Coolier - 新生・東方創想話

「蓬莱山輝夜の難題と五行の関係」 著:パチュリー・ノーレッジ

2009/06/24 03:14:26
最終更新
サイズ
10.11KB
ページ数
1
閲覧数
1449
評価数
5/26
POINT
1090
Rate
8.26

分類タグ

今、私は書庫の奥にあった「竹取物語」を読んでいる。
何か読もうとリリスに頼んで、適当に見繕ってもらった本の中に混ざっていたのを目に留めたのだ。
本物を見たことあるのに、そいつが登場人物として出てくる創作小説を読むのも何か変な気分ねぇ。

「パチュリー様。お茶が入りました」
脇に咲夜が現れ、告げる。
「ありがとう、置いておいてくれる?」
「わかりました。こちらに置いておきますね」
コトリ、と咲夜はソーサーに乗せられたティーカップとスコーンのお皿をサイドテーブルに乗せた。
香りからすると今日のはスタンダードなダージリンね。
……うーん……ふむ。
ちょうどいいわね。確かめてみるか。
「そういえば咲夜。ちょっと聞きたいんだけれど、いい?」
「私がわかる事なら、なんなりと」
私はこの物語を読んで一つ疑問に思った事がある。
そして……私が疑問に思ったものを、あの時に咲夜は実際に見てきている筈。
「結構前の話になっちゃうけど。永夜事変の時の事なんだけどね」
……以前、月が満月にならずに止まったままの日が続いた事があった。
そして夜が終わらず、とうとう夜中に痺れを切らした博麗の巫女が大暴れした。
通称、永夜事変。
最終的にはレミィと咲夜が月を正常な姿に戻したし、実際に夜を止めてたのは私達だったのだけれど。
私も一緒に出ていかなかったのは、月の満ち欠けの異常で魔力が安定しなかったのと、夜を止めるのを手伝うのに精一杯だったから。
あとついでに安定しない魔力のせいで喘息が酷かった。
……あんときゃホントに死ぬかと思った。
閑話休題。
「輝夜のスペルカード、覚えているわよね?」
「五つの難題、ですね。竜の頸の玉、仏の御石の鉢、火鼠の皮衣、燕の子安貝、蓬莱の玉の枝、だったと思います」
ちゃんと覚えてる辺りは流石、瀟洒で完璧を自負するだけの事はあるわね。
……時を止めて思い出す時間を稼いでるかもしれないけど。
「あの時、輝夜の雰囲気などに気になるような点とかなかった?」
私は書物での部分しか輝夜の過去は知らないし、彼女が使ってきたスペルカードそのものは見ていない。
実際に見た咲夜なら何か知っているのかもと、思って聞いてみた。
「うーん……そうですね。戦っている最中、表情自体はとても楽しそうだったとは覚えているのですが……微妙な違和感がありました」
「……そう。どんな違和感?」
適度な温度で甘く、私好みの味の紅茶を啜りつつ咲夜に続きを促した。
「なんとなく、なのですが。あの瞳の奥に……辛さ、悲しさ、寂しさ、そういったものを無理矢理隠している……そんな違和感です」
……やはりそうか。
「ありがとう、咲夜。下がって……いいえ、もう一つお願いしていい?」
「はい。私のできる事なら、なんなりと」
「私が出てくるまで、図書館には小悪魔以外誰も近づけないでくれる? ……特にあの黒白」
あいつが来るともう事後処理で仕事どころじゃなくなるのよね。こういう時は物凄く鬱陶しいわ……。
集中力が途切れると、書の執筆というものは完成度が落ちてしまう。
「わかりました。美鈴だけでは心許ないので私も警備に回ります」
……美鈴は強いのだけど、戦闘スタイルが魔理沙とは相性悪すぎるのよね。
ついでに咲夜とも相性悪いわね……でも咲夜のは流石に私も卑怯だと思う。
「……でも宜しいのですか?」
……ああ、そうね。咲夜の言いたい事はすぐ判った。
「レミィはいつもの事だから判ってると思うし、フランも最近大人しいから大丈夫だと思うわ」
「わかりました」
「それじゃ、任せたわよ」
「はい。あの……新しい魔法の研究か何かですか?」
「いいえ。ちょっとした考察書の執筆よ」

----------

「蓬莱山輝夜の難題と五行の関係」 著:パチュリー・ノーレッジ

蓬莱山輝夜が出した五つの難題についてふと思った事をここに記してみる事にした。
あくまで私の仮説ではあるが、それなりの根拠はある。

まず五行の概念を簡単にここに纏める。

木は火を生み、金に殺される。
火は土を生み、水に殺される。
土は金を生み、木に殺される。
金は水を生み、火に殺される。
水は木を生み、土に殺される。

次に蓬莱山輝夜のスペルカードと五行においてどの属性に分類されうるものなのかを次に記す。
付記として竹取物語のエピソードと私の考察も書いておく。

難題その1「竜の頸の玉 -五色の弾丸-」
属性:木
龍が巻き起こした雷を伴った暴風雨。風雷は五行では木とされる。
龍は神の化身と呼ばれる。輪廻転生は神の所業。それに干渉するための必要な材料の一つなのではないか。
有力な武家の出身である大伴御行なら、龍を倒し、その頸の玉を持ってきてくれると期待したのではないか。

難題その2「仏の御石の鉢 -砕けぬ意思-」
属性:火
どれだけ古くても光を持つ。光るのは一定の熱を持つからではないか。
これを難題の一つとして出したのは、一定の熱を持った器がないといけない理由があったのではないか。
多治比嶋が遠い天竺に行く事を諦めなければ、可能性として手に入ったものでもあったはず。

難題その3「火鼠の皮衣 -焦れぬ心-」
属性:土
火鼠とはサラマンダーの事である。
五行の概念では火は土を生む。
当時南方では石綿がそのサラマンダーの皮として言われていた事実がある。
石綿、燃えない土の事。
また八雲紫に聞いた話では、その石綿は外の世界では有害物質として現在問題になっているそうだ。
毒と薬は表裏一体である。その石綿は何らかの薬の材料だったのではないか。
余談だが、忍耐は大地の心。手を抜き、功を急いた為に騙された阿部御主人。
あの悪女は人の性格を見抜くのが上手いのかもしれない。

難題その4「燕の子安貝 -永命線-」
属性:金
貝は海にある。
海は水。水から生まれる貝は金。
また、貨幣の代わりとして貝殻が使われたこともある。
そして燕が産む金……つまりその糞。
漢方薬の中には動物の糞が材料として使われる物がある。
燕の糞を掴んだ石上麻呂の行動は実は正解だったのではないか。
和歌を送った輝夜は、「貴方はちゃんと正しく難題を解いてくれている、それに気づいて欲しい」と暗に言っていたのではないか。

難題その5「蓬莱の玉の枝 -虹色の弾幕-」
属性:水
輝夜が出した難題の中で一番難しいと言われたもの。
東の海にあるとされる蓬莱山に生える、金銀財宝でできた木の枝。
海は水。また時間は水の流れに例えられる。
時に干渉する為の材料がこの宝物なのではないか。
だから一番手に入れられる可能性の高い、藤原不比等に出した難題なのではないか。
余談だが、妹紅の属性は火。
輝夜は藤原不比等に恥をかかせた。
つまり藤原の灯(火)を水で殺してしまったから、妹紅の心に火がついたのではないか。
そう考えると納得がいく部分がある。

さて、ここからが一番重要な考察になる。

五行は自然と生命の流れ、そして生命の流れは輪廻転生の流れ。
その流れを固定する、つまり永遠にする事で不変のものとなる。
人が不変となれば不死となる。
つまり、この五行を司る五つの宝物を利用して作った薬に、輝夜が永遠の力を込めれば……。
禁薬「蓬莱の薬」が生み出されるのではないか。
地上にこれらが存在するのが判れば地上でも蓬莱の薬をまた作れる。
輝夜たちは不死なため、何度もこれを繰り返せば蓬莱の薬をまた作る材料が取れる。
永遠を生き抜く仲間を持つためにいくつも薬を作りたい。
そんな願いを託した五つの難題だったのではないか。

----------

「ふぅ」
とりあえず、これで半分。
もしかしたらと考えを纏めたら私の中で信憑性が増してきた。
……でもまぁ、幻想郷ならこの五つの材料は割りと簡単に揃うかもしれないわね。
蓬莱の薬の詳細レシピは八意永琳にしかわからないだろうけど。
ま……そもそも私はそんな薬に興味はないけど。

それほど長い考察文ではないけど、一気に書き上げた所為か少し疲れちゃったわね。
休憩も兼ねてレミィとお茶でもしようかしら。
すっかり冷めてしまった、咲夜の入れてくれた紅茶を飲む。
「あら、さっきよりも美味しいわね」
冷めたらさらに美味しくなっていた咲夜のお茶。
私が一仕事をしようとしていたのを察していたのかしら。
流石、瀟洒で完璧を自負するだけあるわね。
リリスもここまで上手くできるといいんだけど。
こういう事はどうやっても咲夜には勝てないのよね。
……実は時間を止めて何度も納得行くまで淹れ直してたりして。
なんてね。



さて、と。
ここで軽く推理してみようかな。

よーするにあの蓬莱ニートが、同じ蓬莱の薬を飲んていた妹紅にやたらちょっかい出すのは……。
<寂しいから構ってもこたん!>
……とか心の中で思っているのではないかしら。

まぁ、私だって捨食の魔法を使って永い時間を生きてきたけど。
「紫もやし」なんてからかわれる程の引き篭もりだけど。
レミィと言う親友がいる。
魔法の研究や本の執筆と言う生き甲斐がある。
正直あまり嬉しくはないけど……招いてもいないはずの、うるさい来客も良くある。
少なくとも寂しさを感じたり、退屈はしていないわね。

けれども、あの悪女は……いえ、あの子は。
千年以上も隠れていなくてはならなかった、その間、八意永琳以外には頼る相手が居なかった。
けどその永琳とは友人と言うより親子に近い関係。
少なくとも完全に同じ目線で話せる相手ではなかった様にも思える。
妖怪兎たちも居たが彼女らはあくまで輝夜のペット。
心を癒しはできても、永琳同様に同じ目線で話せる相手ではなかったのだろう。
不死ゆえの孤独。
それが永い間続いた。

話が前後してしまうけど。
あんなに月に帰りたくないといいながら。
輝夜が結婚したくないからと、あんな難題を出したのは……。
五人の求婚者全員に手分けして蓬莱の薬の材料を用意してもらい、蓬莱の薬を作り、それを彼らに飲んで貰いたかったのかもしれない。
輝夜は孤独を癒してさえくれれば、五人全員の妻となっても構わないと思っていたのかも。
……でも、流石にそれは仮にも月の姫としての存在である彼女のプライドがそれを許さなかった。
だから、自分を受け止められる様な男かどうか試した。
だが、現実にはそんな器の男は居なかった。
いや、一人だけ居たわね。石上麻呂って人。
お話の通りの人なら結構良い人っぽいし、輝夜もわりとその気だったんじゃないかしら。
仮説通りなら石上麻呂は彼女の為なら他全ての宝物を用意しようとしたかもしれない。
蓬莱の薬を飲む覚悟ができるかどうかは別だけど。

まったく、本当大した捻くれ者だわ。
最近は世間じゃそう言うのをツンデレとか言うって紫が言ってたわね。
輝夜って実は妹紅の事、本当は物凄く好きなんじゃない?
素直になれないから意地悪をする。
全く……いい歳して、小さな男の子と同じじゃない。
要するに永遠の子供なのねあの子は。

……このレポート、私の意見も添えてあの蓬莱ニートに送りつけてやろうかしら。
結構面白い反応するかもしれないわね。

あら。休憩挟むまでもなく、ちょっと考えるだけで結論が出ちゃったわ。
じゃあ、後はこれらを残りのページに……。

……………………。

………………。

…………。

……よしっ、完成!

……ふぅ。終わったーぁ。

……なんか、さすがに肩こったわね。
しかも胸が重くて重心がずれるから余計に。
そういえば前に同じことを咲夜と美鈴と三人で愚痴ってて、お子様体型のレミィにキレられたっけ。
あの時はちょっと面白かった。
ああ、一応言っておくけど。
咲夜の胸は本物よ?
……って、私誰に言ってるんだろ。
ま、前に一緒に温泉に入ったときに思いっきり揉ませて貰ったわ。
女の子同士のお約束ってやつね。
綺麗な形な上に結構大きいし……やわらかかったわねぇ。
美巨乳ってやつかしら。
胸まで完璧で瀟洒。どこまで凄いのかしらあの子。
あと美鈴のはちょっと筋肉質で硬いのよねぇ……。
……って、おっぱいの話なんて考えてる場合じゃなかったわ。

「リリスー。ちょっと肩揉んで頂戴」
「あ、はーい。わかりましたー」

……よく考えてみると。
この五行と輝夜の能力を逆利用すれば蓬莱の薬殺しが作れるかもしれないわね。
精霊学としてもこういうのは研究の価値があるわ。
次の研究の題材にしようかな。

「ありがとうリリス、もういいわ。ちょっとレミィのところ行ってくるわね」
「あ、はい。いってらっしゃいませ、パチュリー様」

END
ども、皆さんはじめまして。
こんな堅苦しいタイトルの話を最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
今回の考察レポート形式のSSはいかがだったでしょうか。

この話、最初は東方SSを書くために設定を深く理解しようと、ただの考察を纏めただけのテキストファイルメモでした。
でも、考察を続けるうちに気がついたことがあって。
永夜返しを除けば輝夜のスペカって5種類じゃないですか。
で、なんかパチュリーさんの得意な五行に似てる部分を感じたんですね。
玉の枝(木)、火鼠、御石(石≒土)、頸の珠(宝石≒金)、永(水)命線、という感じです。
結局属性の結論は変わりましたが。
ちなみにスペカ順に木火土金水の順になったのは本気で偶然です。
実は神主はここまで考えてたのなら、恐ろしい人ですよね……良い意味で。

それで、原作の竹取物語について情報収集したら、考察が作中のレポートの様な感じに纏まって。
(その時に利用させて頂いたサイト様、ありがとうございます)
んで。
折角五行の話なんだからパチュリーさんとも絡めてみようかなと思いまして。
同じ引き籠もり属性でもありますし。(笑)
SS作家共通の能力である「幻想郷のみんなを自由自在に操る程度の能力」で、こっそりパチュリーさんを操り代筆してもらい、この様なSSに仕上げました。

これで姫様が図書館に通うような感じになってくれたらなーとか。
ぐーやとぱっちぇさんが楽しそうに話す光景とか。
色々妄想は広がりますが、とりあえず「そこまでよ!」って事にしておきます。
ていうか、作中思いっきり「そこまでよ!」っぽい事考えさせてましたね。
抑止役のあんたがそんなんでどうする、と。
三人が仲良くおっぱいの揉み合いしてたのは、なんか女子校みたいなノリですかね。

あと。
実際のスペカではサラマンダーシールドとかは炎の弾幕だったとか、永夜エンディングとの矛盾とか。
咲夜さんやパチェはこんな性格じゃないとか、小悪魔の便宜上の名前は「リトル」か「こぁ」だとか。
パチェのお茶汲みはこぁ以外あり得ないとか。
原作設定や皆さんの脳内設定との違う部分があるかもしれない所はその……大目に見てください。
僕は小悪魔の便宜名に「リリス」を推します。

それでは、また次の作品でお会いしましょう。
ありがとうございました。
水鏡沙夜
saya_and_reisen「@あっとまーく」live.jp
簡易評価

点数のボタンをクリックしコメントなしで評価します。

コメント



0.710簡易評価
1.80名前が無い程度の能力削除
ふむふむなるほど
2.70名前が無い程度の能力削除
パチェはそもそも魔女だから…捨食の魔法は必要ないねんで。
5.80名前が無い程度の能力削除
パチェさ~ん!確かに同一視する事はあるけど、難題の火鼠は西洋のサラマンダーでなく中国の火鼠(カソ)の事じゃなかったっけ~!?
11.無評価水鏡沙夜削除
コメどうもです。
まだちゃん設定を把握しきれてなかったみたいで面目ないです。
最初から魔女なら捨食の魔法は要らなかったんですね。
求聞史記の記述にあるアリスの場合と混同してしまいました。
火鼠に関してのパチェさんの勘違いは僕の調査不足のせいです、ごめんなさい。
勝手に代筆させたのは僕なので、パチェさんは全く悪くないです。
ハード以上の時の「サラマンダーシールド」のスペカからそう思ったものだったので。
一番考察したかったのは蓬莱殺しの作り方なので、次回はそれの考察か、姫様と永琳さんのリアクション+妹紅との関係改善方法の模索SSになると思います。
砕けた関係のぐやぱちぇSSも心惹かれますねー。
どうもでした。
14.70名前が無い程度の能力削除
なんというキバヤシ。
16.80名前が無い程度の能力削除
まあ、幻想郷の最高神ともいわれる龍を一介の人間が倒せるものかはおいといて、結構面白いですね。

輝夜の今持っている五つの難題の中、他のものは偽物だけど唯一つ「蓬莱の玉の枝」だけは本物だそうですが、この辺も妹紅の恥云々と関係があるのでしょうね。
藤原不比等が持って帰れたかどうかはわかりませんが。
21.無評価水鏡沙夜削除
ああ、言われてみればまんまキバヤシですね。
NMR(ノーレッジ・ミステリー・ルポルタージュ)シリーズとしてやってみるのも一興かも。

幻想郷では龍神様は最高神ですが、月や昔の日本ではそこまで強いかもわからないので。
狙うべきは若い龍で、龍神様じゃなくてもOKとか。
まぁ、龍の頸の玉にも種類はあると思うので。
他の入手方法もあったかもしれませんし。
そこら辺はキバヤシ沙夜の得意なこじつけです(笑)
スペカ属性も推理もみんな結局こじつけですからね。
輝夜の一番得意なスペルが「蓬莱の玉の枝」から、仮に属性が水とすると。
属性が火の妹紅はいくら頑張っても輝夜の掌の上で踊らされ続ける、そんな感じもします。
輝夜と妹紅の因縁に終止符を打って、仲良くなって貰いたいそんな思いを込めたSSの序章です。
まぁ、永遠に殺し合っててもいいんですが、それだと二人のファンとしてはやっぱり悲しいじゃないですか。
二人は一度和解すれば、お互いよき理解者になると思うんです。
輝夜が唯一同じ目線で語り合える相手は、妹紅以外しかいないんじゃないかな、と。
三人を蓬莱人の苦しみから解放してあげたい、まぁ、そんな思い上がりから生まれたSSですけどね。

ところで、行間はある程度空けた方が読み易いのでしょうか?
その方が良ければ、次からそうしたいと思います。
25.無評価名前が無い程度の能力削除
文体に癖があるように思えますね。
ちょっと読みにくかったです