Coolier - 新生・東方創想話

東方心闇郷 第三章

2004/11/18 03:31:57
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次の日…



「どうやら霊夢はまだ全快してないみたいだな」
「それじゃあ今日はパチュリーと出かけてくるか」
魔理沙はパチュリーを起こしに行った。
「おーい、パチュリー、起きろー!」
「ん………」
パチュリーは起きない。
それ以前に魔理沙は思った
(寝顔が可愛い)
「悪戯したくなるな」
魔理沙はパチュリーの頬に手を差し伸べた
「とりあえず、頬を引っ張ってみるか」
うにょー
「おお!よく伸びること」
「痛い…」
「おっ、パチュリー起きたか」
「魔理沙、おはよう」
「おはようパチュリー、唐突だが出かけるぜ」
「どこに…」
「さあ?」
「さあ…って?」
「とりあえず幻想郷でも飛び回ってみるか」
「一日中?」
「そう、一日中」
「御飯とかは?」
「良い所教えてやるよ」
「良い所?」
「私の秘密の場所だ」
「今すぐ?」
「今すぐ」
「うん、じゃあ行こっ」
そう言って、魔理沙とパチュリーは朝御飯を食べに飛び立った。



「ここだぜ」
そこは森の中だった。
魔理沙は到着するなり横に寝転んだ。
「ふぅ~~」
「どうしたの?」
「ここは結構気持ちいいんだ。日陰だし風も通るからな」
「そうなの?」
「パチュリーも横になってみればわかるぜ?」
パチュリーも横になった。
「あ・・・」
「だろ?」
「うん、すごくいい気持ち。森林浴してるみたい」
「まあ、森林浴・・・だな」
二人は少しの間横になり、森林浴を楽しんだ。



「そうだ!」
魔理沙はふと起き上がった。
「ど、どうしたの?」
パチュリーも起き上がる。
「腹が空いたな」
「朝から何も食べていないものね」
ちなみに今は午前10時位である。
「ちょっと待ってろ」
そう言うと魔理沙は箒で上空に飛び立った。
「えーと・・・いた!」
魔理沙の目の先には集団で飛んでいる赤鷺だった。
「お前ら・・・悪いな・・・」
魔理沙は胸元から符を取り出し・・・
「いい焼き鳥になれよ!マスタースパーク!」
魔理沙の手の先から七色に輝く光線が発射された。
先にいた赤鷺たちは焼かれて地面に落ちていった。
「よし!」
魔理沙は地面に降りていった。
「まあ、ざっとこんなもんだろ」
「魔理沙・・・いまのは」
「ああ、あの光線か?あれは符の力を借りて使うんだ。パチュリーにも今度分けてやるよ」
「・・・・・・」
パチュリーは複雑な心境だった。
「パチュリー、行くぞ」
「どこに?」
「さっき食料を確保したからな」
「食料?」
「行けばわかるって」
魔理沙とパチュリーは森の中を歩いていった。
「魔理沙・・・はぁはぁ・・・私、ちょっと眩暈が・・・」
「じゃあ、少し座っていろよ、飯は私が獲ってくるから」
魔理沙は何匹か焼き鳥を捕らえてパチュリーの傍に腰を下ろした。
「魔理沙、それ・・・食べるの?」
「そうだぜ」
「でも・・・」
さすがに見た目がきついのだろうか。
「じゃあ、ちょっと待ってろ」
「・・・・・・・・・」
魔理沙は何かを唱え始めた。
「よっ!」
ボンッ
料理道具一式が出てきた。
「いまさばくからちょっとまってろ」
魔理沙はすごいはやさで料理を作っている。
「できたぜ、これなら食べれるだろ」
「すごい」
「それじゃあ、たべるか」
「うん」
「「いただきます」」
二人は一緒に御飯を食べた。



「「ごちそうさま」」
「さてと、片付けは・・・」
「・・・・・・・・」
「よっ」
ボンッ
「これでよし」
「どこへやったの?」
「これはもともと魔力で作り出したのもだからな、また魔力に戻したのさ」
「魔理沙ってすごいね」
「照れるぜ」
「それじゃあ、しばらくはここでゆっくりしていくか?」
「うん」
魔理沙とパチュリーは森の中で少しの眠りについた。



時は夕刻・・・



「ん、もうこんな時間か?」
「パチュリー起きて帰るぞ、風邪引いちまうからな」
「うん・・・分かった」
魔理沙はパチュリーを起こして帰宅した。



その帰宅する二人を遠くから見ている者がいた。
永遠の紅い幼き月…レミリア・スカーレット
悪魔の妹…フランドール・スカーレット
紅魔館のメイド…十六夜 咲夜
「あの紫の方だよ、お姉様」
「そろそろ捕らえにいきますか?」
「そうね…咲夜お願いね」
「わかりました」
いよいよ問題の三人が出てきました。
いままでの平和が嘘のように変わります。
カシス
[email protected]
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