Coolier - 新生・東方創想話

ネズミは食べられるみたいです

2009/11/03 18:01:15
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「あらまたネズミ。まだこんな所にいたのね。」

「ここの辺りにはまだまだいろんな宝物がありそうなのでね。探索中なんだ。」

「そう。あれから考えてみたんですが、ネズミが人間を食べるというなら人間もネズミを食べればいいんじゃないかって。そうすれば食料問題も解決よね。」

「全く君は相変わらずだな。前も言っただろう。ネズミを甘く見ると死ぬよ。って」

「今度見かけたら試して見ようと思ってた所だったんですよ。でも、流石に生きたままじゃうまく食べられないですから、おとなしくなってくださいね。」

「そうかい。しかし、私はこんなところで食べられるわけにはいかないのでね。抵抗ぐらいさせてもらうよ。」




棒符「ビジーロッド」

「あ、前はこんな攻撃無かったのに初めてですね?」
「君はずいぶんとネズミを甘く見ているようだからね。少しばかり今回はサービスしてあげたよ。」

 ナズーリンの持った二本のロッドからレーザーが発射されると、私を挟み込むように襲ってくる。と、同時に雨のように弾幕が降ってくる。

「きゃっ危なかった。」

 降ってくる弾幕を避けるのに気を取られてしまった。突然閉じるスピードが速くなり、脇腹にレーザー当たると思った瞬間、直前で消えた。

(急にスピードが速くなったわ。気をつけないと)

どうやら完全には閉じないようだ。私は真正面に位置取ると、降ってくる弾幕の合間を縫って接近し、一気に攻撃を叩き込んだ。

「くっ」
「思ったより大したことなかったですね。今度はこっちから行きますよ。」





大奇跡「八坂の神風」

「おや、初めて見るスペルカードだね。君にはこういうのもあったのか。」
「こちらもサービスですよ。」

 私の周りから渦を巻いて弾幕が展開すると、ゆっくりとそれが広がっていく。一見隙間ないと思われ、ナズーリンの顔が強張ったが、展開していた弾がナズーリンの手前で収束していくと、目前に大きな隙間ができていった。

「ははっ、なんだいその攻撃は。弾が勝手に避けていくじゃないか。君は奇跡を操ると聞いていたがその程度のものだったのかい。」

 ネズミの大群の攻撃に比べたらまるでスピードもない。ナズーリンは余裕でかわしていった。


「もう終わりなのかい。それじゃ今度はこっちの番だよ。」

 ナズーリンが抱きかかえるように持った大きな二本のダウジングロッド。それを水平に構えると振りかざす!!


「行け!子ネズミたちよ!!」
捜符「ゴールドディテクター!!!」




















(にゃーん)





「……」

「……」


 灰色の幕が上がり、ネズミが隠れたと同時に現れたのは金色の子猫ちゃん。しかも一匹だ。
 白い三角形の真ん中で正面を向いた猫がにゃーんと鳴いていた。
 ネズミが猫を身に着けるってのはどうなのかしら。


 ナズーリンが攻撃のためダウジングロッドを振り上げる瞬間、八坂のそよ風がわずかにスカートをはためかせ、ロッドの先がスカートの穴に引っかかってしまったのだ。左右ともに。


「あ……あの……私としては確かに探し物が見つかったような気がしないでもないですが……」

……

「ああ、わかりました!! つまりそれは、『探していた黄金はこんな身近なところにあったんだ!』 と言うことを表現しているのですね!!」

「違う!!!」
(にゃーん)

 必死になって振り回し抜こうとするが、振り上げた勢いで直角の曲がりも通り越して手元のほうまで挿しぬいてしまった。ナズーリンのリーチでは思うように抜けない。

 おまけにダウジングロッドは先が鉤のように返っていて、挿すのは良くても抜くときは引っかかる。ちなみに刺さっているのはEとWだ。これはいくら振り回したところで抜けはしない。

 攻撃するたびにばっさばっさとスカートを捲くりあげるナズーリン。ネズミと猫が目まぐるしく入れ替わる。

「ああ、わかりました。トムとジェリーごっこですね。意外と可愛い遊びするんですね。でも、戦いの最中は止めたほうがいいと思いますよ。」

「違う!!!!!!」
(にゃーん)

「わかってますよ。」
(にゃーん)

 普段なら冷静に皮肉で返してくるナズーリンが全力で否定する。

 スカートがお猪口になったままジタバタ暴れるナズーリン。普段の落ち着いた物腰からは想像できない。ちょっと遠くてよく見えないが、あの小憎たらしいネズミは今どんな表情をしているのだろうか。


 寒気がしたわけじゃないのにゾクゾクしてきた。


 攻撃するためにロッドを持った手をそのまま上下に動かしつつ、それでも一生懸命に動かして外そうとしている。
 なまじ小柄なナズーリン。体に似合わない長いロッドを持っているため、穴を通そうとしてロッドの握りをずらそうとすると重心から外さなければならず、非力なナズーリンにはそれが返って抜くための操作を難しくしている。ロッドの操作がおろそかになると攻撃の手が緩んでしまうため、抜くことだけに集中できない。

 もうロッドの操作だけで抜くのは不可能だ。それでもナズーリンはもがき続ける。攻撃をしつつ変なロッド操作をしていたため、一体どこでどうなったのか、二つ三つと穴を貫いてこんがらがっていた。もう収集ついていない。


 スカートが巻き取られたため普段よりも裾が上がってきている。そのため、手を下ろしても子猫ちゃんがスカートの窓からちょこんと覗いている。可愛い。

(もうちょっと近くで見て見ましょ。)

 攻撃を掻い潜り、ナズーリンへと距離を詰める。

 近づいたらわかった。
 猫の隣に「がおー」って書いてある。ああ。あのうっかり寅ちゃんですか。可愛いですね。


 私は真正面に位置取ると、斜めから振ってくる弾をかわしつつ、しばし鑑賞した。

 素直に手を下ろすか離すかして、スカート掴んで普通に外せばいいのに…


(がおー)  (がおー)



「ねえ、攻撃しないであげるからそれ外したら?」
「嘘だ!!(がおー)手を離し(がおー)た瞬間叩き(がおー)込んでくる(がおー)だろう!!」

 あらよくわかりましたね。倒して大人しくしてからゆっくり食べようと思ったのに。
 ロッドを外すために攻撃の手を緩めれば即、至近距離から集中砲火されるため、なりふり構わず攻撃のペースを早めてくる。

(がおー)(がおー)(がおー)(がおー)

 それが返ってご対面の頻度を増す。

 さすがにこちらも何もしないと攻撃の手を止めてしまうので、一応牽制のため当たらない程度に攻撃しておく。もちろん弾でよく見えなってしまうのでわざと当たらないように攻撃する。それがますます攻撃時間を長引かせることとなる。


 至近距離まで迫ったため、(がおー)と入れ替わりにナズーリンの顔が見て取れる。
 最早初対面の時の人を小馬鹿にしたような蔑んだ表情ではなく、二度目に対面した時の見た目相応の小動物のような可愛らしい顔でこちらを睨んでいる。ただし、顔は羞恥で真っ赤になり、涙目である。
 きゅんっと来た。なんだろう。この感覚は。茄子みたいな傘を差した女の子と一緒に遊んであげた時以来だ。




 ようやくタイムアップとなった。



「よくもやってくれたな!! これならどうだ!!」
「いや私何もしてないですよ。」

「う、うるさい!!!!」
視符「高感度ナズーリンペンデュラム!!!」

 ナズーリンを守るようにペンデュラムが出現しぐるぐる回りだした。と、私の鼻先をペンデュラムが掠める。だんだん周回半径が大きくなってきた。私は一旦距離を取る。

 と、一気に私に向かいペンデュラムが迫ってきた。以前よりもペンデュラムの発する弾が多く、後ろに逃げ場はもうない。私は意を決し、回転する中心部へと飛び込んだ。

 そこで私が見たものは、空白地帯となったその場所で一生懸命スカートをばっさばっさとやっている(がおー)の姿。

 無防備になってこちらをアワアワとした表情で私を見ているナズーリン。非常にそそられる。ナズーリンの顔が現れるたび、その目はみるみるうちに涙で歪んでいくのがわかる。



 スカートを捲くり上げるたびいい香りがする。両足はぴったりと摺り寄せるように閉じ、羞恥と屈辱と恐怖のためかぷるぷると震えている。
 見た目通りの小児体型かと思いきや、意外と張りのあるふとももの間からわずかに向こう側が見えた。
 それを見て私の悪戯心に火がついた。 



「霊夢さんが言ってたんですけど、宝は隙間に詰まっているんですってね。」


 次の(がおー)の瞬間、一気に接近すると足元にしゃがみこみ、私の手にした御幣を内股の隙間にするっと差し込んでみた。

「ひぁああぁあああっっ!!」
「あっ、ぴったりフィット。」

 突然くすぐられたような感触に可愛い悲鳴を上げる。

「あら、本当に高感度なんですね。」
「それじゃ頂きますね。」

 ごん。振り下ろしたロッドで脳天を殴られた。




「ふ……」

「ふぁああぁあーーー助けてご主人~~~食べられる~~~」


 あ。逃げた。まだスペル途中だったのに……

「直接攻撃ですか……弾幕という常識に囚われてはいけないのですね……」








「ご、ご主人~~……」
「どうしましたナズーリン。」
「人間に食べられるところだった!」
「なんと! 妖怪を食べる人間がいるというのですか!!」
「人間相手にあんな恐ろしい目にあったのは初めてだよ。」
「よしよし。」


「泣き止みましたか?」
「ああ……みっともない姿を見せてしまったね。」


「以前私が作ってあげた毘沙門天の遣いの印はどうしたのですか? ちゃんと持ち歩くように言ったでしょう?」
「あまり権力を誇示するようで私は好きではないから普段は見えないように、だけど仕事の邪魔にならないように肌身離さず携帯していたんだがね。」

「うーん、それを見せれば毘沙門天の遣いに手を出すような人間はいないと思うのですが…」
「あー、見せるつもりはなかったんだけど、まあ結果的に見られたというか…」

「うーん。おかしいですね。人間がそれを見て手を出してくる、ましてや妖怪を食べようとするなんて思えませんが…」
「でもそれどころか寄ってきたけど…」

「どうやって見せたのですか?やってみてください。」
























寅に食べられました。
 ナズーリンはスカートがえっちすぎです。初見の立ち絵で真っ先に思ったのが「なんか引っ掛りそう」その次に目に入ったのが手に持ったロッドの先のEとW。そして攻撃時のロッドを振り上げるモーション。その三つが合わさった時、私の頭の中で桃源郷が生まれました。
 あと、高感度ナズーリンペンデュラムとか。一体何が高感度なのでしょう。意味深です。
そして、ちっちゃい娘が体に似合わない大きなロッドを一生懸命抱きかかえるようにして、内股で足を揃えて立ってる可愛いドット絵。人を小馬鹿にした言動とは似合わないそのギャップがたまりません。実はナズーリンはあんなこと言ってても、ちっちゃくて可愛くてとっても乙女なのだと思うのですよ。


と、私の脳内で勝手に思っていただけなはずなのに、某「鈴」が「鳴」る「堂」さんの本のナズーリンがあまりにもエロ可愛すぎたので勢いで書いてしまいました。なんでこうなった。

こちらでは初めてになります。プチ51喉飴氏による「目をこすってはいけません」に感化され、別の場所で別ストーリーを書かせていただきましたが、オリジナルのものとしては生まれて初めてのものとなります。作文能力の乏しい私がSSを書こうと思わせるまでに私の妄想力を鍛えてくださった喉飴氏には感謝しております。

名前はいいものが浮かばなかったので、喉飴氏が>4様と呼んでくれたので、そのままです。深い意味はありません。

ちなみに寅のマークは正面を向いてがおーって吠えている手乗りタイガーを想像していただければしっくりくると思います。
ぺ・四潤
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コメント



0.1420簡易評価
9.100名前が無い程度の能力削除
確かにあの穴にロッドが引っかかったら捲れちゃいますよね
しかしネコさんかと思ったらトラさんパンツですか、可愛いっすねぇw
あちらの作品も楽しく読ませていただきました、これからも期待してます
10.100名前が無い程度の能力削除
名前にそんな由来がwwwその発想力がパルパルスィ。
ナズはかわいいな。そして寅による補食シーンをあちらで待ってます。
12.100名前が無い程度の能力削除
なんて美味しそうなネズミ様。
これなら食べられちゃうのも自然の摂理というものです。
16.100名前が無い程度の能力削除
あああ、なんてすばらすぃいナズーリン。
スカートを必死にぱさぱさしながら涙目になってパンツ丸出しにしてるだなんて。
31.無評価ぺ・四潤削除
お読みいただきありがとうございました。勢いで書いてしまったため多少読みづらいところがありまして申し訳ありません。

9様>星キャラはひりじん以外全員ぱんつ派ではないかと思うのですよ。探し物のために藪の中に入ったら枝が引っ掛かりまくってぱんつ丸出しのなずりんとか想像するともう。あちらも読んでいただきありがとうございます。

10様>名前のほうにツッコミを頂くとは。なずりん可愛いです。
捕食シーン……今回は純粋にギャグのつもりでしたが、あなたのせいで妄想が止まらなくなってきました。どうしてくれますか。また寝不足になってしまうではないですか。

12様>寅とネズミが一緒にいたら食べられてしまいます。それが正しい寅とネズミの関係です。

16様>ある日涙目で羞恥で真っ赤になってスカートをたくし上げている5中ボスのような可愛い顔のなずりんに出会ったらどうしますか?
  1:スカートの穴に紐を通して巾着にしてお持ち帰る
  2:冷めてしまうといけないのでその場で戴く
  3:食べてしまうのは勿体無いので、とっておいてじっくりと鑑賞する
33.90名前が無い程度の能力削除
おかしいな、私の中のナズさんはわざと穴開きスカートを穿いて「こんなものに興味があるだなんて、人間は度し難い俗物だなハハッ」
と蔑みの視線を投げ掛けてくれるドSなのにこれは一体全体
はいてないも可だと思うのですよ
34.無評価ぺ・四潤削除
33様>あなたの言っているイメージ通りのイラストがあります。探してみてください。ヒント:あとがき→雑記