Coolier - 新生・東方創想話

仮題 『66兆2000億』

2008/10/14 03:07:38
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前書き
この作品は前作『アイドル』(プチ作品集32)と世界観を共有していますが、
読んでいなくてもまったく問題はありません。
読んでやろうじゃないかという方。あちらは百合作品なので注意をしてください。
もし読んでいてなおかつ内容を覚えている方はおまけが少しだけおもしろく・・・なったらいいのになぁ











































旧都の灯りは華やかにそして艶やかに。

忌み嫌われし異形の者達の宴は終わらない。





















(例えばお伽噺にでてくるような)























ここは昼下がりの博麗神社。その縁側には人間2人と妖怪1人。
霧雨魔理沙、博麗霊夢、八雲紫の3人である。
暢気におしゃべりしながらお茶を飲んでいるその姿はもはや日常。

そこに忍びよる謎の影があった。

「やっほー霊夢ー」
「なんだ萃香じゃない ん? もう一人は・・・」
「あらあらこれは珍しいお客さんですわね」

一人は「小さな百鬼夜行」こと伊吹萃香。鬼である。
そしてその後ろからついてきたもう一つの影は、

「霧雨魔理沙がここにいるって聞いてきたんだがね」
「あー? 魔理沙さんならここにいるが、お前が私になんの用だ」

額よりそびえる真紅の角。それに描かれた星の紋様。
同じ鬼でも萃香と比べるとはるかに長身。
「語られる怪力乱神」地底の鬼、星熊勇儀その人だ。

「霧雨魔理沙、あんたを攫いにきた」

















ーーーーーーー<おひめさま>ーーーーーーーー











「魔理沙の客か んじゃお茶はいらないわね」
「私は違うよ だからお茶頂戴! あ、お茶請けもお願いねー」
「まあ人攫い ノスタルジックね おめでとう魔理沙」
「というわけだ さあわたしと一緒に旧都に行こうか」

こうして魔理沙は鬼に攫われましたとさ。めでたしめでたし。

The End。








「まて! なんで私が鬼に攫われなきゃいけないんだぜ!?」

さすがにこの展開はないだろう!お伽噺でもこんな理不尽な結末はあるものか!
わたしは勢いよく立ちあがって、先ほどのセリフを言い放ち、庭に仁王立ちしている鬼に詰め寄った。
うぅむ・・・近くよると予想以上の威圧感。
初めて萃香を見た時は鬼はみんな幼女なのかと思っていたが、どうやら違ったらしい。
こいつはデカイ。いろんなところが。何か負けた気がする。
現実とはこうも理不尽なものなのか?

いやいやそうじゃないだろう!
このわけのわからんことを言っている鬼をさっさと追い返さないと不味いことになる気がする。
というか不味いことにしかならないに決まってる。
縁側に座っている私の友人達をふり返って見てみる。
もう1人の鬼はさも当たり前のような顔をしているし、
巫女はすでに興味なさげな表情で饅頭をほうばっている。
スキマは扇子で口元を隠しているが明らかにその目は笑っている。
これから起ころうとしていることが楽しみで仕方がないようだ。

よし。わかった。味方は一人もいないぜ。泣けてくる。
しかしこんな逆境に私は負けたりしないんだぜ!
とりあえずいい案が浮かぶまで時間を稼がなくては。

「ほ、ほらあれだ 何で私を攫いたいんだ? なんか理由があるんだろう!?」
「うん? 理由がいるのかいかい? 鬼は人を攫うもんだ それじゃダメかい?」
「ダメにきまってるだろ! 全然理由になってないぜ」

勇儀はうぅんと首を捻って何やら考えている。
こいつホントに理由なんてなかったのか?
そりゃ鬼は昔ひとを攫ってたって聞いてはいたが・・・冗談じゃない。
みすみす食われてなるものか!

「ふむ・・・じゃあこれでどうだ? 霧雨魔理沙 オマエ、わたしだけのお姫さんになれ」

「・・・なん、だと?」

こいつは何を言っているんだ?私がお姫様だと?
まぁ女の子なら誰しも夢見る時期があるが・・・って私はもうそんな年じゃないぞ!
白馬の王子様とかお城の舞踏会とか憧れてなんかいない。断じていない。本当だぜ!

「わたしは今お姫さんが欲しいんだ だからオマエを攫って自分だけのお姫さんにする
 なあに心配はいらないよ すぐに鬼の酒にも慣れるさ」




「お姫様か、なろうと思ってなれるもんじゃないわね」
「勇儀はこう見えていいやつだから損はないと思うよー」
「まあお姫様 ロマンチックね おめでとう魔理沙」
「話は決まったみたいだね さぁお姫さん、わたしと行こうか」

こうして魔理沙は鬼に攫われてお姫様になりましたとさ。めでたしめでたし。

終劇。





<回想シーン>  

たぶん何年か前の幻想郷。人里に近いとある花畑。  

「おーい こーりーん」

「ん、どこに行ってたんだい」

「これ見てくれ! 花で髪飾り作ってみたんだ」

「シロツメクサの王冠かい? 似合ってると思うよ まるでお姫様みたいだ」

「お姫様?」

「そうお姫様だ」

「そうか、私がお姫様なら・・・こーりんは王子様だな。
 
 私をお嫁さんにするときは白馬で迎えにきてくれよな!」
 
 こないだ本で読んだんだ!」


そして香霖はわずかに微笑んで・・・


「それは無理な相談だよ。だって僕は馬に乗れないし、白馬を借りるアテもないからね」


ギャフン。


<回想シーン終> 








「まてまて!! 勇儀おまえは女だろ!? なんでお姫様なんかほしがるんだよ!?」

お姫様は素敵な王子様に見染められてお城で幸せに暮らしました。がセオリーなはずだ。
お姫様は鬼(しかも女)に攫われて地下で酒びたりの生活をおくりました。
これじゃあんまりだ。私の夢のお姫様像からはかけ離れすg・・・ゲフンゲフン。
と、とにかくだ!なんとか諦めさせないと私の中の色々なものがやばい。

「わたしが女なんてものは関係ないのさ 鬼がお姫さんを欲しがるのは本能みたいなものでさ、 
 そうだろ萃香ー?『ああーん?私はあんまり興味ないねー』・・・なんだ浪漫がないやつだね」
「竹林に行けば本物のお姫様がいるぜ? そいつを攫っていけよ」
「そうなのかい? でもわたしはそいつを知らないしな それにわたしはオマエが欲しいんだ」
「なんで私にそんなにこだわるんだ?」
だんだん頭が痛くなってきた。なにがなんでも私を地下に持って帰りたいらしい。
せめてその理由を教えてくれよ・・・てか初めから攫う理由が知りたかっただけどな・・・。 

「困った奴だな 説明とか理屈とか細々したことはあんまり好きじゃないんだが まぁいいさね
 オマエ こないだ旧都に来た時わたしと勝負して勝っただろう?」

あぁ、この前の冬。私は妖怪の頼みを聞いて地下に降り、旧都とかいう場所で勇儀と弾幕ごっこを
確かにした。そのとき私が勝利して、地霊殿までの道案内をさせたんだったな。
それがどうしたんだ。

「そのときわたしがオマエのことを『気にいった』と言ったのを忘れたかい? 
 わたしは強いやつが好きだ 
 わたしが認める人間なんてそうはいない 
 たいしたやつだよオマエはさ それに・・・」

「!?」

それまで腕を組んでいたはずの勇儀に唐突に頭を触られた。帽子は縁側に置きっぱなしだったから、予想通り
の大きな手が直に髪の毛に触れる。まるでぬいぐるみにするように優しく何度も頭をなでる。
いきなりの行為に驚いた私は勇儀の目を見たまま動けなくなってしまった。

ん? 今一瞬目付きが変わったような・・・ 
どこかでみたことがある目の気がしたが、どこだったか・・・

「・・・オマエは今はちんちくりんだが、何年もしたらきっともっと可愛くになる わたしが言うんだから
 間違いないよ 鬼は嘘が嫌いだからね 強くて可愛いなお姫さん 最高じゃないか 
 鬼冥利に尽きるというもんだ これで文句はないだろ? 
 以上説明終わり さぁ、わたしのモノになれ」
「んが・・・」

声にならない声が出た。
勇儀は頭をなでるのを止めるとまた腕を組んでもとの姿勢にもどっていた。
少しだけ攫われてもいいかなーなんて思ってしまった。まずいぜ。非常にまずいぜ。
慌てて縁側でこちらのやり取りを見学しているだろう3人に視線を移す。
3人が3人ともニヤニヤしながらこっちを見ていた。

よし。わかった。お前等は敵だ。もはや流れる涙はない。
まだだ。まだ負けるわけにいかない。
私を攫いたい理由はわかった。しかしまだ大事なことを聞いていない。

「そ、それで私を攫ったとしてどうするつもりだ? やっぱ食べる・・・のか?」

おそるおそる聞くと、勇儀はポカンとした表情になった。ん? おかしなこと言ったかな? そう思った直後、

「あっはっはっは! オマエそんなことを気にしてたのか! 大事なお姫さんを食べたりなんて
 するわけないだろう?オマエは衣食住なんの心配もすることないよ 
 わたしが大切に『籠って』あげるから」
「か、『かこう』だと!?」

思わず声が裏返ってしまう。

「そうさ それにわたしのお姫さんともなれば旧都で誰もオマエを知らないものはいなくなる」
「勇儀の言うとおりだよ そいつは旧都でかなり有名なやつなのさ 
 飲み屋街でも賭場でも花街でもね まぁいい意味でも悪い意味でもだけど」
「それはお互い様じゃないか 萃香」
「は、はなまちだとう!?」

声がまた裏返った。
花街とか図書館の本の中でしか見たことない単語が飛び交っている。

「そうだ魔理沙、あんた旧都でいちばんの花魁に育ててもらいなよ 勇儀がパトロンについたらなんとかなるかも
 そしたらまた私も花街に遊びに行けるしね あんたの馴染みになってあげる」
「お、おいらんだとうぅ!?」

もう声が表か裏かわからない。無限のインフィニティーボイス。私の声帯はメビウスの輪と化す。

「お姫さんを遊女にするのか? うぅむそれはわたしの『趣味』じゃないんだが・・・まぁ外にいる時はいいか 
 でも変な虫が付かないようにしっかり茶屋に釘をさしておかないといけないな」



「へぇ・・・地下はずいぶんと艶やかなのね」
「道は厳しいけどがんばれー 私のために!」
「まあ遊郭 エロチックね おめでとう魔理沙」
「花魁になるには高い教養と芸事を覚える必要があるんだよね 
 わたしがいろいろ教えてやるから さあ行こうか」

こうして魔理沙は鬼に攫われてお姫様になり、旧都で知らないものはいない超有名遊女になりましたとさ。めでたしめでたし。







数年後。

ここは旧都の花街。

そのとある遊郭。





ちん とん しゃん


しゃなりしゃなり


すっ





「おこんばんわ まりさでありんす」




BGM:さくらさくら~Japanize Dream...
画面が白くフェードアウトしていき・・・






fin.











ってまてーい! ち が う ! 冗談じゃないぞ。これは私のキャラじゃない。 
これはセリフ的にアリスのはずだ。よくわからないがきっとそうだぜ!
あとお姫様設定はどこに行ったんだ!?

なにより私は暗い地下に閉じこもって生きるなんてガラじゃない。
星の海を駆け、銀河を貫く魔砲を放つ、狂おしいまでに眩い恋の魔法使い。
それが霧雨魔理沙だぜ。

それに私はこの鬼のスットンキョーな願望を打ち砕くすべを見つけたぜ。
妖怪の勝手になんてさせないんだぜ!


「ふふふ、残念だったな勇儀 今の幻想郷じゃ人攫いなんて許されないんだぜ
 そうだったな紫!」

「たしかに、そうですわ」

先ほどまでのニヤついた目つきは消え、紫は扇子を閉じ勇儀に視線を合わせる。
その顔はいつのまにか幻想郷の管理者の顔になっている。いつもの胡散臭ささえ感じられない。

「とは言っても、魔理沙の言い分は100点というわけではないけれど、 
 まぁ80点といったところかしらね
 たしかに、今幻想郷で勝手に人攫いをすることは許されることではありません 
 しかしそれはあくまで人里の人間を狙ってはいけないということですわね
 だから妖怪の領域に入ってきてしまった人間を妖怪達がどう扱うか、
 これはわたくしの計り知るところではありません
 それが『わたしくしたち』と『人間達』の暗黙の了解というものです 
 一種の契約と言ってもよいかもしれない
 しかしてそこな魔法使い、霧雨魔理沙は人間ではあるが里の人間ではない
 よって他の妖怪にどうされようがまったく問題はないのです」
「なんだ、問題なしならいいじゃないか」
「ですが、そうやすやすと人攫いを容認わけにはいかないのですわ」
「なぜだ?」
「例え地上と地下の行き来が解放され、地上に鬼が戻ってくることがあったとしても、
 鬼によって再び力ずくで人が攫われるなどという前例が起きてもらっては困るのです
 なぜなら、『あなた達』は他の妖怪より・・・少々、力が強すぎるからです」
「・・・」
「あなたや萃香のように物分かりの良い、礼のある鬼ばかりなら良いのですが、
 中には粗暴の方もいらっしゃいますでしょう?
 一度人攫いが成り立たってしまえば、その様な輩が我も我もと地上に湧き出てくるかもしれない
 そうしたら地上の比較的弱い妖怪たちは委縮してしまうかもしれない 
 また人間達と争いが起きるかもしれない
 いらぬ血が流れることはどうしても避けたいのです
 現在の幻想郷は危ういパワーバランスの上に存在している
 それを壊すのはわたくしの本意ではありません 
 あなたもそれを望みはしないのでしょう?」
「ふむ・・・」

紫の真剣なまなざしを受けて勇儀も何やら思うことがあるようだった。

「わかったよ 萃香からも地上は平和なところと聞いている 
 それに、もうわたし達が住む場所はないってこともさ
 やっかい事は起こしたくない。
 もうお伽噺のようにはいかないんだね 残念だがお姫さんはあきらめるとするよ 
 余計な心配をさせてすまなかったな」

そういって勇儀はすこし寂しそうな顔をして頭をぽりぽりと掻いた。
ここにはもはや鬼が望む世界はない。それはすこしかわいそうな気もするが、
これは私にもどうしようもないからな。

「なにもそんなにがっかりしなくてもいいのですわよ ルールを守ってくれるのなら、
 幻想郷はすべてを受け入れますわ・・・そう、ルールさえ守っていただければね・・・
 あなた、勇儀とかいうお名前でしたね もしその黒白のお姫様をどうしても攫いたいのなら、
 幻想郷のルールに則って人攫いをすればよいのですわ」

また紫の顔つきがかわった。体中から胡散臭さのオーラがでいるのが見えるかのようだ。
そして私の方をみながら二ヤリと笑う。うぅ・・・思わず寒気がする笑い方だぜ・・・。

「幻想郷のルール『スペルカード』による弾幕ごっこで決着をつければよろしいのです。
 そこの黒白あなたも知ってのとおりなかなか実力者 勝てば自由に攫う、
 負ければきっぱりとあきらめる。そういうルールで決闘を申し込めばいいのでは?」

紫はそう言うと「やっぱり長セリフはつかれるわ~」などとのたまいながら再びお茶を啜りはじめた。
一方勇儀には笑顔が戻ってきはじめつつある。

「ほうほう、いいね 勝負事は大好きさ! そういうことでどうだい霧雨魔理沙!」



ふふ・・・ふふふふうふふ・・・うふふふふふ。
きた! この流れこそ私が待ち望んでいたものだぜ。すべては計算通り。
紫は私の提案が否定されてがっかりするのが見たかったのかも知れないが、
そんなのは想定の範囲内だぜ。
こと弾幕勝負に関しては、百戦練磨の霧雨魔理沙様がその勝負を受けないはずがない。
神をも下した私の弾幕を思い知らせてやるぜ。

「ああ! その勝負受けて立つぜ! 私を攫おうなんて思ったことを後悔させてやるからな」

私は縁側に置きっぱなしだった愛用の帽子をかぶりなおすと、勇儀にむかって威勢良くタンカを切った。


「そうこなくっちゃねぇ あぁ久々に燃えてきた! 
 やっぱり『人間』と『鬼』はこういう『関係』じゃないとダメさ!
 そうだ、こないだは手加減したが、今回はわたしもマジなんだ。
 悪いがちいっとばかし本気を出させてもらうよ!」

む?なんだと? そういえば前あったときはハンデをつけて戦ってみたいなことを後から聞いたな・・・

「萃香、あれをやる! 力を貸してくれないかい!?」
「あーわかったわかった で? どんくらいでいくのさ?」
「80%でいく! 神社を壊すわけにもいかないからね」
「おっけー んじゃ80%の準備っと・・・よいしょっ!」

萃香がなにやら念じると、勇儀の周りに突然濃い霧が発生して、その姿を隠してしまった。
しばらくすると、どこかからやはり霧が萃まってきて、さらに周りを覆っていく。
その霧の粒子が次第に密集し何やら形を成してくる。
次の瞬間、霧はまるでシュウッと音を立てたかのような勢いで集束し消え、そこには再び勇儀の姿が見えた。
しかし違っていたのは・・・

「な、なんだその服は!?」
「すごい・・・腋どころじゃないわね」
「あらいいわぁ 今度あんなの着てみようかしら」

先ほどまでの体操着(こーりんの店で見たことがある)にロングスカートという出で立ちから打って変わり、
勇儀は紺色に紅い帯という着物姿になっていた。
おそらくさっきの霧は疎になっていた着物だったんだろう。
しかし、問題はその着こなし方だ。
着物の裾からは長く白い右足が飛び出している。
まるで自己主張の激しいスリットのようだ。
さらに襟も大きくはだけ・・・ってあれははだけすぎだろ。首元どころか両肩が完全に露出し、
腕のラインまで少し見え隠れしている。そのはだけ具合は当然胸元にまで影響を及ぼし、
その大きな乳房が半分以上丸見えだ。
なんて妬ましい、いやけしからんカッコなんだ!
突起部分は絶妙なラインで隠されてはいるが・・・あれ角度によっては見えてるんじゃないのか?
というかどうやってあの型を維持してるんだ? 
胸にひっかかっているのだろうか。
やっぱ胸か。胸なのか。ちくしょー。

「何ってオマエこれは勝負服さ勝負服! 知ってるだろう?」
「勇儀は衣装を変えることで、テンションがあがって本気を出しやすくなるんだよー
 ちなみに100%になると弱い妖怪が吸収されちゃったり、R-18な服装になっちゃったり
 するから、めったなことでは本気は出さないんだけどね」
「100%を超えちゃうとひずみが怖いしねぇ」
「そんなエロと燃えが一緒になったような妖怪がいてたまるか!」

しかしどうやらハッタリじゃなさそうだ。勇儀から立ち上るオーラのようなものが見える。

「前会った時は何%で戦ってたんだ?」
「うーん、あの時は酒をこぼさないで戦うって縛りもあったから・・・20%くらいかね」

くそっ、単純に考えてあのときの4倍の強さか。こいつは気合をいれてかからないとな・・・

「魔理沙、ちょっと魔理沙」

なんだ霊夢? 全然興味ないように見えたが、やっぱり私のこと心配してくれるのか?
持つべきものは親友だぜ。

「わたしの勘なんだけど、あいつは確実に初見を殺しに来るような弾幕でくると思うわ。
 せめて死なないようにがんばりなさい。
 あ、あと生き残っても、もし神社を壊したりしたら、
 そのあとわたしが殺すから覚悟しておいてね」

・・・ありがとう霊夢。この鬼畜巫女め。

「ええい! どうにでもなれっ! 背水の陣だぜ!」


「魔理沙それは死亡フラグだよ~」
「頼むから神社壊さないでよね・・・」









~~少女弾幕中~~









「むきゅ~」
「勝者、星熊勇儀~」
「あっはっは! まだまだわたしも捨てたもんじゃないねえ」
「くそー 強すぎるぜ・・・ なんだこの地霊殿Ph的な弾幕は・・・ 
 私はまだこいしにもあったことがないっていうのに」

(ごめんね魔理沙。それもこれもお燐が悪いんだ。)

「あぁ・・・なんか幻聴が聞こえてくるぜ・・・」
「八雲の、これでこのお姫さんを攫っていってもいいんだね?」
「ええ。ご自由に煮るなり焼くなり好きにしていいですわよ」

勇儀が庭に大の字になって倒れている私に近づいてくる。
私はこれから攫われてしまうのか。
地下の遊郭であんなことやこんなことをされちゃうのかな。
いやいやそれは困る。なんとかして逃げ出さなくちゃ・・・
あぁまたあの目だ。あの目、どこで見たんだったかな。
てかやっぱりこの服、この角度からだと大事な部分が丸見えじゃn


カチャ


なんの音だ? 首に冷たい感触が走る。これは・・・

「首輪!?」

慌てて起き上がり、自分の首に巻かれたモノを確認する。
鉄製のかなり頑丈な首輪だ。そんなにきつく締まってるわけではないが、
鍵がかかっていてちょっとやそっとでは外せそうにない。

「うん。 ほらこうすると、捕まったお姫さんって感じが出るだろう」
「何考えてるんだぜ! これじゃ逃げ出せないじゃないか!」
「当り前だろう 逃げられないようにしたんだから」

ご丁寧にも首輪には鎖が繋がれていて、その鎖は勇儀の右腕の腕輪につながっている。
まいった。これは予想外だ。なんとかしなければ・・・

「よっと」
「うぁぁ」

勇儀が鎖を自分の所に引き寄せたため、私の首に強い負荷がかかる。
その強い力に私はバランスを崩し、簡単に勇儀の元に引き寄せられてしまった。

「んじゃ、みんな邪魔をしたね わたしは目標を果たせた
 ここで地下に帰らせてもらうよ」

「さんざん騒いだくせに最後はあっさりしてるのね」
「じゃーねー 今度遊びに行くよ」
「まあ緊縛 フェチズムね おめでとう魔理沙」


「さぁお姫さん、まずは何からしてもらおうかな」
「ギャー離せ! 私は断固拒否するぞ! ぜったい逃げ出してやるからなー!!」

こうして魔理沙は鬼に合法的に攫われ、地下で生活することになってしまいましたとさ。めでたしめでたし。

オワリ






















「あぁ 楽しかったわ~ キレイな弾幕も見れたし満足満足」
「うーん、でもあれで良かったのかしら・・・」

鬼はそのあと魔理沙を担ぎあげると、あの目に余る格好のままさっさと帰ってしまった。
目の前で妖怪に人が攫われるのを黙認してしまったけど、それは博麗の巫女としてどうなのかしら。
悪い予感はしなかったんだけどなぁ。

「大丈夫だよ霊夢 勇儀は乱暴だが根はいいやつだ 
 魔理沙を傷ものにしたり、ヒドイ目になんかに合わせやしないよ」
「あなたは心配することないのよ霊夢・・・ふふふ 
 あの魔法使いなら自分でなんとかするでしょう」

うん、萃香の言うことは信用してもいいと思う。
問題は紫の胡散臭さ120%の笑い。紫があんなこと言うんだからどうせ裏があるんだと思ってたけど、
やっぱりなんか考えがあったのね。

「なんか企んでるんなら言いなさいよ」
「何も企んでなんていないわ 私は『すべてが丸く収まり』、なおかつ『この場が一番おもしろく
 なる』方法を提案しただけですもの
 そんなことより、1つ疑問に思ったことがあったんだけどいいかしら?」
「何よ」
「霊夢、あなたもこないだの怨霊騒ぎの時に地下に潜ったわよね? 
 そのときあの鬼との勝負にあなたも勝ったはず 
 どうしてあなたではなく魔理沙を攫うことにしたのかしらね」
「わたしが博麗の巫女だって知ってたからじゃないの
 面倒は起こしたくないってあいつも言ってたじゃない」
「私も最初はそう思った でもあの鬼の性格を考えると、巫女だろうが
 なんだろうが攫っていこうとするように思えるのよ
 それに鬼が言うお姫さまって、あなたみたいな『黒髪で長髪
 の古風な女性』を連想させないかしら まぁ霊夢の場合は性格に難ありだけど」
「一言多いわよ!」

でもホントなんでだろう。わたしも時間差はあれど地下に潜らされ、あの鬼と戦い、
やっぱり「気にいった!」とかなんとか言われた記憶がある。
自分でいうのもあれだが、そこまでわたしと魔理沙に容姿の違いはないはずだ・・・たぶん。
それともあれか、わたしには将来的な展望がないと読んだのか、あの鬼は。
だとしたら許せん。うぎぎ。

「ああ~それはね、きっと勇儀の趣味のせいだよ~」

萃香がバツが悪そうな顔をして紫の疑問に答える。

「えっとね、そうそう需要の違いっていうのかな!?
 霊夢に問題があるわけじゃないよきっと!
 あは、あははは・・・」

需要?なんのことかしら。紫は「ああなるほどね~」などといって勝手に納得している。
うーむ考えても解らないわね。
とにかく何事もなければいいんだけど。



















ところ変わってここは旧都のどこかにあるという星熊邸。






やっと思い出したんだぜ。
あの目をどこで見たのかをな。
あれは、自分の家で私が鏡を見てる時。
いつもの魔女服にエプロンじゃなくて、
すこしオシャレな服を着て、
一人でファッションショーをしてる時。
お姫様を気取っている時。
そのとき鏡に映った私を見てる目だ。
あれは私の目と一緒だ。
かわいいものを見て心がときめいている者の目だ。

そうあれは


夢見る乙女の目だ。








「キャーやっぱ可愛いねぇ オマエを攫って大正解だったよ! 
 そのやわらかなブロンドの髪! キラキラ輝く黄金色の瞳!
 オマエはわたしの想像する、『古城に住む西洋のお姫様』そのものだよ!
 ああーいいなぁいいなぁ うらやましいなぁ!
 わたしにもそんくらい可愛げがあれば良かったのに
 ほら今度はこれこっちを着てみてくれないかい!?
 服はたくさんあるんだよ! でもわたしにはサイズが合わないんだよ
 だからあんたみたいなお姫様みたいなコに着て貰いたかっただ~
 あぁ 夢が叶った! 死んでもいい! ねぇハグしてもいいかい?」

「ひとつ聞いていいか・・・なんでこんなにサイズの合わない服をたくさん
 もってるんだぜ・・・?」

「わたしの知り合いに趣味の合うやつがいてね。そいつに色々もらったのさ!
 自分では着れないけど、デザインがたまらなくてねー
 ほらこれなんてフリルが可愛いだろ!? こっちのドレスは同じ形のものを
 わたしも持ってるんだ 今度一緒に着ような! な!?
 ところでハグしてもいいかい?」

「あぁ・・・もう好きにしてくれ・・・」

「じゃぁ遠慮なく! あぁーん可愛いよぉぉ!
 ハグハグハグ」


攫われてからすでに一日。私は勇儀の着せ替え人形と化していた。
ふふ・・こいついい趣味してやがるぜ。
こんな出会いじゃなければ、いい友達になれたのかもしれないのにな。

さぁ早く逃げ出さなければ。

早くしなければ、私がどうかなってしまいそうだ。

早く早く早くしないと・・・













私は身も心も本当の<おひめさま>になってしまいそうだ。



 












[後日譚]


文々。新聞より抜粋


「その日突然それまでは落ち着いていたはずの博麗神社の間欠泉が再び噴き上がった。
 それと同時に、今回は怨霊ではなく、大量の星型の弾幕が飛び出すという珍事が起きた。
 弾幕は博麗神社を中心に広範囲に飛び散り、多くの人妖が頭にコブを作る結果となった。
 特に紅魔館当主、レミリア・スカーレット氏の被害は大きく、神社に向かう途中に事件
 に巻き込まれたらしく、数十個の星が直撃。今でも屋敷のベットの上で「コンペイトウ
 怖い」とうなされている模様。
 事態を重くみた紅魔館のメイド長、十六夜咲夜氏は巫女に説明を求めると同時に、この
 異変の解決を要請した。いつものようにめんどくさがって動かないと予想された博麗の
 巫女だったが、今回はなぜあっさりとその重い腰を動かした。
 八雲紫氏の説明によると、
 今回の事件犯人はおそらく地下に住む鬼であるということ。
 この星型の弾幕の正体は、その鬼に攫われたお姫様からのSOS信号である。
 とのことである。
 私、射命丸 文はこの事件の結末と、謎のお姫様の正体を確かめるべく、異変解決に乗
 り出した博麗霊夢氏、十六夜咲夜氏、そしてなぜか友人に会いにいくと言い出し同行を
 希望した伊吹萃香氏に同伴取材を決行する。」


「同日、八雲紫氏への単独インタビューに成功。『巫女は鬼を倒す英雄。メイドは犬。あな
 たは雉ね。猿は・・・萃香がその役を買ってでてくれたわ。まるでお伽噺の鬼退治。鬼も
 きっと喜んでくれるでしょう。』」



数時間後、鬼は巫女に退治され、おひめさまは無事に助け出されましたとさ。めでたしめでたし。
おわり











星熊勇儀は一人屋根に上がり地上へと帰っていくお姫様を見送りながら酒を飲んでいた。
服装はいつぞやの着物姿。
さっきまで派手にドンパチしてたせいか、旧都はいつにまして賑やかである。

「なんだずいぶんと簡単にお姫様を返しちゃったんだね 
 大切なお姫様なんだからもっと抵抗するのかと思った」

「ああ わたしはもう充分に楽しんだからね。
 それにね、お伽噺の結末はこうじゃないといけないのさ
 『お姫様を攫った悪い鬼は、人間の英雄に退治されました』
 それが『わたしたち』と『人間達』の絆だったんだからね」

「あいかわらず古臭いね それに人間にしてみたらいい迷惑」

「そうかもしれないね でも久々に生きがいを感じたよ 
 正直地上に出るのは躊躇してたけど、あんなやつらがいるのならまた行ってみたいな
 今度は人攫いじゃなくて遊びにね」

「そうしなよ また一緒に山を登ろうよ」

「いいね でも天狗や河童にいやな顔されるんじゃないかな」

「されるだろうね」

「やっぱりか あはは」

「そういえばさ、昔は少女趣味なんて恥ずかしがって人になんてみせるやつじゃな
 かったのに、どういう心変わりなの?」

「それはだね・・・色々あったのさ、わたしにも だから聞かないでおいてくれるかい?」

「じゃあ聞かないでおこうかな」

「すまないね でもね、誰だって一回はお姫様に憧れるものさ」 
 








「そう例えばお伽噺にでてくるような・・・」







旧都の灯りは華やかにそして艶やかに。

忌み嫌われし異形の者達の宴は終わらない。


ーーーーーーー<終わり>ーーーーーーーーー
 
このおまけはキャラ崩壊・オリキャラ・百合成分を含んでいます。

おまけその1 

<グリーンアイズモンスター>
地上と地下を繋ぐ縦穴

「パルスィちゃん! 私たち地上に出てもいいんだって! 良かったね!」
「ええ 本当ね まさかこんなに早くその日がくるなんて・・・」
「パルスィちゃん 私と一緒に地上にいってくれるよね・・・?」
「もちろんよ 約束じゃない でもうまくやっていけるかどうか・・・やっぱり不安だわ」
「大丈夫よ 前に友達になったチルノやリグルもいるし、私が紹介するから心配しないで!」
「ありがとうヤマメ でもあなたそういうの嫌だったんじゃなかったの?」
「もう平気だよ だってパルスィちゃんはもう私だけのものだもの!」
「ヤマメ・・・あなた・・・」
「でもパルスィちゃんにちょっかい出すやつがいたら死ぬよりも苦しい病気にして一生後悔させてやるわ」
(私はとんでもない怪物を創り出してしまったのかもしれない・・・!!)



おまけその2

<認めたくないものだな・・・若さゆえのあやまちというやつは>
地上のどっかその辺

「きゃゃゃあっ!?」「やっ・・・お尻さわらないでください!」「えぇぇーん らんしゃまー!」
 
鬼A「かはー! たまらん! やっぱ地上はいいもんだ!」
鬼B「緑巫女にバニーガールに猫耳娘か。知らない間に上物が増えてるみたいだな。」
鬼C「ここを楽園と呼ばずなんと呼ぶ。おにゃのこ万歳!!」
鬼D「オマエラとはいい酒が飲める気がする・・・ 今度飲みにいこうぜ。」
鬼E「みんな・・・みんな攫ってやる・・・ ハァハァハァ」

ゴゴゴゴゴゴゴ・・・

鬼B「な、なんだこの凄まじい気は!? 大気が揺れている!?」
鬼A「何かが近づいているとでもいうのか!?」
鬼C「落ち着けオマエラ。俺達は鬼だぞ? 何を恐れることがある。」
鬼D「そうだぜ! 返り討ちにしてやらぁ!」

ゴゴゴゴゴゴゴ・・・ 
永琳「私のうどんげのお尻をさわったのはあなた達かしら?」
鬼D「ひ、ひぃぃぃ」
鬼B「体が動かない・・・!」
鬼C「こ、こいつ・・・いったい???」

永琳「あ な た 達 な の か し ら ?」
鬼「「「「「アァァァァ---ッッッッッ」」」」」


5分後、藍様にもエンカウントしました。






鬼A「いったいなんだ!? なんなんだあの化け物共は!」
鬼D「し、しかし妖怪の山に入ればいくらあいつらでも追ってはこれm・・・」
鬼E「!?」


諏訪子「まだだ」神奈子「まだ終わらんよ?」



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地霊殿の裏話って設定の電波 
・3面で姐さんが本気を出さなかったのは、友人のギャンブル狂が侵入者が勝つ方に66兆2000億円を賭けていたから。

地霊殿EXには本気の姐さんが出てくると信じていた時期もありました。
出なかったので出しちゃいました。しかもPhで。
初めましての方、お久しぶりの方。こんにちは。ナムです。こちらには初投稿となります。
↑の電波を入浴中に突然受信し、それを無理やり形にさせたのが今回のSSです。
ちなみにタイトルの『66兆2000億』は本当に執筆中の仮題です。
本題は作中にある『おひめさま』です。まぎらわしくてすいません。
しかしほとんど場面の転換がありませんね。まいった。

あいもかわらずインスピレーションのみで書き上げた稚作ですが、最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。


ハイパーかわいい姐さん最高 ボンバー!!
ナム
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コメント



0.3610簡易評価
19.80名前が無い程度の能力削除
ちょ、作中で終わりすぎだwwww
カオスかと思いきや内容もしっかりしてて面白かったです

鬼Dねらーっぽいじゃねーかww
23.100名前が無い程度の能力削除
なん・・・だと・・・!?
魔理沙が鬼の着せ替え人形に!?
よし!もっとやれ
・・・ってアリスが言ってた。
ビデオ撮るんだって!
タイトル「魔理沙はアナタのお人形☆」

あなたの作品は大好きです。攫っても・・・いいですか?




あ、勿論魔理沙をですよ?
28.90名前が無い程度の能力削除
こーりん、空気ヨメ
33.100名前が無い程度の能力削除
ちょっ、白書w

やっぱり、「大人な女性が可愛いモノに憧れる」というシチュはジャスティスだと思うんだ
35.100マイマイ削除
そういえば、確かに魔理沙の容姿はお姫様っぽいかもしれない。
アリスの方がそれっぽいけど。とりあえず、楽しかったというか、萌えでなくほのぼの可愛かったのがいいですね。

あと、こーりんのKYっぷりが嵌り過ぎてて腹筋が崩壊しましたwww言う。あの朴念仁は絶対に言うwwwww
42.100「アイドル」にて多分「ヤマメさんはバツイチが(ry」とか送ったヴァカ削除
わーい乙女な勇儀姐さんが読めたー。
敬愛すべき我等が作者様にはいくら感謝しても足りねぇくらいだ。
魔理沙が「おひめさま」なのも納得。
アリスは旧作とかの影響で「隠れお嬢様」ってなイメェジがあるのでちと違うかなと。
あとヤマメさんが益々可愛くなって来てますね。(主にヤン的に)
ガンガレパルスィ、負けるなパルスィ。
まぁラブラブだから何とかなるか。
勇儀姐さんと趣味が合い尚且つ交流があると言えば妥当なとこでヤマメさん、大穴でさとりさんかなぁと予想。
鬼さん達はこの豪華殺戮メンバーにヤられた後に「虫の居所が悪い蓬莱人二人と友人がセクハラされたと聞いてキレかけのてゐ、橙がいじめられたと誤解したチルノ嬢達から話を聞いた比較的怒ってない風見さん、紆余曲折を得て出来た友達(早苗さん)が泣いていた、故にフルアーマーだぜにとりん」等のメンバーとエンカウントしたりするかもと妄想。(まぁ本編の方々の方が怖いでしょうが)
…………「面白う御座いました」と送るつもりが何故……。
長くなりましてm(_ _)m
46.100名前が無い程度の能力削除
あれ、鼻からケチャップが…魔理沙もゆうぎねーさんもかわゆすなあwww
素晴らしきかな乙女チック。
47.100名前を表示しない程度の能力削除
こんなに作中で終わってるSSを見たのは多分初めてだwwww
しかし姐さんは性格と合わぬ可愛いご趣味をお持ちで。
だ が そ の ギ ャ ッ プ が い い 。
あともし助けがこなかった場合の魔理沙がどうなっていくのかすごく気になるんだぜ。

そして空気の読めてない霖之助と相変わらず片っ端からフラグを立てては回収していく鬼D吹いたw
50.100名前が無い程度の能力削除
多少の読みにくい表現はありましたが、最高のインスピレーションにしたがって書かれた今作は、当然最高に面白かったわけで。
勇儀さんがいいキャラしてました。かわいいったらありゃしない。

追記:お嬢様のカリスマがだだ漏れ。(マイナス的な意味で
55.90名前が無い程度の能力削除
おもしろかったです。しかしもう少し文章を丁寧に表現すればよかったかなと思いました。
69.無評価ナム削除
3000点を超える評価、非常に驚いています。これからの励みにしていきたいと思います。本当にありがとうございます。

鬼D・・・フラグを立てることに定評のある鬼Dです。彼見たいのが隊員に一人いるとその部隊は謎の生物に襲われて全滅します。この5人にもいつかハッピーエンドをあげたいと思ってるけどどうしよう・・・
こーりん・・・このこーりんは作者のイメージによるフィクションです。実際の霖之助とは一切関係がありません。たぶん。
魔理沙・・・ちょっと扱いがひど過ぎたやも・・・、あと読み返すとだぜだぜ言いすぎですな(汗
レミリア・・・作者の中のおぜうさまはカリスマに満ち溢れております。
表現について・・・ご指摘ありがとうございます。読みやすい文章を目指してこれからも精進していきます。
勇儀・・・好きです。大好きです。
70.100名前が無い程度の能力削除
勇儀さん最高です。幸せな気持ちになれます。ありがとうございました。
73.90名前が無い程度の能力削除
ちょwwwおまけの鬼たち自重www
77.100名前が無い程度の能力削除
勝負服が賭場や花街のイメージに似合いすぎ。
最後の勇儀に某蝉ゲームの某キャラの幻がかぶって見えたのですがw
不自然に句読点が無い所がありましたが、最後の萃香と勇儀のまとめもあって、とても良い作品でした。
78.100名前が無い程度の能力削除
今気が付いた!
萃香の衣装も勇儀姐さんのお見立てだったんですね、わかりますwww
91.100名前が無い程度の能力削除
こーりん、お前って奴は昔から…!