Coolier - 新生・東方創想話

彼女は胡散臭い大妖

2008/12/09 23:54:27
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 一番初めに八雲紫という妖怪を見たのがいつだったのか、わたしはよく覚えておりません。
 確かまだ上手く喋れもしないほんの小さな子供の時分であったかなあ、とおぼろげに思い出せる程度なのです。
 わたしはよく彼女を見かけます。見かけるたびに「ああまたあの人だ」と思うものですから、わたしにとって
彼女はほとんど風景の一部なのでした。
 彼女はいつも笑っております。春は舞い散る桜の下で、夏は降り注ぐ日差しの下で、秋は高く晴れた空の下で、
冬は全てを閉ざす吹雪の下で。
 いつ見ても、嬉しそうに幸せそうに笑っている人でありました。
 笑うだけでなく、ときには歌ったり踊ったりもしております。小鳥の鳴き声に合わせるようにハミングしてい
たり、吹き荒れる嵐の中で優雅にステップを踏んでいたり。
 いつもいつも、そこにいることが幸せでたまらないというような風情で、わたしはそれをとても羨ましく思っ
ていました。

 少し前まで、わたしはこの郷があまり好きではありませんでした。
 なぜかというといろいろ理由はあるのですが、一番の理由は息苦しいからです。
 何代か前の博麗の巫女様という方が博麗大結界というものを作られて以来、この郷は外の世界とは行き来がで
きなくなりました。
 外に出ていけないということは嫌でもこの郷で生きていかなければならないということです。
 幸いにも妖怪が人を食うことはなくなっているので、郷は大変平和です。昔は空気にも血の臭いが混じってい
るような物騒なところであったということですが、そんなのは昔話だと誰もが笑うぐらい、ここはとても平和な
ところです。そんなところで生まれ育った人ばかりですから、大人も子供もみんなのん気で大概無邪気です。
 ですがわたしはそうでもないようで、ほんのちょっと嫌なことがあったぐらいで、かりかりしたりぴりぴりし
たり、つまりとても怒りっぽいのです。そういう人は普通みんなから嫌われるものだと思うのですが、わたしの
周りの人はそんなことはなんでもないのだよというように、

「お前は怒りっぽい奴だなあ」

 なんて、気楽に笑い飛ばしてくれるのです。とてもいい人たちだと思います。
 だからこそ、耐えられない。
 みんなこんなに大らかで優しいのに、わたし一人だけがとても汚いもののように感じられて、どうにもこうに
もたまらないのでありました。
 外の世界はみんなが疲れたような顔をしていて、あまり他人に優しくすることもなく、人々はいつも不満を抱
えて生きているそうです。多分、わたしは本来そちらにいるべき人で、生まれる場所を間違えたのでしょう。だ
からこの郷にはいたくないなあと、いつもいつも考えておりました。
 わたしがそういうことを考えているときも、八雲紫はいつも楽しそうでした。道端にしゃがみこんで名もない
草花を長い間眺めていたり、小さな童が遊んでいるのを遠くから見つめて微笑んでいたりします。あんまり彼女
を頻繁に見かけるものですから、わたしはその内彼女が人里の人であるかのような錯覚を覚え始めたほどでした。
 しかしあるとき、そんな八雲紫の話を両親にしましたら、二人の顔が真っ青になりました。

「お前それは八雲紫という非常に恐ろしい妖怪なのだよ」
「話には聞いたことがあったけれど、本当にいるのだねえ」
「よく見かけるといったが本当かい。ワシらは一度も見たことがないぞ」
「嫌だねえ、この子は恐ろしい妖怪に魅入られてしまったのかねえ」
「慧音様に相談しようか」
「博麗の巫女様の方がいいんじゃないかねえ」

 二人はやけに深刻そうな顔で、そんなことを話しておりました。ちなみにわたしは、八雲紫という名前も、そ
のとき初めて知ったのです。
 わたしは不思議でした。わたしの知る八雲紫というのは単にいつも楽しそうにしているというそれだけの存在
で、別段恐ろしくも怖くも感じたことがなかったからです。
 わたしは両親に尋ねました。八雲紫というのは何がそんなに恐ろしいのか、と。

「そりゃお前、あの妖怪は世の中をおかしくしちまうようなとても恐ろしい能力を持っているのだよ」
「神出鬼没でいつどこで現れてもおかしくないと聞いているよ」
「それにとても頭が良くて力も強くて、なのにいつも笑っていて何を考えているのか分からないそうだ」
「恐ろしい恐ろしい、そんな頭のいい妖怪が、こんな普通の子供を捕まえて何をしようっていうんだろう」
「分からないなあ、全く分からない」
「あれは胡散臭いものだと稗田のお人も仰っていたけど、本当にその通りだねえ」

 他の人や人里を訪れる妖怪に尋ねてみても、八雲紫は胡散臭いと口を揃えて言うのです。何を考えているのか
分からないから、と。
 みんなとは少々意味合いが違うのですが、確かにわたしにも八雲紫の考えていることは分かりません。
 そんなに頭が良くて力が強くていろいろなことを知っているのに、いつもあんな風に幸せそうにしていられる
なんて、いったいどういう心の持ち主なのでしょうか。今も両親が心配してくれるのを鬱陶しいと思ってしまっ
て、そんな自分が嫌になっているような卑しいわたしには、いつも幸せで楽しそうな人のことなどさっぱり分か
りません。

 わたしが八雲紫と最初で最後に話す機会を得たのは、13か14ぐらいのときだったと記憶しております。
 その頃のわたしはますます怒りっぽくなっていて、ほとんど癇癪持ちと言ってもいいぐらいでした。
 その日も些細なことで両親と言い争いをいたしまして、家の外に飛び出して当てもなく走っておりました。気
付くととっぷり日も暮れて、わたしは街道の真ん中で阿呆のように立ち尽くしていたのであります。宵闇迫る道
の真ん中、心細さと情けなさで、わたしは泣きそうになっていました。妖怪が人を食うことはもうありませんが、
からかわれたり悪戯されたりして、ちょっとした怪我を負うことぐらいはあります。ですからともかく里に帰ら
なければと焦り始めた折り、不意に声をかけられたのです。

「こんばんは、お嬢さん」

 吃驚して振り返ってみますと、道端の岩に八雲紫が腰かけて、にっこり笑いながらこちらを見つめておりまし
た。ずっと長い間彼女のことを見てきましたが、話しかけられるのは初めてです。わたしはドキドキしながら、
しかし声を出すこともできずにただ黙って頭を下げることしかできませんでした。
 八雲紫は別段気分を害した様子もなく、ぽんぽんと自分の隣を叩いてみせました。

「ちょっと、お喋りしましょうか」

 わたしは迷いました。八雲紫は胡散臭い奴だ、という言葉が、頭の中に蘇ります。
 しかし両親と言い争いをして機嫌が悪かったせいもあって、わたしは少々自暴自棄になりました。えい、ここ
で食われるならそれもいいさと腹を決めまして、八雲紫の隣にどっかり腰を下ろしたのです。
 八雲紫はちょっと驚いたような顔をして、

「あらあらなんだか不機嫌ねえ。なにか嫌なことでもあったのかしら」

 そう尋ねかけてきますので、わたしは感情の赴くままに何もかもをぶちまけました。今日の言い争いのことだ
けでなく、ずっと感じていた自分だけが汚く思えるという悩みなども、全て。
 八雲紫はただ黙って微笑みながら、わたしの話を聞いてくれました。
 そして聞き終わったあとに、

「そうねえ、わたしは思うのだけど」

 と、こちらの気分を害さない程度のゆったりとした声音、穏やかな論調で、いろいろなことを話してくれまし
た。彼女の話はとても分かりやすく、同時に含蓄があって、何の抵抗もなく心に染み通ってきます。話を聞いて
いるだけでも自分の世界を見る目が変わっていくような心持ちがしました。頭のいい者は話一つだけでこうも相
手の心を変えられるのか、と驚嘆してしまったほどです。
 そうして八雲紫の話を聞き終える頃には、わたしはすっかり落ちついて、生まれて初めてと思えるほど上機嫌
な気持ちになっていたのです。
 そしてそんな気持ちになってみると、途端に疑問が湧いてきました。
 何故、大妖八雲紫がわたしのようなちっぽけな人間のくだらない悩みのために、こうも時間を費やしてくれる
のか。何故、大妖八雲紫が、わたしのようなちっぽけな人間を見るだけで、そんなにも楽しそうな顔をするのかと。
 無礼かもしれない、機嫌を損ねて殺されるかもしれないと思いながらも、わたしは八雲紫に聞いてみました。
 すると八雲紫は、やはりあの幸せそうな微笑みを浮かべて答えるのです。

「あなたのことが好きだからよ」

 背筋がぞくりとしました。この大妖が胡散臭いと言われている理由が、初めて分かったような気がします。
 この大妖怪は、おそらく本当のことを言っているのでしょう。彼女はわたしのことが好きなのです。好きだか
らこそこんなに時間を割いて、くだらない悩みを延々と聞いてくれたりしたのです。
 ただその愛情はわたしにだけ注がれるものではなくて、この郷の全てのものに注がれているのでしょう。そう
やって、自分の愛しいものにいつも囲まれているから、彼女はいつもあんなに幸せそうな顔をしているのです。
 だからこそ、胡散臭い。
 こんなにも頭がよく、こんなにも力の強い存在が自分のようなちっぽけなものを好いているなど、もはや一種
の理不尽と言っても過言ではありません。彼女の愛情が真摯であるほど、そこに裏も表も存在しないということ
を知れば知るほど、人は疑ってしまうのです。
 いったい何を企んでいるのか。その愛情の裏側に、いったいどんなものが隠されているのか、と。
 つまるところ、彼女のことを胡散臭く感じる原因は、彼女を見る人の心が弱々しいからなのかもしれません。
ただただ純粋で大きな愛情などというものを信じることが出来ないからこそ、恐れて疑って、彼女の像を捻じ曲
げてしまう。彼女と一緒にいればいるほど自分の矮小さが浮き彫りにされていくようで、それが耐えられないか
ら、目をそらして現実を歪めてしまう。
 わたしの心がどうのとかではなくて、あの大妖怪が胡散臭いのが悪いのだ、あれは何を考えているのか分から
ない、とても悪いものだ、と。
 こんな風に理解してしまった以上、わたしはもう一秒も、この大妖怪のそばにいたくはありませんでした。
 その意思を、はっきりと言葉にして伝えました。もう金輪際、わたしの前に現れるのはやめてほしい、と。そ
う伝えること自体は、全く怖くありませんでした。この大妖怪がわたしに危害を加えないであろうことは、もう
嫌というほど分かっておりましたから。
 八雲紫は、このときも微笑みを崩しませんでした。まるで、こういう場面は慣れっこだとでも言うように。

「そう。分かったわ。でもあと一つだけ聞いていただけるかしら。あなたがわたしをよく見かけていたのは、あ
なたがわたしを強く求めたからなの。あなたは今まで、この郷と外の世界との境界に身を置く存在だった。肉体
的な意味ではなく、精神的な意味でね。だからこそ、境界に潜む妖怪などというものに自然と目が引き寄せられ
ていた。でももう大丈夫、あなたは今日、今まで知らなかった見方を学んだはず。今後は今までほど強烈な違和
感を抱くことなく、この郷に身を置けるようになるでしょう。ようこそ、幻想郷へ。わたしはあなたを歓迎するわ」

 そう言い残して優雅に一礼して、彼女の姿は消えました。まるで、最初からそこには何もいなかったかのように。
 さっきまで八雲紫が座っていた岩を見つめていると、自然と涙が溢れてきました。自分が何故泣いているのか、
その理由がわたしにはよく分かっていたのですが、たとえ心の中においてでも、その感情を言葉にしたくはあり
ませんでした。

 その後のわたしは、八雲紫の言うとおり、以前ほど居心地の悪さを感じることなく、幻想郷の中に身を置ける
ようになりました。今でも少々怒りっぽいのですが、そういう自分をさほど嫌だとは思いません。そういう人間
でも笑って受け入れられるこののん気な郷が、今ではとても好きです。
 あのとき以来、わたしが八雲紫を見かけることはなくなりました。けれども、彼女は変わらないでしょう。今
日もこの郷のどこかで愛しい何かを見つめて、嬉しそうに、幸せそうに微笑んでいることと思います。
 ただ、姿を見ることはないのですが、たまに暖かすぎる視線を感じることはあります。そういうとき、わたし
は嫌だなあと思いながらも、彼女はわたしにとって風景の一部のようなものだから仕方がないか、と苦笑いする
ことにしているのです。

<了>
ただあなたの優しさが 怖かった

なんかそんな感じの話。ふっと思いついたので書いてみました。
実際、こういう人がそばにいたらむしろ怖いだろうと思います。
aho
[email protected]
http://aho462.blog96.fc2.com/
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コメント



0.8910簡易評価
3.100名前が無い程度の能力削除
爽やかな風が吹き抜けていくような読後感でした。
幻想郷が一段と好きになれました。
5.100名前が無い程度の能力削除
人って都合の悪いことはどんどん都合のいいように解釈してしまうんですよね……。
でもそういうところも含めて受け入れるところが八雲紫であり幻想郷なんだなと感じました。
11.100名前が無い程度の能力削除
温かくそれでいて少し悲しい話でした。
あなたの描く八雲紫は本当に魅力的です。
12.90名前が無い程度の能力削除
紫さんはいい人だよ。
14.100名前が無い程度の能力削除
何故か手ぬぐいを巻いたゆかりんを幻視しました。
切れ味の良い短編、ご馳走様です。
15.60名前が無い程度の能力削除
ばばあああああああああ
19.100イムス削除
いたいけな少女に優しく相談に乗ってくれる紫さん!
そんな彼女も十二分にいたいけで素敵で可愛らしくて惚れてしまいますわ。
20.100海外から来る程度の能力削除
ahoさんの幻想郷はとっても魅力的です。
そしてこの話は霊夢が亡くなったあとみたいですね。暖かくて寂しい雰囲気です。
23.100名前が無い程度の能力削除
背筋が震えました。
素晴らしい。
25.100名前が無い程度の能力削除
これはいい幻想郷
ゆかりんも素敵
27.100名前が無い程度の能力削除
貴方の書く八雲紫は、とても強く何処か寂しげな印象です。
人間や妖怪に嫌われても、そんな者達が生きる幻想郷を含めて愛し続ける大いなる者。
だからこそ、過去作で見せた弱さが今になって心に響きます。

境界の向こう側で、畏怖の念を抱かれながら。
彼女はそれでも愛し続けるのだろうなぁ、と。
28.100名前が無い程度の能力削除
少女と別れるとき紫は笑いながら別れたのかな。
それにしても紫はホントに幻想郷が好きなんだな。
見ててほんわかしてくる
41.90マイマイ削除
ゆ、ゆかりーん!
42.100まるきゅー@読者削除
これはいままでとまた毛色がちがって、どれだけ芸の幅が広いんだと驚愕しましたよ。
以下感想。
究極的には優しさは暴力的ともいえるかもしれません。
主人公は優しくされて、自分の弱さをより強く認識したのですね。
それは言ってみれば、人の限りを知ることなのかもしれません。
人に比べれば妖怪は永遠に等しい存在。
限りを知るということは、情念の中に寂しさが生じることであり、その寂しさを甘受することは人に優しくするための駆動因となりえます。
好きだと思えるようになるのもそんな気持ちからかもしれません。

苦笑いとか、なにその悟りの境地という感じで、たった三文字ですべてが表現されているともいえそうですね。
49.100名前が無い程度の能力削除
作者さんは紫のことが好きなんだなぁということがもりもり伝わってきました。
いい作品です。
そして生産力が半端じゃ無いですね。GJ!!
51.100謳魚削除
100点を連打したくて乱打したくて堪らない、そんな衝動に襲われました。
52.100名前が無い程度の能力削除
綺麗なババアだ…
59.100名前が無い程度の能力削除
幻想郷には愛がある。
八雲紫という名の愛が。
64.90つくし削除
ゆかりーん! ゆ、ゆーっ、ユアアーッ!! ユアーッ!!
67.100名前が無い程度の能力削除
ああ、なんか色々言いたい事があるんだけど、上手く纏められないや…
紫の愛はあれだな菩薩の愛だな。遍く降り注ぐ天上の光。それは誰かの為だけに与えられる光ではなくて…

やべえ、俺きめえ。
72.90名乗ってもしょうがない削除
――胡散臭いということ、ひいては八雲紫という存在が「どういうことか」がよく「わかって」いらっしゃる。流石は紫殿の夫に選ばれるだけはある(ぁ
73.100名前が無い程度の能力削除
愛に満ち溢れてる。
74.100名前が無い程度の能力削除
なんという生産力w
79.80名前が無い程度の能力削除
あー、幻想郷においての紫の、表面的にわかりやすい立ち位置ってこんな感じなんだろうなあ
守護者だなんだなんて、実際のところを知らなきゃわからないし
ただただ生きてる里の人からはこういう価値づけされててもおかしくない
88.90名前が無い程度の能力削除
この紫からはカリスマが溢れ出てますな。
畏怖とか畏敬という言葉がよく似合う存在に思えました。
91.100名前が無い程度の能力削除
俺、ahoって字を見ると百点しか入れられない体なんだ・・・
98.100名前が無い程度の能力削除
これはいいババアですね。
100.100名前が無い程度の能力削除
ahoさんの後書きの一文目が相変わらず素敵
101.10名前が無い程度の能力削除
上手いけど好きじゃないなこういうのは
105.100名前が無い程度の能力削除
ああもう、幻想郷って素敵だなぁ。
107.60名前が無い程度の能力削除
どの話見ても思うけど幻想郷の人達って何でこう、外の世界は悪いところだと思わずにはいられないのかなぁ
自分達の住む世界の方が素晴らしいと思わないとやってけないのだろうか。東方香霖堂で霖之助が言ってたことは合ってたんだなぁ

や、この話自体は面白かったんだけどね。細かいこと言ってごめんね
113.90名前が無い程度の能力削除
>>107
外の世界が悪いとは、ここでは言ってないよ
噂だけで早とちりするのはよくあること
僕は、悪い噂が絶えない中国を悪い所だと思っていたりする、行ったこともないのに
115.100名前が無い程度の能力削除
霊夢(というより博麗の巫女)が幻想郷そのものの生んだ娘だとしたら、
紫さんは幻想郷そのもののお母さん(地母神とかかな?)なのかもしんない。
ahoさんの話をずっと読んでて、
ゆかりんは賢くて可愛くて優しいお母さんってイメージが定着したよ。
ほんとにゆかりんには自分のお母さんになってもらいたいほどです。
117.100名前が無い程度の能力削除
ゆかりんが母すぎる
119.90名前が無い程度の能力削除
てっきり最初は主人公は男の子かと思ってました。
こういう昔語り的な話は好きです。
122.100名前が無い程度の能力削除
これは良いゆかりん
126.50名前が無い程度の能力削除
この紫はとてもやさしいですね。本当に幻想郷の全てを愛してやまないんでしょうね。

ですが、自分が感じたのは胡散臭さでも怖さでもなく、八雲紫の「矮小さ」でした。

紫がこの少女に「境界を操る程度の能力」を使ったのは、最後に紫が吐露した言葉から見て取る事ができます。
そして彼女に何故と問われて答えたのは「あなたのことが好きだからよ」でした。

つまり、紫は愛していた物の一つである彼女が境界を越えかけていたために自分の能力を使ったのです。

「来る者は拒まず、去る物は引きずり込んででも戻す」という、自分の愛している箱庭から絶対に出さない必死な姿勢が隠されていたのを感じました。

彼女にもう目の前に現れるなという絶対的な拒絶を取られても笑みを変えないのも、その実、それ以外の術を知らないからなのでしょう。

まあ、人間臭い小物っぷりがちらちら見えるahoさんのゆかりんもそれはそれで可愛いのですが、

「ねえあなた、外の世界に行ってみたくない?」と言えなかった紫のへたれっぷりに今回は-50の減点で。
127.無評価名前が無い程度の能力削除
> > 126
その発想はなかったわ
136.無評価名前が無い程度の能力削除
>>126
境界を弄ったという明確な証拠や描写も無い。つまり論証としての根拠が薄く雑魚い。
ついでに言うともし主人公が外の世界に行きたいのなら、ゆかりに「連れてけ」と自分から言うべき。
紫が空気読んで外の世界に連れていってくれるのを待つ主人公なんて生き方が受身すぎるでしょう?
137.80名前が無い程度の能力削除
ahoさんの作品で珍しくババァという単語が出てこなかったのに驚いた

心から自分の世界を「愛する」事ができるのはきっと幸せなことなんだろうねぇ…
139.100名前が無い程度の能力削除
紫様をくれ・・・・
144.90名前が無い程度の能力削除
暖かい・・
147.100名前が無い程度の能力削除
ああ、うん嫌だなぁwww
こんな人居たらww
162.100(♯罪)削除
幻想郷に行きたいよぉおおおお!!
178.100名前が無い程度の能力削除
ひたすら優しい紫もいいですね。
195.100名前が無い程度の能力削除
素晴らしい
203.100名前が無い程度の能力削除
これは俺得すぎる。
文字通り、悩み多き少女の相談に乗ってあげちゃうゆかりんにほっこりしてしまった
210.100名前が無い程度の能力削除
貴女の書くゆかりんが大好きです
211.100名前が無い程度の能力削除
愛故に…
225.80名前が無い程度の能力削除
こんな人がいたら怖いですね。
232.90絶望を司る程度の能力削除
この紫は、どこか怖いねェ
240.80うみー削除
神田川ゆかりん