Coolier - 新生・東方創想話

季節はずれのお祭り

2008/11/29 01:38:06
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アガサ・クリスティー著『そして誰もいなくなった』を未読の方はご注意下さい。
直接的なネタバレありませんが、このSSを読む事で世界が誇る名著の興奮が幾分損なわれることになるかもしれません。
既に読んだという方、
読むつもりはないという方、
読むかも知れないが別に構わないという方、
はたまた読んでもどうせすぐに忘れるだろうという方は、どうぞごゆっくりとお楽しみ下さい。



















「香霖堂っ、とりっくおあとりーと!!」

人なつっこい声と共に両手を挙げてあわただしく少女が飛び込んできた。
珍しく雪も降らず小春日和であったので季節感までもが逆行してしまったのかもしれない。
この頭が秋な少女はしっかりと仮装まで行っているようだ。

どうせあの動かない大図書館から半端な知識を得て喜び勇んでここに飛び込んできたクチだろう。
ついこの前は魔理沙が恵方巻きをくわえて大変だ大変だと飛び込んできた事だし。

さて、その少女の服装なのだがこれがまた奇妙なものである。
額には赤い印が打ってあり、ふわふわとした金紗の髪は残念なことに灰色の毛糸で覆われている。
そして、体はローブのように見えなくもない深紅のカーテンに包まれていた。その手には少し大きな日傘も握られている。
えへへっ、と少女は一度くるりと回ってから笑う。それを見て思わずこちらの頬まで緩んでしまうのは何故だろう。

「U.N.オーエンか。なるほど、考えたものだね」

あ、分かる? と少女、即ちフランドールは益々嬉しそうな表情になる。
羽までぱたぱた上下しだしたのはご愛敬だろう。

「咲夜には何でそんなバカな格好してるんですか、って怒られちゃった。
さらにさらに、実はこのカーテンはあいつの部屋から引きちぎってきたものだったり」

「……帰ったらちゃんとお姉さんにごめんなさいとありがとうを言うんだよ」

レミリアが近頃妹の為にあれやこれやと腐心しているのを知っているだけにやりきれない。
僕と魔理沙の関係を鏡で見ているような気分になる。
最近やけにレミリアと話が合うと思ったらこういう背景があったわけか。
今度来た時にはそっと美味い酒でも出してやろう。
そんな事をぼんやりと考えていると、

「ねー、香霖堂香霖堂! とりっくおあとりーと!!」

むうっと頬を膨らませてフランドールが言う。
間違った知識を持ったままでは可哀想なので訂正する事にする。

「トリックオアトリート、菓子をくれ、さもなくば悪戯するぞ、という意味だね。
因みにこの言葉を連呼する迷惑極まりない愚かな前夜祭は
十月三十一日、万聖節の前日に実にやかましく行われる。
十月三十一日といえばケルト人にとっての一年の終わりでねえ。
その収穫祭をカトリックが取り入れたものだというのが起源らしいよ。
だからキリスト教と密接に繋がった行事では無いんだね、意外と。
最近じゃあ好まれなくなったけれど、大昔はインディアンの仮装も好まれたそうだから、
U.N.オーエンの仮装は図らずも上手い具合に嵌っているというわけさ。
つまり何が言いたいのかというとだね。
来年まで待ちなさいと、つまりはそういうことなんだが」

えーっ、とフランドールは不満そうに少し赤みがかった頬をぷく、と膨らませた。

「折角仮装してきたんだからちょっとくらい付き合ってよ!」

やれやれである。
今日は妙な一日になりそうだ。
本を閉じて椅子から立ち上がる。

「まあ構わないが。
しかしもし僕が君に菓子を渡さなかったらどうなるんだい?」

言ったはなから、僕は大凡の答えは予測していた。
熊に抱きしめられて死ぬぞ、とか。
蜂に刺されて死ぬぞ、とか。
恐らくそんな感じの答えが返ってくるだろうと思っていたのだ。
しかし――。
フランドールは悪魔の妹らしくニヤリと狡猾に笑うと

「お菓子をくれないんならっ」

とんっ、と地面を軽く蹴って跳躍し、

「こうしてやるっ!!」

そのまま僕目がけて急降下してきた。
当然吸血鬼の力に抗えるはずなどなく、体当たりを受けるままに押し倒されてしまう。
痛くないように配慮してくれたのか、背中を強く打つような事は無かった。
しかし、フランドールはこれだけで済ませるような女の子ではない。
両手を高く掲げた後で、

「覚悟しろーっ!」

手を僕の腋に差し入れて、こちょこちょとくすぐり始めた。
だがこの服は厚手なので実際の所は残念ながらあまりくすぐったくない。
なので、一人勝手にあったかくなって大はしゃぎしているフランドールをのんびりと観察することが出来た。
毛糸をかぶっているために、いつもの帽子はない。
その毛糸もすでにずり落ち、可愛らしい頭が見えた。
さぞ撫でがいがあるだろう。
赤いカーテンもはだけ、いつもの服が見え隠れしている。

「やれやれ。随分おてんばなオーエン氏だな。
お菓子をくれない悪人に正義の鉄槌はないのかい?」

冗談めかして尋ねると、フランドールは緩んだ笑顔で僕を指さして言った。

「香霖堂は優しいからU.N.オーエンでも殺せないんだよ?」

「そうかい。それは嬉しいねえ。
じゃあ事のついでなんだが、ここはインディアン島じゃなくて幻想郷だ。
どうぞ本島にお帰り下さいとお願いしても良いだろうか?」

フランドールは僕の上に馬乗りになったまま笑う。

「そういう事を言うならさすがのオーエンさんも怒るかも知れないよ」

「やれやれ」

随分勝手気ままなU.N.オーエンも居たものである。
このままだと何をされるか分かったものではないので、
軽く腕を払ってフランドールを引きずり下ろして、
重い腰を上げることにした。

「仕方がない。
それじゃあ自分勝手なオーエンさんの為に、美味しいお菓子でも用意しようかな。
殺されてしまってはたまらないからね」

そう言うと、フランドールは両手をあげて

「やったぁ!」

と大喜びしてくれた。ここまでうれしがってくれるのならこんな季節はずれのイベントも悪くないな、と思う。
案外道具と一緒にちょっとした菓子を売っても儲かるかもしれないぞ、
などと馬鹿なことを考えながら僕は店に残っている食材の確認に向かった。










「な、何かすっごいのびるよ」

「そうだろうねえ。何せ鬼のついた餅との事だ。
今朝届いた品だよ。なかなか美味いだろう?」

きなこ餅を口に含んだまま延々と引っ張り続けるフランドールを眺めながらのんびりと茶を啜る。
吸血鬼も炒り豆が苦手との事できなこは大丈夫だろうかと一度は不安に思ったものだが、
納豆が好きだという変わり者の吸血鬼も居るので問題は無いだろう。

ハロウィンに和菓子とは芸のない話だがそれもまた僕らしさというものだ。
悪戦苦闘して餅を食い尽くしたフランドールだったが、
やはり大好きなのかあれやこれやと買いだめておいた菓子を瞬く間に消費していく。
これは近々人里に買い出しに行く必要があるかもしれない。
面倒くさい事になりそうだ、やはり菓子など出すのは止めておけば良かったと、はやくも反省したい気分になる。

どんよりと重い気分に浸っているとまたしてもくいくいとフランドールが袖を引く。
今度は何だと思って彼女の方に視線をやると、

「これは?」

と好奇心も露わにカステラを指さしていた。

「珍しい菓子だろう? 懇意にしているスキマ妖怪が持ってきてくれたんだよ。
異国情緒溢れる素敵な街のお土産、ということらしい。僕も詳しいことは知らないんだけどね」

「ふうん……西洋のお菓子なんだ。
知っててもおかしくないんだけどなあ」

僕も頷く。

「まあ、確かに吸血鬼と言えばルーマニアのワラキアだからね。
正直なところ、僕も知っているものだとばかり思っていたよ」

「ケーキと紅茶ばっかりだったからね」

フランドールは少し淋しそうに笑った。
そして、あーぁ、と小さく溜息を漏らす。

「こんな事ならもっとはやくに外にでて友達を作ればよかったなあ。
いっぱい色んな物ももらえるんだろうし、何より楽しそうだしさ。
495年もぼーっと地下で暮らしちゃったのはさすがにもったいなかったよ」

あるいはそうかも知れないね、と同意する。

「しかし、そこまで悲観的になることもないだろう?
吸血鬼と言えば事実上ほぼ不老不死だ。
これからどんどん友人を増やす機会もあるじゃないか」

ないよ、とフランドールはむくれる。

「みんな私を見たらびくびくするんだもん。
紅魔館のパーティでも私が来るとみんな逃げるしさあ」

思わず失笑してしまう。

「そりゃそうだ。君は怒ると何をしでかすか分かったものじゃないからな」

ほら、やっぱり友達なんかできっこないよ、とフランドールはぼやいた。

「そういえば香霖堂は何でか全然怖がらないで付き合ってくれるけどね。何で?」

何か格好の付く答えを探そうとしたのだがこういう時に限って
僕の語彙は突如貧弱になるのでありのままいつも通りに答えるしかない。
この世は不公平である。
とはいえあの世は公平すぎて逆に怖いが。

「君程度の妖怪を恐れていたんじゃあ香霖堂なんて店はやってられないよ。
この世の根元を作り変える事すら出来そうな、もっと危なっかしい奴だってこの店にはやってくるからね。
それにだ。僕はおてんば娘の扱いには慣れっこなんだよ」

むーっ、とフランドールが唸る。

「私はおてんばじゃないよ」

「どの口が言う」

ぺちん、と頭を叩いた。予想していたとおり、フランドールの髪は思わずもう一度触れるのをためらってしまうほど柔らかかった。
とにかく、と僕は言う。

「君に友達が出来るのは間違いない。僕が保証するよ」

なんでさ、とフランドールは突っかかる。
こういう時は幼い頃の魔理沙と霊夢もとりあえず反抗してきたものだ。
いや、今のあの子達もまだこんな感じだが。

「なんでもなにも、フランドール。そうなるのが運命だからだよ」

「運命なんて言われるとかえって信じられなくなってきたんだけど」

「君はもう少し姉を信じるべきだね」

「やだ」

やれやれである。

「まあ運命云々は冗句だとしても、僕には君に友達が出来るという確信があるんでね」

「その理由を聞いてるんだってば」

もどかしそうにフランドールが言うので、そろそろ教えてやることにする。

「なに、簡単な事だ。一言で済む」

そう言うと、少なからずフランドールは興味を示したようだった。
ここで自信と共に僕は告げた。

「君が香霖堂の常連だからだ」

フランドールの口からぽとり、とカステラが落ちた。
そうなるほどに目から鱗だったのか。
僕はうんうんと腕を組んで頷いたのだが、

「それがどうしたの?」

きょとんとして聞き返す彼女にがっくりと肩を落としてしまう。
ついでに眼鏡までずり落ちてしまったので慌てて位置を修正する。

「どうしたも何もね。
香霖堂には君なんかを恐れない客がたくさんやってくる。
魔理沙はどうだか知らないが、霊夢は間違いなく君なんかを怖がったりはしない。
あんまり喋ったこと無いだろう、霊夢とは。
あんな顔していながら意外と面白い子だよ。
八雲紫なんかはあれでなかなかどうして面倒見が良い。
仲良くなるといろいろと迷惑な奴だが、
それでもなんだかんだで居ると楽しいしなあ。
もしもの時には射命丸文だ。
幻想郷中に君のアピール号外をばらまいてもらおう。
あの子とは少なからず縁があってね。
それくらいはしてもらえると思うよ」

でも、とフランドールはもじもじと手混ぜをしながらこちらを見上げてくる。

「やっぱりいきなり話しかけるのは緊張するっていうか……」

言外に何を伝えたいのかはよく分かる。
これでいて随分と奥手な子なのだ、フランドールは。
暴れている時や紅魔館に居る時なんかには結構誰彼構わず話しかけるみたいだけれど。

「君が話しかけるのをためらうのもよく分かるさ。
そういうことを僕が理解していなかったとでも?
紹介くらいは請け負うに決まっているだろう」

フランドールは、安心したように息を吐いて、それでもすぐに不安そうな顔に戻った。

「で、でもさ……話してみて嫌われちゃったりしたらどうする?」

「あり得ないね。うちの魔理沙にだって友達が居るんだ。
君に出来ないはずがない。香霖堂は全てを受け入れるんだよ」

そう言うとフランドールは眉をハの字にして僕の服の裾を掴んだ。

「本当に出来るかな、友達」

僕は笑った。

「造作もないね。僕を誰だと思っているんだ」

そっかぁ、と。
はじめて安心したようにフランドールは小さく息を漏らした。
そして照れたように笑ってから言った。

「香霖堂に来て良かった」

その言葉に、深く胸を突かれる。
なんでもない一言だ。
きっとフランドールは意識していなかったのだろう。
だけれど、それは僕という人間にとって何物にも代え難い最高の賛辞だ。
あたたかなものがじんわりと広がっていくのを感じる。

「フランドール」

呼びかけると、ん? フランドールは首を傾げて僕を見上げてきた。

「来年は、ここで少し大きなハロウィンパーティをやってみようか?」

え、とフランドールは目を丸くする。

「なあに、心配はいらないさ。
君は悪ガキだからね、二十人も三十人も友達が出来るとは思えない。
この香霖堂で十分パーティが開けるよ」

ありがとう、とそう言おうとしたのだろう。
だけれどフランドールは少し目元を拭うとぶんぶんと顔を左右に振ったあと、にやりと笑った。

「その言葉に嘘はないよね」

「無論」

不適に笑う僕に、フランドールは挑戦的に指を突きつけた。

「だったら来年までに三百人友達をつくって香霖堂に連れてくるから!
その時になってダメだとか言ってもきかないよっ!」

ふふん、と僕は笑う。

「望むところだ。やってみるといい。
絶対に無理だとは思うが、もしもの時には、
たとえ君が千人の友達を連れてきたとしても、十分なもてなしをしよう。
千人分の悪戯を受けるのはさすがにごめんだからね」

冗談めかしてそう言うと、フランドールもえへへ、と笑った。
丁度その時、どんどん、と香霖堂の戸を叩く音がする。
誰かが来たのだ。
フランドールはびくり、と体を緊張させた。
その姿に思わず苦笑する。
大丈夫だよ、とそう言うと、うん、大丈夫、と頼りない返事が返ってくる。
まったく、本当に大丈夫なのだろうか。
心配な子である。
ここは僕が少し暗躍する必要がありそうだな。
戸が開くのを見計らって、僕はいつもの調子で見慣れた客に声を掛けた。


「やあ、また君か。
今日は珍しい子が来ていてねえ――」


これから、フランドールはどうなっていくのだろう。
来年の十月三十一日が、とても楽しみだ。
なぜだか、気がつくとまたフランドール嬢の登場となりました。
彼女、もしくは魔理沙が登場すると筆が進む進む。
個人的には紫も捨てがたいのですが……。


……さて、今回はやや私信めいた部分もあるのですがお礼をば。
某所にて森近霖之助を愛でる表とそしてウフフな皆さん、
いつも素敵な霖之助分をありがとうございます。
私の出発点は、間違いなく皆さんの熱い(本当に熱い)霖之助談義、
そして愛の籠もった(異様に籠もった)SSでした。
少しでも恩返しが出来るようこれからも精進していきますので、
気が向いた時にでも読んで頂いて、そして少し笑顔になっていただければ幸甚です。
それでは。
与吉
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コメント



0.8210簡易評価
1.100名前が無い程度の能力削除
フランの可愛さがガガガガ
霖之助は本当に兄役が似合うなー
6.70名前が無い程度の能力削除
相変わらず貴方の霖フラは良い。けど、今回は少し内容が薄いと思うのでこの点数で
次回も期待してますね
18.80名前が無い程度の能力削除
フランちゃん友達100人出来るかな?
某所は面白いですよね。
20.100名前が無い程度の能力削除
フランちゃんに友達がいっぱい出来ると良いなw
ウフフな方は、最近ようやくネチョくなってきたなぁ……とw
26.70名前が無い程度の能力削除
ペース早いですねw
老婆心ながら言わせてもらいますが、無理とかしないでくださいね
29.100名前が無い程度の能力削除
これからの友達300人計画が気になるところだ
そして霖之助のデレ分が上がってきたw
30.100煉獄削除
ああ、可愛いなぁ・・・・氏の書く霖之助とフランの話は
とても表情が緩む話で良いですね。
これからフランがどうなっていくのかとかが楽しみだったり。
面白かったです。
35.100名前が無い程度の能力削除
>羽までぱたぱたしだ上下しだしたのはご愛敬だろう。
誤字報告です。
にしても相変わらずいい雰囲気。堪能させていただきました
49.100名前が無い程度の能力削除
これはオーエンせざるをえない
54.60名前が無い程度の能力削除
あなたの書くフランはかわいすぎる
68.100名前が無い程度の能力削除
いったいこの後どうなったのか。き、気になる・・・・
74.100名前が無い程度の能力削除
フランが可愛すぎる
87.100名前が無い程度の能力削除
素晴らしい
89.90名前が無い程度の能力削除
どんどん霖之助が優しくなっていく・・・これがフランの力なのか
もう・・・完全に近所に住んでいる仲のいいお兄さん状態
次の作品も期待してます!
91.100名前が無い程度の能力削除
なんという霖フラww
確かにペースが速い、しかし文章が読みやすい
そして次回も期待
96.100名前が無い程度の能力削除
一年に何回お祭があったっていいじゃない
97.100名前が無い程度の能力削除
とりあえず今後は霊夢と紫と射命丸が登場予定なわけですね?w
そしてフラグがまた増える、と。

……がんばれフラン。
100.100sosowa削除
香霖とフランが、理想の教師と生徒のようですね。
素晴らしい。
読みやすいし、面白かったです。
フランに友達がいっぱい出来るといいなぁ。
103.100名前が無い程度の能力削除
毎日がフランデー
……一向に構わん!
106.100名前が無い程度の能力削除
よーし! よーしよしよーし!
109.90名前が無い程度の能力削除
祭だ! 祭の準備をせよ!
122.100名前が無い程度の能力削除
よかったです
128.100名前が無い程度の能力削除
フランがどんどん可愛くなっていく・・・
霖之助がどんどん優しくなっていく・・・
果たして来年はどうなっているのでしょう
164.100名前が無い程度の能力削除
あたたかくなる話ですね
174.100名前が無い程度の能力削除
フランが可愛すぎる件
188.100名前が無い程度の能力削除
ほんわかしますねえ。
196.100名前が無い程度の能力削除
「この世は不公平である。とはいえ〜」のくだりが好きです。
にしても紫さん、「なんだかんだで居ると楽しい」って霖之助さんが思っているということは、ただ不安がられていた頃より進歩しているのでは⁉︎
ということで、今回フラグが立った紫霖やレミ霖にも期待しときますね♪(ゲス顔)