Coolier - 新生・東方創想話

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2004/11/30 09:15:24
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その日の幻想郷は、いつもより少しだけ肌寒かった。

まるで、決して叶えられる事の無いささやかな願いを秘めたあの少女達の心の様に。





大気はうっすらと灰色に曇り、太陽は空のどこかでしょんぼりと縮こまっていて。





彼女達の冷え切った身体と心を暖めてくれるものは……何も、無かった。





これはそんな、とある冬の日のおはなし。













「ぐわあぁぁぁぁぁぁぁ!!」

「ま、魔理沙ッ!?」


霧雨魔理沙という存在自体を根底から否定し揺るがす様な強烈な一撃を受けて
魔理沙が周囲に鮮血を撒き散らせ、がくりと地に膝を付いた。
常人の神経及び脳細胞では決して理解する事あたわぬ惨劇をその身に焼き付けられ、
おびただしい絶望と果てし無い驚愕の波に押し潰されて魔理沙が散った。
霊夢が走り、素早く魔理沙を受け止める。


「がッ……うあ……あ、アレは……ヤバッ……ヤバ過ぎるぜ……ぐふ!」

「喋らないでッ!分かった、分かったわ……怖かったわよね……魔理沙……よく頑張ったわ……」

「くっ……だから先走るなって言ったのにッ!!……これで分かったでしょう、アレは既にこの世のモノではないのよ」


険しい表情で言い放つ咲夜。
しかし言葉とは裏腹に、額や首筋には冷や汗が流れ身体は恐怖に震えている。
とてもあの完全で瀟洒な銀色の悪魔と同一人物とは思えない、焦燥しきった姿。


「……こうなれば」


すらり、と妖夢が楼観剣を抜く。
美しく煌く銀の刀身は、「斬る」と言う何処までも鋭利でそして明確な意志を持っていた。
全てを切り裂き、世界をさざめく鮮血と狂おしい剣閃で彩る。
それが己の唯一無二の使命であり、同時に運命であるかのように。
剣を下段に構え、ぐいと身体を沈めて一足飛びの体勢を取る妖夢。


「ま、待ちなさい!妖夢、あなた魔理沙の二の舞を演じる心算ッ!?」

「……何れ誰かがやらねばならぬ事。ならば今ここで私がこの忌まわしき運命を断ち切ってみせます」

「無駄死によ!あなたではアレに敵わないわ!……いえ、例えこの四人全員を合わせて立ち向かったとしても……」

「伝えてください──────幽々子様に──────申し訳、ありません、と」

「……ッ!!」


これ以上犠牲者を出してなるものかと慌てて引き止める咲夜と
厳然として揺るがぬ、悲壮な決意を湛えた瞳で呟く妖夢。
志半ばで散った戦友の為に、そして理不尽で不条理な暴虐に怯える仲間を助ける為に。
ここにいるのは既に魂魄 妖夢という半人半霊の少女ではなく、ただひとり死地に赴こうとしている孤高のサムライだった。


「妖夢ッ……やめなさ──」





『───────────現世斬』





断ッ、と、神速の刃と化した妖夢が地を蹴り、奔り出した。
触れるモノほぼすべてを切り裂く非情にして無情の一閃。
剣閃は、不可視かつ不可避。
襲い掛かる斬撃は、流麗かつ華麗。
その先に待つ断絶は、残酷かつ惨酷。
そしてその結末は、無様に倒れ伏す哀れな亡骸。
およそ「斬撃」としては完璧な、敵を斬り裂く為に洗練され尽くした一撃だった。


「(貰ったッ───────────!!)」


楼観剣が「轟ッ」と咆哮する。
稲光の如き剣閃を煌かせて、容赦の無い斬撃が荒れ狂った。
妖夢が自分の勝利を確信しかけた、正にその時。



「(なッ……き、気付か……見付かっ──た──!?)」



瞬間、世界が乳白色に染まり。



「しまっ──」





『──ふにゅり』





「た」



砂城が波に浚われる様に、妖夢の意識は断絶した。



・ ・ ・



「い、嫌ー!だ、誰かー!不法侵入者がー!刀を持った不法侵入者が私の胸にー!!」
私の胸は枕じゃないんだからこんな所で気絶しないでー!救命阿ー!!」

「だから言ったのにッ……美鈴の乳との一騎打ちだなんてあの子には荷が重過ぎるわ……」

「ねぇ……咲夜……あれって……え?何?何アレ?いよかん?晩白由?目の錯覚?蜃気楼?」

「う、うう……メロンが……マスクメロンが……二連装夕張メロンが迫ってくるぜ……うあ……まんじゅうこわい……」


紅魔館内の美鈴の部屋はもはや阿鼻叫喚の地獄絵図と化していた。
豪快かつ華麗に部屋の中に飛び込んだ妖夢は、ちょうど着替えをしていた美鈴が振り向いた為
最終破壊兵器ダブルメロン(仮称)の直撃を受けて、美鈴の胸に埋もれる形で気を失っている。
先程咲夜が止めるのも聞かずに部屋の中を覗いた魔理沙も、丁度美鈴が上着を脱いだ瞬間を直視してしまい
あまりの衝撃に鼻血を噴出し正気を失って虚ろな表情で何やらブツブツと呟いているし、
霊夢に至っては眼前の現実を受け入れる事が出来ず必死に自分を誤魔化そうとしている。


「さ、咲夜さん!?こ、この子何とかしてくださいー!私の胸に頭が挟まって窒息死しちゃいそうですよー!」

「はさまっ……ッ!?え、ええ……分かったわ」


部屋の入り口から覗く咲夜に気付いた美鈴が助けを求める。
胸で人が窒息死すると言う、美鈴のあまりにも衝撃的な発言に一瞬咲夜の中に
ドス黒い感情が荒れ狂ったが、とりあえず今は妖夢を助ける事が先決だ。
ちなみに妖夢の頭を引っこ抜くついでに美鈴の胸も切り落としてやろうかと思ったのは
咲夜本人しか知らない秘密である。


「ふぅ……危なかったぁ……。それにしても咲夜さん……こ、これは一体どういう……?」

「うっ……そ、それは……その……」


・ ・ ・


事の発端は数時間前に遡る。
博麗神社の居間で、霊夢・魔理沙・咲夜・妖夢の四人が何やら怪しげな相談をしていた。


「誰に見せる訳でもないけど……幾らなんでもこのサイズでは満足できないわ」

「全くもって同感だぜ。私なんか風呂上りとか着替え中とか常に目を瞑って見ないようにしてるからな」

「貴方達はまだいい方よ、それなりに外見相応の大きさだし…それなのに私と来たら……はぁ……」

「……半分人間ではないのがまずいのでしょうか……一寸どころか五分ほども成長しないんですよね……」


四人とも凄まじく落ち込んでいる様子で、表情も暗く声にも元気が無い。
居間に漂う空気は重苦しく、まるで暗く鬱蒼とした樹海の奥深くの様だ。
やがて話の流れがぴたりと止まり、四人一斉に大きな溜息を付いた。


「どうすれば改善できるのかしらね、これ……」

「私に聞くなよ……持ってる者には持たざる者の気持ちが理解できないように、その逆もまた然りだぜ」


魔理沙がそう言った途端、咲夜の表情が変わった。
今までの暗く打ち沈んだ雰囲気は完全に霧散して
凛々しくそして希望に満ち満ちた晴れやかな顔をしている。


「……そう、それよ魔理沙!」

「それって……何の事だ?私の服の色がパンダみたいだってか?」

「違うわよ!そうじゃなくて…貴方の言う通り、持っていない私達には持っている者の気持ちは分からない」


ならば、と一呼吸置いて、咲夜が続ける。


「──持っている者に尋くのが一番じゃなくて?」


「「「……ッ!!」」」


それは正に鶴の一声であった。
どこぞの回転しながら弾幕をぶっ放す黒猫的な
単純にして最良の解決策、「分からないなら人に聞く」。
地獄の底に降りてきた一筋の蜘蛛の糸を見つけたように三人の表情が明るくなる。


「流石咲夜ね……私とした事がこんな簡単な事に気付かなかったなんて……」

「ああ、私も完全に見落としてたぜ。幸せの青い鳥は案外身近に居るもんなんだな」

「ええ、伊達に毎晩平均三時間主人の人形を抱いて何やら怪しい行為に耽っているだけの事はありますね」

「妖夢!?何で貴方がそれを知ってるのよ!?」


先程までの鬱屈した空気はどこへやら。
夢と希望を持って己の信ずる道を行かんとする姿はかくも美しいものなのか、
四人の表情からは世界を包む大いなる愛の存在すら感じさせる。


「そうと決まったら話は早いぜ!こんな所でぐずぐずしてる暇はない、早速出発だー!」

「「「おー!!!」」」


勢い良く居間から飛び出していく四人。
後に残されたのは、軽い好奇心で縁側の下に潜んで盗み聞きしていたら
予想に反してあまりにも話が意味不明だったために物凄い知恵熱を出してしまい、
「そーなのかーそーなのかーちっちゃいのは嫌なのかーそーなのかー」と
うわ言の様に呟き続けるルーミアの残骸だけだった。




・ ・ ・




「…と…言う訳で、つまり私達は高尚かつ哲学的でピュアな悩みを解決する為にこうやって奔走しているのよ」



妖夢の命を賭けた神風的特攻より十数分後。
とりあえず部屋の中に入れてもらった四人を代表して、咲夜が美鈴に事の顛末を話していた。
ちなみに魔理沙はもう正気を取り戻していたが妖夢は未だに意識不明の重体だ。
やはり美鈴の必殺博愛メロン固め(仮称)の破壊力は相当のものらしい。


「つまり……どうやったら胸が大きくなるかって聞きに回ってるって事ですか?」

「なっ……美鈴、貴方何故それをッ!?完璧に誤魔化したはずだったのにッ!!」


自分の巧みな話術をあっさりと破られて焦る咲夜。
美鈴はあの鬼の紅魔館メイド長が自分の言葉で慌てふためく様子など予想だにしなかったので
驚くと共にちょっぴり微笑ましい気分になったが、万に一つでもそれを顔に出したが最後、
数えるのも馬鹿らしい量のナイフが自分の胸目掛けてかっ飛んでくる事請け合いなので黙っていた。


「何故と言われましても……って、霊夢と魔理沙……
そんな世界を構成する概念から外れたバケモノを見るような目で見ないでよ……」

「え?あ、うん……ご、ごめん」

「あ、あぁ……その、すまん……つい……」


咲夜が美鈴に事の顛末を話している間、瞬き一つせずに
美鈴の胸を凝視していた霊夢と魔理沙が、美鈴に声を掛けられてようやく現実の世界に戻ってきた。
いつもの中華風の服装では無く薄い寝巻きを着ているために
豊満なふくらみのラインがより一層際立って見えていて実にきわどい。
自分達と美鈴の胸を何度も見比べて、ふたりが溜息をつく。


「しかしまあ……その……これは一体……ど、どういう類の手品なの?これが俗に言う中国雑技団?」

「い、いやちょっと待て霊夢、このサイズになると何らかの呪術である可能性もあるぜ」

「すでに呪いかトリックの産物扱いッ!?」


大分落ち着いてはいるが、二人の受けたショックはやはり相当甚大だった様だ。
何がなんでも胸が自然にここまで大きくなる事を否定しようとしている。
彼女達自身、それは空しすぎる現実逃避だという事を理解してはいたが
そうでもしないと自我を保っている自信が無かった。


「だって何かこの胸人間の三人や四人飲み込んでそうな……あら、妖夢……大丈夫……?」

「……うっ……わ、私は……今まで何を……?」


と、先程美鈴の胸の直撃を受け気を失っていた妖夢が目を覚ました。
ふるふると頭を振り、気絶する前後の事を思い出そうとして視線を宙に泳がせる。


「何やら……大地震が起きてそれで生じた地割れにはさまれる夢を見たのですが……」

「地割れ……まぁ、言い得て妙な気もするわね……。
思い出さない方がいいわ、心的外傷を負う事間違い無しの大惨事だったんだから……はい、どうぞ」

「あ、ありがとうございます……」


妖夢に優しく声をかけ、時を止めて持ってきたであろうお茶を手渡す咲夜。
美鈴の胸と言う強大な敵との戦いを通して、二人の間には揺るがぬ友情が生まれたようだ。
仲間の為にその身を挺して美鈴(の胸)に立ち向かった妖夢の姿は何より凛々しく、美しかった。
その健気で逞しいサムライの勇姿が咲夜の心を揺さぶったのは想像に難くない。
闘った相手とその目的の事はこの際考えない事にする。悲しくなるから。
終わりよければ全て良しだ。それも時と場合によるが。


「……で、そろそろ本題に入るけど……美鈴」

「は、はい」


まるで娘を見守る母親のように慈愛に満ちた笑顔で妖夢を見ていた咲夜の顔が引き締まる。
すう、と優しい表情が消えて、獲物を射抜く大鷹の様に鋭い瞳で美鈴を見据える。
数秒間の沈黙の後、咲夜の口がゆっくりと動いた。




「──どうやったら──そんなに胸が大きくなるの?」




他の三人の思いをすべて代弁した、咲夜の簡潔にして究極の問い。
その顔は真剣を通り越して一種の覚悟すら感じさせる。
霊夢が、魔理沙が、咲夜が、妖夢がまっすぐな、それでいてどことなく狂気を秘めた視線を美鈴の顔と胸に注ぐ。


「ああ、前もって一つだけ言っておくわ。
貴方の他にも手当たり次第尋ねて回ったんだけど、その中で
協力が得られなかった者に関しては私達もそれなりの対応をさせてもらったから」


この時美鈴の脳裏に「無差別殺人」と言う単語が浮かんだのは言うまでも無い。
余談だがその頃マヨヒガでは丁度今まで外で遊んでいた橙が帰って来て
何者かによって見るも無残な姿と化していた紫と藍を発見し、そのあまりの惨劇っぷりに気を失っていた。
さらに同様の事件が上白沢慧音と西行寺幽々子の所でも起こっていたらしく、
いずれも被害が何故か胸の辺りに集中している事から同一犯の犯行と見られているが詳しい事は不明である。



「えーと……何と言いますか……その、根本的にですねぇ……」



ぽりぽりと頭を掻きながら、うーんと唸る美鈴。
真剣そのものの四人とはまったく対照的にゆるゆるな雰囲気だが、
そもそも胸など持ち過ぎるほど持っている美鈴にこんな話題に真剣になれというのは
大体からして無理な話なので仕方が無いだろう。






──そう。




──持っている者には、持たざる者の気持ちなど理解出来よう筈も無く。




──およそ全ての生き物が抱える、言うなればそれは業──『カルマ』。




──となると──これから起こるであろう惨劇は『運命』だったのか──?









「……胸なんて大きくたって……邪魔なだけですよ?」






「「「「ッ──────────────────!!?」」」」





びしり、と四人の理性やら精神やら堪忍袋の緒やらにヒビが入った。
およそ考えうる最悪のシナリオ、実現する筈の無いカタストロフ。
哀れ美鈴はその手でパンドラの箱を全開にしてしまった。


「出来る事なら皆さんに差し上げたいくらいです。重くて重くて肩が凝るやら何やらで大変なんですからー」

「「「「~kjiunbfまomなid……差……し……上げッ……ッ!?iogi3tiicnt9in-~ッッッ」」」」


この期に及んで美鈴が火に油を注いで爆弾を投げ込み挙句の果てに核まで撃ち込んだ。
最悪な事に本人には全く悪気が無く、その屈託の無い無邪気な表情が四人の
人どころか例え悪魔だったとしても越えてはいけない境界の壁をこれでもかと言うほど刺激し揺さぶり
しまいにゃ粉々にぶっ壊した。


「走ったりするともう邪魔で邪魔で……って……な、何ですかその物騒極まりないナイフとかお札とか刀とかはッ!?」



ああ、これがあらゆる生きとし生けるモノが抱える悲しき運命なのか?
決して混ざり合う事の無いふたつの概念はお互いを滅ぼす事しか出来ないのか?
早い話が巨乳には貧乳の悩みは分からないという、あまりにも厳しい現実。
ゆらり、と四匹の鬼と化した霊夢達が立ち上がった。



「   ネエ      サンニントモ キイタ?チュウゴクッタラ アレ オモクテジャマナンダッテ」



いっぴきめの鬼がお札を取り出し。



「ハハハ  ソレハタイヘンダゼ  コレハカキュウテキスミヤカニ ショリシナイトナ」



にひきめの鬼がミニ八卦炉を取り出し。



「ソウネ   ソレナラ   ソノ フタツモブラサガッテルオオキナオマンジュウハ イラナイワヨネ」



さんびきめの鬼がナイフを取り出し。



「 キ リ オ ト シ テ サ シ ア ゲ マ ス ヨ 」



よんひきめの鬼が刀を取り出した。



「え?え!?な、何でですか!?もしかして私何か失礼な事言いましたーッ!?」


その質問に答える代わりに、四匹の鬼がそれぞれ美鈴に向かって構えを取った。
凄まじい魔力やら剣気やら威圧感やらの奔流。
無慈悲な破壊を奏でる四つの不協和音が明確な殺意を持って、ぐにゃぐにゃと渦巻く。
まるで世界に絶望を撒き散らした愚かなパンドラの女に神罰を与えるかのように。
美鈴はとりあえず自分の命が未だかつて無い危険にさらされているのに気付いて
すぐさま逃げ出そうとしたが、強烈すぎる怨念の奔流に押されて動く事が出来ない。
もう既に美鈴は屠殺場へと連行された哀れな家畜同然の状態だった。


「だッ……誰かッ……助け









     マ    ス     タ  ー   ス   パ  ー      ク
      夢     想       封         印              
          殺     人       ド        ー     ル
        未    来     永     劫       斬  
                                               』









──その夜、幻想郷の空に一際輝く真っ赤な流れ星が見えたという。












薄れ行く意識の中で美鈴は「これって八つ当たりだよね?ね?」と誰に尋ねるでもなく呟きながら、
深く暗く冷たく切ない闇の中、そして救いの無い阿鼻叫喚の奈落へと落ちていくのであった。
結局最後まで自分の犯した罪には気付かないままに……。





・ ・ ・





ところで以下は余談だが、藍は四人の質問に
「そんな小さい事を気にしてるから胸も小さいままなんだぞ」と答えた為に
妖夢の現世斬でたたっ斬られたらしい。

そして紫は四人の質問に
「食って寝てりゃその内大きくなるわよ」と答えた為に、
「それだと胸だけじゃなくて全身満遍なく大きくなるじゃねーか」と言う事で
咲夜の殺人ドールでハチの巣にされたらしい。

更に慧音は四人に
「自分たちの胸が小さいと言う歴史を食べて欲しい」と頼まれたが、
「そんなもん食ったら食当たりを通り越してバチが当たりそうだから嫌だ」と答えた為に
霊夢の夢想封印でぶっ飛ばされたらしい。

最後に幽々子は四人の質問に
「あんまりこういう事言いたくないけど無駄な努力って確かに存在するのよ」と答えた為に
魔理沙がマスタースパークで幻想郷の果てまで吹き飛ばそうとしたが、
妖夢が必死に他の三人に幽々子の助命を嘆願したおかげで
かろうじて四人がかりで胸をしこたま擽られて失神する程度で済んだらしい。




そして後にこの四人が集結して「豊満戦隊デカレンジャー」を結成し、
霊夢達四人の「貧相戦隊ペタレンジャー」を相手取って
激しい争いを繰り広げる事になるのだがそれはまた別の話。




「ないものねだりは良くないわよねパチェ」

「そうねぇ……でも……あの四人の気持ちはよく分かるわ」

「あら……そうなの?」

「もしも私にアレが付いていたなら魔理沙に色々出来たのにって常々思ってるもの」

「ないものねだりにも程があるわよ!」



(続く気配がない)

AカップのAは切り札のA(挨拶)


どうも今晩は。
二度目の投稿となりますc.n.v-Anthemでございます。
幽々子様は比較的大型だと思うのですがその辺りどうでしょうか(何がだ)

ところで作家は処女作が一番面白いと言います。
なのでこの話がつまらなかったとしてもそれはまあ自然の摂理と言うか
避けられぬ運命とかそんな感じのアレですのでどうか御了承ください(オイ)

そして前回の投稿にコメント及びレスをして頂いた方々へ、
この場を借りて心から御礼申し上げます。
至極恐悦感謝の極み、誠にありがとうございました。
それを励みにより一層の自己研鑽に励む所存であります。

それでは、また。


(11/30追記)

誤字・不適切と思われる表現等を修正しました。
c.n.v-Anthem
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コメント



0.5580簡易評価
3.60おやつ削除
つ、続きを・・・ぜひともこの続きを!!!
9.無評価峰下翔吾(仮)削除
次あたり、妹紅の出番でしょうか。というか出てくるかなと期待してました。あはは・・・
11.無評価名無し削除
美鈴の最後に合掌w

後どうでもいいんですが、挨拶の文って
元はとある音ゲーの曲の説明ですか?w
12.50夜食食ってます削除
悪気のない中国とそれに対する四人のカタコトっぷりがツボでしたw

>そして後にこの四人が集結して「豊満戦隊デカレンジャー」を結成し、
霊夢達四人の「貧相戦隊ペタレンジャー」を相手取って
激しい争いを繰り広げる事になるのだがそれはまた別の話。

ぜ、是非この話を・・・
13.40羽陽削除
わ、わらってしまった。

>食って寝てりゃその内大きくなるわよ
>それだと胸だけじゃなくて全身満遍なく大きくなるじゃねーか
ここでむせてしまった。
15.40ななし削除
ゆゆ様も大きいのか……ショーック!
30.50TAK削除
思わず…吹き出しました。

>火に油を注いで爆弾を投げ込み挙句の果てに核まで打ち込んだ。
うん、丁度ここの辺りで…。
33.無評価Dr.マカーブル削除
トップとアンダーの差が23cm(この辺の記憶が曖昧。22か24だったかも)を基準として、
それ以降、2cmごとに上がっていくそうですよ。

え?何がって?
まだ死にたくないんでお答えしかねます。
43.50紫音削除
これはまた相変わらずいい壊れっぷりですな(笑)
・・・にしても4人とも、聞いてる相手が軒並み人間じゃないぞ(ぉ)

・・・個人的にはやはり永琳師匠もデカレンジャー組かと思いまs(天文密葬法)
はっ! そうなると輝夜がペタレンジャーに加わることになr(蓬莱の弾の枝)
58.50フタミ削除
トップとアンダーの差が、15cmならBですよ。
±2.5cmでカップが変わります。
Aならトップとアンダーの差が12.5cm
ってこれ感想じゃねぇやん
59.無評価フタミ削除
間違えたよ・・・
15cmならCでしたよ。
63.100名前が無い程度の能力削除
4人の鬼たちがマジデ怖いです……(笑
小さいのも好いと思いますよ?
82.100名前が無い程度の能力削除
面白いッスw
こう言うテンポ良く面白い話は大好きだ……w
122.無評価名前が無い程度の能力削除
序盤で吹いた
125.80名前が無い程度の能力削除
ばんぺいゆは「晩白由」ではなく「晩白柚」です。