはソか。

「うん、まだ壊れていないみたいね。ちゃんとミの音も出るし」

聴力検査に行く必要があるのは果たしてどちらなのだろうか。
そんなことをメリーが考えている間に、蓮子はキーボードを叩き始めた。どこぞのドイツ人少年のようにではなく、きちんと曲を弾いている。
蓮子の指先から奏でられる鮮やかなメロディに、メリーは驚きながらもしばし耳を澄ませた。

「……ふぅ」
「すごいすごい! 蓮子にそんな特技があるなんて知らなかったわ!」
「べ、別に昔習わされていただけよ……」

メリーが拍手を送ると、蓮子は頬を赤くして俯いた。
実際、蓮子の演奏はメリーの素人目からしても素晴らしいものであった。

「アンコール、アンコール!」
「もういいでしょ! 全く……ん?」

蓮子が叫ぶのと同時に、入り口の方から物音が聞こえた。
咄嗟に互いの口を互いの手で塞ぐ。思わず吹き出しそうになるが、なんとか抑えて耳をそばだてる。
足音が近づいてくる。しかも複数だ。

「ど、どうしよう蓮子」
「こっち!」

蓮子に腕を引かれたかと思うと、視界が暗転した。
程なくして、周囲の空気が収縮したような感覚を覚える。どこか狭い場所に入ったようだ。
首を回して状況を確認したいのだが、頭が何かに押さえつけられていて動かせない。ただ柔らかな感触が目の前にあるだけだ。
そうこうしてるうちに、足音が近くまで来て立ち止まった。

「―――の気のせいじゃ―――誰も―――」
「だって―――姉だってさっき―――」
「うん、確かに―――」

声が聞こえる。はっきりとは聞き取れないが少なくとも三人だ。
頭を押さえる力が緩まったので顔を上げてみると、目の前に蓮子の顔があった。

「――――――!」
「静かに! 見つかるわ」

思わず叫び声を上げそうになったメリーの口を、蓮子が手で塞ぐ。
どうやら蓮子に抱きしめられる形になっていたようだ。あの柔らかな感触を思い出し、赤面してしまう。

「蓮子……意外とあったのね」
「何わけのわからないこと言ってるのよ。ほら、静かにして」

蓮子が視線を前に向ける。どうやら蓮子には、隙間か何かから外の様子が見えるようだ。
さすがにこの狭い空間で体の向きを変えることはできないので、メ リーは諦めて聴く側にまわった。

「誰が来たの?」
「うーん、ちょっと見ない顔ね。なんか音楽隊みたいな服を着た三人の女子が楽器を弄っているわ」
「音楽隊?」
「どこかのサークルかな。でもこんな派手な衣装は……」

小声で会話をする。
蓮子の口から漏れてくる息が前髪に当たり、その温かさが額から顔へ、さらにその下へと伝わる。
思わず漏らした吐息が、蓮子の胸のあたりにかかる。
少し顔を近づけると、その心臓の鼓動がはっきりと聞こえてくる。心無しかいつもより早いようだ。
かく言う自分も高まる一方で、それは蓮子にも伝わっているだろう。顔を上げられない。今蓮子と顔を合わせてはいけない気がした。

「れんこぉ……」
「あ、メリー……聴いて。演奏するみたいよ」

その言葉に我に返る。見ると蓮子が真剣な面持ちで前を見据えていた。何かが始まるようだ。
蓮子の言葉通り、耳を澄ませる。

「それじゃあリハーサル―――の第一小節から―――」
「OKだよ、姉さん―――」

最初に聞こえてきたのは、先ほど蓮子が弾いたのと同じキーボードの音色だった。
しかしその旋律の優雅さは比べようがなく、まさにプロの演奏だった。
続いてそれに重なるように大きな音、おそらくはトランペットの音色が聞こえてきた。
二つの音色が混ざり合うでも反発するでもなく、絶妙な均衡を保ちながら存在していた。
さらにそこに低い音が重なる。今度はヴァイオリンだろうか。
合わせて三つの音が重なり合い、そのそれぞれが互いを包み込むように展開し、曲を奏でていた。
メリーには覚えがあった。これぞまさしく、夢で聴いたあの曲である。あの時は朧に聞こえていたその音色も、今では明瞭に聞き取れる。
これが偶然と言えるだろうか。今この瞬間夢を見ている可能性もあるが、それは違うとメリーは思った。

「すごい……」

蓮子の顔を見上げる。すっかり聴き入っている様子だ。
失われた音に心奪われた美少女。そんな表現が似合うような、眩しい姿だった。




「終わったみたいね」
「うん……」

音が止んだ。それでも耳には、僅かな余韻が終劇を惜しむように残っている。
それは蓮子も同じらしく、どこか虚ろな目をしていた。

「―――よかったー!」
「もう、姉さん―――また一人で―――」
「ほら二人とも―――」
「だって―――ナサ姉さんは何とも―――!」
「私の音は―――だからこれぐらいで―――」
「じゃあ―――だからもう一曲―――!」
「ええーもう―――それに―――!」
「ああもうお前ら黙れ―――!」

少女達が何やら話し始めた。大きい声なので、扉一枚隔てた二人の耳にもよく聞こえてくる。
だがその内容は細切れにしか聞き取れない。
いくつもの叫び声ともとれぬ、例えるなら女子高生の集団のような黄色い声が折り重なるように聞こえてくるからだ。
先ほどの演奏に負けないぐらいの姦しいやり取りは、それから暫く続いた。

「よしじゃあ今日は―――」
「わかった―――は―――の番ね」
「いやいや今日は―――ナサ姉さんの―――」

いい加減ぐったりしてきた頃、ようやく扉が開く音がして姦しい声が遠ざかっていった。
その後何も聞こえなくなるのを確認してから、二人は転がるように外へ出た。

「ぷ、はぁーっ! 苦しかったー!」
「全くね……もうしばらくサウナには入りたくないわ」

メリーは大きく息を吐き、額の汗を手で拭った。いくらこの季節とはいえ、狭い空間に二人で密着していれば暑くもなる。
蓮子はと見ると、床の上に大の字で寝そべっていた。

「ちょっと蓮子、汚いわよ」
「だってねぇ……こんなに長くなるとは思わなかったもの」
「それに関しては同意するわ。でも立ちなさい」

渋々ながら起き上がる蓮子に手を貸しながら、メリーは考えた。彼女達は何者なのだろうか。
今は無き吹奏楽部の部室に来るだけでもおかしいのに、そこであのような演奏を披露していくなど、正気の沙汰ではない。
自分達のような奇怪なサークルが他に存在するとも思えない。理解に悩む。

「ねぇ、メリーは聞こえた?」
「何が?」
「ほら、彼女たち名前を呼び合ってたじゃない。ナサ姉さんとか聞こえたわ」
「ナサ……」

脳裏にある近代的ものがよぎった。だがあまりに馬鹿らしい想像のため、メリーは慌てて首を振る。

「うん……何だろう?」
「そうよねぇ。NASAって言ったらアメリカ航空宇宙局のことじゃない。わけがわからないわ」

一瞬前に全力で否定したことをあっさりと言ってのけてくれた。やはり同レベルということなのだろうか。頭が痛い。

「まぁいいわ。なかなか面白いものも見れたし、帰りましょうか」
「そうね。疲れたし……ん?」

ふと視線を横にやると、机の上に本が置いてあるのが見えた。
手に取ってみると、ずしりとした重さが伝わってくる。あの演奏者たちの忘れ物だろうか。

「どうしたのメリー?」
「うん、この本なんだけど……ちょっと気になっちゃって」
「どれどれ……ああ、これはプリズムリバー伯爵の伝記ね」
「プリズムリバー?」
「数百年前に活躍した音楽家のことよ。確かイギリスの方だったかしら。ちょっと開いてみて」

蓮子に促されるまま本を開くと、見開きに写真が載っていた。一人の男性と四人の女の子が写っている。
それぞれの手元には楽器があり、服装などを見るに裕福な家庭のようだ。

「あーそうそう、思い出したわ。プリズムリバー伯爵には四人の娘がいて、その全員が楽器を嗜んでいたのよ」
「まさに音楽一家ね……」
「でもある日、不幸な事故で伯爵が亡くなって……残された娘たちはそれぞれ別のところへ引き取られたらしいわ」
「あら……気の毒に」
「問題なのはここからでね。その後、誰もいなくなった屋敷から音楽が聞こえてくるようになったのよ」
「それって……」
「うん。はっきりと確認した人はいないけど、ポルターガイストじゃないかって噂が広まったわ。殆どの楽器は屋敷に残されていたみたいだし」

昨夜見た夢を思い出す。
そういえば洋風の建物に入った記憶がある。そして、そこでひとりでに演奏する楽器たちに出会ったのだ。
これが偶然とはメリーには思えなかった。

「ねぇ蓮子、もしかして」
「ちょっと最後まで言わせて。それでね、最後には誰もその屋敷に近づかなくなって……」
「……うん」
「ある日、忽然と姿を消したらしいわ。屋敷ごとね」
「…………」

完全に合点がいった。おそらくは蓮子も同じ結論に達しているはずだ。
しばらく間を置いて、蓮子がゆっくりと口を開いた。

「メリー、貴方夢を見たわよね? 楽器のポルターガイストの夢……」
「ええ……洋風のお屋敷だったわ」
「もしメリーが幻想郷に行ったのだとしたら……おそらくはそういうことよ」

今一度、その本を見つめる。それは先程よりも、少し重くなったような気がした。

「……そろそろ出ようか。また誰か来るといけないし」
「そうね。行きましょう」

蓮子に連れられて部屋を出た。
勿論その『成果』を手に携えて。



「あー、やっぱり外の空気が一番ね!」

校舎の外に出るなり、蓮子が大きな伸びをした。長い間埃っぽい部屋にいたからだろう。
メリーもそれに倣って腕を伸ばし、大きく息をつく。

「そうね……もうあんな狭い場所はお断りだわ」
「あら、メリーは抱きしめられるの嫌いだった?」
「―――!」

途端に恥ずかしさが湧き上がってきた。体が熱くなってくる。
蓮子がニヤニヤと笑っているのが見えた。

「あれは蓮子が勝手に……!」
「あはは、そんな照れなくてもいいじゃないの。私とメリーの仲じゃない」
「それでもよ!」

頬を膨らませて詰め寄ると、蓮子が今度は声を出して笑い始めた。
平手の一つでもくらわせてやりたくなったが、いつもの笑い顔を見ているとそんな気もなくなった。

「全く蓮子は……」
「あーもう拗ねないの。じゃあお詫びに、今度はメリーが私を抱きしめてもいいわよ?」
「は、はい?」

思わず蓮子の顔を見つめる。本気とも冗談とも取れない表情だ。
正直なところ心臓の鼓動は既に世界新記録に達しそな勢いだったが、なんとか平静を保って答える。

「か、仮にも年頃の乙女が簡単にそんなこと言っていいの? 本気にしちゃうわよ?」
「いいわよ、メリーなら」

あっさりと打ち返される。もう限界だ。
おそらく蓮子には一生敵わないと、そう確信した。

「う……ば、馬鹿なこと言ってないで行くわよ! 今後のことについて相談するんでしょ!」
「ふふふ、メリーったら。わかってるわよ。次はイギリスね」
「そうそう……って何言ってるのよ!」
「だってプリズムリバー邸が幻想郷に行ったということは、そこに幻想郷に繋がる結界があるってことじゃない。さぁ忙しくなるわよー!」
「ちょ、ちょっといくらなんでも無茶よ。旅費だけでも大変なのに」
「そこでこれの出番よ。これさえあれば飛行機の一つや二つ!」
「そんな適当な宝くじが当たってるわけないでしょー!」

あの演奏者達より自分たちのほうがよっぽど姦しいのではないか。
蓮子の隣で笑いながら、メリーはそう思った。
最近秘封倶楽部が好きです。
自分の中ではメリーは蓮子に振り回されるような立場なのかなと。

それでもプリズムリバーを出してしまうのは、もう悲しい性としかw

http://rangeri.blog18.fc2.com/
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コメント



0.410簡易評価
2.90名前が無い程度の能力削除
どっちの組もいいですね
蓮子とメリーには音楽以外でもときめいちゃいましたが
5.80三文字削除
このバカップルめがっ!(心の叫び)
そういえば、どうしてトランペット、ヴァイオリンときてキーボードなんでしょね?ちと不思議。
9.80名前が無い程度の能力削除
メリー、仲は否定しないのね
プリズムリバー姉妹はもとより、蓮子の演奏もよかった
13.90SAM削除
二人組も三人組も仲が良くていいですね。
特にいちゃついてる二人が甘々でたまりません。