Coolier - 新生・東方創想話

ゲームセンター永遠亭 妹紅の挑戦 #2 白黒世界の大冒険「スーパーマリオランド2 6つの金貨」

2010/01/04 12:35:54
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輝夜『ゲームボーイでちょうせんよ』
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 今回もこの八意永琳がナレーションを務めさせていただきます。

「こんにちは、ゲームセンター永遠亭、課長の妹紅です…このセリフ毎回言うの?」
「当たり前よ」
「当たり前なんだ…それじゃ今回二回目なんだけど…挑戦するソフトが…これ?」
「そうよ」
「『スーパーマリオランド2 6つの金貨』…え、ゲームボーイ?これ」

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『スーパーマリオランド2 6つの金貨』1992年 ゲームボーイ 任天堂

 ゲームボーイで発売されたマリオランドシリーズの第二作目。
 マリオランドを舞台に、おなじみマリオが乗っ取られたマリオ城を取り戻すために戦うアクションゲーム。
 大人気マリオシリーズの挑戦、はたして攻略なるか?
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「これどうやってプレイするのさ。ゲームボーイじゃ周りによく見えないだろ」
「ちゃんとスーパーゲームボーイ用意してあるわよ」

 スーパーファミコンの周辺機器、スーパーゲームボーイ。
 これを使う事でゲームボーイソフトをテレビに映してプレイが可能。

「これで問題ないわ、始めてちょうだい」
「はいはいわかったよ…それじゃゲームセンター永遠亭…妹紅オーン!!これも毎回言うの?」
「当然よ」

 ゲームスタート。まずはオープニングステージで操作の確認。

「これがジャンプで…え、攻撃はどうすんの?」

 しばらく進むと敵が出現、踏みつけて倒す。

「あ、敵は踏むんだ」

 マリオではおなじみの攻撃アクションは今回も健在。

「お、キノコだ」

 マリオといえばキノコをとってのパワーアップもお約束。

「よし、ゴール」

 さすがに最初のステージは簡単だったのか、ノーミスでクリア。
 マリオランドの中に入る。

「さて…どこから行こう?」

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輝夜『ひろいわね』

マリオランドには6つのゾーンがあり、自由に好きな場所からプレイが可能。
全てのゾーンをクリアすると最終ステージへと進めるようになる。
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「ツリーゾーンあたり簡単そうだな」

 妹紅まずはツリーゾーンを選択。

「うん楽勝楽勝」

 妹紅の思惑通りこのゾーンは比較的簡単でさほど苦戦する事もなくクリアを重ねていく。

「まぁこういうゲームは前回さんざんやったからね」

 横スクロールのジャンプアクションは前回のゴエモンの経験が活きている様子。
 とはいえこんな場面も…

「あ、なんかハエみたいな敵いる。これも踏めるか?」

 敵キャラのハエを踏もうとしたその瞬間、ハエが逃亡。
 踏みそこなった妹紅はそのまま穴へと落下。

「…見事な罠だと感心するがどこもおかしくはない」

 これには妹紅も苦笑いするしかない。

 そうしてボスのいるステージへ。
 ここで新たなアイテムが登場。

「なにこれ?ニンジン?」

 ニンジンの形をしたアイテムが登場。これを取ってみると…

「ウサギの耳生えた!!」

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輝夜『おっさんのウサミミ』

今回の新たなマリオの変身「バニーマリオ」。
ウサギの耳を羽ばたかせて空中をゆっくり降りる事ができる。
アクションの厳しい局面で活躍する。
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「あー、なるほど。便利かも」

 ちょうどこのステージは空中の足場が多く、バニーマリオが非常に有利。
 快調に進めて行く。
 そして…

「あ、ボスか」

 ツリーゾーンのボス、巨大カラスの「クロス」とのバトルへ。

「おぉ、飛んできた」

 クロスの攻撃は急降下の体当たり。
 妹紅はこれをかわす。

「ん?もしかしてワンパターン?…あ、これもらったわ」

 早くもクロスの攻撃パターンを掴んだ妹紅。
 ジャンプしてクロスに踏みつけ攻撃。

「よし!あ、一発じゃダメか」

 ボスは3回踏まないと倒せない。
 しかしすでにパターンを見切った妹紅は余裕の表情。

「どうだ!!」

 3回目の踏みつけが決まり、見事の一発勝利!
 一枚目の金貨が手に入った。

「あー、6つの金貨ってそういう事か。これを6つ集めろと」

 残り金貨はあと5枚。
 はたして無事に手に入るのか?



 続いてやってきたのはマクロゾーン。
 攻略中にこんな出来事が。

「わっ!なんか落ちてきた。危ないなぁ」

 突如上から降って来た星をかわす妹紅。
 実はこれ敵を100匹倒すごとに現れるアイテムで取ると一定時間無敵になれるのだけど…
 妹紅これを敵と勘違いしてスルー。もったいない…

 このゾーンも特に苦しむ事なく早いうちにボスへ。
 はたしてここのボスは…

「ネズミか!」

 巨大ネズミ「リッキー」とのバトル。
 狭い部屋を縦横無尽にかけまわるリッキーに悪戦苦闘。
 最後はリッキーの体当たりを受けてジ・エンド。

「うーん、負けたか」

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輝夜『ナズーリン』

マクロゾーンのボス「リッキー」
部屋の中を走り回る巨大ネズミ。
素早い動きで体当たりを仕掛けてくる。
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「なんとかいけるとは思うんだけどな」

 二戦目。まずは動きを観察する事に。

「えーと、土管に入って、そこからまた出てきて…あー、天井の真ん中から落ちてくんのか」

 結局ここは敗北。しかしボスの動きは大体つかめた模様。
 そして三戦目。

「見切った。もうこいつは見切った」

 自信満々の妹紅。その宣言どおりにボスの体当たりをかわしていく。

「ほれ一発!」

 スキを見ては踏みつけて攻撃。危なげない展開。
 この後二発、三発と踏みつけ見事に勝利。
 マクロゾーンをクリア!!

「おぉ早い。これは早く終われるんじゃない?」

 早くも二つ目のゾーンをクリアした妹紅。
 確かにここまでハイペース。しかしマリオランドの冒険はまだ始まったばかり…



 次はタートルゾーン。
 マリオシリーズ定番の水中ステージが登場。

「うわっ!でかいサメ出てきた!!あー当たった!!」

 サメに襲われミス。
 やはり動きの鈍くなる水中は少々手を焼く様子。

「ほら、私は炎使いだろ?だから水とは相性が悪いんだよ」

 誰に言い訳しているのかこの女。

 結局5機を費やしてタートルゾーンのボス戦へ。

「今度はタコか。なんか動物ばっかりだな」

 ボスの巨大タコ「パコ」とのバトル。
 基本は同じ、3回踏めば倒せるのだけど…

「踏みにくいなぁ」

 水中で動きにくい上に部屋が狭いせいでボスの頭上をとりにくい。
 さらにパコの出してくる小さなタコに邪魔されまともに動く事すらままならない。

「なんとか行けないか?あ、ちょっ、ぎゃー!!」

 強引に抜けようとするも逆にボスの体当たりを受け敗北。

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輝夜『おおきいわね』

タートルゾーンのボス「パコ」。
水中を泳ぎながら小さなタコを出してくる。
動きの鈍い水中で踏みつけるのは困難な相手。
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「ちっ…やりにくいなぁ」

 この後何度もボス戦に挑むがなかなか勝てない。
 そうして数える事7回目。
 ようやく慣れてきたのか、ボスを二回踏みつける事に成功。
 しかしこちらも一回くらうとアウトとなる状況。
 倒すか倒されるか、ここ一番の大勝負。

「イライラするなー」

 とにかく攻撃のチャンスをじっと待つ妹紅。
 我慢のしどころ…

「よし、今だ!!」

 ついにボスに突撃した妹紅!
 はたして勝負の行方は!?

 パコの頭上に3度目の踏みつけがヒット!!

「勝ったぁーっ!!」

 難敵パコを撃破!!タートルゾーンをクリア!!

「これで半分かぁ」

 ようやく半分のエリアをクリアした妹紅。
 しかし次のゾーンで妹紅は地獄を見る事になる…



 妹紅が次に選んだのはマリオゾーン。
 ここはトラップが多く妹紅は苦戦を強いられる。

「ちょっと難しいなぁ、ここ」

 残機を減らしながら到着したボス戦。
 このゾーンの相手とは?

「あれ?ブタが3匹もいるんだけど?」

 なんと!
 このゾーンのボスは3体いた!!

「どういうこと?」

 まずは一体目とのバトル。

「うりゃっ」

 先制の踏みつけ攻撃がヒット、しかし…

「わぁ!早くなった」

 ボスがスピードアップ。なんとかかわして二回目の踏みつけを行うもさらにスピードアップ。
 とうとう一撃くらってチビマリオに。
 その後三回目の踏みつけでなんとか勝利、しかし…

「うわぁもう一匹出てきた」

 すぐさま二体目が登場。
 やはりこのボスも最初はゆっくりだがダメージを与えるとスピードが上がる。
 とうとうかわしきれず、ここでアウト。

「…えぇー」

 思わず妹紅からも不満がもれる。

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輝夜『さんびきのこぶた』

マリオゾーンのボス「ブー3兄弟」。
3体のボスと連続バトル。
3体全てに勝利しなければクリアにはならない難関。
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「嫌な予感するなー」

 その予感は的中していた。
 この後何度もブー3兄弟に挑むものの、一体倒すのがせいいっぱい。
 どうしても二体目で倒されてしまい一行に進まない。
 ここに来てついに停滞ムード。

 そしてとうとう…

「うわー、ゲームオーバーだ」

 残機を使い果たしゲームオーバー。
 そしてここで信じがたい光景を目にする!!

「あれ?金貨飛んでったけど?」

 今まで集めた金貨が飛んでいってしまう。
 これを説明するため姫様が登場。

「妹紅。このゲームはね、ゲームオーバーになると今まで集めた金貨がなくなっちゃうの。だから今まで倒してきたボス、もう一回倒さなきゃいけないの」
「…マジで?」
「マジよ」

 最悪の展開!!
 ゲームオーバーになって集めた金貨が全てパー!!
 ここまでの苦労がまさに水の泡!!

「かんべんしてよ…」

 さすがにショックを隠せない妹紅。
 これはいけないと思い、急遽助っ人を投入。

「妹紅、困ってるようだな」
「慧音!」

 上白沢慧音、登場。

「さすがにちょっとつらそうだからな。ここは私がプレイするからしばらく妹紅は休んでてくれ」
「…うん、お願い」

 ここで慧音にバトンタッチ。
 まずは復活してしまった3体のボスを倒しに行く。

 そうして20分後。

「よしっ!勝った!!」
「おー、すごい」

 少々手は焼いたものの、どうにかボスを3体撃破。

「さぁここからだ。頑張るんだぞ妹紅」
「ありがと、慧音」

 コントローラーを妹紅に返し、いよいよブー3兄弟へリベンジに向かう。
 しかし…

「すいません、調子のってました」

 やはり二体目までが限界でまるで進歩なし。
 そこで慧音からアドバイスが。

「確かバニーマリオってあったろ。あれ使ったらかなり楽になるんじゃないか?」

 慧音が言うには滞空時間の長いバニーマリオならボスの体当たりをかわしやすく、かつ隙を見て攻撃に移れるのではないかというもの。

「忘れてたなー、そいつの存在」

 別のステージでバニーマリオに変身してからブー3兄弟に挑む。

「こうか?」

 まずは一体目。
 踏みつけるとスピードが上がるので一度踏みつけた後ジャンプして体当たりを回避。
 そしてタイミングを見て降りて攻撃、またジャンプのヒット&アウェイ作戦。
 これが功を奏し、なんとノーダメージで一体目を撃破。

「さぁ、ここだ」

 続いて二体目。同じように踏んだ後空中に逃げてのヒット&アウェイ作戦。
 ボスのスピードが上がり、緊張感が増す。

「怖いなー」

 用心しながらなんとか攻撃し、ついに二体目を撃破!!
 いよいよ三体目とのバトル。
 ここまで来て負けたくない…

「落ち着け妹紅、基本はこれまでと同じだ」

 三体目はジャンプ力がやや高いものの基本は前の二体と同じ。
 ヒット&アウェイ作戦で倒せるはず。
 なんとか一発目がヒット。
 しかしここで…

「あっ!やばい!」

 ボスの体当たりをくらってしまいバニーマリオの変身が解除される。
 もうヒット&アウェイ作戦は使えない。

「このまま押し切る!!」

 それでもなんとか食い下がり、二発目。
 だがマリオもダメージを受けチビ状態に。
 互いにあと一発。勝つのはどちらか?

「いけーっ!!」

 ボスに3回目の踏みつけが見事に命中!!
 妹紅、ブー3兄弟との死闘に終止符!!

「勝ったぁー!!やっと勝てたぁー!!」



 次のゾーンはパンプキンゾーン。
 お化けや妖怪が敵キャラとして登場する不気味なゾーン、なのだけど…

「お化けも妖怪も幻想郷じゃ珍しくないし」

 意外と苦戦する事はなく、早くもボス戦。
 今度の相手は。

「魔法使いか」

 ボス「サバーサ」とのバトル。
 サバーサの出す火の玉を回避、ところが。

「うあー!なんか死んだ!!」

 火の玉でナベの蓋が吹き上がり、上に乗っていたマリオが天井のトゲに激突。

「初見殺しだなぁ」

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輝夜『うふふ』

パンプキンゾーンのボス「サバーサ」
火の玉を出してくる魔法使い。
ワープを繰り返し、消えている間はダメージを与えられない。
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「大丈夫、あのブタよりは楽なはず」

 ブー3兄弟との死闘を制した妹紅。
 落ち着いて戦えば勝てない相手ではない。
 火の玉と吹き上がるナベの蓋をかわし、隙を見てサバーサを踏みつける。

「よし、勝ったっ!!」

 見事サバーサを撃破!パンプキンゾーンを早くもクリア!!
 これはペースが上がってくるか?



「いよいよあと一個…」

 残るはスペースゾーンのみ。
 最終ステージは目前。気合が入る。

「宇宙行くかー…あ、なんか動き遅い!」

 スペースゾーンの舞台は宇宙。
 月面ステージでは重力が軽く、高いジャンプができるが動きが鈍い。

「やりにくいなー」

 残機を減らしながらどうにかステージクリア。
 次は星のステージへ。

「うわ、強制スクロールだ」

 星のステージは強制スクロール。
 トラップをかわしながら先へと進まなければいけない。
 さらにこのステージではボタンを押す事でマリオが上昇。
 独特の動きにてこずらされる妹紅。

「ここしんどいなー」

 残機をさらに費やし、やっとボス戦に。

「ボス強いんじゃないかなー」

 ボス「タタンガ」とのバトルスタート。
 タタンガは空中に浮かんでいて踏む事ができず、さらにタタンガからは容赦のない連続攻撃。

「え、どうやってよけんのこれ?」

 あえなく撃沈。

「やっぱ強いの出たなー」

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輝夜『じつはぜんさくのラスボスよ』

スペースゾーンのボス「タタンガ」。
宇宙船に乗り込み、激しい攻撃を仕掛けてくる。
反撃のチャンスも少なく手ごわい相手。
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 二戦目。
 タタンガが降りてきた隙をついて、まずは一発。
 さらに上がろうとしたところへ二発目。

「あれ?」

 このエリアでもボタンを押す事でマリオが上昇する。
 これを利用しタタンガに連続攻撃。
 なんと三発目もヒット!!
 意外なほどあっけなくタタンガを撃破!

「なんかパターン入ってた」

 偶然ボスをパターンにはめるというミラクルプレイでスペースゾーンをクリア。

 そしてついに…

「あ、トビラ開いた」

 6つの金貨が集まり、最終ステージの扉が開く。

「忘れてたー。まだあるんだった」

 いよいよ最終ステージ。
 
 しかしその前に慧音が一言。

「ちょっとカジノに行ってみないか?」
「え、何?なんでいきなりギャンブル?」

 実はマリオランドにはカジノが存在し、そこで所持金を使ってルーレットのミニゲームができる。
 上手く当たれば残機を大幅に増やす事が可能。
 最終ステージを前に残機を増やせればかなり有利な展開に。
 さっそく挑戦してみる事に。

「いいの当たってほしいなぁ…えいっ!!」

 ボタンを押してルーレットを止める!!
 その結末は!?

「20アップ!?おぉすげぇ!!」

 なんと残機が20アップ!
 これはかなりの幸運!!

「こんだけありゃ勝てるだろ」

 余裕を見せる妹紅。
 しかし最終ステージはそんなに甘くなかった…



 ついに最終ステージ「マリオ城」に突入。

「うわ、いきなりでかい!!」

 巨大なトラップがいきなり登場。
 しかもその先もトラップが連続して続く。
 妹紅、トラップに激突しやられてしまう。

「これ…きついんじゃないかな」

 最終ステージらしく、難易度はこれまでの最高レベル。
 容赦のないトラップの連続に太刀打ちできず、なんと10機も消滅。
 このままだとダメだと感じた妹紅がとった行動は。

「…バニーで行ってみるか」

 空中制御に長けたバニーマリオならトラップをくぐりやすくなると判断。
 はたしてこの作戦、吉と出るか凶と出るか。
 いざ挑戦。

「よっ、ほっ、よしいい感じ」

 なんとかトラップをかわしていく妹紅。
 だがステージは長くなかなかゴールが見えない。

「あー、落ちた!」

 結局途中で落ちてアウト。
 しかし手ごたえはあった。バニーマリオなら行ける。

 この後バニーマリオで何度も挑戦する妹紅。
 長いトラップ地獄を少しずつ進めて行く。
 集中力のいる、孤独な戦い…

 そしてついに、

「もうこれボスじゃないの?」

 ボスの部屋の前まで到着!
 いよいよラスボスとの決戦へ!

「うわ、でかっ!!」

 ラスボス「ワリオ」との対決スタート!!
 まずは妹紅の先制攻撃!

「よしっ!」

 だがワリオも床を揺らして反撃!震動で上から落ちてきた物に当たってしまいパワーダウン。

「くそっ!」

 震動による攻撃に注意しながら二度目の踏みつけ。
 ワリオも反撃してくるがなんとかこれをかわし、

「よっしゃ!」

 三度目の踏みつけに成功!
 これでエンディングか!?と思われたが…

「あ、逃げた!」

 ワリオが部屋の奥へと逃亡。
 追いかけたその先では。

「変身しやがった!」

 ワリオ、ニンジンを使ってバニーワリオに変身。
 戦いは第二段階へ。
 空中高く飛び上がったワリオの強烈なボディアタック!

「しまった!」

 まともにくらってしまう妹紅。
 反撃しようにも敵は上空で手出しができない。
 踏みつけるには降りてきたところを狙うしかない。
 しかしタイミングがつかめないのか逆に体当たりをくらってしまい、

「あー!」

 最後はワリオのボディアタックをもう一度くらってしまい、敗北。

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輝夜『けつあご』

ラスボス「ワリオ」
巨体のわりに素早い動き。
一度倒してもアイテムで強化して再度襲ってくる。
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「再開どこからだ?」

 敗北した妹紅の再スタートは…

「うわー最初からかー」

 マリオ城の最初から。
 これはかなりきつい。
 結局再度ワリオのもとにたどり着いたのは15分後。

「ここまではなんとかなるんだけどなぁ」

 なんとか第一段階を突破。
 しかしすぐさま第二段階。
 とにかくボディアタックをくらわないよう注意深くワリオの行動を読む。

「くぐれっ!」
「くぐれっ!」
「ちょ、なんだその掛け声は!?」

 タイミングを見計らい、なんとか二回踏む事に成功。
 だがマリオもチビ状態になり、あと一回くらえばアウト。
 ここは正念場。はたして…

「こうか!?」

 落ちてくるワリオめがけてジャンプ!
 三回目の踏みつけに成功!

「やった!!」

 ついにエンディングか!?

 ところがワリオは再び奥へと逃亡。

「えぇー…まだ続くの?」

 途中に置いてあったキノコを取って回復。部屋の奥へ。
 そこに現れたのは!?

「うわ!ファイア取りやがった!」

 ワリオ、ファイアフラワーでファイアワリオに変身!!

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輝夜『これはおこってるわね』

ワリオ最後の猛攻。
ファイアワリオになりファイアボールで攻撃。
さらに巨体をいかした体当たりまで仕掛けてくる。
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「わーやばいやばい!」

 開始早々ワリオのファイアボール攻撃。
 なんとかかわすもののその後のワリオの体当たりをくらってしまいチビ状態に。
 その後なんとか一発は踏めたものの…
 結局ファイアボールに当たってしまい敗北。

「はぁー…きっついなぁ」

 そしてここで姫様が登場。

「妹紅、今残機いくつある?」
「え?えーと…うわ、もうあと3機!?」
「ゲームオーバーになったらまた金貨の集めなおし…時間的にもうそんな余裕はないわ。この3機で勝てなかったら挑戦は終了よ」
「またかー…」

 前回のゴエモンと同じパターン。
 プレッシャーが妹紅に重くのしかかる。

「いけるはずだ。前回は勝ってるんだし」

 おでこに冷えピタを貼り、気合を入れる妹紅。
 さらに姫様と入れ替わりに慧音が登場。

「妹紅、せめてボスの直前までは私がやろう」
「…お願いします」

 妹紅を休ませるため、慧音がマリオ城のステージ攻略を担当。
 ボス直前で妹紅にバトンタッチ。

「頑張れよ」
「うん」

 まずは第一段階をクリア。
 続く第二段階でチビまで追い込まれるも勝利。
 しかし最終段階で一回踏みつけたものの敗北。
 残り2機。

「くそっ!」

 次の対決も第二段階まではなんとか勝利し、
 続く最終段階も二回まで踏みつけたが…惜しくも敗北。
 いよいよ残り一機。
 泣いても笑ってもこれが最後の挑戦。

「………」

 無言になってしまう妹紅。
 もう失敗はできない。
 最後の力をこの一機に託す。

「…よし!」

 最終戦、ここで妹紅。第二段階をノーダメージでクリア!
 最後にして最大のチャンス!
 万全の状態でワリオとの最終決戦に挑む!

 まずは突撃して一発!
 そしてすぐに離れてワリオの攻撃をかわす!

 続けて二発目!
 すぐ離れようとするがあまり距離をとれずダメージを受ける。

 そして

 妹紅の

 最後の攻撃!



 三度目の踏みつけがワリオの頭上にヒット!

「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」

 思わず妹紅もスタッフ一同も歓喜の雄たけび!!

「勝ったぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 『スーパーマリオランド2』見事に攻略!!

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エンディングはこちら
敗れたワリオはそのまま逃走。
ようやく奪われていた城を無事に取り戻す事ができたマリオでした。

「いまさらだけどここって元々マリオの城だったのか。え、マリオ金持ちなの?」
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「あー…疲れたー」
「お疲れ様妹紅。ギリギリだったけどなんとか二勝目ね」
「一ついいかな?」
「なに?」
「さんざん助けられてなんだけどやっぱりヒゲのオッサンがウサミミってどうかと思うわ」
「そうね…来なさいイナバ。可愛いウサミミとはこういうモノだって所を見せてちょうだい」
「えぇーっ!?」

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『ひめさまはなにかつぶやいた』

『うさみみはお
 んなのこがつ
 けるべきよね』

『このじゅもんをもってえいえんていへいくのよ』

『じかいもゲームボーイ…でんせつにちょうせんよ』
このネタを書くために数年ぶりにマリオランド2をプレイしましたが
普通に面白かったです。すごいなマリオ。

ゲームセンターCXでは今のところゲームボーイでの挑戦はないのですが
ファミコンやスーファミのソフトはもうかなりプレイされていて
ソフトがかぶらないようにするのはちょっと難しいので
今回ゲームボーイのソフトをやらせてみました。
よしむら
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コメント



0.890簡易評価
3.100名前が無い程度の能力削除
前回に引き続き面白かったです!
小学生の頃、友達とやいやい言いながらテレビにかじりついてゲームしていたのが思い出されました
次の「でんせつ」ということは聖剣ですか!?
期待してます!
4.100名前が無い程度の能力削除
もう何年前だ6つの金貨…懐かしい
タタンガが辛かった幼稚園年長のあの頃

で、伝説とはSaGa2?
9.90名前が無い程度の能力削除
普段アクティブに弾幕しまくってる方々が畳部屋に揃ってゲームやってるところ想像すると和みますね。
でんせつはゼルダと予想。楽しみにしてますよー。
16.90名前が無い程度の能力削除
在り得ない位置で土管に潜って謎の空間の奥地へと潜ろうとした頃が懐かしい(間違った遊び方)
この人達の普段やってる事がやってる事だけにほのぼのしますな。
20.80ずわいがに削除
ゲームオーバーになると最初から――古いゲームはマジキチですな;