Coolier - 新生・東方創想話

これくらいのお弁当箱に

2009/04/11 22:11:06
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最近、私は早起きだ。
地の底にある地霊殿に太陽の日差しが降り注ぐことは一切ない。
その代りに地底の天井に吊るされた青白い焔が、辺りを暗く照らしてくれる。
地の底はいつでも仄暗い逢魔が時である。
それでも時間の区別というものはあったりして、どこからか鳴り響く鐘の音がそれを知らせてくれる。
朝だったら慌ただしくかんかんかんと三回。昼なら四回。そして夕暮れならゆっくりと一回だけ鐘が鳴り響く。
その鐘の音がどこから鳴っているのかは正直分からない。
というか、誰も探そうとしない。
まあ、元地獄の敷地なだけあって、そういった不可思議だが役立つものは多いのだ。
便利なものが利用できるのならそれを利用するだけ。細かいことを気にする者も地底にはいない。
とにかく、私、古明地 さとりは朝を知らせる鐘が鳴る前に起きている。
時間的には寅の下刻(約五時半過ぎ)を回らないくらいだろう。
鐘が鳴るのは大体卯の刻(約六時)くらいである
外では死肉喰らいの小鳥たちが鳴いていた。
目が覚めて、しばらくの間はベットの上でぼうっとする。
こうしないと頭が覚めてくれない。実は低血圧気味なのだ。
しばらくして、ようやく世界の輪郭が認識できるようになる。
のそのそとベットから降りるとまだ足元が覚束ない。
やっぱり朝は辛い……
軽く伸びをすると貧血で倒れてしまいそうだ。
妖怪として貧弱だとよく言われるが、別に体一つで戦うこともないし、普通に生活できれば問題ないのだ。それにさとり妖怪は元々肉体的には強くない。
まあ、私が輪をかけて弱いというのは自覚しているけど……
とりあえず、外れているパジャマのボタンをはめ直す。
このままじゃ胸が風邪引きそうだ。まあ、言うほどないのだけど。
最近、灼熱地獄が活性化しているので地霊殿全体が暖かい。そのため寝る時は一番上と二番目のボタンは外して寝ている。
冬の間は寒さを凌げるので嬉しかったが、春になって暖かくなってくると結構困る。夏はどうしようか。
パジャマの裾を直して軽くケープを羽織り、そうして今度は精一杯背伸びをする。
寝起きの気だるさが幾分か楽になったような気がした。
そうして、皆を起こさないように静かに戸を開ける。ペット達は音に敏感だ。
スリッパでぺたりぺたりと廊下を歩く。暖かいとはいえ、それでも朝方はなかなかに肌寒い。
洗面所に向かい、冷たい水に手を触れる。
思わず全身が凍りつくのではないかと思えるほど冷たい。
冷たさで軽く身震いした後、意を決してその水で顔を洗う。ああ、底冷えしそう……
でも、その冷たさが眠気の残滓を洗い流して、ようやく本格的に目が覚めた。
簡単に櫛で髪を梳かす。癖っ毛ではねやすいため、丁寧に何度も梳いて寝癖を直していく。
ようやく、それなりの恰好になれたみたいだ。

その足で今度は厨房へ向かう。
火を起こし、鍋に水を汲み、昨晩の内に下拵えしておいた材料を取り出す。
……微妙に数が減ってる。誰か摘み食いしたな?
お空か、お燐か、それとも他の子達か。まあ、犯人は妹のこいしだと思うけど。
パジャマの上からエプロンを掛け、軽く腕まくりをする。
取り敢えず、朝食の為のスープを簡単に仕上げた。野菜とお空の玉子を溶いたものだ。
ちょっとボリュームはあるが我ながら優しい味付けだ。
朝はこれくらいの方がいい。私は寝起きではほとんど食べれないし……
それにパンを切り、薄っすらとマーガリンを塗って野菜サンドを作る。
まあ、朝食はこんなものかな。
そして、人型になれないペット達の食事も作る。
といっても、それぞれに合わせて野菜やら肉を切るだけだけど。
ペット達の分を作っている内に朝を知らせる鐘が聞こえてきた。
地底のどこにいようと聞こえてくる鐘の音だ。
とはいっても皆はまだ起きてこないだろう。
そして今度は大小様々な小箱や袋を用意する。
その中に、余った分の食べ物を詰めていく。
この子には葉物を、この子には肉を、この子には蜜を……
ペット達の好物や、昨日の内に心を読んで食べたいと思っていたものを入れていく。
そうして全部詰めていけば、ペット達のお弁当の出来上がりだ。
小さな蟲の子でも持ち運べるようなお弁当箱は用意するのに苦労した。
と言っても、草を小さく小さく折り畳んだだけだけど。
さて、今度はたくさん食べる子達、人型の子達の為のお弁当を用意しないと。
といってもお燐やお空しか人型はいないけれど。でもあの二人は食べる量が凄いから気合を入れてやらないといけない。
これが、低血圧の私が早起きしている理由である。
今までは放任主義でペット達を育ててきたけど、あまりに構わないでいるというのも駄目だということを、あの時の異変で教えられた。
もっとペット達をきちんと見ていればお空の異変にも気付けたし、お燐もあんな強引な方法で助けを呼ばなかった。
全ては、世話をせず、無関心でいた私の原因だ。
そう思い、久しぶりにペット達の元を見て回った。
だいぶ長い間放っておいたせいで、私の顔を覚えていない子もいた。
だいぶ長い間放っておいて、死んでしまっていたことに気付けなかった子もいた。
だいぶ長い間放っておいたのに、私をさとり様と慕ってくれた子もいた。
病気になっていた子もいた。妖怪変化になっている子もいた。私を煙たがる子もいた。私に会えて嬉しそうにした子もいた。
全部の子達に、ごめんねと謝った。
ぼろぼろと涙を零してごめんねと言って回った。ありがとうと言って回った。
それらのせめてもの罪滅ぼしに、こうやって皆のお弁当や朝ごはんを作っている。
ひょっとしたら自己満足かもしれない。けれどお弁当をあげた時のあの子達の表象はとても驚いていて、そして喜んでくれてた。
それだけでいいと思う。苦手な朝に起きる理由なんてそれだけでいい。




お空の好きなものは甘い卵焼きと罪人の肉を炙ったもの。
二種類ともこれでもか、というくらい詰め込む。
それとお空が昨日食べたいと考えていた桜餅。旧都でも指折りの和菓子屋のものだ。
次にお燐の好きなものは、地底魚の燻製とこれまた死人の肉を炙ったもの。
こちらもウンザリするぐらいお弁当箱に詰め込んだ。
そして、食べたがっていたものは大根の浅漬け。猫のくせに妙なものを食べたがるものだ。
こちらは自分で漬けたもので、食べてみたら結構いけたので、今度の和食を作った時に使おうと思う。
それぞれのお弁当箱に蓋をしてキチンと包んで袋に入れる。
お空のは鴉のアップリケをした袋、お燐のは黒猫のアップリケをした袋。これでいいだろう。
これでペット達の分は終了。
皆そろそろ起きてくると思うから、朝御飯を温め直そう。
というか、その前にもう一眠りしたい。
やっぱり朝から動くのは辛いのだ。
……でもその前に、もう一つやっておきたいものがある。
大きめのお弁当箱を用意しなくっちゃ。




*   *   *   *   *





「おっはようございま~す!」
「おはようござまーす!」
「あら、二人ともおはよう」

朝食の準備が丁度整ったところで、元気良く入ってきたのはお燐とお空。
元気が有り余っているのがお燐。
微妙に挨拶がおかしいのがお空。まあ、いつものことだけど。
二人とも既に普段の格好だ。

「はい、今日の朝ごはん。卵と野菜のスープ、それとサラダサンド。あと、あなた達用に死人のベーコン」
「おお、今日も美味しそう!」
「お腹減ったねぇ、お燐」

二人がきらきらと目を輝かせながら、盛りつけた朝食を見つめている。
なんだかんだでこういう所は子供っぽいから、微笑ましい。

「他の子達は?」
「そろそろ来きますよ。途中の廊下で歩いてるの見かけましたし」
「ねえ、さとり様ぁ! お腹減りましたぁ~」
「皆が来るまでもう少し待ちなさいな、お空」
「そうそう。皆でいただきますするって決めたじゃないか」
「うにゅ~……」

お空が机でへたれている間に、他のペット達もぞろぞろとやってきた。
それぞれ自分の食事場所について、今か今かと合図を待っている。

「……こいしは?」
「朝の散歩みたいです。あたいらが行った時にはいませんでした」
「まったく、あの子ったら……どうしましょう?」
「もう無理ぃ!お腹と背中がフュージョンするぅ!!」
「さとり様、お空が限界です。そしてあたいも限界です、お腹減りました~」

見ると他のペット達もお腹を空かしているようで、早くしてほしいという気持ちが伝わってきた。
仕方がない。こいしの為に皆がひもじい思いをするのは可哀そうだ。

「はいはい、それじゃあ皆、前足とか前肢とか手を合わせて。いただきます」
「「いただきまーす!!」」

食事の挨拶はきっちりと。
お燐やお空以外の子達も、教えていないのにきちんと食事の挨拶をしてくれる。
別に好き勝手食べてくれてもいいのに、私達に合わせてくれるということが本当に嬉しい。

「ほらお空、もっとちゃんと噛んで食べないとお腹壊すわよ?」
「ふぉのふらひふぁひひょーふ!」
「……このくらい大丈夫、ですか。でもきちんと噛まなきゃだめ」
「うにゅ」
「さとり様おかわり!」
「ごめんなさい、ベーコンはもう品切れ。代わりにスープで我慢してくれないかしら? ああ、お燐の舌にはまだ熱いから気を付けてね」

こうやって騒がしくも楽しい食事ができるのも早起きのおかげだ。
三文の得というのはあながち嘘でもないと思う。

「ほらそこ喧嘩しない。足りないのなら私のをあげるから」

朝食の取り合いをしている子達を諌める。
三つ首の小犬と岩猿だ。
この二匹を見てると昔のお燐とお空を思い出す。喧嘩をしながらも何だかんだで仲が良いところとかそっくりだ。
変化するようになったら更に騒がしくなるかもしれない。

「さとり様、こいし様の分はどうするんですか?」
「……余っているなら自分が食べる、ですか。駄目ですお空。これはこいしの分だもの」
「そんなに食べるからお空は力馬鹿なんだよ」
「お燐も私と同じじゃん、そんなに食べてさ。太るわよ!」
「朝ごはんは一番体にいいから太らないの!」

これ以上騒がしくなるのもどうかと思うけど。





「ごちそうさまでした」
「「ごちそうさまでした!」」
「ああ、皆、お弁当渡すからちょっと待っててね」

忙しなく出ていこうとするペット達を呼び止める。
そうして台所からお弁当を持って来て一匹ずつ渡そうとする。
皆、押し合い圧し合い我先にと群がってきた。
そんなに来ても一度に渡せないわよ。

「はいはい、ちゃんとならんでね。ほらそこ、横入りしちゃダメ」

一匹一匹にお弁当を渡して、いってらっしゃい。と笑い掛ける。
時間は掛かるけど、まあ、仕様がないか。

「はい、どうぞお燐。……今日も地上に行くみたいね」
「あはは。あの巫女の神社が居心地がよくて」
「迷惑掛けちゃダメよ?」
「わっかりました!」

笑いながら敬礼のポーズ。本当に元気がいい子だ。

「はい、これお空の分」
「ありがとうございます」
「……ふむ、何やろうかな、ですか。お燐と一緒に地上で遊んできたら?」
「う~ん、どうしようかなぁ」
「やることないのならお手伝でもしてもらおうかしら?」
「お、お燐と一緒に行ってきます!」

面倒なのは嫌、ですか。
まあ、裏表がない良い子ということで。

「それじゃあ、さとり様行ってきま~す」
「夕ご飯までには帰ってきますね」
「はいはい、行ってらっしゃい。気を付けてね」

手を振って二人を見送る。
他のペット達もどこかへ出掛けたようだ。
さて、ようやく一段落ついた。
取り合えず食器は水に漬けておくだけで、後で洗えばいいだろう。
今はとにかく、軽く横になりたい。
ソファに横になり軽く目を閉じると、直ぐに眠気が襲ってきた。
朝食を食べたばかりだけど、少しばかり寝るとしよう。
そのままゆっくりと、深く緩やかな眠りへと意識が落ちていった。





*   *   *   *   *





古明地 こいしが朝の散歩を終え、匂いにつられて食堂へやってくると、机の上には一つ皿があった。
皿の上にはサラダサンドと紙が一枚。

スープは温め直して、ベーコンはフライパンの横にあるから軽く炙って食べて。

小さな紙に、小さな字で書いてあった。
姉であるさとりの文字だ。
とりあえずこいしはぱっぱと朝食を済まし、手紙を書いた本人を探す。
無意識的に、なんとなく居間へ向かうとソファにさとりが寝ていた。
体を丸め、腕を枕にして小さな寝息を立てている。
エプロンも着けたままだ。
ゆらゆらとランプの灯が、その顔を照らしていた。
このままだと肌寒いかなと思い、こいしは薄手のタオルケットを掛けてあげた。
と、机に大きめの箱が置いてあった。
可愛らしい布で包まれており、布を解いてみると大きな弁当箱だ。
弁当箱の上にはまた、小さな手紙が置いてあった。

放浪するのもいいけど、きちんと御飯を食べなさい。

弁当箱を開けてみると、こいしの好物ばかりが入っていた。
それに、なんとなく食べてみたいと思っていた料理も幾つか詰めてある。
今日、無意識に任せて二、三日出かけようと思っていた。
そのことをさとりには言っていない。それにさとりはこいしの心が読めないはずである。
なのにお弁当が用意されていて、食べたいと思っていたものが入っていた。
ペットから聞いたのだろうか?
もしくはいつの間にかさとりに心を読まれていたのだろうか?
それとも……

「……お姉ちゃんありがとう」

さとりが起きるのを待って、二人でこのお弁当を持って出掛けたい。
なんとなしにこいしはそんなことを思った。偶には姉妹でピクニックとでも洒落込むのもいいと思う。
早く起きないかな。そんなことを思いながら、こいしは姉の寝顔を見つめた。
さとりと自分の第三の目が小さく笑ったような気がした。
どこかの丘の上。

「ねえ、お姉ちゃん。どうして私が食べたいもの分かったの?」
「……こいしの心が読めたからね」
「え~、いつの間にかお姉ちゃん強くなった?」
「ええ、姉は強いのよ。こいしの好きなものくらい何となく分かっちゃうの」
「む~、第三の目閉じてるのに~」
「心を読まなくても分かるわ。大事な大事な妹のことなんだもの」
三文字
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コメント



0.1610簡易評価
6.100煉獄削除
ほのぼのとしていて、皆のことをとても大切に想っているさとりが
とても素敵ですね…。
お姉さんしてるというか、母親みたいな感じもしてとても微笑ましいです。
こいしのお弁当の件も妹が大切だからこそですよね。
後書きのおまけも良いものでした。
穏やかになれるような、良いお話ですね。
面白かったですよ。

で、一部気になるのが…『お空の玉子』ってどういうことでしょうか!?
それと誤字などの報告です。
>ベットの上でぼうっとしする。
ぼうっとする。ではないでしょうか?
>とはいっても皆は起まだ起きないだろう。
『起』が一字余計ですよ。
7.無評価三文字削除
さっそく誤字を修正しました。ありがとうございます。
9.100ちゃいな削除
さとり様のお弁当食べたい! あ、でも人肉か。
うん……いや、さとり様のお弁当を食べられるならカニバリズムくらいなんのその!

面白かったです。日常の淡々とした話なのにとても引き込まれました。
ほのぼのできました。
13.100名前が無い程度の能力削除
>野菜とお空の玉子を溶いたものだ。
お空の玉子・・・だと・・・ゴクリ
16.100名前が無い程度の能力削除
なんというお母さとりん。ペット想いなのが伝わってきました。

お空の玉子・・・そうか、鶏みたいに産むのか。いや、烏だから・・・?
21.90名前が無い程度の能力削除
愛情がすてきー
とにかくそれですよ
25.100名前が無い程度の能力削除
暖かすぎる
26.100名前が無い程度の能力削除
おにぎりおにぎり ちょいと詰めて♪
っていう歌がありましたね
それは置いといてさとりがいいお母さんすぎる
27.無評価三文字削除
お空は卵産みますよ。ええ、鳥ですもの。ウランとかたっぷり!
ありがたい評価と点数に感謝。

煉獄様
誤字指摘ありがとうございます。
地霊殿は結構温かい所だと思うんです。家族愛的な意味で。
だから、書く時も温かな気持ちで書きました。
ほのぼのいいねほのぼの。
玉子は文字通りの意味……一週間に一度くらいの周期でさn(そこまでよ

ちゃいな様
さとり様のお弁当は愛情たっぷり。人肉たっぷり。
今なら500円!ウサ

13の名前が無い程度の能力様
一週間に一度くらいの周期でさn(そこまでよ
栄養たっぷり!

16の名前が無い程度の能力様
さとりんは地霊殿のお母さんです。ちょっと体の弱い。
虚弱体質だけど母性溢れているのがマイジャスティス。

21の名前が無い程度の能力様
家族愛いいよ家族愛。
ペットは家族です!

25の名前が無い程度の能力様
地霊殿は暖かいのです。主に灼熱地獄の所為で。
え、違う?

26の名前が無い程度の能力様
題に迷った時の、その童謡が思い浮かんだので、こんな題名となりました。
16の方が言っていた、おかあさとりん……これは流行る!

最後に、元ネタを提供してくださった。幻想板の古明地姉妹スレの皆様、ありがとうございました。
28.100名前が無い程度の能力削除
地霊殿大家族。

さとりはきっと良い嫁さんになると思うよww
32.無評価三文字削除
ヤンチャなうにゅほに優しいお燐。
こいしはいつも幸せのなかで、さとりが目を細めているのですね。
34.80名前が無い程度の能力削除
昼寝から目覚めてワイドショーを見てる後ろ姿が見えたぞ!
36.無評価三文字削除
二千点ありがとうございます。
ほのぼのいいねほのぼの。

34の名前が無い程度の能力様
そういうのはゆかりんとか神奈子様とかの役目で……あれ?なにかがとんでk
40.無評価名前が無い程度の能力削除
>ペット達の好物や、昨日の内に心を読んで「食べた」と思っていたものを入れていく。
「食べたい」では?
41.100名前が無い程度の能力削除
点忘れ
43.無評価三文字削除
40の名前が無い程度の能力様
脱字を修正いたしました。ありがとうございます。
47.90名前が無い程度の能力削除
これは良いお姉さん