Coolier - 新生・東方創想話

東方X6

2009/08/08 19:02:42
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東方X戦記



第6話「出るか伝説の!激流小町」
小町は呆然となった。何故なら自分の目の前には、かつての同僚だった暁がいたのだ。
『小町・・・・・・あたしは死んだんだよ・・・・・・地獄をさ迷っているのさ・・・・・・あんたを恨んで・・・・・・。』
「ほ、本当にあんたなのか・・・・・・本当に暁だというのかい・・・・・・!?」
『まだ、信じない?こんな所で現実逃避なんてボケてない?』
やれやれと苦笑し、暁はポケットから防水携帯を取り出し、画面を小町に見せる。
「・・・・・・っ!?」
それは・・・・・・小町と暁の写真・・・・・・小町の携帯にも待ち受け画面として持っているものだった。
それじゃ・・・・・・それじゃ・・・・・・あいつは本当に・・・・・・暁?
『やっと思い出したのかい?あたしはこの時を待っていた・・・・・・あんたへの復讐を・・・・・・!』
「そんな・・・・・・そんな事がっ!?」
暁の笑みに小町はたじろいだ。自分の過ちが今ここに呼び起したのだ。それは恐怖と言っても過言ではない。
『あんたは裏切ったのさ・・・・・・あたしが殺されても平気で見捨てた・・・・・・見殺しにしたのさ・・・・・・。』
「止めろっ!止めてくれ!」
堪らず、小町はうずくまった。頭抱えて辛い現実から逃れようとしていた。
『まだ、現実から逃れようとしているのかい?あんたは多くの罪を犯した・・・・・・それは変えれない事さ。』
「あたいだってあんな事したくなかった!あたいは怖かったんだ!あたいはあんたを見殺しにした事を後悔していた!許してくれっ!お願いだ、許してくれっ!」
そう涙交じりに叫ぶ小町。それを見て唖然となるてゐとミスティア。
「な、何が起こっているの?何で、小町のそっくりさんにビビっているの?」
「あの言葉・・・・・・まさかっ!」
「ちょ、ちょ!?」
何かを思いついたのか急に飛び出すミスティアと慌てて追いかけるてゐ。
「(まさか死神さん・・・・・・前に裏切った事あるっていうの!?)」
ミスティアは今までの会話を思い出しつつ、小町の元へと向かう。彼女に一体、何があったのか追及する為に・・・・・・。
『・・・・・・ミスチー・・・・・・。』
「っ!?」
突然の言葉にミスティアは立ち止まる。どこかで聞いた事のある・・・・・・いや、懐かしいこの声は・・・・・・!?
振り返る。見るとそこには・・・・・・。
「・・・・・・!?リグル・・・・・・?」
そこには、リグルがいた。少し、体が薄いけど彼女がそこにいた。リグルはミスティアにこう囁く。
『ミスチー・・・・・・あの死神は悪い奴だよ。僕だけじゃなく、自分の友達を裏切ったんだよ。』
「裏切った・・・・・・?」
『そうだよ・・・・・・今なら、彼女を殺せる・・・・・・僕や彼女の仇を取って・・・・・・。』
「!?」
リグルの言葉にミスティアは確信する。そうだ、私は彼女に復讐しようとしていたんだ。
あの人は私達の裏切り者だ。あの人は1年前、リグルを見殺したのだ。絶対に許すわけにはいかない・・・・・・!
「死神さん・・・・・・絶対に許さない・・・・・・!」
「ミ、ミスティア!?」
ミスティアの変貌に流石のてゐも慌てる。それにしても何でリグルまでも今更ながら化けて出たんだ?
『てゐ・・・・・・てゐ・・・・・・。』
「えっ?・・・・・・ひ、姫・・・・・・?」
そこには輝夜が後方にいた。彼女は寂しそうな表情でてゐに囁く。
『てゐ・・・・・・寒いよ・・・・・・早く助けてよ・・・・・・。』
「姫・・・・・・!?」
その寂しい言葉に堪らずてゐは手を伸ばすが、死んでいるのか体がすり抜けてしまう・・・・・・。
・・・・・・あれ?
「ちょっと待って・・・・・・姫は不老不死だから幽霊になれないんじゃ・・・・・・?」
『・・・・・・え?』
「あと何で壊れない氷の中からここにいるの?・・・・・・あれ!?いつの間にかいなくなってる!」
何と頭の中の疑問を口に出したら、輝夜が消えていた。と言う事は・・・・・・。
「!分かった!小町!ミスティア!あの2人は偽物・・・・・・ムギュ!」
てゐが2人に告げようとする瞬間、後ろから羽交い絞めされてしまう。後ろを振り向くと・・・・・・。
「ふふふ・・・・・・まさか、その矛盾があるとは知りませんでした・・・・・・やはりちゃんと覚えていないといけませんね。」
花風勇者、美優だった。仮面を付けていても、笑っているのが分かる。
「あ、あんた・・・・・・何者なの?」
「ふふふ・・・・・・それは言えませんね・・・・・・貴方はここで死にますから・・・・・・後の2人はさておき。」
首を締められつつも、てゐは必死に抵抗し、この危機を脱する方法を考えた。早くしないと2人が危ない。
「(こんなんじゃ、あの時と同じ事になってしまう・・・・・・そんなのは絶対に嫌・・・・・・!)」
てゐがそう思いかけた途端、意外な出来事が起こる。それはてゐの幸せの能力か、偶然か。
突如、戦意喪失している小町と復讐心を呼び起こすミスティアの前に光が生じる。
『うおっ!』
『まぶしっ!』
その光に暁とリグル・・・・・・だったものが徐々に消え始める。
「・・・・・・?」
同じく光に目が眩んだ小町だったが、目を開けてみるとそこには・・・・・・。
『久しぶりだね・・・・・・小町♪』
「暁・・・・・・!」
暁がいた。だが、明らかに雰囲気が違う。
『まぁ、落ち着きなよ。さっきのは偽物。あたしが本物ってことさ。』
「な、何で・・・・・・?」
『まぁ、その何だ・・・・・・あんたに言いたい事がある・・・・・・。』
そうしどろもどろながらも暁はこう言う。
『小町・・・・・・あんたが聞いたの・・・・・・「裏切り者」っていうのはあんたの幻聴だから。というか勘違い。』
「・・・・・・え?」
突然の言葉に小町はある意味絶句した。あの言葉は幻聴だというのか?
『むしろ、あたしもリグルという蟲娘もあんたを恨んではいないから。』
「な、何で・・・・・・?」
『小町、あんたはあたしを置いて逃げた事に後悔しているらしいね・・・・・・けど、あたしはこれで良かったと思う。あんたはあたしの分まで生きる事が大事だからね・・・・・・だから、あんたが悩むことは無いんだ・・・・・・。』
「暁・・・・・・。」
暁の言葉に小町は思わず、涙を流した。暁がこんなにも自分を思っていたなんて・・・・・・。彼女は自分を許していたのだ。
「暁・・・・・・。」
『だから小町・・・・・・必ず生きて勝ってくれよ・・・・・・。』
そう言って、暁は消えてしまい、見るとてゐを羽交い絞めしている美優が絶句していた。
「ま、まさかそんな・・・・・・何故、私の術が解けるというのです・・・・・・!」
そうか。あいつが何らかの方法で自分達に幻を見せていたのだ。小町の鎌を持つ手に力がこもる。
「よくも・・・・・・よくも暁をぉぉぉぉぉぉっ!!!」
そう叫ぶや否や、小町は走りだし、鎌を振るう。てゐは身長低いので大丈夫だと思う。
「くっ!」
突然の行動に美優はてゐを離し、避けようとする。その時、鎌が仮面に当たって仮面を砕く。
そして、美優の顔を見て小町は再度驚く。何せ・・・・・・。
「・・・・・・あたいらにそっくり・・・・・・ということはあんたはあたいらのクローン!?」
何と、美優は小町や暁と同じ顔をしており、髪の色は緑、眼はミスティアの様な眼付をしていた。
「その通り・・・・・・私は貴方達の遺伝子を元にして作られたクローン7号、花風勇者・美優です。好きな物はカボチャ!」
「やっぱり余計なものまで入れているよ!」
「それはさておき・・・・・・貴方達をこれ以上生かして置くわけにはいきませんよ・・・・・・!」
「それは・・・・・・!」
「こっちのセリフよ!」
小町のセリフを遮って言ったのはミスティアだった。彼女は小町に向かってこう言う。
「死神さん・・・・・・リグルが言ってた、死神さんは悪い人じゃないって・・・・・・だから・・・・・・。」
「夜雀・・・・・・ありがとう・・・・・・。」
「ぬぬぬ・・・・・・仲直りと言う訳ですか・・・・・・ならばこちらから行きますよ!」
そう言って、美優は多くのスペルカードを取り出し、発動する。3人の周りに出てくるスペル群。
しかも良く見ると、自分達だけじゃなく、幽香や映姫様、チルノのと似ているスペルだったのだ。
「わわわ、何だか花の異変(花映塚)の面々のスペルカードみたい~!」
「さぁどうです?貴方達は自分や自分の大切な者と同じ者と戦う事になりますよ。まさにトリックオアトリート!」
「それがどうした!」
「え!?」
驚く事に3人はそのスペルを全て避けまくっている。これには流石の美優も驚く。
「(そ、そんな・・・・・・何故、旧式の彼女にそんな運動機能が・・・・・・給料が半分になった以来の驚きです!?)」
美優は混乱していた。そんな彼女に小町はこう言う。
「あんたには分かるまい!いくら、あたいらの能力を真似してもあたい達の「心」までは真似出来なかった!自分の好きなハロウィンを使って、大勢の人間を怖がらせる奴なんかにあたい達は負けない!どんな事があっても!」
「そ、そんな・・・・・・悪夢です・・・・・・いくら弾幕を避けるコツを知っているとはいえ、こんなに多くのを避けきれるなど!」
「それは弾幕の設置が変なのよ!貴方のはこれじゃお互いを相殺し合ってかえって避けやすくなっているわ!」
「スペルは多ければいいってもんじゃないのよ♪」
ミスティアとてゐの説明に美優はもう何が何だが分からなかった。自分は勇者だ。あのような輩に負ける筈がない。
「私は・・・・・・全ての人々の心にハロウィン魂と恐怖を植え付ける為に、給料アップの為に負けるわけにはいきません!!」
「だからさ、最後の余計じゃね?」
「っ!・・・・・・よ、余計なお世話です!」
そう言って美優は1つのスペルカードを取り出す。ザリクとは違い、美優オリジナルのスペルカードだ。
「これで最後です!恐符・・・・・・『ダークハロウィン』!!」
そしてスペルが発動し、今までに見た事がなく、強大なスペルが3人に襲いかかる。
「やばっ!皆、避けろ!」
小町の合図にミスティア達も慌てて避けようとするが、間に合わない。まさか距離を操っているのか!?
スド―――――ン!!
「「きゃあっ!」」
「きゃん!」
と、可愛らしい悲鳴を上げている若干1名とその他2名は直撃を免れたものの、爆発で吹っ飛ばされる。
まずい。このままでは全滅だ・・・・・・。一体、どうすれば・・・・・・。てゐとミスティアはそう考える。
相手は自分達と同じ能力を持つ者、それに加え、オリジナルのスペルでは避けるのが精一杯。
「ふふふ・・・・・・これで貴方達もお終いですね・・・・・・私の勝ちですよ!」
「それはどうかな?」
「何です?」
小町の言葉に首を傾げる美優。一体、あの自信は何処にあるんだ?
「悪いねぇ・・・・・・実はあたいは暁からあるものを渡されてね・・・・・・それは・・・・・・スペルカードさ!!」
そう言って、取り出す小町。それは今まで見た事もない感じのスペルカードだった。
「っ!まさか、貴方・・・・・・私のスペルを出し終わるのを見てたのですか!?」
「そのまさかだ!行くぜ!あたいと友の魂のスペルカード・・・・・・夢想花英龍!!!」
そう言うや否や、小町はスペルを発動する。彼女の周りに光が生じ、何と下から龍が現れたのだ!
それは全身が赤く、右腕には金色の腕輪が付いていた。龍が威嚇するかの様に咆哮する。
「ま、まさか・・・・・・あれって・・・・・・?」
「大神・天照が言ってた・・・・・・伝説の夢想技!?」
ミスティアとてゐはその名を聞いて思い出す。確かあれは・・・・・・。
『こう言い伝えられます。正しき者が世界と守るべき者の危機に陥った時、それは奇跡の様に発動する・・・と。』
天照の言った事は本当だった様だ。と言う事は、小町は伝説の夢想技の使い手の1人?
そんなやり取りをしている間に、小町は飛びあがる。そして鎌を構える。
「これが・・・・・・これが、あたい達の・・・・・・魂の力だ―――――――――!!!」
そう言いながら、小町は美優に突進する。美優は防戦態勢に入ろうとするが、
ガァ――――――――――――――!!
突如、赤き龍は咆哮と共に炎を吐いたのだ。小町は火に包まれながらも美優に迫る。
「おりゃぁっ!!」
ピチュチュチュ―――ン!!!
まさに炎の一閃!!小町の炎の鎌が美優を斬り、吹っ飛ばしたのだ。
「やったぁ!」
「凄い・・・・・・。」
この光景を2人は只、見ているしかなかったが、小町が瞬殺していたのを見ると感嘆の声を上げる。
一方の美優はもはや起き上がれるのに精一杯だった。余程、夢想花英龍の威力が高いかもしれない。
「何故・・・・・・何故、貴方達にはそんな力があるのです・・・・・・何故・・・・・・?」
「・・・・・・それはきっと、大切な者への思いやりだな・・・・・・。」
美優の呟きに小町がふと答える。
「人はな・・・誰も1人で生きている事はできないんだ・・・・・・死んで三途の川に渡るのもそうだ。そいつの渡し賃は自分じゃなく、その他の人・・・・・・その、何だ、「想い」で河の長さが決まるんだ・・・・・・あたいや霊夢、そして幻想郷や外の世界の皆に必ずはそう言った奴等がいる・・・・・・誰かの為に戦う・・・・・・そうだよな、暁・・・・・・。」
その言葉に答えるかのように赤い龍が咆哮をあげ、飛び去って行った。それを寂しそうに見る小町。
「・・・・・・達者でな、暁・・・・・・。」
「・・・・・・な、成程・・・・・・貴方達はそれが力の源でしたか・・・・・・ここは引くしか・・・・・・。」
そう言って、ある物を取り出す。ザリクと同じ瞬間移動装置であるのだ。
「覚えておきなさいよ・・・・・・いつか貴方達にハロウィンの凄さを思い知らせて・・・・・・給料を上昇させます・・・・・・!」
「・・・・・・やっぱり、最後の余計じゃ・・・・・・あ、行っちまった。」
そんな小町の呟きを無視して、美優は逃げた。きっと相当、低い給料なんだろうな・・・・・・自分とは大違いだ。
まぁとにかく、この街にもうハロウィン的な事が起こらなくて良かった。まだまだだが、これで気分がスッキリだ。
「あ、あの、死神さん・・・・・・。」
「ん?」
突然の言葉に小町は振り返る。ミスティアが何か言いだそうとしている。
「・・・・・・さっきの事・・・・・・勝手に死神さんの事、恨んでしまって・・・・・・本当にすみませんでした。」
その言葉に小町はポカンとなるが、しどろもどろに答える。
「あ、いや・・・・・・あたいも1年前は自分さえ良ければどうでもいいと変な事を考えて・・・・・・。」
「けど、死神さんは自分の友達が死んで悩んでいたでしょう?貴方は悪くないよ・・・・・・。」
「夜雀・・・・・・。」
「ふぅ、何はともあれ、これにて一件落着♪さぁて、一時、幻想郷に戻ろうかな~。」
そう言って、元の場所へ戻ろうとするてゐ。外の世界へ入る時、紫がスキマを開けっ放しにしているのだ。
「あ、所で小町も戻らない?」
「い、いいのかあたいは・・・・・・。」
戻っていいのか?自分はもう退職したのだぞ。そう心配する小町にミスティアが笑って言う。
「大丈夫、皆、貴方を待っているから。さぁ、戻りましょう。」
「・・・・・・そうだな・・・・・・。」
そうだ、今こうして大切な仲間がいる。だから、今のあたいがいるんだと思う・・・・・・。



一方の修行の間で霊夢とハクレイは弾幕をしていた。状況は霊夢の方が不利だった。
「(一体、私に何が足りないっていうの?力?力が足りないっていうの?)」
片腕という訳じゃなさそうだし、霊夢は自分が足りないものを探ろうと必死だった。
一方のハクレイはやけにノホホンと霊夢の弾幕を避けまくっている。それも楽々と。
「よっと・・・・・・霊夢さ―何か今の弾幕、昔とは違う雰囲気だけど。」
「雰囲気?」
「霊夢が今まで異変解決する時と今回の異変を解決しようとする雰囲気・・・・・・それが違うんだな―。」
「っ!あ・・・・・・当たり前でしょ!だって・・・・・・。」
そう言うが、霊夢は言葉を失う。何せ、今まで今回の異変は全く違っていた。
今までは、レミリア達は自分達の都合に合わせる為に異変を起こしたのだ。
だが、Zは自らの欲望の為に、私達を罠に落とした。そして今回で・・・・・・仲間の死を直感した。
それがかつてと現在の違いかもしれない・・・・・・。
そう考える霊夢にハクレイは溜息しつつ、言う。
「確かに、1年前の異変で傷ついた事も分かる・・・・・・悩みも分かる・・・・・・けどさ、今こうして戦っている仲間がいるんでしょ?その為に今の修行を完成させるのが一番でしょ?それが博麗神社の巫女としての義務よ。」
「・・・・・・確かにね・・・・・・私はまだまだかもしれないわね・・・・・・。」
そう無力気に答える。するとハクレイは腰を落として何かを準備している。
「・・・・・・そろそろ休憩にする?今の時間は昼だし。」
この中にいると、時間の感覚が失い、今何時なのか分からない。それなのに分かるとは凄い。
仕方なく頷き、霊夢は休憩する事となった。だが、外の方では恐ろしい事が起こった事を知る由もなかった・・・・・・。



幻想郷の森の中。どこか平和の香りを漂わせる雰囲気を持ち、木から鳥達のさえずりが聞こえる。
その時、突如、どこからか黒い霧が漂ってきた。木にいる鳥達も慌てて飛び立とうとする。
だが、その黒い霧はまるで意志を持っているかの様にうごめき、鳥達、否、森全体を包み込む。
やがて、霧が晴れると、そこはまさに今まではうって変わって地獄だった。
花や木々が枯れ、鳥達が息絶えて転がっている。そんな中を1人の少女が歩いている。
その服装は脇出しで黒に銀色の巫女装束を纏い、腰には黒き刀を下げている。
そして驚く事に・・・・・・顔は霊夢と同じ顔だったのだ。彼女は不敵な笑みを浮かべ、周りを見渡す。
「・・・・・・・ふぅむ、やはり久しいなここは・・・・・・ここが我の始まりと言うべきか・・・・・・だが・・・・・・。」
そう呟き、腕を動かす黒き巫女。
「やはり、我も年故か、未だに動きづらいな・・・・・・だが、おぼろげながらも答えを出したのだ、こんな所で引くわけにはいかぬ・・・・・・!まずは、我を「封印」した八雲紫、神綺、そして博麗神社の巫女の子孫を探さなければな・・・・・・。」
そうして、目を閉じて、何やら考えている模様。しばらくして・・・・・・。
「見つけた・・・・・・やはり、その古臭い雰囲気は相変わらずだな・・・・・・八雲紫!!この博麗霊牙が闇に葬ってくれるわ!」
そう言うや否や、飛び立つ黒き巫女・・・・・・博麗霊牙は飛び立った。辺りの地獄を残して・・・・・・。



「っ!」
天照の森。そこに紫らが司令代わりとしているが、突如、顔色を変える。
「(この久々の悪寒・・・・・・まさか・・・・・・まさか、あの闇の巫女が・・・・・・!)」
『紫・・・・・・。』
大神・天照も気づいているらしい。
「天照も気づいているわね・・・・・・間違いなく、彼女よ・・・・・・。」
『どうするのです・・・・・・もうかつての仲間はが不在で、霊夢はまだ修業中ですよ。」
「分かっているわ・・・・・・ここは、私が食い止めるわ・・・・・・。」
『!?本気なのですね・・・・・・闇の巫女の実力は半端じゃないですよ・・・・・・。』
「えぇ、分かっている・・・・・・だからこそ、命がけで霊夢に近づけさせないのよ。」
そう言って、スキマで移動する紫。残るのは大神・天照のみ。
『紫・・・・・・ご無事を祈ります・・・・・・。』



そしてとある場所にある北方勇者帝国の拠点№4の中心部。そこに勇者4号が座っていた。
「南地区を占領したら、あとは東区に1000体の量産型T‐Jを送り込んでと・・・・・・あれ?」
4号が見ると、モールス信号が出ていた。これは緊急事態のみに出す筈だが・・・・・・。
驚く事にその内容は勇者3号のザリクと勇者7号の美優が幻想郷の住人にやられたらしい。
「・・・・・・も~2人とも、何やってんだよ~。これじゃあチルノに馬鹿にされるよー。」
そうブツブツ言いながらも4号は立ち上がる。もうすぐ、ここにもやって来るかもしれない。
まずは旧式達にとびっきりの罠を仕掛けよう。そして・・・・・・。
「そしたら、僕がカッコいい所を見してやるぞ~!」



続く


次回:「勇義とキスメの2人が辿り着いたのは、拠点4号。だがそこには、勇者4号の罠が仕掛けられていた。そして、謎多き闇の巫女、霊牙と紫の戦いは!?次回、「ずっと僕の活躍!4号の罠オンパレード!」にご期待ください。

オリキャラ紹介
「花風勇者:美優」
クローン勇者7号。チルノ、ミスティア、プリズムリバー3姉妹、てゐ、小町、映姫、幽香の能力を持ち、大半は小町。
極度のハロウィン好きで、毎日所か、頭の中がハロウィン。給料にはうるさく、給料アップを夢見ている。
距離を操ったり、敵に幻を見せたりと、苦手な接近戦の代わりに距離を取っての遠距離戦を得意とする。
「されど私は同情しません!」と無責任な所もあり、悪食と言う噂が絶えない。話し方は映姫並み
ZRXです。
今回は少しネタ切れに陥ってしまったので表現力がイマイチだと思いますがそこはご了承してください。
次回は勇儀が強敵の罠に大苦戦・・・!どうする勇儀
ZRX
簡易評価

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コメント



0.470簡易評価
1.20名前が無い程度の能力削除
表現力がイマイチなのを了承してくれって、無理じゃね?
とりあえず三点リーダ多すぎてとても読みにくかったです。
2.無評価名無しのゾンビフェアリー削除
書き続けるのはよいことですがオリジナルは別の場所で投稿しましょう
5.無評価名前が無い程度の能力削除
ギャグなのかシリアスなのかわかんね~もう続けなくっていいから、小説を読む人を苛立つ目的で書いてるのかな
6.10名前が無い程度の能力削除
10点あげるからもう来るな
7.無評価名前が無い程度の能力削除
三点リーダですらない。

良し悪し関係なく反応見たくてやってるんでしょこれ?(悪い反応ばっかだけど)
コメントしなきゃ投稿しなくなるんじゃない?

とゆーことで俺もこれ以上はコメントしません。
8.無評価名前が無い程度の能力削除
創想話至上初の評価数0を目指すと聞いて
9.無評価名前が無い程度の能力削除
ところで、-1000したいんですがどうすればいいですか
10.無評価名前が無い程度の能力削除
ここまでコメント貰えるなんてある意味羨ましい
なので、もうコメントしません。反応しなきゃ投稿しないってのには同意かも
12.30名前が無い程度の能力削除
前作読みました。今では内容読まずにコメントだけ見ています。面白かったので30点あげます。次待ってます。
14.10名前が無い程度の能力削除
ここは東方の小説を投稿する場所なんですけど
23.無評価名前が無い程度の能力削除
墜ちろ♪
24.無評価名前が無い程度の能力削除
おぉおーい!!!
こいつ・・・堕ちろよ・・・堕ちろぉ!!!
25.無評価名前が無い程度の能力削除
こいつ・・・動くぞ・・・!
26.無評価名前が無い程度の能力削除
で、Xシリーズは8までしかないわけだが
これ終わったら、ひょっとしてアレか
次はサイバーミッションとかソウルイレイザーとかか?
29.10名前が無い程度の能力削除
お前コメントと空気読めよ。
どう考えたって歓迎されてる雰囲気じゃねえだろ。
せめて今の万倍くらい文章力、創造力、カリスマを身につけてから戻ってこいよ。
30.無評価名前が無い程度の能力削除
なんかきもくなった まだ前の方がよかった
これアンパンマンとかでやったらうけると思います
31.無評価名前が無い程度の能力削除
久々に来てみればまたあんたか。
『今回は少しネタ切れに陥ってしまったので表現力がイマイチだと思いますがそこはご了承してください。』ってお前、イマイチどころじゃないのは毎回だろ。
相変わらず人をイラつかせるのだけは上手だな。まぁ時間の無駄だから内容読んでないけど
32.無評価名前が無い程度の能力削除
これほど成長しない、改善しようとしない作者も珍しい…
表現力以前の問題かと、作者さんもっと本読みましょう
話はそれからだ
34.無評価名前が無い程度の能力削除
最近俺、周りから色々言われて自信なくなっていたけど、
あなたよりはずっとマシだということが分かったら
少し気が楽になったよ。
38.無評価名前が無い程度の能力削除
おおぅ! こんなところに反面教師が・・・
39.無評価名前が無い程度の能力削除
・・・・
40.無評価名前が無い程度の能力削除
この作者コメント欄は自分の都合の良いところしか見ない(頭に入れない)から何言っても無駄だと思うよ
その証拠に誤字脱字三点リーダすら改善されてない
41.無評価名前が無い程度の能力削除
コイツ、なんで堕ちないんだよ!? 堕ちろ!!
42.無評価名前が無い程度の能力削除
うわ・・・こんな所で・・・
たぶん作者の知り合いだ・・・
43.100イクス削除
おもろかったよ~。
でも東方でやるより他のところで、やったほうが良いと思うよ~。
自分的には、面白かったから良し。
期待してるよ~。 
45.80名前が無い程度の能力削除
まぁ、こういうのも自分は嫌いじゃない。
だけどここで書く内容かは理解しかねる。
まぁがんばってくれ
46.無評価名前が無い程度の能力削除
読み手は作品を批評する自由があるが、そもそも書き手も(規約の範囲内でなら)
自由に投稿できるんだよな・・・。
ある意味健全かも?!