Coolier - 新生・東方創想話

雨降りの日が好きになる話

2013/03/31 18:16:08
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◆ 雨降りの日が好きになる話 ◆

障子を開いて天候を確認する。
今日の天気は雨だ。昨日も雨。一昨日も雨だった気がする。最近はずっと雨だ。発達した梅雨前線は幻想郷の上空に留まり、遠い山の稜線から庭に生けてある松の葉先まで、庭先から望める風景のすべてを濡らし続けていた。

梅雨の時期とはいえ、こうも雨が続くと気が滅入る。
そもそも私は雨がそれほど好きではない。紫様の式神として、家事の一切を受け持っている私としては、洗濯物の部屋干しを避けたいのだが、あいにく天候がそれを許してくれない。目の前の洗濯物の山を見る。待てども待てども太陽が一向に姿を現さないせいで出来た、無残な山。コレが雨を好まない理由。もう一つの理由が、雨を見ると昔を思い出してしまうこと。昔を思い出し、感傷的な気分になることがたまにあるのだ。

開け放った障子を通して、部屋のこもった空気が抜けていき、代わりに雨の日に特有の湿っぽい空気が入り込む。ふと縁側の方に視線を向けると、橙が外を見ながらため息を吐いていた。

「あ、藍様。おはようございます」

「おはよう、橙。 ため息なんか吐いて、どうかしたのかい? 」

「今日は雨です。チルノちゃんたちと遊びに行く約束していたのですが、 この雨ではお留番になりそうです」
そう言って、帽子の脇から飛び出ている耳をションボリと垂れさせた。

橙は雨が苦手だ。というより水が弱点だ。橙には私の式神が憑いているが、その式神はずぶ濡れになると外れてしまう。そのため、濡れることを嫌がる。雨もしかり。遊びに行けないことが悔しいのだろう。

「心配しなくても大丈夫、もう小半時もすれば雨は止むから」
私の言葉に、橙の耳がピクンッと反応する。

「本当ですか?」

「本当、雨雲の動き見れば分かるよ」

それを聞くと橙は軒下まで移動し、空を見上げた。私の言葉通りに雨雲の動きを追っているようだ。なにやら難しそうな顔をしている。出し抜けに吹いた風が、軒先から滴る水滴を橙の鼻頭に直撃させた。「ぎにゃっ」と小さく唸る。

「藍様、どの雲の動きを見れば分かるのですか?」

「あー、少し説明が悪かったね。ただ雨雲を眺めるだけじゃなくて、雨の空気を全身で感じ取ることが重要なんだ。風向きとか気圧とか。そういうもの感じ取っていると、少しずつ雨降りの気持ちって言うものが理解出来るようになる」

「雨降りの気持ち……、ですか?」

「そう、雨降りの気持ち。この雨雲はどの方角に行こうとしているとか、この雨は元気が無いからもうすぐ止むだろう、とかね。でもこれは一朝一夕で身につく技術じゃあ無い。天候予測は難しいから経験で覚えるしかない。色々な雨を見て、色々な雨を感じて、少しずつ天候予測の精度を高めることが重要なんだ」

「私も出来るようになりますか?」

私は頷く。
「橙も私のように妖獣に分類される妖怪だから、空気の変化には敏感なはずだよ。今はまだ難しいかも知れないけど、雨を観察して経験を詰めば、おのずと出来るようになるよ」

「うーん、何だか難しそうです」

「そんなに肩肘を張らなくてもいいんだ。なんとなく雨を眺めていれば、なんとなく理解が出るようになるものだから」

私は縁側に腰掛け、ほらっと手招きして橙を呼ぶ。
「天候予測の基本は雨の観察。私も付き合うから雨景色を楽しもうか」

橙は返事をすると、私の隣に座り、雨景色を眺めはじめた。私のお誘いに気を良くしたのか、地面に届かない足をプラプラさせている。

外に視線を向ける。
雨は小降り。風は出ていない。そのため、降り注ぐ水滴たちはまっすぐに地表に着地し、水たまりに波紋を描く。軒先から零れ落ちる水滴の音がやけに大きく感じる。子守唄のような雨だ。

橙に雨の理解はまだ早すぎると思ったが、何しろ経験が物を言う技術だ。今から練習しておくのも悪くない。特に橙は雨が弱点なため、このような技術の取得は優先事項なのだ。ふと、自分の頬が緩んでいることに気づく。橙の成長の考えていると思わず頬がほころんでしまう私は、紫様が指摘するように、親バカなのかもしれない。

橙が口を開く
「ねぇ、藍様」

軒先から水が滴る。――ぽたり、ぽたり、ぽたり。

「ん? 何だ」

――ぽたり、ぽたり、ぽたり。

「何か……、つまんないですね」

――ぽとん。

どうやら、橙にとって雨の理解はまだ早すぎたらしい、飽きたようだ。

「私は好きよ。こういう風に、雨景色を楽しむこと」
紫様の声。
横からの声に振り向くと、橙の隣に私の主人が座っていた。前触れもなく姿を現すのはいつものことだ。どこから取り出したのか、両手に湯呑をもっている。

「何か素敵なことでもありましたか?」
そう言いながら、湯呑を受け取る。中身はお茶のようだ。紫様がこうやって気を使ってくれることは珍しい。機嫌がいいのかもしれない。

「光の三妖精の所に行っていたの。サニーミルクって名前の元気な子がいてね、仲良くなれたわ」
紫様はもう片方の湯呑を橙に渡している。

光の三妖精といえば、博麗神社で時おり見かける三人組の妖精たちのことだろう。三人の姿を思い浮かべ、紫様との関係性を見出そうとしたが、思い当たる節は無かった。

「紫様は、雨がお好きなんですか?」
橙が質問する。

「ええ、好きよ。橙は雨が嫌い?」

「あまり好きじゃないです。お外で遊んでいるほうが楽しいですし」

紫様は自分の湯呑をスキマから取り出し、お茶を少しすする。
「橙は雨降りの気持ちを理解しようとして、雨を眺めているのよね?」

橙が頷く。

「それなら、『あまり好きじゃない』なんて言うのは良くないわ。雨も人や妖怪と同じように生きているの。相手を理解しようとするなら、相手を好きになることが一番の方法ね。雨に対する抵抗感を持ったままでは、理解できるものも理解できなくなってしまうわ。……そうよね、藍?」

「その通りですね」
紫様の言う通りだ。ついでに、橙の雨嫌いを治すきっかけになるかも知れない。

「だからね、橙も雨の日を好きになれば、藍のように天候の予測が得意になるかもしれないわ」

橙は一呼吸ほど考えた後、妙に納得した表情になった。
「なるほど! 藍様が天候の予測が得意な理由は、雨の日が好きだからなんですね?」

橙の質問に少し戸惑った。私自身、雨はそれほど好きではない。だが雨を好きになる必要性を説いた本人が雨嫌いというのは、説得力の無いことこの上ないため、「ノー」とは言いにくい。橙の無邪気な笑顔がまぶしく感じる。

「その通りだ、私は雨が好きだからな」

嘘をついた。この嘘は橙のためなんだ、と自分自身に言い訳をした。紫様には嘘が即座にバレたようで、クスクスと忍び笑いをしている。ばつの悪い気持ちを誤魔化すようにお茶をすすった。舌の上に広がるほのかな苦味が、気分を落ち着かせてくれる。

「どうすれば雨の日が好きになれますか?」

「そうねぇ、雨を好きになるには、まず雨を知らなければいけないわね。だから、雨にまつわる話でもしましょうか。きっと、話が終わる頃には雨が好きになっているわ」

橙が元気よく返事をした。
私も返事をしようとしたところ、紫様と目が合った。なにやら挑戦的な笑みをしている。私はこの表情を良く知っている。何かを企んでいて、企んでいることを私にアピールする時の表情だ。「今から面白いことをやるから、括目していなさい」そんな表情。橙が雨を好きなるような秘策でもあるのだろうか。

紫様が話始める
「まず、雨と一口に言っても様々な呼び名があるの。たとえば春の雨をひとつとっても、春時雨、春驟雨、育花雨、紅雨、膏雨、桜雨、菜種梅雨なんてものがあるわね。雨は昔から人々の生活に深く浸透し、親しまれてきた証拠ね。その関係は歌という形でも残っていて、当時の雨に対する心情を汲み取ることも出来るわ。
――村雨の露もまだひぬ槙の葉に霧立ち上る秋の夕暮れ――
何百年も昔の歌であっても、歌い手の気持ちが理解できるということは幸せなことね」

お茶を一口すする。

「雨の語源には『天(あめ)』とする説と『天水(あまみづ)』とする説とがあるの。どちらにしても、水田や山林など生活に深く関係している雨は、草木を潤す水神として考えられていた歴史があるわ。だから、雨を好きになれとは言わないまでも、本来なら感謝するべきものなの」

一呼吸。橙は熱心に話しを聴いている。

「夜目遠目笠の内、と言うことわざがあってね――」

紫様の話は続く。
話を聴きながら、昔のことを思い出していた。そういえば、ずいぶんと昔にも同じような体験をした覚えがある。紫様の声に耳を傾ける。その声は一本の糸となって、私の記憶の中から、ある雨の日の記憶を手繰り寄せた。


当時、私はひどく荒んでいた。
私の愛した国は滅び、私が愛した家族とも言える者はみな死んだ。自暴自棄になり、人里で暴れまわっていたところを八雲紫に取り押さえられた。
式神として八雲紫に仕える以前の話だ。

その日は雨が降っていた。
私は妖力のほとんどを封印された代わりに、家の中を自由に歩き回ることが許されていた。掃除・洗濯・食事の仕度がこの家での私の仕事だった。まるで召使だ。逃げ出そうとしたこともあったが、敷地には結界が張ってあった。家事を一通り終えて、することがなくなってしまった私は、手持ち無沙汰のまま縁側に腰掛けて、ただボーと雨を眺めていた。

「あなたは雨が嫌いなのかしら」
八雲紫が突然現れる。

「嫌いじゃない。が、これと言って好きという訳でもない」
可能な限り無愛想に言った。話す気は無いという意思表示だ。しかも、この言葉は嘘だ。私は雨が嫌いだった。それは私にとって、六道世界のすべてを輪廻してきても変わらない事実だった。
――ある雨の日に、私が愛した国は、私のせいで滅んだ。
雨を嫌いになる理由はこれだけで十分だった。

そんな私の態度をまるで気にしない様子で、八雲紫は飄々とした口調で会話を続けた。
「雨にまつわる話でもしましょうか。きっと、話が終わる頃には雨が好きになっているわ」

私が無言でいると、勝手に話始めた。
それは『雨にまつわる話』より『雨に関する講義』に近いものだった。まず雨の名の由来を解説し、雨の歴史を説明し、雨と文化の関係について言及した。雨雲が生成される原理を分析し、空中エアロゾルの濃度増加とその危険性について考察し、小野小町が和歌を詠んで雨を降らせたという伝説を講釈した。雨乞いの方法。気圧と気団の関係。エルニーニョ現象。とにかく雨に関する話を喋りに喋った。私はずっと黙っていた。そして、小一時間ほどたった後、急に話を止め「飽きたわ」と言ってどこかへ行ってしまった。それが最初の『講義』だった。

それからというもの、雨の日になると『講義』は再開された。八雲紫がひたすらに喋り、私はひたすらに聴く、そして最後に「飽きたわ」と言う。そうやって『講義』は何回も繰り返された。中には一晩中喋り続けたこともあった。一晩中喋り続けた後に八雲紫が言った「飽きたわ」の声は少しかれていた。最初のうちは雨の日のたびに『講義』が行われていたが、次第にその頻度は少なくなっていった。

もちろん、そんな『講義』で私の雨嫌いが改善されることは無かった。うんざりする程の雨の知識を聞かされても、私の感情はピクリとも動かなかった。ただ、耳障りな雨音を紛らわすにはちょうどいい雑音になった。それだけは感謝した。

それからしばらくして、私は八雲紫の式神として仕えることとなった。その頃になると、『講義』の習慣はなくなり、『講義』の存在は忘れられるようになった。

国の滅亡という現実を直視出来るようになるには、さらに長い年月を必要とした。


意識を"現在"に戻す。紫様の話はまだ続いている。

私は昔を思い出し、時の流れというものに感謝した。今では、過去は過去のモノとして割り切ることが出来るようになった。国を失い自暴自棄になっていた私も、今では紫様の下でつつましく暮らしている。過去を忘れたわけではないが、あの頃の私を縛り付けていた強い感情は、今はもう無い。雨を毛嫌いすることもなくなった。ただ、雨を見ると過去を思い出し、感傷的な気分になってしまう時がたまにあるだけだ。

「あらっ、雨が止んだようね」
紫様はそう言って自分の湯呑をスキマの中にしまう。話は終わりという合図だ。私が思い出にふけっている間に雨は止んだようだ。空を仰ぐと雲の間から青空も見える。

「橙はこの後、氷精たちと遊び行く約束があるんじゃなかったかしら?」

「そうです! 遊びに行けます」
橙は庭に飛び出し、両手を天に向かって広げ、雨が降っていないことを確認した。
「藍様! 藍様の言うとおり雨が止みました!」

庭ではしゃぐ橙を見て思わず笑みがこぼれる。
「橙は紫様の話をきいて雨が好きになれそうかい?」

「紫様の話はムズかしくてよく理解できなかったですけど、雨が大切だってことは分かりました」

私は紫様だけに聞こえる程度に声を抑える。
「どうやら橙は雨を好きになってくれなかったようですね」

「あらっ、私の話はまだ終わっていないわ」
紫様はそう言って、橙を呼ぶ。

「橙、聞いて。言い忘れていた雨の魅力を一つ教えてあげるわ」
ほらっと言って指を指す。
私と橙は紫様の指差す方向を向く。

虹だ。
「にじーーーーーーーー!!」
橙が叫ぶ。

そこには、大空に羽ばたくように広がった巨大な虹のアーチがあった。雨雲の切れ間から差し込む光を受け、七色に輝きながら、私たちを見下ろしている。ため息が漏れる。雨上がりの澄んだ空気の中に突如として現れたそれは、虹の語源である龍と呼ぶにふさわしい壮麗さがあった。

「紫様っ、藍様っ、すごいです、 おっきい虹です!」
橙は大喜びで庭を駆け回っている。

「紫様、コレはどういう……?」

「雨の日もまんざら悪くないでしょう?」
紫様はフフッと微笑んでいる
「コレでも色々と考えたのよ。いつまでたっても雨の日が好きになりそうに無い頑固者に心変わりしてもらう方法をね。橙のことで頭いっぱいの親バカさんのことだから、橙が喜ぶ顔が見られれば、雨に対する考えを改めてもらえると思ったのだけれど。気に入ってもらえたかしら?」

私は紫様の意図に気づく。
チラリと、虹景色の下ではしゃぎ回っている橙を見る。
ああ、悪くない。
紫様、あなたもきっと親バカ野郎だ。

「ええ、雨の日も悪くないですね。こんな素敵な光景が見られるかもしれないと考えたら、雨の日が楽しみになってしまいそうです」

紫様は満面のしたり顔だ。
「それが聞けて嬉しいわ。これで私の『雨にまつわる話』はおしまいね」

「もう、『飽きたわ』とは言わないのですね」

「不満?」

「いいえ。嬉しいです」

「私もよ。嬉しいわ」

私にはもう『講義』は必要ない。私にも紫様にもそれが分かっていた。少し寂しく感じたが、それが逆に嬉しくも感じた。

「ところで、どうやって虹を出したのですか?」

「光の三妖精の一人のサニーミルクって子と仲良くなれたって最初に言ったでしょう?」

私は彼女の能力に気づく
「なるほど、『光を屈折させる程度の能力』」

「ご名答。雨上がりなら朝飯前だって言っていたわ。なるべく大きな虹になるように頼んでいたのだけれど、あれだけ立派な虹が掛かるとは思わなかったわ。妖精の力も侮れないわね」

「それと、もう一つ。紫様は雨が止んだ時に『氷精たちと遊び行く約束があるんじゃなかったかしら?』と橙に問いかけました。私がそれを橙から訊いた時には、まだ紫様はいらっしゃらなかったはずですが、どうやって知ったのですか?」

「ねえ、藍。賢者は何でも知っているから賢者と呼ばれるそうよ」

真面目に答える気はなさそうだ。大方、私と橙の会話をスキマから覗いていて、計画を実行するために会話に入る瞬間を探っていたのだろう。そんな賢者の姿を想像すると、微笑ましい光景に思える。

「ほかに質問はあるかしら?」

「無いです」

紫様は満足げな表情だ。まったく、この賢者と話していると掌の上で遊ばれているような気分になる。それでも居心地の良い気分になるから不思議だ。庭の方に目を向ける。空には雄大な虹が掛かっていて、その下で橙がヒマワリのような笑顔を振りまいている。ふいに胸の奥が温かくなるのを感じた。私は幸せなのかもしれない。

次の雨の日には、この光景を思い出そうと思った。
これまで、雨の日になると過去を思い出し感傷的になることがあった。だがこれからは違う。今日という日を思い出すことにしよう。そう思った。

「ねえ、藍」
紫様が呼ぶ。紫様は心底楽しそうな表情で橙の声マネをした。
「『藍様が天候の予測が得意な理由は、雨の日が好きだからなんですね?』」

先ほど橙に訊かれた質問だ。
あの時はとっさに嘘をついてしまった。でも今回は違う、嘘をついた時とまったく同じ回答を、今度は正直な気持ちで答えることが出来る。過去はもう過去のモノだ、今はこの日常を大切にしよう。

「その通りだ、私は雨が好きだからな」
読了お疲れ様でした。そしてありがとうございます。

橙が雨を好きになる話だと思わせておいて、実は藍が雨を好きになる話。
そのような構図になるように意識して書いたのですが、なかなか上手くいかないものです。
自分で読み返してみると、なんだか意味が分からないという事態に陥り、色々と修正。
そんなこんなで完成した本作です。
それでも、注意深く読まなければ意味不明になる本作。
小説を書く難しさを身を持って知りました。

次からはもっとシンプルに書けるよう精進いたします。
ありがとうございました。
三回転ひねり
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コメント



0.1040簡易評価
2.無評価楼花泥凡削除
雨降りの日「を」好きになる話、では無いですか?
3.100もんてまん削除
いい雰囲気のお話でした。
自分は、雨がザーっと降るあの音を室内で聞くのが大好きです。
4.100あひる削除
やはり八雲一家は素晴らしいですね。
ほんわかした空気感が伝わってきて、なんだか次の雨が待ち遠しくなってきました。
11.100名前が無い程度の能力削除
じつに素敵な八雲一家でした
13.90名前が無い程度の能力削除
ちょっとだけ雨を好きになれた
18.100名前が無い程度の能力削除
やはり、歳の数だけ嫌いなものが減って好きなものが増えてくんでしょうねぇ(紫様は少女)。素晴らしい八雲一家でした。
20.100名前が無い程度の能力削除
「飽きたわ」なんて言ってたのは藍が無反応だったからなのかなw

相手を楽しませたり喜ばせたりするのに一生懸命な紫が好きです。
きっとサニーミルクに話を持ち掛けたときもサニーが面白がるような誘い方したんだろうなあ、と自然に想像させられます。
とても和むいいお話でした。
23.100名前が無い程度の能力削除
好きだぜこういうの
25.100非現実世界に棲む者削除
私も紫様の雨にまつわる「講義」を聞きたいです。
実にほんわかとした八雲一家の日常でした。
26.70奇声を発する程度の能力削除
素敵でした
27.903削除
作者様の意図通りに書かれていたと思います。なるほど。
良いお話でした。
29.100名前が無い程度の能力削除
雰囲気が好きです
32.90名前が無い程度の能力削除
当時何故自分がこの作品に気付かなかったのかが悔やまれます。
温かくて心がほっこりするようなお話でした。
八雲一家も、おそらくは得意満面な顔で特大の虹を作ったであろう三月精も可愛いですねぇ。