Coolier - 新生・東方創想話

さとりでげんき

2009/07/26 05:53:57
最終更新
サイズ
3.51KB
ページ数
1
閲覧数
1039
評価数
10/29
POINT
1420
Rate
9.63

分類タグ


 さとりちゃんは ちれいでんに すんでいる 女の子。

 さとりちゃんには 妹の こいしちゃんが いました。

 けれど、こころを よむことが できる こいしちゃんは、お外に出ないで、へやに
ひきこもってばかり。



 さとりちゃんは こいしちゃんのために なにか いいこと してあげたいと
思いました。

 え本をよんで あげようか。

 だんまくごっこ してあげようか。

 それとも ちょっと いたずらしちゃおうかな。



 でも もっと もっと いいことないかしら。



 こいしちゃんが たちまち 元気になるようなこと。

 さとりちゃんは いっしょうけんめい かんがえました。



「あっ、そうですね。おいしい サラダを 作ってあげましょう。元気になる 
サラダを 作ってあげましょう」

 さとりちゃんは サラダを 作りはじめました。

 きゅうりは とん とん とん、

 きのこは ぱす ぱす ぱす、

 もやしは しゃ しゃ しゃき、

 と 切って 大きな おさらに のせました。



 すると かしゃが のっそり 入って来て 言いました。

「サラダに かつおぶしを いれるといいですよ 元気になりますよ。はりやま
だって 上手によけれる。いがくてきこんきょは ありませんけどね」

「おしえてくれて、ありがとう」

 さとりちゃんは さっそく かつおぶしを サラダにかけました。



 すると まどに じごくがらすが とまって 言いました。

「さとりさま。こいしさまが 元気でないんですって。それはたいへん。わたしの
かくエネルギーを あげましょう。かくがあれば 元気百ばい。きっと お家を
とび出すくらい 元気になりますよ」

「おしえてくれて、ありがとう」

 さとりちゃんは サラダに かくエネルギーを いれました。



 すると こんどは はしの下に すんでいる みずはしさんが やってきました。

「こいしちゃんが ひきこもって、それで さとりちゃんに サラダを作って 
もらっているのね。まあ、なんて ねたましいのかしら」

 みずはしさんは しっとしながら さとりちゃんに 言いました。

「サラダを作るなら、この グリーンアイドモンスターを あげるわ。なんだか 
よく分からない ものだけど、きっと けんこうに いいはずよ。みどり色だし」

「まあ、ありがとう」



 すると のそのそと つちぐもが やってきました。

「さとりちゃん、やっぱり サラダには にんじんが ぜったい ひつようよ。
こいしちゃんの ために わたし もってきたの」

「にんじんですか。なんだか おもしろみが ないですね」

「んー、それじゃあ ついでに わたしの もっている びょうげんきんも あげ
ましょう」

「つちぐもさん。なにから なにまで ありがとう」



「さあ、これで できあがり。こいしちゃん、サラダができましたよ」

 さとりちゃんは 大きな声で いいました。

 そのとき、





 チャーンラー チャララ チャラララー






 はなのさかづきおおえやまの びーじーえむと ともに おにが どっしりと 
やってきました。

「いやー まにあって よかった よかった。どれ、ひとつ てつだって やろう
じゃないか」

「おことばは うれしいのですが、でも もう できあがって しまいましたよ」

 さとりちゃんは言いました。

「いやいや なにを言ってるんだい。このサラダには、まだ さけが はいって
ないじゃないか。さけは ひゃくやくのちょう。のまなきゃ 元気になんて なれや
しないさ」

 おには、サラダにさけをいれました。

 それも、よってるせいか、ドバドバと いれました。



「これで、本とうに かんせいですね」

 さとりちゃんは 言いました。




 こいしちゃんのために、ちかの みんなで 作ったサラダ。

 これを たべれば、こいしちゃん、きっと お外に 出てくれるよね。

「さあ、こいしちゃん。めし上がれ」

 さとりちゃんはいいました。




 こいしちゃんは サラダを たべると、たちまち おうちを 出ていきました。

 それが いえでで あったのは、言うまでも ありません。
小五ロリな、さとりを書こうと思って書いたら、やりすぎた。これじゃあ小一ロリだ。


追記:コメント欄で間違いを指摘して下さった方へ、遅れましたが訂正させていただきましたのでお知らせいたします。
   それでは次回「さとり記念日」にてお会いしましょう(嘘
嫌な
http://hosizorakagekidan.web.fc2.com/
簡易評価

点数のボタンをクリックしコメントなしで評価します。

コメント



0.620簡易評価
8.無評価名前が無い程度の能力削除
× ひぐるま
○ かしゃ
10.60名前が無い程度の能力削除
絵本口調を試してみるというのは作家ならば必ず歩む道ですよね(違

どうみてもサラダの域を超えている件。こんなカオス料理出されるならこいしも家出するわなw。
中途半端な空白がちょっとアレでしたので、その分差し引いた点数に。
11.70名前が無い程度の能力削除
『おもしろみが ないですね』
さとりさん、あんたはサラダに何を求めているんだwww
14.100名前が無い程度の能力削除
核エネルギーって食えるのか?w
15.70名前が無い程度の能力削除
× やたからす
○ じごくからす

× はなのさかずきおおえやま
○ はなのさかづきおおえやま

お空は八咫烏を食べて核エネルギーを手に入れただけで、種族としては地獄鴉ですよ。

グリーンアイドモンスターって実体あったのか……
16.80名前が無い程度の能力削除
こいしちゃんならオレの隣で寝てるぜ。
(永遠亭・八意診療所なう)
22.90名前が無い程度の能力削除
オチのまとめが上手い!!
23.80名前が無い程度の能力削除
サラダでげんき、懐かしすぎるw
24.70名前が無い程度の能力削除
こいしが不憫すぎるw
25.90名前が無い程度の能力削除
なんだこのブッ壊れた児童文学はw

あたまから袋をかぶった へんたいさんが言いました。
「さいこうだ。もっとやってくれ」
26.90名前が無い程度の能力削除
そりゃここまで酷い料理出されりゃ誰でも出ていきますよw