Coolier - 新生・東方創想話

ぼんやりとした不安

2009/06/01 17:56:40
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 蝉の声はまだだろうか。いや、聞きたいわけじゃないけど。
 春の終わりというには暑すぎるこのごろ。鮮やかな新緑が木々を覆い、見上げる青い空に若々しい輝きを添えていた。

 「暑すぎるのよ、まったく。」

 どの季節が好きかといわれれば返答に困るが、どの季節が嫌いかと問われるならすぐに答えられる。それはもちろん夏だ。更に言うなら、暑さに身体が慣れていないこの初夏の頃が一番嫌いだ。
 桜花の始末が終わったと思えば、伸び盛りの雑草をむしらなければいけない。毛虫との壮絶な戦いだって待ってる。滝のように汗が流れるし、日に焼けたりもする。天気はころころ変わるし、食べ物だって足がはやくなる、それに賽銭も集まらない。

 「まったく、嫌な季節だわ。」

 博麗霊夢はひとりごちた。もちろん、秋には秋が、冬には冬が一番嫌いと言ったことなどは覚えていない。暢気なものだ。

 「…。」

 涼しい風が居間を吹き抜ける。
 のんびりとお茶をすすっていた霊夢が、何かに気づいたように台所へ行って湯を沸かす。湯飲みは二つ。
 じんわりと額に汗が滲んだ。


 「霊夢、遊びに来たわ。」

 先ほどと同じく居間でくつろぐ霊夢の前に、庭先に開いたスキマを通って八雲紫が現れる。

 「何よ、紫。私は忙しいの。」

 ちゃぶ台にはお茶請けと、二人分のお茶があった。



++++++++++++++++++



 「暑いわねー。」

 と言いつつも、いつもの重たげなフリルのついた服を涼しげに着こなす紫。優雅に扇子で風を作りながら、汗ひとつかいていない笑顔で霊夢の隣に座る。

 「…ったく、なんでアンタはいつも私の隣に座ろうとするのよ。」

 紫さえいなければ濡れた手ぬぐいで身体中を拭いたいと思っていた霊夢は、暑さひとつ顔に出さない紫に嫌味のひとつでも言いたくなった。

 「ああ、暑いわ。」
 「なら、寄らないでよ。鬱陶しい。」
 「私のそばに来れば扇いであげるわよ。ほら、そよそよ~。」
 「そんなことで…。」

 騙されない、と続けたかったのだろうか。扇子の風が案外と心地よいものだったから、霊夢は口をつぐんだ。
 閉じた目の上を、そより、そよりと揺れる霊夢の前髪。
 優しげな目つきと、ゆったりとした動作で風を送る紫。
 夏も前に少しでも涼しげにと、気の早い霊夢が取り付けた風鈴が、小さくちりんと鳴った。

 「ねぇ、霊夢。」

 眠たげな紫の声に、霊夢が目を開ける。

 「…何か、あった?」

 驚いたような、怒ってるような、それでいて静かな視線返す霊夢。
 紫が手を止めた。

 「なんでそう思うのよ。」
 「ため息をつかないで、お茶を出してくれた。」
 「いつもの私が愛想悪いみたいじゃない。」
 「それとね、距離がほんのちょっとだけ、近いわ。」

 手を重ねる紫。その手が自然な動作で触れ合えるくらい近いと教えていた。
 霊夢は慌てて手を引っ込める。

 「…ばか。」
 「話してみなさいよ。」

 力になるとも、楽になれるとも言わない。
 ただ、紫は微笑んでいた。


++++++++++++++++++


 「幻想郷(ここ)って、変なところよね。」

 静かに語り始めた霊夢。
 木々に囲まれた博麗神社でも日差しは強く、地面を焼いて空気を暖める。耐えられないくらいではないが、生ぬるい空気が風とともに流れてくる。

 「開かれるでなく、閉ざされるでなく。妖怪と人間とが、非現実な日常を謳歌しつづける楽園。…ねえ、早苗に聞いたんだけど、あんたたち妖怪ってあっちの世界じゃもういないのよね。」

 不思議と涼しい風を送る紫の扇子のおかげで、霊夢は暑さから守られていた。

 「なぁに。霊夢はそんなこと確認したかったのかしら。」
 「…ごめん、違うわ。」

 眉間にしわを寄せる。

 「私もどう言っていいのかわからないのよ。なんか、変なことをぐるぐる考えちゃって。…自分でもわかってるのよ、こんなことウジウジ悩んでても仕方がないって。」

 霊夢はため息をついた。

 「…笑わない?」
 「笑うわ。」

 即答で断言した紫。

 「博麗の巫女、霊夢が悩んでいるのよ。真の意味で幻想郷の危機だわ。恐怖に笑う狂人のように、私には笑う以外の選択肢が思い浮かばないもの。」

 口元は笑っていたけど、目は真剣だった。
 ありがとうと聞こえないくらいに呟いて、霊夢はぽつりぽつりと話し始めた。

 「あのね…私、夢を見たのよ。長い、長い夢。私は、博麗霊夢で博麗神社の巫女をやってるんだけど、いろんな世界にいるのよ。ある世界では、私は貧乏な守銭奴でお金のためならなんでもしてた。別な世界では、鬼のような形相で妖怪たちを狩っていたわ。その他にも…その…。」
 「口ではいえないようなこと?誰かとまぐわったり、とか。」
 「…。そうよ。でもね、不思議と『させられてる』感じがしなかったのよ。どの世界の私も、全部私。作られた、本当の、私。」

 重ねられる手。今度は振り払わなかった。

 「起きてから、ぼおっとした頭で考えてたわ。この私も、もしかしたら偽物の私なんじゃないのかって。だからどうしたのって、普段なら笑ってやり過ごせるはずなのに…。まったく、どうしたのかしらね。」

 ゆるい風が風鈴の短冊をくるくると回している。

 「でもね、ふと思ったのよ。いろんな夢の中にいた私は、物語があって、役割があって、意味がある。ちょうど御伽噺の主人公のように。…それはたぶん、とても楽な生き方。」

 霊夢の手にはじっとりと汗が宿る。絡めた紫の指はすらりと伸びて、涼しいまま。

 「わからないのよ。このまま変わらない日常を生きて、歳を重ね、やがては死んでいく。死ねば何も残らず、何も存在しない。意味も理由もなく、ただ投げ出されたように存在する私。希薄すぎるのよ、『私』という意味が。」

 長いため息を漏らす霊夢。
 その身体を引き寄せる紫。高く上った日の光に、二人はひとつの影になる。

 「『私』が、早苗の言ってたゲームの主人公みたいな存在だったらよかったのに。その存在には理由があり、意味があり、意義がある。考えることもなく、悩むこともなく、ただただ強く美しく困難を乗り越えて。」
 「そして、年をとることもなく、怪我や病に冒されることもなく…絶対に死ぬことがない。もし存在するのなら、妖怪よりもよっぽど恐ろしいわね。」

 ねえ紫、そう言って霊夢は紫の胸に顔を隠す。

 「もしこの世界が、眼鏡をかけた、根暗な、酔っ払いの、たった一人の神さまの妄想だったら、どんなに良かったのかしら。私は目を瞑っていてもいい、考えなくていい。生きず、死なず、都合の良いように存在して、要がなくなれば切り捨てられる。そんな人形のような存在に…。」
 「なりたいの?博麗大結界の守護者たるあなたが、博麗霊夢が。」

 この季節は、音がない。
 春には人も鶯も浮かれて騒ぎ出す。
 盛夏ならば、蝉の大合唱。
 秋は風が一吹きするだけで豊かな実りを教えてくれる。
 冬であれば、耳を覆う静寂がすべてを包む。
 それが、この初夏という季節は何もない。風の音も遠く、命は生きるのに忙しい。蛙の鳴き声が聞こえる、鳥の鳴き声が聞こえる。だけど、それだけだ。あって、ない。
 まるで、空白の季節。存在感のない空間に、身を寄せ合う二人。

 「あなたは既に、産まれてしまった。生きてしまった。それは、母から産み落とされたという意味ではないわ。霊夢という存在は、数多の人たちの中に息づいている。もし、霊夢が物語の主人公なら、あなたは一人で生きていけたのかも知れない。でも、手遅れよ。あなたは多くの人の物語に取り込まれているわ。
 あなたの見た夢は、他人の心にある霊夢の姿よ。あるいは里の人間が、あるいは竹林の妖怪が、またあるいは別な世界の人間が見た霊夢の夢だわ。」
 「もし私が物語なら、どうしてこんなに悩むのよ?どうしてこんなに苦しむの?」
 「物語は別の物語を産む。霊夢という物語は、人々の心の中で新たな物語となるわ。多くの幻想に、少しの真実を加えて。缶蹴りみたいに他愛ない話を想像してみたり、互いに殺しあう殺伐とした世界を妄想したり、それに、もしかしたら私たちが結ばれる未来だって誰かの胸のうちには秘められているかもしれない。」
 「…もうそれで、いいじゃない。考えるのはたくさん。私を、殺して、食べなさいよ。幻想郷最強の妖怪、神隠しの主犯、八雲紫。」

 言って、無防備にぴったりと身体を寄せる霊夢。

 「…もぅ、霊夢はどうしてそんなに落ち込んじゃうのかしら。」

 暑いじゃない、と言葉にするものの、優しく霊夢を包む紫。

 「ねえ、私は誰なの。私はどんな人間で、どんな性格をしてて、どんなことをしてるの?どうやっても上手く噛み合わないばらばらのピースなのに、全部が本物ってどういうことよ。」
 「物語には作者がいて、主人公がいる。そして、読み手や聞き手へと伝わり、その心へ住み着くの。そして、読者は作者へと姿を変え、新たな物語を紡ぐわ。今日の霊夢は、その創造の場の中心にいるものだから、ちょっと目が回っちゃったんだわ。特に最近の幻想郷に関しては、いろんな物語が数多く生み出され消費されてるから、しょうがないわ。」
 「…何の話をしてるの?紫は何を知ってるの?」

 ふふっ、と笑うだけで答えない紫。

 「でもね、霊夢が苦手な、物語の多様性っていうのも大事なのよ。」

 声には母の優しさを宿して。

 「世界は、美しくなんかない。あなたの言うような主人公なんて、それこそ戯作の中だけの存在。あなたのような強く美しい人間ですら、こうして弱みを見せるように、この現実では霊夢ではない他人が霊夢の物語を産み、霊夢の存在を規定していくのよ。その多様性と強さは、もしかしたら、神(つくりて)にまで届くかもしれないわ。」

 その時、紫の視線の先には何が映っていたんだろう。遠く、遠く、この狭い幻想郷を遥かに越えて高みにある天上を、もしかしたら神そのものを見ていたのかもしれない。
 射抜くような目で。

 「…ねぇ、霊夢知ってる?そんな夢を見ても、目が回らなくなる方法。」

 それも一瞬、霊夢に向ける目は遊惰に微笑む。

 「大昔の偉い人が言ってたのよ。『私はここにいるぞー!』って、お腹の底から力いっぱい叫ぶのよ。ね、簡単でしょう。馬鹿な霊夢にぴったりね。」
 「…そうね。」

 紫の軽い冗談を取り合おうともしない霊夢。境界の妖怪は、優しくため息をついた。

 「じゃあ、女の子限定のもうひとつの方法。…怖くなくなるまで、嫌なことを忘れるまで、誰かにぎゅっと抱きついて、ぬくもりを感じながら一日中甘えなさい。」
 「…。」

 怪訝な目で紫を見る。展開が読めたからだろうか。

 「あぁ、そういえば私も嫌な夢をみたわ!霊夢、怖くなくなるまで、そばにいていいわよね。」

 にっこりと笑う紫。そんな笑顔を見れば、何かを企んでいると思うだろう。
 けれど今日は傷ついた二人が肩を寄せ合っているだけだ。霊夢は丸くなって紫の胸に抱かれ、紫は優しく霊夢を包む。

 「私が、あなたの隣に座るのは…。」

 紫の言葉がずいぶん前にした質問の答えだとわかったのは、しばらくしてからだった。

 「霊夢、あなたを食べちゃうためよ。あなたの苦しみや、悩みと一緒に。」

 季節外れの風鈴が、ちりんと鳴った。夏が、来る。



++++++++++++++++++



 「藍さま、あれ…。」
 「こら、橙!見ちゃいけない、指も差してはいけないからな。」

 ものすごく怪訝そうに見る橙。その視線の先、障子越しに見えるのは不気味に蠢く人影。しかもそれが『はあぁぁ~、霊夢ぅ~!』とか言いながら、悶えている。
 いつもは能天気な橙でも、これにはさすがに危険な匂いを嗅ぎ取った。

 「今日神社から帰ってきてから、ずっとこうだ。」
 「…紫さま何かあったんですか?」
 「知らん、というより、知りたくもない。」

 橙が尋ねてくるずっと前からこんな調子だったのだろう、耳を伏せ目にして若干ぐったりしてる藍。
 橙もひきつった愛想笑いしか返せない。

 「とりあえず、(アレは放っておいて)夕食にしよう。」
 「あ、はい!手伝います!」

 『はぁ~んっ!れ・い・むぅ~~!!』

 「「…。」」

 げに恐ろしきは遊惰な神隠し、八雲紫。二人の式を一瞬で沈黙させるとは。
 あっちで食べようか、と藍はげんなりしながら言った。



++++++++++++++++++



 迷惑の親分、紫は布団の上でごろごろと転げまわっていた。

 「ああ~ん、霊夢かわいい~!」

 普段は見せない弱気な表情。間近で匂ぐ瑞々しい乙女の香り。小さく丸まった霊夢の背中を撫でたこの手の感触。去り際、無理に奪った小さな紅い唇。

 「ぁん!ほんとうに霊夢はかわいいわぁ!」

 夢に見た情景に怯える霊夢。
 幻想郷(ここ)を保つ最後の砦である博麗大結界を守護する霊夢が、異変解決のためなら神ですら撃破するというあの鬼巫女霊夢が、まるで純情可憐な乙女のように悩むとは。ああ、ああ、魂の奥底まで蕩けてしまいそう!
 現実と夢との境界を操って本当に良かった。
 しかも、しかも!自らの身を差し出すように、いとおしげに身体をすりつけて甘えてくる霊夢。ああ、何度理性の箍が外れそうになったことかしら!
 その極めつけが、

 『私を、殺して、食べなさいよ。』

 ああ、その言葉を聴いてしまった!絶望という蜜を重く吸ったぼんやりした不安に、自らの命を預け、殺してくれと懇願した霊夢の言葉を。
 なんと甘く、なんと切ない言葉!もう一度あの言葉を聴くためになら、私の大事な式を二つとも悪魔に売っても構わない!ああ、ああっ!
 紫は大きめに作られた枕を胸に抱く。それが大事な霊夢の代わりであるかのように。

 「ああ、霊夢!本当に…っ!」

 あなたを蹂躙して、そのはらわたを引きずり出して、食べてしまいそうだったわ!
 肩越しに覗いた小さな胸をいたぶり、その白い首筋に爪を立てしまいたかった!
 流れる紅い血潮を滝のように浴びて、その香りに酔いたかった!
 蠢く心臓をあなたの胸からつかみ出して、目の前で咀嚼してしまいたかった!
 胸に抱いた枕を伸びた爪で引き裂く。綿をつかみ出し、放り投げ、つかみ出し、放り投げる。爪は自らの皮膚をも浅く薙ぎ、残る綿が血を吸って紅くなる。その紅の塊を口元へと運んだ。錆びた鉄の味が、快楽をいやが上にも増していく。
 ああ、ああ、霊夢がいなくなったらどうなるのかしら!幻想郷は、定めて失われることでしょう!ああ、それでもいいわ!この世界で享ける最後の悦楽があなたなら、喜んで終焉を迎えよう!
 あはははは!あははははははははっ!
 あれ…。

 「ゅ…、霊夢。」

 舞い散る白い綿。一瞬だけ、白玉楼でみた雪景色を思い出した。
 狂気のような熱がすぅっと静まり、火照った肌から汗が引く。口元から紅い綿がこぼれて落ちた。

 「博麗、霊夢。」

 ためしに口に出してみた。
 …。
 ……。
 何の感情も湧いてこない。どうしたんだろう、もう一度口に出してみても結果は同じだった。

 「…『意味も理由もなく、ただ投げ出されたように存在する私』か。」

 我思う故に、我は在るのだ。臆することはない、怯えることはない。私はここにいる。
 …けれど、なんだろう。このぼんやりとした不安。
 霊夢が私にとっての生きる意味なら、有意義な時間はあまりにも短い。恐ろしく長い時間を生きる妖怪だ、たぶん意味を失ってからの空白の時間は悲しいほどに長い。
 なら、霊夢を殺して、自分も…。

 「違うのよ。」

 いや、違うんだ。私が思ったのはそんなことじゃない。もっと、漠として、茫洋とした、実体のない不安。死が怖いと、別れが嫌だというんじゃない。
 結局は、自分も霊夢と同じように死すべき運命から逃れられない。いや、試したことはないけれど、永遠に生きようと思えばそれは叶うのかもしれない。けど、それでこの空虚でつかみ所のない不安が解決するわけじゃない。
 それに、私は多分、永遠には生きない。霊夢が去り、幻想郷が人々の記憶から消えるとき自然に消えていくんだと思う。

 「参った、わ…。」

 上手く説明できない、形にならない。
 形も存在もないものは、隙間すらない。紫の最も苦手とするものだった。

 「伝染ったのかしらね、あの子の不安と無気力が。ふふっ…。」

 いいわ、霊夢がくれたものなら毒であれ、甘露のごとく飲み干そう。この程度の不安など甘い恋の囁きのようなものだ。それに…。

 「これで、また明日も霊夢に甘えられるわ。」

 紫はにやりと笑った。ほんの少しだけ無理をして。
 月のない夜。雲が薄くかかっていて、星もよく見えない。風もなく、過ごしやすい気温。
 何もない季節。空白の時間。
 藍と橙が幸せそうに笑う声が、小さく響いていた。
 ここまで読んでくださりありがとうございます。はじめましてではない気がする、りすかです。

 ほのぼのと世間話をする物語の予定だったんですが、よくわからないものになりました。ごめんなさい。
 あと、誰にも怨恨の類はありません。神主様リスペクト、紫もお気に入りです。

 関係ないけど、これだけは書かせてくださいな。

    『自殺ダメ、ゼッタイ!』

----------------------修正
誤字の指摘、本当にありがとうございます。
大変なお目汚し失礼いたしました。見つかる分だけは
修正させていただきました。
今後とも、厳しく叱咤をいただけることを切に願って。
りすか
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コメント



0.620簡易評価
8.100名前が無い程度の能力削除
なんか不思議な話
メタなようでゆかれいむなようでなんとやら

そういう不安は誰にだって、私にだってあります
私が立っている地面はいつできたんでしょう?

追伸:小説書く場合は、基本的な単語は辞書登録しておくと便利ですよ
9.70名前が無い程度の能力削除
ちょっと立ち止まって、今までのことを考えさせられるような作風で楽しめました。
上の方々が指摘されている誤字はこの時間では修正(?)されていたので問題なかったのですが、それとは別に気になった点が。
基本的に、鉤括弧内での句読点〆(「――。」)はしないのが主流なのはご存知でしょうか?
作法としてはどちらも間違いではないのですが、この作品が情景や心情描写を前に出した作りならば句読点をつけない方がより深くなると思うのです。
この作品に限らず、今後執筆されていくのであればそのあたりの演出にも拘ってみるといいかと。
15.70名前が無い程度の能力削除
なかなかよいゆかれいむでした。