さいきょうを目指して頑張ってみた

「あたいって最強よねっつ」

今日も最強の名を求め、氷妖精は今日もゆく。

目指すは幻想郷最強。

...でも最強なんだけどここンとこなんとなく瞬殺されてるような気がしなくもないからここは一つ最強ってやつを目指すために適当なやつを相手に自分の実力を上げることにするわっつ。

まずは...っつ！！

あの博麗神社の怒りん坊巫女こと霊夢。

霊夢は紫とかレミリアとかなんか凄い凶悪そうな奴らだってバッタバッタと薙ぎ倒しているし、ワタシが最強を目指すためには十分すぎる練習相手ねっつ。

くらえーーあたいの最強スペルっつ

凍符「パーフェクトフリーズ」

…………。

「あ……あたいって最強のはずっつ」

……。

「まったく、いきなり人を見た瞬間にスペルぶっぱなし始めるなんて、いつもチルノってば⑨だけど今日はいつにもまして⑨ね」

とか、こちらの攻撃をヒラリとかわして容赦なくあたいをフルボッコにしてスタスタと歩いていく霊夢の姿がそこにはあった。


...ROUND2

「まったく、人が最強を目指すための特訓をしているのに、容赦なくフルボッコにするなんて、やっぱり外道巫女の霊夢相手は最強を目指すあたいには似あわないわね」

よっし、次々ーー。

さて、そんな訳で次の対戦相手を探すことにするわ。

えーーっと、博麗神社の霊夢はなんてーかワタシの修行相手には似合わないのは確かみたいだけど．．．うーーー、なんかいいのいないかなぁ？

……考える事３分。

霊夢がダメなら魔理沙を倒せばあたいが最強ってみんなに認めさせることができるようになるわ。

倒せばあたいが最強っていう噂が流れて、あの天狗とかの取材とかが来て、凄い大ニュースになること間違いなし。

そうと決まれば、早速、魔理沙を倒しにレッツゴー。

というコトで、魔理沙の家に向かうと、そこには誰もいない状態。

ふふん、あたいに恐れをなして逃げたようね。

そ～だ♪折角だから魔理沙の大事にしている本とかを凍らせて、勝者へのごほうびって事で色々おいしいものがあったらいただいて帰ろっと。

そんな訳で、魔理沙がいないのを良いことに、ここぞとばかりに、魔理沙の家を荒らして居ると、なにやら美味しそうな飲み物ハッケーン。

早速ゲットーーー。

「うふふーー、なんかよくわからないけどおいしい飲み物とかもいっぱい飲んだしいい気分ねーー」

なんとなくスリープモードっつ。

スマーッッシッシュ

あたいが良い気持ちで、魔理沙から奪った飲み物をいただいて良い気持ちで寝ていると、物凄い強烈な箒の一撃が飛んできた。

「人がいないのを良いコトに、人の家を荒らそうタァ良い根性だぜ！！」

勿論、その場で起き上がったあたい事⑨の運命は知る由もなく…………。

...ROUND3

.....ひどい目にあったわ。

いきなり寝ているところを箒でスマッシュするなんて何考えているのよ、あの極悪魔法使いっつ！！

そもそもあたいは...

あれ？

そうだ、最強を目指して敵を打ち倒すんだったわね。

んじゃ早速、あのにっくき大ガエルをカチンコチンにしてやるわーーー。

数分後、ガマガエルのカチンコチン漬けが完成。

「いつか、誰かが私を打ち負かすだろう。 だがそれは今日ではないし、お前にでもない。」

ふふっつ、さいきょうのあたいには最強っぽい言葉が良く似合うわね。

……さあ、明日は誰を打ち倒そうかなっつ♪♪

さいきょうを目指して頑張ってみた、反省はしていない。